2025/03/26 - 2025/04/01
1983位(同エリア7898件中)
ST&Gさん
「今回はいろいろなことがあったよね」
後々までそんな会話が弾みそうなほど、忘れがたい出来事が次々と重なった沖縄。
良いことがあれば、悪いこともある。
また良いことが舞い込んだかと思えば、予期せぬ展開に翻弄される。
まさに「人間万事塞翁が馬」を地で行くような春旅となりました。
心がざわつくときは、一度立ち止まってリセットを…。
そんな思いで神社参拝へと足を運びました。
以前は波の上宮を訪ねましたが、今回ご紹介するのは奥武山公園の一角に鎮座する沖宮です。
私の中にある伝統的な神社のイメージとは少し趣が異なり、どこか時流に乗ったモダンな空気感も漂う場所。
今回はそんな沖宮の参拝と、心静かに楽しんだ街歩きの様子をお届けします。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 3.5
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
-
はいたーい!
今回の春旅は、那覇を拠点に過ごします。
空港の近くでレンタカーを借り、さっそく「うみそらトンネル」を経由して国際通りへ…。
ふと視線を向けると、クルーズターミナルには「ノルウェージャン・スピリット」が停泊していました。
ファミリーや若いカップルに人気のある船ですが、間近で見ると相変わらずの迫力!
これでも十分大きいのですが、最近の那覇港には、更に巨大なサイズの船が頻繁に来港しているから驚きです。那覇港クルーズターミナル 乗り物
-
国際通りに入り、宿泊施設まであと数百メートルという地点で、車は突然ノロノロ運転に…。
建物まで残り100mを切る頃には、ついにピクリとも動かなくなってしまいました。
「信号待ちにしてはおかしい」
そう思い地図アプリを開くと、通りの一部に車両進入禁止を示す×マークが表示されています。
「何かイベントでもやっているのかな?」
ようやくの思いで宿泊施設に到着し、スタッフに混雑の理由を尋ねて驚きました。なんと、国際通り沿いの店舗で火災が発生したというのです。 -
宿泊施設に荷物を置いて再び外へ出ても、車両通行止めは続いていました。
現場周辺には緊急車両が並び、辺りは物々しい雰囲気に包まれています。
中央に見える赤茶色の建物の1階は、スターバックス那覇国際通り牧志店。
その前の交差点を渡ればアーケード商店街という、沖縄を訪れたことがある人なら誰もが知る、国際通りで最も賑わうエリアです。
そんな場所での火災ですから、現場が騒然とするのも無理はありません。 -
ずらりと並ぶ消防車の列は、一見すると特別車両の展示会のよう。
しかし、手前に張り巡らされた黄色いテープが、ただならぬ事態であることを物語っています。 -
こちらが火災現場。
「2階建て飲食店の看板付近から火が出ている」と通行人から通報があったのは15時過ぎのこと。
私たちが食事へ向かうため通りに出た17時半頃には、数台の緊急車両が引き上げ始めており、どうやら鎮火した様子でした。 -
現場のすぐ目の前はドン・キホーテ。
-
そして、その横にはアーケード商店街が続いています。
入口で商売をしていたお兄さんに話を聞くと、当時の切迫した状況を教えてくれました。
「いやー、凄かったですよ。こんなことは初めて。こちら側にも炎が迫ってきて、通りの反対側は煙で全く見えませんでした。」
驚きを隠せない様子でしたが、私たちにとっても沖縄でこれほどの事態に遭遇するのは初めて。
建物が密集する国際通りで、この日は風もあり、一歩間違えれば大惨事になるところでした。
しかし何より驚いたのは、火元の下にあるサムズがこの日の夜も営業していたこと。
その逞しさには、ただただ圧倒されるばかりです。
それにしても、今回の旅はスタート早々、何やら胸騒ぎがするのですが…。市場本通り 市場・商店街
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「次に起こるのは良いこと?それとも悪いこと?」
何となく心がざわつくときは、気持ちをリセットするために神社を参拝しましょう。
訪れたのは、奥武山公園の一角に鎮座する「沖宮」。
今回はセルラースタジアム側に車を止め、テニスコートを横目に歩いて向かいましたが、護国神社側や第2駐車場からもアクセス可能です。沖宮 寺・神社・教会
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鳥居の手前にある石碑には、空手を日本全国へ広めた船越義珍氏の名言が刻まれていました。
沖縄は空手の聖地。
もともとは琉球士族の護身術だったものが、中国武術と融合して独自の進化を遂げたのが空手のルーツと言われています。
2020年東京オリンピックで正式種目となり、沖縄市出身の喜友名諒選手が初代金メダリストに輝いたのは記憶に新しいところ。
今でも町中のポスターなどで、その勇姿を目にする機会は多いと思います。 -
沖宮のはじまりは、琉球王国時代にさかのぼります。
海で光り輝く古木を見つけた国王が、それを霊木として祀ったのが切っ掛けだと言われています。
以来、この地は海の安全を守る航海安全の神様として、人々に篤く信仰されてきました。
創建は1451年。
あの江戸城が築かれるよりも更に長い歴史を持ち、今も神社本庁には属さない独自のスタイルを守り続けています。
いよいよ参拝へ向かいましょう。 -
参道の両脇を固めるのは、南国情緒溢れる植物たち。
沖縄北部で見かけるヒカゲヘゴまでが顔を出すその光景は、ここが神域であることを忘れさせ、まるで植物園の温室にでも迷い込んでしまったかのような錯覚さえ覚えるほどです。 -
御祭神は天受久女龍宮王御神(天照大御神)。
戦前の本殿は室町時代の格式を備えた国宝でしたが、現在の建物は1975年に再建されたもの。
社のすぐ手前には日除けか雨避けのテントが設置されており、沖縄らしい赤瓦屋根の全貌をカメラに収めることはできませんでした。 -
本殿の後方にそびえる天燈山へ。
ここは、天照大御神が降臨したとされる聖地です。
背後の石には天受久女龍宮王(天照大御神)、天受久男龍大御神(須佐之男命)、底臣幸乙女王(恵比寿大明神)の名が刻まれていました。
その手前には、梵語が記された古い石も置かれています。
調査によれば「空地水」や「南無阿弥陀仏」といった文字が確認されているようですが、長年風雨に晒されているため、肉眼での判別は難しい状態でした。 -
天燈山からの眺め。
-
並んでいたのは、天照大御神、春日大御神、そして八幡大御神の名。
天照大御神が最高神であることは広く知られていますが、春日大御神と八幡大御神のどちらが上位かについては、意見が分かれるかもしれません。
信仰の歴史や知名度によって捉え方はさまざまで、明確な順位があるわけではないようです。
もし詳しく知りたい場合は、神職の方に直接尋ねてみるのが確実でしょう。 -
包丁司(ほうちょうつかさ)の碑。
今も宮中で食の儀式を司る包丁司ですが、かつての琉球王府にも同様の職が存在しました。
中国の冊封使をもてなす「唐料理」と、薩摩の役人を迎える「大和料理」。
これらが融合して生まれたのが琉球の宮廷料理です。
この石碑が宮廷に仕えた包丁司を祀ったものか、或いは役目を終えた包丁や食膳に供された命への感謝を捧げるものかは定かではありませんが、現在は食に関わる拝所として静かに鎮座しています。 -
次は授与所へ。
本来、授与品は参拝を済ませてから受けるのが本義とされていますが、近頃は作法も多様化しているようです。 -
しかし昔人間の私には、厳かな境内で不思議な浮遊感を放つ今風のおみくじが、どこか落ち着かないものに映りました。
昭和生まれが静かに授かりたいと願うものは、今の時代、案外限られているのかもしれません。 -
奥武山公園(沖宮)のすぐ目の前にあるのが、コストコ再販店のハッピーストア。
こちらのお店は、公園の駐車場から奥武山米須線(県道7号線)へ出る信号の角に位置しています。
年会費や会員登録が不要なので、「コストコに興味はあるけれど、会員になるほどでは…」という方にもぴったり。
商品の数は限られますが、あの激しいコストコ渋滞に巻き込まれることなく、気軽に買い物を楽しめます。 -
続いて訪れたのは、のうれんプラザ。
近代的な建物に生まれ変わり、観光エリアと業務用エリアが完全に分離したため、どこか市場らしからぬ洗練された印象も受けます。
朝の時間帯は、床に商品を広げてお喋りを楽しむおばちゃんたちの姿もまばらで、来場者もそれほど多くありません。
飲食店が活気づく時間になり、ようやく観光客が集まってくる…そんな、ゆったりとした時間の流れる場所です。のうれんプラザ ショッピングモール
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掲示板の空きが目立つのを見ると、テナント自体の少なさがうかがえて少し寂しさを感じます。
かつての市場らしい賑わいや雰囲気が味わえる場所は、沖縄本島でも本当に少なくなってしまいました。
もしあの頃のような空気感を求めるなら、今は沖縄市の方が面白いかもしれません。
例えば上間てんぷら店がある「ゴヤ市場」などは、今もいい意味でのゴチャゴチャ感が残っていて、歩くだけでもワクワクするのでお勧めです。 -
次はアーケードが続く平和通り商店街。
以前紹介した孫六さんのお店を覗いてみましたが、時間が遅く既に閉店。
再訪はまたの機会にお預けとなりました。 -
市場中央通りの路地裏で出会ったのは、県産車エビが味わえるエビフライ専門店「ゑ老蔵」。
公設市場やAnderのすぐ近くに位置し、品書きからも楽しさが溢れ出しているようなお店です。
特に印象的だったのが看板です。旧コーセーのロゴを活かして「コーヒーあります」と書かれていたり、忍たま乱太郎のイラストが描かれていたりと、そのセンスはまさにアート。
残念ながらこの時は「おでかけ中」とのことで無人でしたが、次回の散策で開いていたら、迷わず寄ってみるつもりです。 -
第一牧志公設市場の様子は以前と大きく変わりませんが、価格設定などは全体的にインバウンド対応が加速しているようです。
建て替えによって開放感のある快適な空間になった一方、昭和を知る世代としては、あの雑多な空気感が恋しくてなりません。
どちらが良いというわけではなく、あくまで好みの問題なのですが…。第一牧志公設市場 市場・商店街
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市場からほど近い場所にあるこちらは、5度目の訪問でも入店が叶わなかったパンケーキ専門店です。
今回もやはり行列。
並ぶのが大嫌いな家人と一緒では、即座に「ノー」が出てしまいます。
「今日こそは」という願いも虚しく、再び撃沈。
一刻も早く皆さんにその魅力をお伝えしたいのですが、紹介できる日はまだ先になりそうです。
それくらい、圧倒的な人気を誇る一軒です。C&C BREAKFAST OKINAWA グルメ・レストラン
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次にご紹介するのは、お肉とチーズの専門店「てだこ亭」。
今回はスケジュールの都合で叶いませんでしたが、機会があれば是非訪ねてみたいお店です。
良質なお肉はもちろんのこと、何より私のアンテナに触れたのは「沖縄チーズ」。
そのラインナップや味わいなど、想像するだけで興味が尽きません。お肉とチーズのてだこ亭 グルメ・レストラン
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ホテル コレクティブの1階で開催されていた、Layout GOOD LIFE STOREのイベント「好きがあふれる暮らし」。
着心地の良さそうなアフリカのシャツや、台湾のデザイナーによる可愛いコースターなど、惹かれるものが沢山ありました。
かつて紹介した名古屋のスイーツ店も並んでいて、もっと長居したかったほどです。
さて今回の沖縄旅は、滞在中殆ど青空を拝めなかったという生憎の天候でしたが、泣いても笑っても残り僅か。
景色が楽しめない分、味覚の記憶を刻み込む旅。
最後の一口まで、沖縄の日常に根付いた『旨いもの』を追い求めてみたいと思います。ホテルコレクティブ 宿・ホテル
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