
2025/03/18 - 2025/03/20
614位(同エリア1751件中)
みーみさん
この旅行記のスケジュール
2025/03/18
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小田原・湯河原・熱海は風光明媚な土地柄や温泉、鉄道の開通によって、明治時代以降、多くの政治家、実業家、文化人が別邸・別荘を建てました。
そんな別荘建築、見て、食べて、泊まる、2泊3日の旅です。
特に湯河原では旧井上馨侯爵家の別荘建築そのものに泊まる体験も。
まず一日目は今は小田原文学館となっている旧田中光顕別邸を訪れましt。
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イチオシ
小田原文学館は西海子(さいかち)小路沿いにあります。
西海子小路は江戸時代には武家屋敷が並んでいました。西海子小路 名所・史跡
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西海子小路周辺は今でも閑静な住宅街ですが、明治から昭和にかけて、文人・文学者
が住んだ場所でもありました。穏やかで静かな環境が好まれたのでしょうね。西海子小路 名所・史跡
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旧田中光顕別邸が小田原文学館となって公開されています。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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田中光顕といえば、土佐藩出身の幕末の志士、明治の元勲ですが、その人が昭和初期に流行ったモダンなスパニッシュ様式の邸宅を建てたんだとちょっと驚いたんですが、調べると田中光顕は亡くなったのが1939年で、95歳の長命で、この建物の竣工が1937年と、最晩年に建てた家と言うことで納得。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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南側に張り出したサンルームに入ることができます。こちらは一階で、床はタイル張りでオリジナルのようでした。窓枠は変わっています。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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階段の勾配がゆるやかで、のぼりやすく、シンプルなつくりとなっています。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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黒い大理石で造られた手すり部分は繊細なつくりとなっています。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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北村透谷、谷崎潤一郎、坂口安吾、三好達治、岸田國士などの展示品がありましたが、撮影はすべて禁止でした。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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三階には暖炉がありましたが、ほんとの暖炉ではなく、ここに他の暖房器具を置いて使ったのかなと思います。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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南面に張り出した部分は三階はテラスになっています。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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三階テラスにある壁泉の水の出口はよくあるライオンではなく、魚でした。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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イチオシ
緑色のスペイン瓦を間近で見ることができます。
この緑色がとてもいい色。小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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イチオシ
南側の庭から眺めた建物は、やはり張り出したサンルーム・テラス部分が目をひきます。設計が曾禰達蔵というのにもまたちょっと驚きました。曾禰達蔵といえば辰野金吾などと同じ工学寮一期生。その人がこんなモダンな建物を建てたんだという驚き。1937年に亡くなっているので、1937年竣工の田中光顕邸は最晩年の作品となります。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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小田原文学館にはあとふたつ、和館があります。
和館のひとつは田中光顕の別邸として、大正13年に建てられたもので、洋館のほうがずっと後になって建てられたものということになります。白秋童謡館 名所・史跡
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土佐藩出身の田中光顕といえば、宮内大臣をつとめ、昭憲皇太后の枕元に立ったのが
坂本龍馬だったという話をした人だという記憶があります。坂本龍馬が今のようなイメージで広まったのは司馬遼太郎の「竜馬がゆく」かもしれませんが、初めて世の中に竜馬の名前を広めたのはこの人だと言われています。白秋童謡館 名所・史跡
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二階は日の光がたっぷり入ってとても気持ちの良い空間となっていました。
白秋童謡館 名所・史跡
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意外というか、和館に地下室がありました。
説明書きによるとワインなどが貯蔵されていたそうです。白秋童謡館 名所・史跡
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和館の庭園。
小田原文学館は建物中に入るのは有料ですが、庭園は無料で誰でも入れます。白秋童謡館 名所・史跡
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もうひとつの和館は尾崎一雄邸で、
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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外側から中を見学する形となっています。
小田原文学館 白秋童謡館 美術館・博物館
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小田原文学館の見学を終えて、旧東海道筋を歩いていると、昔ながらの建物も残っていました。こちらは薬博物館。小田原宿なりわい交流館というのもありましたが、全面改装中みたいで、幕で覆われていました。
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洋風建築もありました。
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瀬戸自転車店。
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お昼ご飯を食べにやってきたのはのれんと味の博物館・だるま料理本店です。
立派な建物は登録有形文化財に指定されています。のれんと味 だるま料理店 グルメ・レストラン
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裏手には洋館風の建物も増築されていました。
のれんと味 だるま料理店 グルメ・レストラン
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中も、立派な折り上げ格天井。
のれんと味 だるま料理店 グルメ・レストラン
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大きな大きな海老が3本入ったボリュームたっぷりの天丼をいただきました。ゴマ油
で揚げているので色がちょっと濃い目。たいへんおいしゅうございました!のれんと味 だるま料理店 グルメ・レストラン
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だるま料理店の周辺に近代建築が集まっていました。
中央労働金庫小田原支店は昭和2年の銀行建築。明和銀行本店として建てられて今も銀行として使われています。 -
銀行らしく、オーダーが並んでいますが、かなり簡略化されたデザインですね。
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角地に建っているので、角の部分がカーブしています。
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かわいらしい建物の眼科医院もありました。
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こちらは法律事務所です。
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小田原城へ向かいます。鐘楼がありましたが、これは寺の鐘ではなく、小田原の町に
時を知らせてきた「時の鐘」。大手門跡の石垣の上に鐘楼が建てられています。 -
小田原城の堀が見えてきました。
小田原城 名所・史跡
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この橋を渡っても天守閣に行けますが、
小田原城 名所・史跡
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正規の登城ルートを辿って行きたいと思います。
まず馬出門をくぐります。
馬出門は平成21年に復元されました。小田原城 名所・史跡
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馬出門を入ると、桝形になっていて、左手に内冠木門があります。
小田原城 名所・史跡
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内冠木門を通ると、馬屋曲輪へ。
ここには二の丸観光案内所があります。この建物は昭和8年建設の旧小田原町立図書館です。ここで、小田原城址公園のパンフレットをもらいました。小田原城 名所・史跡
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住吉橋を渡ります。
小田原城 名所・史跡
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住吉橋を渡ると、そこも桝形になっていて、平成9年に再建された銅門がありました。
小田原城 銅門 名所・史跡
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小田原城NINJA館という体験型の施設がありますが、この建物は旧城内小学校講堂で
古いもののようです。小田原城NINJA館(歴史見聞館) 美術館・博物館
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常盤木門を入って、ようやく本丸です。
小田原城 常盤木門(SAMURAI館) 名所・史跡
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イチオシ
天守閣が見えました。石垣の上に建つ姿が美しい。
1960年建設のコンクリート造りです。小田原城天守閣 美術館・博物館
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天守閣入口までは階段で。
小田原城天守閣 美術館・博物館
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城内は博物館になっています。
小田原城天守閣 美術館・博物館
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城の古写真も多数ありました。
幕末(あるいは明治初め)ごろの写真ですが、漆喰は剥がれ落ち石垣が崩れかけているところも。この頃には財政的に修理する余裕もなかったということでしょうか。小田原城天守閣 美術館・博物館
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イチオシ
天守閣最上階は360度の展望台になっていて、特に相模湾の景色がすばらしかったです。
大島も見えました。相模湾 自然・景勝地
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最上階室内には摩利支天像が安置されていますが、その像が納められていた逗子が
小田原城の天守閣を模したもので、珍しくておもしろかったです。小田原城天守閣 美術館・博物館
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裏手、下から見上げた天守閣。
小田原城天守閣 美術館・博物館
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天守閣の裏手にはミニ遊園地・こども遊園地がありました。
豆汽車やバッテリーカーなんかがあるようですが、休園みたいでした。乗り物が30円とか80円とかすごく安いので小田原に住んでいて小さい子供がいたら、しょっちゅう来てしまいそう。城址公園こども遊園地 テーマパーク
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今夜の泊まりは小田原駅からも近いトザンコンフォートホテル。
ホテルとざんコンフォート小田原 宿・ホテル
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一階ロビーが広くて、ドリンク類も置いてあります。
ホテルとざんコンフォート小田原 宿・ホテル
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イチオシ
ホテルはおしゃれ横丁という飲食店がいっぱい建ち並んでいる界隈にあって、
夜になると、きれいにライトアップされます。おしゃれ横丁 名所・史跡
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バーやスナックなんかも多い界隈。
おしゃれ横丁 名所・史跡
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クリスマスみたい。
おしゃれ横丁 名所・史跡
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