2025/02/07 - 2025/02/08
19位(同エリア206件中)
レイジーさん
JR東日本の「どこかにビューーン!」で長野県を2泊3日の日程で旅した旅行記の後半です
- 旅行の満足度
- 5.0
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今回の長野旅、夕方に到着したにもかかわらず長野灯明まつりや門前そば食べ歩きで楽しんだ初日も終わり、2日目は長野駅からスタートです
長野駅 (JR東日本) 駅
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長野駅構内の柱には八幡屋磯五郎の商品ラインナップ(七味)のラッピングが。同じ円柱状ということを利用した上手い広告手法
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改札の外にある「信州そば ナカジマ会館」は混んでいたので在来線ホームにある「信州蕎麦処 しなの」さんで
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天たまそば(400円)を。かけそば280円とかすごいな。普通においしい
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朝食も終わって飯山線で「どこかにビューーン!」で当たった当初の目的地である飯山へ出発
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これから向かう飯山は北信も北信なので雪がすごい。今日は飯山駅の2つ先の戸狩野沢温泉駅以北はすでに運休が決定していました
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途中の替佐駅で観光列車の「おいこっと」とすれ違いました。本日は観光運行は中止して普通車両として雪まみれで走っているようでした
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千曲川沿いを走ります。いやー寒そう
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などと思っているうちに飯山駅に到着。寒い。新幹線停車駅なので規模の大きな駅舎です
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飯山に来た主目的はいいやま雪まつりのため。この祭りのために臨時列車も走るはずでしたが、大雪のため運休
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駅前には雪像コンテスト優秀賞の雪像「龍の贈り物」
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モアイ像。雪が像に積もって輪郭がおぼろげになりがち
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道なき道を行く。雪降りすぎ。前が見えない。普通のスニーカーで大失敗。というかどこかにビューーンで表示された春めいた飯山の画像は冬においては下の画像のようにするべき
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ですが凍えているところにきのこ汁をふるまっていただけました。地獄に仏とはこのこと
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高野豆腐(凍り豆腐)も入っていました。名前の通り和歌山県の高野山発祥ですが、いまや生産のほとんどは長野県で行われています
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近くには明治45年の御開帳の時に安置されていた善光寺 旧仁王像。当時は焼失していましたが御開帳までに復活させるため、飯山仏師が1か月という短期間で製作したというエピソードが説明版に書かれていました
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飯山市文化交流館なちゅらにきました。ステージなどの出し物もありますが
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マルシェをやっていたので、飯山名物の笹ずしを購入。右のサバごはんは飯山が鯖の缶詰消費量日本一ということから来ているようですね
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笹ずしは今晩食べるとして、昼食に選んだのは「そば処源」。グーグル口コミ驚異の☆4.5です。営業時間は昼の2時間半のみ。開店と同時に入ったら今日は70食分打ったと話しているところでした
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蕎麦が美味しいのはもちろん、心地よい接客と、漬物などが無料。おでんも一個50円という破格(昆布は他のおでん種を買うと無料)
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「蕎麦屋のおやき」や野沢菜漬け、ぬか漬けなどをいただきつつ、飯山の日本酒「北光」をお燗にしてもらって楽しみます。こんな寒い日はお燗に限る
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ざるそば(大盛)と小天丼のセット。本当においしかった
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昼食後も各所に設置されている雪像を巡ります
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飯山市では豊富な積雪を「資源」と捉えて地域の活性化を図っています。この「いいやま雪まつり」もその一つ
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そして飯山に2軒ある造り酒屋の一つ、田中屋酒造店に。町中にあるのでアクセスしやすい
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こちらは全ての銘柄が「水尾」で統一されている硬派な酒蔵です。直売所兼試飲所でプレミアムコースの試飲を。400円で14種類飲めます。素晴らしい。結局一番ポテンシャルを感じた普通酒の水尾 辛口の小瓶を購入
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次の雪像に向かいますが、「寺のまち飯山」ということで途中の忠恩寺に寄ってみますが、雪がすごくて本堂まで近づけず
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今年は巳年ということで蛇をテーマにした作品が多い印象。スタンプラリー(ウォークラリー)もやっているので全部の大型雪像を廻ります。
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高橋まゆみ人形館の前には笠地蔵の雪像。人形館にも入場しましたが、撮影不可なので写真は無し
高橋まゆみ人形館 美術館・博物館
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人形館でマンホールカードをいただきました。飯山市は「長野県スキー発祥の地」となっています(近くの日本スキー発祥の地である新潟県上越市から伝わった)
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雪まつりの最も大きな会場は飯山城址公園なので、城跡も歩いてみようと思っていましたが、全てが雪に埋もれていました。写真は他に移築された城門を再移築して戻したものです。近寄ることすらできませんでした
飯山城址 名所・史跡
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雪像ウォークラリーは城址公園でコンプリート。一応応募しておきました
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城址公園会場には一般参加の雪像作品が。これは今晩行われる奈良沢大天狗ですね
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奈良沢大天狗が始まるまで時間があり、小腹が減ったので「大阪たこやき なごみya」にてたこ焼きを。うまい。近くの飯山高校(飯高)生徒の御用達のお店みたいでした
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こんな中でも飯山線は走っています。運休になると長野駅に帰れなくなるので頑張ってほしい
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商店街で小型の雪像などを見つつ時間を潰し
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日が落ちたあたりで飯山城址公園に戻ってきました
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奈良沢大天狗が始まりました
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9月の奈良沢神社例大祭で行われる行事のうち「大天狗の舞」だけを本日行います
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おお、すごい迫力
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ちなみにこの松明の火の粉を浴びると縁起がいいとされいます
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でもまあ案の定、火の粉でアウターに穴が開きました(この手の祭りに来るたびに穴が開くので慣れっこですが)
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短くなった松明でしめ縄についた紙垂(しで)を焼き取っています
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やはり注目度が高いようでギャラリーも沢山います
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松明は3本、その都度紙垂を焼いて
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最後は刀でしめ縄を切る「注連切り」が行われ
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終幕。大変見ごたえがありました
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夜になると雪像のライトアップも。ちょっと不気味ではあるが・・飯山駅から長野駅に移動します
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そんなに遅れることなく電車が動いてくれて助かりました
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長野駅に無事到着。本日の宿は安心安全のルートイン長野第一。駅から結構遠いのが難点ですが安い(6,600円)。土曜日なのでほとんどの宿が1万円超だったのでありがたい。
ホテルルートイン第1長野 宿・ホテル
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大浴場も有り、必要十分
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ニュースを見ると最強寒波で大雪被害。新幹線も運休が相次いでいました
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飯山で買ってきた笹ずし。笹ずしは上杉謙信が戦のときに保存食として携帯していたといわれ。別名「謙信寿司」とも。田中屋酒造店で購入した水尾 辛口のぬる燗と共にいただきます
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翌朝。ルートインの朝食ですので特筆するところはありませんでしたが、安定の内容
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最終の3日目、松代行のバスが止まるバス停まで犀川を渡って歩きます。幸い今日は晴れみたい
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バス移動し、松代駅バス停で下車。2012年に廃線となった旧長野電鉄屋代線の駅舎。今はバスの待合室として使われています
旧松代駅 名所・史跡
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今日は新幹線で帰る日ですが、真田十万石の城下町・松代を普通に観光します。一応長野市内(旧松代町)
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先ずは日本100名城である松代城へ
松代城跡 名所・史跡
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戦国好きの人にとっては海津城と言った方が通りが早い。武田信玄が築いた越後の上杉氏への抑えの城です。川中島の戦いでも重要な役割を果たしています
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その後は中々雰囲気のある街並みを通って
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象山神社に。佐久間象山が松代藩士だったためお祀りされています。高杉晋作の師である吉田松陰の師が佐久間象山です
象山神社 寺・神社・教会
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境内には紳士服のAOKIホールディングスから寄贈された佐久間象山や8代藩主 真田幸貫公、幕末志士の銅像が並んでいました
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象山神社近くには、松代藩士であった山寺邸が無料で公開されておりトイレも借りられてありがたい
山寺常山邸 名所・史跡
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茶室から凍った池を一枚。よすぎる
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水路には鯉が沢山
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少し歩いて太平洋戦争中に本土決戦に備えて掘削された松代大本営跡にきました。無料で見学可能です
松代象山地下壕 名所・史跡
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ヘルメットをかぶっていざ入坑
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碁盤目状にトンネルが張り巡らされていますが、約500mだけ公開されています
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爆睡しているコウモリを発見。何をしても起きませんでした。息を吹きかけると身じろぎするのがかわいかった
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まあなんにせよ実際に使われなくてよかったということだけは確かです
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大本営跡の近くには竹山随護稲荷神社。真田江戸屋敷に祀られていた『隋護稲荷』を松代に遷座し、真田家の庇護の元広く信心されています
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道路の車止めも六文銭。ということで
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真田宝物館に。真田というと上田が有名ですが、松代の真田は真田信繁(幸村)の兄である真田信之を藩祖とする幕末まで残った真田家です。JRのMaaSで団体料金で入場
真田宝物館 美術館・博物館
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窓のシェードが真田の家紋になっており大変素晴らしい。六連銭(六文銭)は有名ですが、替紋の結雁金や州浜もレイアウトされています
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3月3日のひな祭りに向けて特別展示がなされていました
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ただ、展示替えのタイミングが悪く、甲冑はこの女性用のものだけでした(実用ではなく9代藩主 真田幸教へ正室が嫁いだ際の婚礼調度)。口コミでは甲冑が良いというのが多かったのですが残念
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ミュージアムショップで先ほどの真田家紋シェードと同じ柄がないか探し、ミニクリアファイル(写真右)を購入。入れてくれた袋の柄(写真左)の方が琴線に触れるという皮肉
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ロビーには真田信之公像。91歳まで当主だったからか、最晩年をモデルにした像でした。珍しいですね。こういうのは大体若くて勇ましい時代をチョイスするのに。なお、「信長の野望 新生」から引用すると右みたいなイケオジです
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その後は良い天気と雪の田んぼ、尼厳山を仰ぎつつ信州松代温泉まで歩き
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到着したのは国民宿舎 松代荘。宿泊もできる温泉施設
国民宿舎 松代荘 宿・ホテル
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名物はこのガス抜きタンク。元々はステンレスなどのタンクだったのでしょうが、ガスと共に噴出する温泉の有り余る成分によってこんな姿に。こんな温泉だったら素晴らしい効能がありそう。お湯は茶褐色の塩化物温泉で当然かけ流しでした。山奥なのにしょっぱい温泉。結構なお湯でした
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湯上りに必須のビールが売店に置いていなかったのでリンゴジュースでお凌ぎし
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酒屋で松代のクラフトビール(MATSUSHIRO Ale)を購入。豊姫というアンズ果汁が入ったビールです。名前は松代藩3代藩主 真田幸道の妻「豊姫」が宇和島藩から嫁いだ際にもたらされ、今では松代の特産になっている杏の品種から
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ビールを飲みつつバスを待つ。バス停近くには秋田犬がアンニュイな昼下がりを過ごしていました
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バスで長野駅に向かいますが、川中島古戦場で途中下車。武田信玄と上杉謙信の一騎打ち像を写真に撮り
川中島古戦場 名所・史跡
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川中島古戦場八幡社にお参り。周辺には川中島合戦にちなんだ文物が多くありました
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長野市立博物館には最終入館時間ギリギリで
長野市立博物館 美術館・博物館
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川中島の合戦はあまりに有名で数々の軍記物語にて語られ、何が本当で何が虚構かわかりにくいのでそのあたりを説明した展示が良かった
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他の展示は善光寺信仰(写真右の善光寺道標は字が読めない人のために彫刻された指で善光寺の方向を示している)や1847年の善光寺地震(御開帳期間で人出が多く死者数8,000~12,000人)に関する展示が印象的でした。
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長野市の飯縄山におわす飯綱権現(飯綱三郎天狗)像。2か月前に訪問した高尾山薬王院の本尊でもある、この飯綱権現のお導きで今回長野に来ることになったんだなと思う。 https://4travel.jp/travelogue/11958421
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川中島からバスで長野駅まで戻り、駅ビルの明治亭 長野駅店にて
明治亭 長野駅店 グルメ・レストラン
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駒ヶ根名物のソースカツ丼を。最初は蓋がついていましたが、全く役に立っていませんでした
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そして長野旅の締めくくりは信州くらうどの発酵バーで
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日本酒飲み比べセットと、豚の角煮。うまいな
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さて、午後6時台の新幹線で東京駅に戻ります。どこかにビューーン!で2泊3日の長野旅、最高じゃないか
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帰りもこれらで楽しみつつ・・・特に左の八幡屋磯五郎の山椒を使った「さんしょうの種」がまた美味しい。舌が痺れますが
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後日、いいやま雪まつりウォークラリーで当選したマフラーが届き、良い思い出になりました。感謝です。そしてここまで読んでいただいた方々にも等しく感謝を。ではまた次の旅行記で
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