しだれ梅と落ち椿

2025/03/13 - 2025/03/13

阪急 大宮駅→鳥羽離宮跡→城南宮→白河天皇 成菩提院陵→北向山 不動院→安楽寿院→近衛天皇 安楽寿院南陵→鳥羽天皇 安楽寿院陵→安楽寿院五輪塔→史蹟南天塚の跡→地下鉄 竹田駅 と観光しました。
観光した所は駅を除いて、鳥羽離宮の跡でした。

鳥羽離宮は伏見区竹田・中島・下鳥羽。平安時代後期に白河・鳥羽・後白河上皇が造営の離宮があり院政を行ったところ。鳥羽殿とも。東西1.5キロ、南北1キロの広大な敷地に苑池・各殿舎・堂塔が建ち並んでいた。今は安楽寿院、白河・鳥羽・近衛各天皇陵、城南宮、秋の山（築山）を残すのみ。

エリア 伏見(京都)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 私鉄 徒歩

阪急大宮駅に着きました。ここから京都市バスに乗り換えました。

四条大宮駅 駅

大宮駅のロータリー、目的の京都市バスを待つ間、道を挟んだ嵐電の四条大宮駅ビル窓清掃作業員が見えました。ここから京都市バスで、城南宮道バス停留所まで乗って行きました。

城南宮道バス停留所に下りた所で、鳥羽離宮跡公園を撮影しました。左手の階段をおりました。
バスは幕末に鳥羽・伏見の戦いの戦端が切って落とされた小枝橋(こえだばし)を渡ってからバス停の止まりました。

鳥羽離宮跡公園・鳥羽離宮南殿の庭園の築山として造られた「秋の山」が見えました。平安時代の昔、鳥羽離宮と呼ばれる御殿の在ったところです。

鳥羽離宮跡公園 公園・植物園

城南宮 西鳥居・西の鳥居は氏子の寄進によって文久元年（１８６１年）に建てられ、扁額の字は関白九条尚忠の書です。
　慶応４年（１８６８年）正月３日の鳥羽伏見の戦いの際は、この西の鳥居と鳥羽街道を結ぶ参道に薩摩の軍勢が４門の大砲を据え、旧幕府軍を迎え撃ったのです。
　「城南離宮」は、白河上皇や鳥羽上皇が院政の拠点として営んだ離宮（鳥羽殿、鳥羽離宮とも言う。）の名称で、江戸時代にはこれを城南宮の社号のように用いました。

城南宮 鳥居・扁額はなく、三光の紋が入れられてました。
三光が施された灯籠があるそうですので、今度お参りする時には、そちらも探そうと思いました。

三光の紋(さんこうのもん)・城南宮の御神紋は「三光の紋」といい、太陽と月と星を組み合わせた非常に珍しいもので、他には福井県の足羽神社にみられるだけです。この三光の紋は、神功(じんぐう)皇后の軍船の旗印にちなんだもので、方除けの神徳を表しています。そのため、城南宮は、方除け、交通安全、旅行安全の神として信仰されるようになりました。

城南宮 寺・神社・教会

菊水若水(手水舎)・伏見八名水の一つ『菊水若水』が湧き出る手水鉢の水を飲むとあらゆる病が治るといわれ、そのご利益を授かるために水を持ち帰る参拝者も多い。

巫女神楽が始まりました。

人だかりで、これが精一杯でした。

相方の撮影したものです。これが一番よく撮影できた一枚です。

神楽の後、“梅の花守り” 特別授与が行われました。健康と招福を祈念した 花守り をお受けになる方を、巫女が神楽鈴でお祓いしてました。

城南宮 鳥居の横のしだれ梅。城南宮のフォトスポットなのですが、持ち帰ったパンフレットを見ると、このしだれ梅越しに鳥居を撮影するとのことでした。パンフレットをよく見ればよかったと思いました(-_-;)

神苑に入る行列に並んでいる時に、境内を撮影しました。

鳥羽離宮を造営した白河上皇が熊野詣に出立の際、離宮で潔斎して道中の安全を祈ったことから、熊野詣出立の地といわれる

神苑に入りました。

平安後期の建築を再現した社殿の周りにあるのは、造園家・中根金作氏が手掛けた趣の異なる５つの庭。神苑が広がる「春の山」は鳥羽離宮の遺構と伝わる。

春の山・白河上皇は城南離宮を築く際に、『源氏物語』に描かれた光源氏の大邸宅、すなわち四季の庭を備えた六条院をモデルにしたといわれています。

趣きのある灯籠のある場所は人気のフォトスポットで、たくさんの人だかりで、撮影に苦労しました。

神苑楽水苑　春の山・鳥羽離宮時代の築山の跡と伝えられる。先程の鳥羽離宮跡公園・鳥羽離宮南殿の庭園の築山として造られた「秋の山」と対になっております。

しだれ梅が咲く間を遣水が流れてました。

しだれ梅はおよそ１５０本あり、高さ３メートルほどの木から垂れ下がった枝にピンクや白の花を咲かせています。

まるで瀧のように見えるしだれ梅。

ここらへんから「落ち椿」が見られた。

「しだれ梅と落ち椿」うすべに色や白い色のしだれ梅、緑の苔の上に落ちた真紅の椿が織りなす自然のハーモニーは、見事なまでのコントラストを導き出し、今では 早春の京都を彩る、類い希な絶景として知られています。(HPより)

スマホで撮影しました。しだれ梅の花の色が鮮やかです。

木の根元の間に落ち椿が添えられてました。

落ち椿に風情を感じました。

木立からの陽射しで、雰囲気が変わります。

平安時代より、熊野詣の出立の地として旅の安全を守る神社でもあった。このことから、現在でも方除の神さまとしても信仰され、社頭では熊野詣の特別御朱印を授与している。

白い椿が綺麗に咲いてました。

城南宮の神苑には、60種類の椿が咲く。それぞれに素敵な名が付いています。

平安時代末、白河上皇により鳥羽に壮大な離宮が造営され、その鎮守として社が祀られ、古くから方除け・交通安全の神として信仰されている神社。

庭園史上、その広大さや華麗さで名高かった鳥羽離宮の鎮守であり、御殿から船に乗って城南宮に参拝した記録も残っています。

立派な屋根付き大きな切り株にしめ縄が巻かれてました。

「曲水の宴」に使われる遣水が流れています。城南宮の「曲水の宴」は毎年4月29日と11月3日に行われています。白拍子の舞など、平安の雅をつくした宴です。

神楽殿に白梅が良い風景でした。

平安の庭・平安時代の貴族の邸宅、寝殿造りの庭をモデルにした庭です。

この画像のちょうど真ん中に段落ちの滝が写ってました。

白梅が綺麗に咲いてました。

一寸法師と城南宮
　 昔話で親しまれる一寸法師は、お椀の舟に乗って都を目指し、鳥羽の津に着いた、と江戸時代の御伽草子に書かれています。この鳥羽の津は城南宮の南にあり、淀川を通って都へ行き来する船の港になっていました。御伽草子の一寸法師は、都の貴族に仕えて数年後、お姫様と一緒に鳥羽の津から船出したところ大風に遭い、奇妙な島に流されます。そして襲いかかって来た鬼を退治した一寸法師は、不思議な力を持った打ち出の小槌を手に入れ、背を高くし、金銀財宝を打ち出して都に帰り、末永く幸せに暮らしたということです。一寸法師は、城南宮が鎮まる鳥羽の地を通るたびに、大きな幸せに近づいて行ったのです。（HPより)

この池には中ノ島があり、段落ちの滝(階段状の滝)から清流が注ぎ、２筋の遣水(やりみず・小川)が流れています。

平安の庭の片隅に小さな祠が祀られていました。

平安の庭のしだれ梅

平安京遷都の際、国家の安泰、京都の守護を願って鳥羽に祀られたという城南宮は、方除けの神様として広く市民から信仰されています。

曲水の宴 遣水・小川に杯を流し和歌を詠み御酒を頂く「曲水の宴」が、毎年春と秋の年2回行われます。その優雅な行事は古都の風物詩となって、王朝文化の雅を伝えます。

曲水の宴 祭り・イベント

城南宮は鳥羽・伏見の戦いの戦場でした。
京都市内を南北に流れる鴨川河畔の鳥羽街道で、鳥羽伏見の戦いは起こりました。薩長軍が、最新式の大砲を備えたという城南宮（じょうなんぐう）では、圧倒的な兵数を誇った徳川方も、薩長軍の前に敗れ去りました。その後、石清水八幡宮などに布陣し決戦を挑んだ徳川方は、さらに敗れ大阪へと撤退します。戊辰戦争の発端となった鳥羽伏見の戦いは、わずか４日間で徳川方の完全な敗北となりました。

拝殿・社殿は平安調に統一された優美な姿をみせる。

城南宮は京都市の南部、鳥羽に位置します。そこは西に桂川が、東に鴨川が流れ、かつて南には巨椋池（おぐらいけ）が横たわる水郷でした。鳥羽は人々や物資の行き交う水陸交通の要衝だったため、早くから開け、絶え間なく人々が暮らしてきた土地といわれています。鳥羽一帯からは縄文時代晩期、弥生時代、古墳時代、奈良・飛鳥・平安時代の遺構や遺物が出土し、縄文期の石器には漁労に使われたとみられる石錘（せきすい）なども見つかっています。

本殿・国常立神（クニノトコタチノカミ）・八千矛神（やちほこのかみ＝大国主神）・息長帯比売命（オキナガタラシヒメノミコト＝神功皇后）を祀ります。

　本殿・前殿・向拝（こうはい）・翼廊（よくろう）からなる素木（しらき）造りの社殿は、城南宮独自の優美な佇（たたずまい）です。屋根の緩やかな勾配や軒端（のきば）の反り、棟の両端の獅子口と呼ばれる瓦、斗栱（ときょう）、懸魚（げぎょ）、蟇股（かえるまた）、そして餝金具に至るまで、平安時代後期の建築様式で昭和５３年に造営されました。

神楽殿・先ほど、巫女神楽が行われていた建物です。

平安時代の貴族の邸宅である寝殿造りを模した御殿で平成８年に建てられました。桧の素木(しらき)造りで、化粧屋根裏といって天井を設けず屋根の裏の垂木(たるき)を見せる伝統的な工法で建築されています。(HPより)

三照宮社・天照大御神が祀られる。

絵馬舎・植木市が開催されてました。神苑に咲いてた椿の苗木を販売しているようです。

芹川神社と紅白の梅

芹川神社(摂社)・ご祭神　菅原道真公　
天永2年（１１１１年）に城南宮の南の芹川の地に勧請されたと伝えられています。学問や和歌の神様である菅原道真をお祀りすると崇められ、幕末に京都や伏見の人々が石の鳥居や多数の和歌を奉納しており、広範な信仰が伺えます。そして大正時代の初めに現在地に遷座されました。

真幡寸神社・平安遷都以前からこの地に住んでいた秦忌寸氏（はたのいみき）の氏神として、鳥羽郷真幡木里（まはたきのさと）に纛神（はたほこ・はたたきのかみ）を祀ったのが始まりとされ、その旧地は現在の若宮八幡宮前（竹田真幡木町）といわれています。

社務所・見事な和風建築の門でした。しめ縄がかけられていて、清浄な空間になっていました。

東の鳥居・城南宮の東入り口に当たる石の鳥居に掲げられている扁額の字は、「有栖川流書道」を大成された有栖川宮幟仁（たかひと）親王の染筆です。

城南宮 参詣道 道標・ここを左手に進みました。

白河天皇 成菩提院陵・白河天皇（1053-1129）。後三条天皇の第一皇子。延久4年（1072）即位。応徳3年（1086年）在位14年目にして息子の堀河天皇に譲位。以後、大治4年（1129）亡くなるまで、堀河・鳥羽・崇徳三代にわたって「治天の君」として君臨しました。

退位した天皇が上皇として天皇以上の権力をふるう、「院政」というシステムを確立したのが白河天皇（上皇・法皇）です。また白河上皇は京都白河の地に法勝寺はじめ六つの寺「六勝寺（ろくしょうじ・りくしょうじ）」を建て、上皇の権威を世に示しました。一方で信仰心が篤く熊野詣を生涯9回も行ったことはよく知られています。

北向山 不動院 山門・正式には北向山（きたむきざん）不動院といいます。本尊は秘仏の不動明王像で、北を向いて安置されているためにその名前がある。

北向山不動院 寺・神社・教会

鐘楼、梵鐘・山門の右側にある鐘楼の鐘は、二品済深親王（霊元天皇の皇子）の銘があり、江戸時代の元禄7年（1694年）に、茶釜師・名越浄味（なごしじょうみ）の鋳造した名鐘です。

参道右に四菩薩の石像・右から普賢菩薩、文殊菩薩、虚空蔵菩薩、千手観音

開山堂・開山上人興教大師覚鑁さんをお祀りしています。

本堂。正徳二年 (1712年) 東山天皇の旧殿を移築したものです。
天台宗の単立寺院、もとは延暦寺末寺だった。本尊は不動明王。

　平安時代末期の鳥羽離宮の歴史を今に伝える貴重な場所です。寺の創建は1130年とされ、当時の鳥羽上皇が病気になった際、真言宗中興の祖でもある興教大師・覚鑁（かくばん）上人が鳥羽離宮内で病気平癒の祈祷を行いました。
その満願の日、鳥羽上皇の夢の中に、結跏趺坐（けっかふざ）を解いて右足を垂れ、正にこれから立ち上がらんとされる半跏の不動明王が出現されたといいます。そして回復された上皇の命により、現在も伝わる本尊の半跏不動明王が王城鎮護のため北を向いてに祀られ、北向山不動院として創建されました。
石碑には、「鳥羽天皇勅願所」と記されていました。

画面奥に松の木は「鳥羽天皇遺愛の松」です。まだ若い木で、当時の松の子孫かも…

護摩堂・こちらのお不動さんは、心を込めて一つだけ願い事をすると、必ず叶えてくださるという一願不動さんで知られ、１月１６日の「一願の護摩」にたかれる柴燈（さいとう）護摩の煙に当たるとその願いが叶うといわれてます。勝海舟や山岡鉄舟もそのご利益を授かったそうで、額を寄進されています。

降三世明王の石像・降三世明王は、阿閃如来、大日如来の化身ともいわれ東方を守護しています。降三世の語源は「３つの世界を降伏するもの」という意味で、過去・現在・未来の世界にはびこる欲望、怒り、愚痴という三つ煩悩を退治するといわれています。
境内には幾つもの明王像が置かれてました。他にも大日如来など様々な石像があります。多数の明王がいる北向山不動院は『近畿三十六不動尊』の第22番霊場にもなっています。

白蛇大辨財天女・大きな石に３柱の弁財天と2柱の龍神あわせて５つの神様が祀られています。祀られているのは、白蛇大辨財天、白龍弁財天、白雲弁財天、黒長龍王、玉吉龍王です。
白蛇は弁財天様の使い、化身とも言われており、金運・財運をもたらす神様、白龍は天帝に仕えている高貴な龍で吉運、幸運を導きます。また金属を司り、金運・財運をもたらします。龍の中でも空を飛ぶ速度が速く、早く願望成就すると言われています。
蛇年にお参りしたので、いっそうのご利益がありそうです。

地蔵堂・たくさんのお地蔵様がおられました。

龍水泉・行者修行を行うお滝や参拝者の心身を清める水が湧く「洗心井戸」があり、江戸時代の嘉永2年（1849年）から大切に守られています。
この洗心で身を清め、護摩壇の「龍水泉」のお水でお不動様「心願」を唱えてお供えします。
手水舎（てみずや）の吐水口（とすいこう）はともに「龍」です。
龍神と不動明王は親密な関係にあり、不動明王と同一視されています。
不動明王を祈願することで龍王の天恵を授かることから、龍は不動明王の化身のとして崇められています。
また不動明王が右手に持つ剣は「利剣」と言い、八大龍王の一尊である倶利伽羅龍王（黒龍）が燃え盛る炎となって巻き付き、災厄を切り裂き、煩悩や邪悪なものを打ち破り衆生を救済する姿を象徴しています。
不動明王は真言密教の根本仏である大日如来の化身とされており、大日如来から不動明王、不動明王から倶利伽羅龍王と変化し、すなわち龍は大日如来の化身でもあります。

薬師堂と洗心井戸

「洗心井戸」と言う井戸は1849年から行者や参詣者の心身を清めてきた水（洗心水）です。

不動の滝・薬師堂の横は滝行の場所のようで、水の後ろに不動明王がいて周囲は苔むしていました。

大日如来様が祀られているお堂です。

左側は稲荷大権現(陀枳尼天)・右側は山王大権現

「山王大権現」は、1135年鳥羽上皇が竹田区内に勧請して、竹田村の鎮守と定めたものだそうです。

濃いピンクの花は椿でしょうか。辺りを華やかにしてくれました。

北向山 不動院　東門・反対側に西門があるようです。

安楽寿院 三宝荒神社
　保延３年（１１３７）の落慶以来、何度も火災にあってきました。特に天文１７年（１５４８）の火災では伽藍の大部分を失ったようです。慶長１１年の復興のとき、もう火災に遭わないようにと、荒神様が勧請されました。以後の４００年間は一度も火災にあっていません。三宝荒神の霊験と感謝しています。火難消除の神様として信仰されています。

安楽寿院 寺・神社・教会

大師堂
　慶長元年（１５９６）、山城、伏見に大地震が起き、新御塔が倒壊しました。そのとき一時しのぎに集められるだけの材料で、とりあえず仏様をお祀りできるように建てたお堂がこの大師堂です。新御塔の方は慶長１１年豊臣秀頼公によって復興されましたが、お堂のほうは勤行堂として以後も使用され、その後現在地へ移築され、その時から大師堂として弘法大師像を本尊としてお祀りしています。その他に大日如来、薬師如来、聖観音、十一面観音、千手観音、地蔵菩薩、不動明王、歓喜天など旧塔頭の仏様がここにお祀りされています。

安楽寿院 寺・神社・教会

書院・庫裏
　寛政７年（１７９５）の建立。書院と庫裏は同じ建物ですが内部で便宜上分けられています。この建物は元々「前松院」という塔頭寺院であったものです。

幕末の鳥羽伏見の戦いでは官軍の本陣が敷かれたことで知られます。

近衛天皇 安楽寿院南陵・美しい天皇陵といわれる近衛天皇の陵墓。二重の多宝塔であり、陵墓としては珍しい形をしている。
二重の多宝塔はかなり大きな建造物でした。

鳥羽天皇 安楽寿院陵・鳥羽天皇（1103-1156）。白河天皇の孫。堀河天皇の子。

1156年、7月2日、鳥羽天皇は安楽寿院御所で亡くなる。夜、遺詔により当日に入棺された。鳥羽の三重塔、寿殿陵の下に埋葬されたという。

安楽寿院 石造五輪塔（重要文化財、鎌倉時代中期 弘安十年 1287年銘、花崗岩、高さ 308Cm)　五輪塔は、安楽寿院の北西、老人ホームの前に立っている。
右側にお地蔵さんが小さな祠におられました。

安楽寿院 石造五輪塔・鎌倉時代の弘安１０年（１２８７）の年号が刻まれています。３メートルもある堂々としたもので、鎌倉時代の典型的な優れた形の五輪塔で重要文化財に指定されています。微かに読める字から、阿弥陀信仰によって建立されたと推定されています。
後ほど、インターネットで調べると周りを樹々で囲まれていましたが、なぜか雑草が少しはえてるだけでした。

史蹟南天塚の跡・南天塚は竹田四十八塚として旧竹田村地域に散在している墓塚の１つ詳細は不明だそうです。一説には鳥羽殿遺跡とも言われてるそうです。

地下鉄 竹田駅 に着きました。地下鉄の駅ですが、駅は地上にあります。この駅の駅舎は北改札口と南改札口があります。利用したのは、南改札口です。

竹田駅 駅

北改札口の方がいろいろな機能が充実していて、エレベーターがあったり、トイレが車いす対応で、バリアフリー化しているようです。

ここで、旅のゴールになります。お付き合いいただきありがとうございました。