よっちょれよ高知(最終回)よさこい祭情報館と高知城歴博を堪能し帰宅

2024/11/16 - 2024/11/16

約30年振りの高知訪問も最終日となりました。
3泊4日の旅程最後の朝食をOMO7高知でゆっくり摂り、よさこい祭り情報館、歴博、帯屋町、とさでん、高知駅、高知坂本龍馬空港を経て帰宅。
もっと長い旅程を組んでみたいものの、自宅を長く空けたくなく、家事をやりたくなったり、外泊外食に飽きてきたりするのに加えて、投資制約もあるので、3泊位が気軽で良いこの頃。
年末年始、年度末、新年度対応および家事などで時間や気力を割けず執筆に日数を要し、すでに4ヶ月近くがたちますが、何かの参考になれば幸いです。世の中色々ありますが、2025年新年度を楽しみましょう。

エリア 高知市(高知)

OMO7高知にて3度目朝食です。ビュッフェのメニューは多いものの流石に飽きてきます。とは言ってもモリモリ食べます。

OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル

おかわりは少なめに。食べ過ぎ注意！

OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル

軽めのデザートで仕上げましょう。
右上に白丸がある経緯は失念しました。他も含めて見苦しさがありましたら堪忍下さい。

OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル

よさこい楽宴LIVEが開催される大階段ホール
良く考えついたものです。
広いようなそうでもないような。改装前・後の建築物の設計思想などを詳細に知ることは容易でなく、いちいちもどかしく思うのは愚かでしょうか。

OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル

龍馬パスポートへスタンプを押印してもらい、高知駅の事務所窓口でランクアップして行きましょう。
昨日の司牡丹と道の駅佐川でも押印してもらいました。
他県や他国(他星、他時空)にも訪問したいので、平均的な健康年齢と資産状況から更なるランクアップは出来ないかもしれませんね。

司牡丹酒造(株) 名所・史跡

はりまや橋交差点のからくり時計。
開演時間に遭遇し、立ち止まって観賞。
この手の大型のからくり時計と言えば、居住地の横浜市では横浜駅東口の「そごう百貨店」のメイン入口が思い浮かぶのですが、金沢区にあるかどうか。世界にはどれくらいの数があり、市場規模があるのか、どなたか良い資料をまとめて公開していれば所在を教えて頂きたいところ。独特なぎこちないからくり動きと言えば横浜市立金沢動物園のメイン入口のトンネル内の動物模型たち。メンテナンスのためスポンサーや予算の獲得の苦労が目に浮かびます。話が反れました、さきに進みましょ。

からくり時計 名所・史跡

デンテツターミナルビルのからくり時計と同じ東側壁面には液晶画面もある他、とさでんのダイヤモンドクロッシングの大きな掲示もある。この交差点の歴史的背景のオーラがたっぷりですが十分に理解しておりません。

からくり時計 名所・史跡

からくり時計は一般財団法人日本宝くじ協会から宝くじの普及宣伝事業として寄贈されたものだ。からくり時計の内容の案内はひび割れと剥がれで哀れな状況。
令和5年度の宝くじ(当せん金付証票法により、総務省が地方自治体からの申請により、みずほ銀行へ事務委託)の販売実績額は8,088億円、36.7%が販売元の全国都道府県及び20指定都市に納められ、1.3%の103億円が社会貢献広報費となり、日本宝くじ協会による助成総額は約27億円に及ぶ。ご存じのとおり当せん金へ振り分けは46.7%だ。公営競技(競馬、競輪、競艇、オートレース)の2023年度の売上約8兆円と比べると1桁違うが、還付(控除)率も様々であり、10都道府県には公営競技場がないなど、富くじとは事情が異なるようだ。先へ。

からくり時計 名所・史跡

午前9時～午後9時まで1時間おきに、よさこい節の音楽に合わせて、からくり時計の4方向、上から高知城，下からよさこいの踊り子人形，左から桂浜、右からはりまや橋のからくりが張り出す仕組み。お見事。

からくり時計 名所・史跡

高知県名誉県人ペギー葉山の「南国土佐を後にして」は200万枚以上を売上げた大ヒットで歌手生活60周年記念した歌碑から1時間おきに歌声が流れる。
こちらは2012年に設置された掲示。
道路を挟んではりまや橋と反対の東側に、はりまや橋・葉山庭園よさこい公園が整備されている。

はりまや橋 名所・史跡

はりまや橋に再度寄ってお別れのご挨拶を。
床板が外され鉄骨構造材が剥き出しに。
桂浜水族館などにあるらしいデフォルメ模型と異なり、小橋とは言え、長さ約20mもある立派なものだ。

はりまや橋 名所・史跡

観光客向けに、腐朽した木部の取替工事中であることの説明とともに工事前の写真が掲げられていた。
札幌市時計台、長崎市のオランダ坂とともに「日本3大がっかり名所」とされるらしく、「名所」に何を期待して訪れるのかわを考えさせられ面白いかもしれない。
藩政時代に高知城下の堀川で隔てられていた豪商播磨屋と櫃屋(ひつや)が架けた私設の橋が由来らしく、櫃屋橋と名称されなかった経緯、現在の橋が何代目でいつ架設されたのかなどは不明でがっかり。

はりまや橋 名所・史跡

「よさこい祭り」の歴史や魅力を紹介する『高知よさこい情報交流館』へ。公的施設には見えない怪しい外観からは内部は予想できないが、よさこいサークル、よさこいタイムトンネルとよさこいスクエアの3つエリアで構成され、入場無料で楽しめる。
国道32号線と平行する「はりまや橋商店街」東口に位置する好立地だが、NTT西日本高知支店の通信設備が設置される建築物と区画の1部を間借りしていているようで、独立した建築物や公的な公開施設内の立地では無い。
更に調べてみると、施設は高知よさこい祭りの60回開催を記念して高知市が2013年に設置し、指定管理者は公益社団法人の「高知市観光協会」、令和6年度は高知市から2,253万円の委託料が支出されている。直営ホームページがあるものの、外注されているためか、運営者名が明記されてなく、よさこい祭りや観光業の複雑な運営覇権に関係しているのか、高知市と観光協会等の立場や姿勢が現れているようだ。

高知よさこい情報交流館 美術館・博物館

鳴子を借りて大型スクリーンの映像を見ながら、実際に踊ってよさこい祭りを体感することもでき素晴らしい。
なお「通常鳴子」とあるので通常ではない鳴子もあったはずだが、記憶に深く刻まれるような特殊な鳴子ではなく、お子様用の小形の鳴子があっただけかと。最終日で降雨が予報されていた心境において、施設の色彩、照明や展示物等がかなり落ち着かない印象を与えていたためか、館内の写真は少なく。

高知よさこい情報交流館 美術館・博物館

ピントが十分に合って無く、不快な印象を与えた場合は堪忍ですが、掲示解説されていた「よさこい鳴子踊り」の歌詞をぜひご覧下さい。
現地で見落としていたものの、改めてよく見てみると、なんと土佐弁「ヨッチョレヨ(よっちょれよ)」の注釈が『「そこ、退いておいて下さい」という意味』となってます。「よさこい」の起源のひとつが「夜さ来い」とされ、続く歌詞に「高知の城下へ、来て見いや」とあるので、「よっちょれ」は「来て」や「行こう」かと思いきや、「どいて」とは。「よっちょれ高知」と言う表現を観光案内などで目にしないのは「高知へ行こう」と言う勧誘ではなく「高知は退け」と全く違う解釈になり得るからのようで、恐るべし「言葉」の勘違い。

高知よさこい情報交流館 美術館・博物館

はりまや橋に隣接する「西鉄イン」。外観が「東横INN」に似ているが、以前に同地で営業していた「国際ホテル高知」が閉店した際に「東横INN」が名乗りをあげたのだが、不祥事があり進出が実現せず「西鉄イン」になった経緯があるようだ。「東横INN」は現在357ホテル78,455室を運営しているが、国内47都道府県のうち高知県のみ進出していない状況が続いていた。追手前小学校跡地に全国で初めての県立と市立の図書館の合築として、高知県と高知市が共同で整備した新図書館等複合施設「オーテピア」の西側の敷地の整備事業に応募したものの実現せずに「おまち多目的広場」となって先月公開された。東横INNはとさでん交通「大橋通」駅前に2006年に開業を予定して工事中であり、全国47都道府県での展開達成する際には話題となるだろう。
なお、はりまや橋交差点の西鉄インとはす向かいには、かつて土電(土佐電鉄)の大型商業施設があり、一時は西武高知として営業していたが2004年に不振等のため閉店。跡地には全国展開しているアミューズメント企業の大型パチスロ施設が開業している。

西鉄イン高知　はりまや橋 宿・ホテル

とさでんに再度乗車。対向車は高知県出身の芸能生活35年のうち31年間四国銀行のイメージキャラクターを務めている島崎和歌子のラッピング車両。

路面電車(とさでん交通) 乗り物

昨日も乗った「591号」に再乗車。「私の履歴書」が車内に掲示されていて、昭和32年から運用される長寿で、「これからも大いに頑張ります」と宣伝されていた。

路面電車(とさでん交通) 乗り物

そして初日に寄れなかった高知城のビュースポットでもある高知県立高知城歴史博物館へ。展示室がある3階には高知城展望ロビーがあり、雨に濡れてしっとりした城址もなかなか良く。

高知城 (高知公園) 名所・史跡

高知県立の高知城歴史博物館は、2017年に開館し、土佐藩主山内家に伝来した歴史資料・美術工芸品 約6万7千点を中心に、寄贈・寄託を受けた土佐の歴史資料を収蔵。

高知城歴史博物館 美術館・博物館

管理運営は(公財)土佐山内記念財団。展示ケース等は株式会社乃村工藝社に次ぐ大手の株式会社丹青社。

高知城歴史博物館 美術館・博物館

実物展示を基本として約60日で展示を入れ替える方針とのこと。

高知城歴史博物館 美術館・博物館

要所はスマートフォン、タブレットで展示の解説を聞くことができるなど分かりやすいように工夫されていて良かった。それでも、それなりに全身全霊集中して理解しようとしなければ得るものは少なくなり、展示あるいは自身との真剣勝負が必要で、博物館巡りはなかなか疲れる修行でもある。

高知城歴史博物館 美術館・博物館

よさこい祭りの本部競演場となる追手筋を歩くと「幕末四賢侯」、土佐藩15代藩主・山内容堂生誕の地の石碑。

山内容堂公誕生之地碑 名所・史跡

ひろめ市場の追手筋側はこんな感じだった。
ひろめ市場の隣のオーテピアにも寄りたかったが、時間切れで外観を眺めただけに。

ひろめ市場 グルメ・レストラン

帯屋町のスタバで一服。2025年2月に国内2,000店舗達成したスタバだが、この店舗のようにソファや落ち着いた照明など長居したくなるようなインテリアや座席でない店舗の割合が増え、コンビニやマック程では無いものの格安なコーヒーチェーンへと印象が変わった。

壱番街 (帯屋町) 市場・商店街

高知駅へ移動
土讃線日下駅～高知駅間開通100周年記念式典が昨日開催されたばかり。
しっかり写ってないものの、開通当時と現在の駅舎写真を掲載した大きな100周年記念看板が掲示されていた。

高知駅 駅

土佐勤王党は結成から2011年に150年周年だ。

高知駅 駅

駅前のこうち旅広場の土佐勤王党「土佐三志士の像」は台風接近時に避難した際に5年振りに化粧直しの補修がなされて、戻ったのは10月でしばらく留守だったそうだ。

高知駅 駅

高知県が舞台のNHKの連続テレビ小説第112作(朝ドラ)「あんぱん」が再度始まり話題となりそうな「アンパンマン列車」へ遭遇。
残念ながらJR四国には縁遠く乗車出来なかった。
懐かしい10代初めての四国入りは青春18きっぷを利用した鉄路でしたが、いつか六角さん等のように鉄路でゆったりした時間を再度過ごしてみたいものの実現できず。
なお、「あんぱん」と言うとあん入り菓子パンだけでなく、かつて若年層の乱用が問題になっていたこともある有機溶剤(シンナー・トルエン)の隠語を連想してしまうのだが、大人計画の阿部サダヲの風来坊のパン職人「ヤムおじさん」の怪演などが見どころになりそうで楽しみ。
このあと高知坂本龍馬空港行きのバスに乗り、空路(JAL)と京急および徒歩で横浜の自宅へ無事に帰宅。
帰路大幅に省略して悪しからず。寄り道が多くて長くなるのを避けるためでなく、疲れと復帰後の思考モードへの変更のため道中の写真が残ってないからです。

高知駅 駅

戦利品の数々の1部をご紹介。
浜幸製銘菓「かんざし」は前稿の紹介を参照下さい。
過半数は司牡丹ですね。
美味だった鰹の影響で手前に鎮座する鰹の生節も入手しました。

浜幸 はりまや本店 グルメ・レストラン

すでにとっくに飲み干してしまったので、個別の紹介は割愛します。司牡丹酒造はバリエーション広くほんの1部なので多くは語れません。以前に1部巡った広島県の酒質設計思想に近い類似点もあるようですが、数万種を優に超える他酒蔵の商品(作品)もできるだけ多く味わう修行中のため、他と同様に気に入っても定番として愛飲することはしません。色々試してみたり状況の変化などに応じて嗜好はこの先もどんどん変わる見込みです。

司牡丹酒造(株) 名所・史跡

参考用にラベルのアップを。

司牡丹酒造(株) 名所・史跡

裏面もぜひどうぞ。

司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館

酒ラベルばらかりでしつこくてすみません。

司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館

同業者者に貴重な資料になるでしょうかね。
「司牡丹 酒ギャラリーほてい」さん、梱包と配送の手配対応ありがとうございました。無事に届き、美味しく、楽しく頂きました。どれが一番良かったか、などと言う野暮なことは聞いも言ってもいけません。全てそれぞれ味わい楽しみました。もちろん飲み比べたり、あてとの相性や変化も含めて研究させて頂きました。

司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館

OMO7高知から頂いた2本。なぜこの2本を高知で空けずに持ち帰ったのかは前記からお察しのとおりです。長くなり益々時間がかかり遅れるので割愛します。
敷いてあるのは勿論OMO7高知で入手した風呂敷です。「界」ではないので、宿泊者全員に渡される品ではありやせん。

OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル

はりまや橋本店へのアクセス時間が営業中でなく店内への訪問を逃した青柳の銘菓「土佐日記」も忘れていませんが、同じく訪問候補にしていた「酔鯨」は無しです。

菓子処 青柳 はりまや橋本店 グルメ・レストラン

かさばりながらも無事に持ち帰った土佐文旦(水晶)、シブヤ製芋ケンピ、土佐田舎丸こんにゃく(きび)もありました。最後までお付きあい頂きありがとうございます。

高知空港（高知龍馬空港） 空港

色々楽しめた高知でした。長くかかった高知旅行記の編集に区切りを付けて完了します。横浜市南部の金沢区周辺の様子の公開を、いつになるか分かりませんが、再開しようかと思います。
11月に高知から帰った直後の野島公園の野島山展望台を散歩。
編集時期の4月に桜が満開となり見頃を迎えました。

野島公園 公園・植物園

展望台からの八景島方向の眺め。やはり気軽に何度もすぐに来れて楽しめる近くのスポットも良いですね。
皆様の健勝を祈ります。完読に大感謝。よろしければ八景島や金沢区の旅行記も愛顧下さい。さようなら。

横浜八景島シーパラダイス (遊園地) テーマパーク