2024/11/15 - 2024/11/15
18位(同エリア2155件中)
K.Tomyさん
- K.TomyさんTOP
- 旅行記129冊
- クチコミ1014件
- Q&A回答0件
- 389,044アクセス
- フォロワー67人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
土佐の銘酒 司牡丹酒造の酒蔵があり,牧野富太郎博士の出身地である佐川町へ。仁淀川の沈下橋にも寄る。
-
高知滞在3日目,雨天の天気予報なので雨が降りだす前に高知駅前へレンタカーを借りに出発。とさでん路面電車の菜園場町駅から電車に乗り,はりまや橋駅の一つ手前のデンテツターミナルビル前駅で降りて,交差するはりまや橋駅で高知駅行へ乗り換え。
はりまや橋停留場 (はりまや橋駅) 駅
-
乗り換えのため降車する時に運転手兼車掌さんへ申告すると「電車乗換券」を渡され,当日に限り市内均一料金の範囲まで乗車可能という優れた制度がある。
昨日までは1日乗車券とMY遊バス乗車券を利用していたので,初めて入手した。乗換券を利用すると往復で2回の乗車料金となり1日券より割安だ。路面電車(とさでん交通) 乗り物
-
東西と南北の路線が交差するレールだけでなく,東西と南北の双方に曲がるレールも敷かれている。曲がる電車の本数は少なく,乗ることも遭遇することも無かった。
特定の時刻に3列車が同時に交差点に進入して曲がる運行があるが,少しずれるだけで実現しなく,目撃できればかなり幸運である。
左手のホテルに泊まれば,高所の部屋から分かりやすい写真を撮影できるかもしれない。西鉄イン高知 はりまや橋 宿・ホテル
-
と言うのも,地上からは手前の車両に奥の車両が隠れてしまうだろうから。
西鉄インは東京の日本橋と西新宿でも展開しているが,九州以外での国内の展開は東京と高知はりまや橋のみ。
西鉄インは交差点には直接接してなく,土産店「浜幸」はりまや本店がある。浜幸は,年間200万個の販売を誇る柚子餡入りマドレーヌ生地の世界初のホイル焼き技法による「高知銘菓かんざし」,よさこい節「土佐の高知のはりまやばしで,坊さんかんざし買うを見た,ヨサコイヨサコイ」にちなんだ菓子で人気だ。浜幸 はりまや本店 グルメ・レストラン
-
かつて名古屋鉄道(名鉄)に在籍していた「モ591」。
上部の独特の赤色は名鉄在籍時の名残だろうか。
高知駅前のガッツレンタカーで車を借りて出発。
なんと2ドアの軽自動車なら2000円/日という格安さ。
中古車使用によりコスト削減しているらしいが,4ドア,プレミアム,コンパクトなどとランクを上げたり,任意保険範囲を追加するとそれなりの料金となる。路面電車(とさでん交通) 乗り物
-
車自体よりも,車載カーナビが古くて,快適なドライブとはならなく。慣れた自分のスマホのナビでの代用を薦められたが,車は運転操作と共に,関連インターフェースが重要と強く実感した。N社とH社の協業が上手く進むか気掛かりだったが案の定破綻しこの先どうなるか。
市街地は交差点や信号が多く,郊外に出るまで混雑。
途中で天気予報通り雨が降りだし,郊外の豊かな自然の景観をゆったり楽しめる状況ではなく。
道の駅「土佐和紙工芸村」に寄る。日帰温泉,宿泊施設「くらうど」,レストラン,手漉き体験や地産品直売場など備えた施設で,夏には仁淀川のカヌーガイドツアーなども開催しているようだ。
レストランは団体予約のため利用出来なかったが,朝食をたっぷり食したので昼食はまだ必要なく。
独特な手足付き意匠の薪ストーブが設置されていたが,自ら薪をくべたり,過剰に溜まった灰を排出するなどの実用的な機能は無いであろう。土佐和紙工芸村くらうど 道の駅
-
そして高知市街からもっとも近距離でアクセスしやすい仁淀川の最下流に架かる名越屋(なごや)沈下橋に到着。
川幅は広く,仁淀川に架かる沈下橋で最長の191m。幅が狭く欄干が全く無い沈下橋はとても長く見える。
仁淀川(本流)には6本の沈下橋が架かっているが,最下流の名越屋沈下橋は生活道としてそれなりの交通量があるようだ。雨天に水しぶきをあげながら結構な速度で渡る車があり少々驚く。
対岸で容易にUターンできるか不明なので,車で渡橋してみるのは止めておいた。またの機会としたい。仁淀川 自然・景勝地
-
幸い傘が不要な程度の小雨になったので,途中まで歩いてみることにした。
名越屋沈下橋 名所・史跡
-
案内板が設置されていた。
国道194号線からのアクセス道の坂は,数台停車することが可能な程度に道幅が広いが,観光用の駐車場や手洗いは設置されてない。名越屋沈下橋 名所・史跡
-
徐行しないと車と歩行者が安全にすれ違いできないほどの3mの道幅であり,下流側へ張り出した歩行者用の待避場所が4ヶ所設けられていた。
名越屋沈下橋 名所・史跡
-
待避場所から華奢に見える橋脚を覗く。
欄干は無いが端部は僅かに高くなっている。
河川行政用語としては「潜水橋」が公式の名称。数年前の調査では,全国の一級河川及び支流の沈下橋数は410,高知県69,大分県68,徳島県56,宮崎県42という分布。
四万十川も含めて他の沈下橋もぜひ観てみたいが,アクセスに時間を要するのでまたの機会に。名越屋沈下橋 名所・史跡
-
2月は公私に色々とあり1ヶ月程の間隔を開けての執筆となってしまった。禍転じて福と成す。極楽への導きを信じてゆるりと再スタートしてみたい。
山内家の筆頭家老深尾氏が城下町として築き栄えた佐川(さかわ)町の中心部の上町地区を訪ねた。
安永元年(1772)佐川領主、深尾氏が家塾として創設した「名教館」。県指定文化財。名教館跡 名所・史跡
-
牧野富太郎博士の出身地として2023年度の日本放送協会(NHK)の朝ドラ108作目「らんまん」で紹介され,多くの観光客が訪れ賑わいを創出したようだ。
名教館跡 名所・史跡
-
政治家の田中光顕,「港湾工学の父」と広井勇等の多くの維新の志士や偉人を輩出した。
名教館跡 名所・史跡
-
玄関は移築保存され,当時の校舎の1部も再現されているが,この手の再現展示はかなり難しく,残念ながら当時の情景はイメージしにくい。
名教館跡 名所・史跡
-
名教館の前の通りは酒蔵の道と名付けられ,多数あった酒蔵は大正時代に司牡丹酒造に合併し,通りのほとんどは司牡丹の施設のようだ。
正面は旧浜口家住宅,左手交差点のはす向かいは司牡丹の酒ギャラリーほていだ。司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
江戸中期から酒造業を営んでいた浜口家の住宅は古民家カフェなどとして平成25(2013)年に改築・整備されて,さかわ観光協会が土産販売や休憩所として運営。
朝食をたらふく食べたため午後になっても満腹感が続いていたので見学のみ。旧浜口家住宅 名所・史跡
-
続いて,さかわ観光協会の「うえまち駅」
うえまち駅 名所・史跡
-
1906(明治39)年製造の現存する日本唯一の木造2等客車「ロ481号客車」が理想的な屋内環境に保存展示されている。鉄道開業100周年を記念した復元がなされて、2021(令和3)年にJR四国から佐川町に無償譲渡され,丁寧に保管展示されているようだ。
うえまち駅 名所・史跡
-
車内に入って見学できる素晴らしい展示方法だ。
復元や展示に至った経緯はかなり複雑なようで興味深いのだが,取材が追いつかないので省略させて頂く。うえまち駅 名所・史跡
-
日本近代土木の先駆者である廣井勇顕彰展示などもあり職員の方が親切に説明して下さり思いがけず有意義に過ごせ。感謝。
建物外観の写真撮影を失念したので,関心ある方はぜひさかわ観光協会のWebを参照して頂きたく。
Webには記載ないようなので,特注で製作された天井のバイカオウレン(梅花黄蓮)のライトを紹介しておく。うえまち駅 名所・史跡
-
牧野富太郎博士がこよなく愛した花らしい。客車のインパクトが強いためか,気付く来訪者が少ないらしく目線高さに掲示がされている。無精して2面を1枚で撮影してピントが合ってなく失礼。
うえまち駅 名所・史跡
-
酒蔵の道の端部にある牧野富太郎ふるさと館に行ってみる。牧野富太郎博士の遺品や直筆の手紙、原稿等を展示してあり,無料で観覧できる。
牧野富太郎ふるさと館 名所・史跡
-
高知県立牧野植物園の牧野富太郎記念館の展示と重なる内容もあるが,コンパクトにまとまっていてよい。
牧野富太郎ふるさと館 名所・史跡
-
牧野富太郎幼少期の部屋のイメージした展示。
自由に上がることもできる大サービスだ。牧野富太郎ふるさと館 名所・史跡
-
牧野蔵「岩屋跡」は駐車場となっていた。
「うえまち駅」で観光協会の方に教えてもらわなければ気付かずに通り過ぎていたかもしれない。
案内板の文字が小さく判読できない状態で失礼。司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
そして主目的地の司牡丹の酒ギャラリーほていへ。
かつては料亭だったそうで,酒器や和雑貨などなど多数並び賑やかだ。司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館
-
高知県出身の酒場詩人,酒場放浪記やにっぽん百低山でお馴染みの吉田類氏のサイン色紙がさりげなく飾られていた。
司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館
-
季節の品やレアな限定品などを除き,司牡丹のほとんどの酒を購入でき圧巻である。
司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館
-
もちろん司牡丹の多くの商品を試飲でき,購入することができる楽園である。
店主さんと話が弾み楽しい時間を過ごせた。帰路を持ち歩くのはたいへんなので宅配料を支払い宅配して頂いた。到着時に撮影をしたので別途レポートするつもりだ。公開がいつになるか未定なので,関心あるかたには申し訳ないが気長にお待ち頂きたく。司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館
-
司牡丹酒造の本社事務所。
前身は関ヶ原の合戦後の慶長8年(1603年),土佐24万石を賜った山内一豊に伴い土佐に入国した山内家の家老,深尾和泉守重良が佐川1万石を預かる時に従ってきた酒造を業とする商家。
大正7年(1918年)佐川の酒造家が結集して近代企業として株式会社を設立し,佐川出身の維新の志士田中光顕伯爵により「司牡丹」と命名,牡丹は百花の王,さらに牡丹の中の司たるべしという意味だそうだ。(司牡丹酒造のwebから抜粋引用)司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
蒼々した大きな杉玉が飾ってあった。
通りかかった従業員らしい方によると杉玉が美しい緑色なのは製作後の1週間程度で、すぐに枯れて茶色に変色してしまうそうだ。司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
この杉玉は「新酒の季節「酒林」青々」という高知新聞の1面記事で紹介されていた。
司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
この新聞紙はOMO7高知の近くの高知県19酒蔵の日本酒を扱う安岡酒店BLUESでお酒を包装してもらったもの。
高知新聞は2024年1月の発行部数が約13.6万部,高知県の人口約65万人に対する比は0.2。神奈川新聞の発行部数は15万部で,神奈川県の人口約922万人に対する発行部数の比は0.02で高知新聞の方が1桁大きい。
高知新聞社の関連企業には高知放送があり,格安レンタカーの「ガッツレンタカー」も手掛けている。司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
お酒の香りが漂うなか酒の瓶詰め設備などが開口部から覗き見られた。
土佐市の亀泉酒造,2018年に最新醸造設備を導入して建てられた酔鯨酒造の土佐蔵にも寄りたかったのだが,佐川町でゆっくりしたのでまたの機会とした。
佐川町からレンタカーで国道33号線松山街道を高知市街へ戻る途中,「まきのさんの道の駅・佐川」と高知県と愛媛県でスーパーマーケットを直営23店舗展開している「サニーマート」の山手店に寄った。神奈川県横浜市に本社を置く大手私鉄の一つの京浜急行電鉄が運営する「京急サニーマート」とは無縁だ。地元の食材品などを物色して楽しんだのだが,帰路空路の手荷物量が増えるのを避けるためお土産物の購入はほとんどできず。司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
交通混雑情報を加味したカーナビが使えず,高知市街で通勤混雑にはまり,給油後高知駅前のガッツレンタカー到着は予定より遅れたが,幸い雨が止んだので駅からはとさでんに乗らずに徒歩で移動した。
移動経路にあった「高知龍馬ホテル」など,高知市街には小規模なホテルが点在しているようだ。高知龍馬ホテル 宿・ホテル
-
高知駅前の観光案内で土佐酒の扱いが豊富などとお薦め頂いた鬼田酒店。期待通りの品揃えだと長居してしまうばかりか,多数本を入手せずにはいられなくなりそうなので,「司牡丹酒ギャラリーほてい」で宅配したことを踏まえて,店内へ寄るのは我慢した。
司牡丹酒造(株) 名所・史跡
-
高知最後の夕食はOMO7高知のダイニングを利用した。夕食が付かないプランだったので前日に予約しようとしたところ,すぐには返事をもらえなかったが,周遊疲れと外食にも飽きて来たのでホテル内で夕食できて良かった。朝食と同じ会場だが,メニューは増えて全てを食するのは困難なほどだ。
OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
-
お連れ様も好みが近く,盛りつけが似ているようだ。旧JALホテルブランドで運営時は高層階のレストランを営業していたようだが,OMO7高知では高層階のレストランはまだ営業してなく,今後の展開に期待する。
OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
-
4ヶ月余り経っているので詳しくは覚えていないが,美味でたくさん食べたようだ。かつおの炙り焼きや刺し身は専門店の「大黒堂」方が抜群に良かったが,これだけの種類なメニューを1度に味わえるのは有難い。
OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
-
フルーツの品揃えは貧弱だったが,スイーツは豊富で,別腹にてたくさん楽しんだ。もちろん完食。
OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
-
最後の晩も3度目の「よさこい楽宴LIVE」のステージを楽しんだ。キャスティングが毎晩替わり,内容が同じでも飽きない。
OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
-
もちろん観客も毎晩替わり,リアクションやノリが違うと雰囲気がまるで異なる。
OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
-
OMO7高知オリジナル「よさこい楽宴LIVE」はなかなかの出来ではあるが,やはりよさこい祭りの迫力を味わってみたいものだ。
今回の旅行記編集は2月~3月初めに公私で色々あったので特に日数を要してしまった。なんとか諦めずに仕上げてみたものの,内容と質はいかがであろうか。
次回は最終日の高知市街散策と帰路等についてまとめる予定だ。3月の後半からも色々と旅行以外の予定があり,時間を割けずに日数を要してしまいそうだ。桜の開花が近づき,陽気も良くなるので前向きに頑張ろう。
皆様の健康と幸運を祈ります。OMO7高知 by 星野リゾート 宿・ホテル
この旅行記のタグ
関連タグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
高知市(高知) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ よっちょれよ高知
0
44