キュンパスで弾丸東北　奥州藤原氏の栄華と15年以上ぶりの高級和牛（その3：平泉の象徴、中尊寺）

2025/02/25 - 2025/02/25

ここ、中尊寺が世界遺産に登録される前は毎年、多いときは月一で来ていたのですが、生活環境の変化、ガソリン価格の高騰、海外旅行への目覚め、そして老いなどの理由から平泉から遠ざかっていて…。


このサイトのオイラのプロフィールにもある大好きなところにも挙げている平泉、ようやく来ることができました。


そしてここで一度やってみたかったこともついに実現します。

エリア 平泉(岩手)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

中尊寺は平泉の駅からは少し離れたところにあるので、バスで行くのが一般的。

でも、バスも頻繁に来るわけではないので、注意が必要です。

中尊寺のふもとに着きました。

16年ぶりに心臓破りの坂を登ります。
いつもは夏場でしたが、冬ははじめてです。

この駐車場、ここに来る時、毎回停めていました。

かみさんがトイレに行くというので、オイラはウロウロ。

駐車場の奥にトイレがあるのですが、オイラは別のものを見つけた。


毛越寺には喫煙所はあるのですが、加熱式タバコの喫煙所だけで、紙巻きたばこはなかったのですが、中尊寺にはこのトイレの裏に紙巻きたばこも吸える喫煙所があります。

かなりわかりにくいですが、このように行くと喫煙小屋があります。

さて、そろそろ山に登ります。

冬の月見坂、初挑戦です。

登り口にこんな箱を見つけた。

雪が残っていると滑るので、簡易的ではあるが、滑り止めが用意されていた。

ヤバいところがあればつけようとひと組みいただきます。

2月25日はこんな感じ。

日が当たるところは雪はありません。

でも、日が当たらないところはまだ雪が残っています。

外国人観光客が目の前で豪快に転んでいました。


冬の東北をなめていたようです。

弁慶の怒りに触れたか？

ここまではは無事に登れた。

久しぶりの中尊寺。


冬はやはり寒いですが、今日はだいぶ暖かいとのこと。

途中の見晴台

夏の光景とは異なりますね。

さらに上ります。

かなり雪深いですね。

滑り止めつけるかどうか悩む。

ところどころにお堂があります。

中尊寺も世界遺産に登録されてから初めて来ました。

が、登録前とあまり雰囲気は変わっていませんね。

それでいいんです。


900年変わらなかったんだから、たかが世界遺産登録で劇的に変わっては元も子もないですもんね。

でも、ポストは「世界遺産の街」仕様になっていた。

見えてきました。

これが中尊寺の本堂です。

本堂の前はあまり広くなく、全景を撮るには広角レンズが必要です。

iPhoneの場合、0.5倍モードで全景が入ります。

0.5倍で撮ると正面からの全景が撮れます。

まだ雪が残っていて、屋根からはひっきりなしに雪解け水が落ちてきます。

ときどき雪の塊も落ちてきますので、参拝の時は頭上注意で。

本堂の中に入ります。

これが中尊寺のご本尊です。

釈迦如来

参道である月見坂を登った右手の中尊寺本坊内にある、中尊寺の本堂である。

この本堂は1909年 （明治42年）の建築だそうです。

このご本尊さまは2013年3月24日、新本尊として開眼法要が行われたそうです。

ご本尊様の隣の部屋に。

「中尊寺」


意外と質素でシンプルです。

こっちは歴史的価値がありそうな‥

奥州藤原氏の富の象徴で、世界遺産の中心施設ですが、この書はどこのお寺にもありそう。

今日は暖かいけど、池は凍っていました。

毛越寺の浄土の池は凍っていなかったのですが、やはり日が当たらない、標高が高いところは凍るのですかね？

金色堂‥


の覆堂。

みなさんこの写真よく撮っていますよね。

あとでチャレンジしたいことがあります。

中尊寺は基本的に拝観料無料なのですが、金色堂と隣の「宝物殿」である讃衡蔵は有料です。
1000円だったかな？

キャッシュレスで支払いできます。
クレカ、各種ICカードほとんどすべて使えます。

ここまで来て金色堂を見ないで帰るなんてここまで何しに来たかわからないですよ。

金色堂、の覆堂‥。

久しぶりです。

みなさんが撮っている場所でやってみたかったこと実践。

ちょっと望遠。

中は撮影禁止ですので、外から金色堂を撮ってみました。
光学30倍ズーム炸裂。

これがルールを守って撮影した金色堂です。

手ブレ補正あるけど、なかなかピントが合わないな‥

ケータイカメラがどんなに進化してもまだケータイではここまでできません。

だからオイラはいまだにコンデジを持ち歩いています。

これがやりたかったんです。
金色堂の覆堂の中は撮影禁止ですが、外からの撮影は制限できない。

屁理屈と言われればそれまでですが…。

中は撮影禁止だったので、この目でじっくりキンキラキンのお堂を見て、宝物を見て出てきました。


このコーンは落雪注意のためです。

芭蕉の歌碑もまだありました。

「五月雨の降り残してや光堂」の句碑

金色堂の屋根に残る雨粒がキラキラと輝いているな～
とこの地で詠んだそうです。
いまは真冬ですけど‥

藤原氏の栄華も4代で崩壊してしまうとは‥
もし頼朝が攻めてこなかったら、どこまで続いたのでしょうね。

芭蕉先生の像も立っていました。

このお堂、手前の屋根にあった雪がこの後崩落！

こちらが旧覆堂

昔はこのお堂の中に金色堂がありました。

金色堂には、その建立から５０年ほどで簡素な屋根がかけられ、その後、その増改築が重ねられ、この金色堂旧覆堂は室町中期頃のものと考えられている。
昭和38年、金色堂の解体修理とともに新たな覆堂が建築されたことに伴い、現在地へ移築されている。

以降最新の技術により、金色堂のきらびやかさ、奥州藤原氏の栄華を今に伝えている。

平安時代末期から鎌倉時代初期に金色堂が立ち、その後長年この木材だけの覆堂が金色堂を守ってきたと考えると、昔の大工さんの技術すごいと思いませんか？

何百年もの間はこんな簡素な建物で、昭和中期になってやっと近代的な覆堂が建てられるんですから…。

お堂の中心にはこのような柱が1本立っているだけでした。


これは16年前も変わらない。

毎回夏だけの平泉ですが、やはり東北は冬の方がいいですね。

雪に閉ざされた感が一層魅力的になるんでしょうね。

海もない雪もない埼玉の人間にとってはこの景色、いつまでも見ていられる。

ここの池は凍っていなかったな…。

この池にいる水鳥ですが、潜るタイミングずっと同じだった。

鳥もシンクロナイズドスイミングやるのかな？

今までは青々とした光景が広がる展望台ですが、

今日は全く異なる冬の景色です。

中尊寺、何回来てもいいですね。

またキュンパスで来よう。
（自分で運転すればいつでも来れると思うんですが…）


さて次は平泉とセットの前沢牛です。

腹減りました。

16年ぶりに本場の前沢牛、堪能しますよ～


ここでいったん区切ります。