2024/11/22 - 2024/11/22
650位(同エリア1178件中)
まりも母さん
栃木県佐野市の出流原弁天池あたりを見た後
足利市へ移動しました。
紅葉が見頃に近づいているであろう場所と 歴史ある場所もめざします。
できれば好きなレトロな景色も見つかるとうれしいな。
そんなゆるい 足利歩きの半日です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
車を移動させてまず向かったのは「足利織姫神社」
1200年の歴史があるのだそう。
現在の社殿は火災の後 昭和12年(1937)に完成したもの。
山の中腹にある境内からの景色も良く
足利の町が見下ろせます。足利織姫神社 名所・史跡
-
織姫神社から山をすこし上がった所に「織姫公園」
私たちは 神社に近い場所に車を停めて 歩きで公園内へ。
(公園内他にも駐車場はあります)
ここに「紅葉谷」という もみじの名所があるそうです。
「もみじ駐車場」からすぐのあたり
大きく枝を広げた立派なもみじがありました。
見事なグラデーションの色づき。織姫公園 公園・植物園
-
舗装された道が続く「もみじ谷」あたり
沢山のもみじが並んでいます。
色づきはまだこれからな感じ。 -
それでも大きく育ったもみじを見上げれば
衣替え中のもみじの屋根。
緑と赤が混ざったのもなかなか美しい
この辺りまでは 紅葉見物と写真撮影の方も。
と、言っても平日ですし空いています。 -
私たちは更に山の方へ進んでみます。
上に展望広場もあるようなので。
道は登山道のような ちょっと荒れた散策路?になりました。
足元は岩っぽい山のようです。
そこを登って行くと -
「ピクニック広場」に出ました。
東屋やベンチも見えます。
時間もちょうどお昼となったので
ここで 持参したランチを頂きました。
どこかでオカリナの練習をしているらしい音色が・・・。
のんびりランチの良いBGMでした。 -
お昼を済ませ まだ先に進めそうなので行ってみます。
岩がごつごつする場所を登ります。
一応 登山もする私たちにはちょっと面白い岩場です。
ここを降りて来る幼稚園の子供と保護者さんのグループと出合ました。
中には怖がっている子供さんも居ましたね。
体の小さい子供には 岩を降りるのは怖いでしょうね。 -
ほんの少しの岩場を越えると 展望台に。
屋根付きのベンチコーナーもありました。 -
ここから見える足利の町。
ここが「展望広場」のようです。
この先 更に両崖山への登山もできます。
両崖山 隣の天狗山と共に2021年2月に森林火災がありましたね。
赤城おろしの強風もあり 鎮火まで23日もかかった被害でした。
トウゴクミツバツツジの名所が燃えてしまったとも聞きました。
植物は回復しつつあるそうです。
展望台から 行きとは違うルートで駐車場へ戻りまた移動します。 -
次に目指したのは「足利学校」
観光駐車場は「太平記館 観光駐車場」
そのすぐ前にある 立派なお寺は 「善徳寺」
足利尊氏が創建された禅寺のようです。
が、門前が閉じられ 中には入れなさそうな雰囲気でした・・・。善徳寺 寺・神社・教会
-
国道293号を渡ると見える足利学校方面。
色づいた木々も見えます。
もみじはかなり濃い紅に染まっていました。 -
入口はここではなかったのでそちらへ向かいます。
門前の通りに黒漆喰の蔵を備えた大きな家が。
石塀もなんだかとても素敵です。 -
通りから入徳門を抜け 受付をします。
受付で払うのは 「参観料」大人480円でした。
すると 「入学許可証」が頂けます!
今日一日足利学校の学生ですね。
そして孔子像。 -
学校門を入れば ご入学~。
寛文8年(1668)創建のこの門は足利学校のシンボル
「学校」の名前の原点だそう。史跡足利学校跡 名所・史跡
-
学校門の正面には三つ目の門「杏壇門」
こちらの創建も学校門と同時。
明治時代に火災で屋根と門扉が焼けて再建されたもの。
翌日は釋奠(せきてん)の日という
儒学の祖 孔子とその高弟を祀る儀式が開催される日であったので
その為らしい椅子が並んでいました。 -
多くの建物が見えます。
茅葺き屋根の建物がふたつ見えました。 -
池のある築山泉水式庭園の南庭園。絵図をもとにした復元です。
一部 箒目の石庭もありました。 -
方丈の玄関部分。
式台となっていますので この玄関は接客の入り口ですね。
右の茅葺屋根の建物 庫裡に見学用の入り口がありました。 -
庫裡に入って靴を脱ぎ 見上げた小屋組み。
太い丸太梁が幾層にも重ねられています。
ちょっと他では見たことがない小屋組み(太い梁の多さも)のように思いました。
これらの建物は 1990年(平成2年)に創建当時の工法で復原されたものです。 -
渡り廊下で方丈へ進むと広間には沢山の椅子が並べられていました。
これも 明日の「釋奠」の為でしょうか?
この日は方丈の広間には入れませんでした。 -
順路に従い進むと中庭に。
濡れ縁で囲まれた庭には玉石と竹の鉢。 -
建物の裏にはもう一つの北庭園。
こちらも築山泉水式庭園
亀の形の中の島があります。
奥のイチョウも黄色に染まりつつある様子でした。 -
入口脇には
庫裡である事が判る かまどの復原もされています。
この建物北側の書院では「創作 宥坐之器展」が行われていました。
庫裡の入り口前にもある 有坐の器(ゆうざのき)
中庸(過不足無い調和)を不安定な器に水を入れる事で理解させる孔子の教えです。
その器を 手作りした物が多数展示してありました。 -
敷地内には 他にも建物がいくつもありました。
衆寮(しゅりょう)は学生が勉強や生活をする場。
中には机や書物の展示も。 -
土蔵。こちらと衆寮は屋根が杮葺きでした。
-
敷地内をぐるり廻ると 西側にも建物が見えて来ました。
収蔵庫は昭和42年(1967)に建てられたもの。
奥に石蔵も見えました。
隣の図書館の付属建物のようです。 -
遺蹟図書館
足利学校が廃校になったのち 明治36年(1903)開設されました。
この建物は大正4年(1915)に建てられたもの -
玄関前のポーチ内側。
格天井は白く塗られています。
蟇股があったり 一見社寺建築のようなテイストがあります。
観音開きのドアも花頭窓のような形のあかり取り付き。 -
内部は洋風でもあります。
室内には貴重な書物などが収められたケースなどが並び
それらを見学できます。 -
室内の天井部分 漆喰で塗られているようです。
メダリオンや縁飾りもあり 洋風な仕上げになっています。 -
外から窓を見ると この格子は中国風でもあります。
和洋中の折衷様式と言った所でしょうか。
敷地内には中国 孔子の墓所の櫂(ナンバンハゼ)の種から育てられた木や
大きなイチョウなど 巨樹も多くありました。 -
足利学校を出て 門前の道を少し歩いてみました。
大谷石が貼られたブティックの入る建物。
古くは無いでしょうが良い雰囲気です。
この石畳の小径にはそんな レトロな雰囲気の建物がいくつかありましたね。 -
角のお店は この日は営業されていなかったのが残念です。
元床屋さんの建物のようです。
今は雑貨屋さんらしい。
窓辺に沢山のサンキャッチャーが下がっていました。 -
さて、これ以降は無計画です。
いや 今日も一ヵ所見ると次を探す、と言うテキトウさですが。
ダンナが足利学校のすぐ裏の方に大きなお寺があるから行ってみようと。
お寺?あまり乗り気がしないな・・・。
でもまだ時間もあるし~と 徒歩で向かいます。
お堀の脇を歩いて進んで行くと・・・
掘りにぐるりと囲われたお寺がありました。 -
真言宗の「鑁阿寺」なに~?なんて読むの?
初めて見た字だ。「ばんなじ」でした。
全く予備知識なしの訪問です。
唐門のある橋が入口
その後ろには楼門。鑁阿寺 寺・神社・教会
-
広い境内の先に大きな屋根の本堂が。
>本堂は鎌倉時代、建久7年(1197年)に足利義兼が持仏堂として建立したものを、その後足利義氏が方5間の大堂を建立したが、1129年の火災で失い、尊氏(たかうじ)の父・足利貞氏(さだうじ)により正安元年(1299)に再建したもの。
とあります。
2013年に国宝に指定されていました!
ありゃ~知らないお寺だとか思っちゃって 申し訳ございません。 -
境内には大きな木が沢山あり
色づき始めた物も多く
今日見たもみじ見物では一番きれいな場所でした。 -
そして驚いたのがこのオオイチョウ。
樹齢約650年 周囲約10mの巨樹。
色づき始めた頃でした。
これが真っ黄色になったらすばらしいでしょうねぇ。 -
樹齢の長いイチョウだからこその 「ちち」も下がっていました。
たまにこのような下垂した枝?根?のようなものがある
イチョウの古木を見る事があります。
気根だと説明されているのも見たことがあり
いつか地面まで伸びて土に刺さるのか?と
勝手に思っていました。
しかし、必ず根になる訳でなく 枝にもなるそうで
この正体はまだはっきりしていないそうです。 -
大きな多宝塔もありました。
近くにあった解説によると
>多宝塔としては我国一番大きい。
(これ以上大きいのは大塔という)
そうなのか~。 -
境内には広い庭園部分もあり
ここなど まさに公園のようでもあります。
周りの木々の色づきもまぁまぁです。
お堀でぐるり囲まれたほぼ正方形の境内は
足利氏の邸宅跡だったのですね。 -
多宝塔を望む庭園の景色は格別でした。
紅葉のピークまではあと一歩でも
来て良かったです。 -
鑁阿寺の建物や庭園を含めて「大日苑」と公園名でも呼ばれるようです。
これは鐘楼 国指定重要文化財でもあります。 -
境内に何本もあるイチョウ。
東側の池の前の一本は既に黄色くなった葉を落とし
黄色の絨毯は根元から池の水面を覆っていましたよ。 -
ぐるりと歩いて帰ろうとした時
ダンナが 売店でイモフライを食べようよと。
境内に「ひこまや」と言う売店があります。
昭和感満載の小さなお店。 -
おじさんに イモフライを注文。
その場で調理してくれます。 -
ここで食べる旨を言うとお皿に5本のせてくれました。
(すでに食べかけです・・・)
5本で400円。当然アツアツです。
3人でシェアして食べました。
うん。裏切らない期待通りの味だ。 -
帰りは西門から出て歩きます。
お堀に囲われた お城であり お寺であり 今は公園でもある
鑁阿寺は素敵な場所でした。 -
西門から出たのもあり また
初めて来た場所では 行きとは違う道を通ってみる
路地があれば入ってみる
と言うのが私たちの町歩きのセオリー。
そんな感じで進みつつ周りをきょろきょろ。
するとこんな建物が見えました。
足利東映 プラザ劇場の名が。
劇場通りとゲートもあって 昔は賑やかな繁華街だったのかな?
左のアーチ入口上の白っぽいのは
頭が犬で体が女性のポールダンスのシルエット看板にみえます。 -
右の方にはスナックあじさいの名も
この建物にはそういうスナックやナイトクラブがあったのだねぇ。
すでに廃墟化していて これは次は無くなってるかも、と写真撮影。
すると帰宅後 その日の朝刊に
区画整理の対象地で 近く解体されると載っていました。
2025年2月 その解体工事は始まったそう。
この辺り かつては足利氏の武家屋敷が広がり
繊維産業が盛んだった大正から昭和初期は花街として栄えた場所だったとの記載も。 -
その近く 屋代歯科医院の建物
こちらも子供の頃通った歯医者さんを思い出す入口の造りでした。 -
最後にここもちょっと入って見たかったはせがわ珈琲。
最近昭和レトロが人気だそうで
こういうお店には 若い方も好んで来られるのだろうなぁ。
さっきイモフライ食べちゃって 寄れなくなってしまいましたが
入ってみたくなる佇まいのお店でした。
今日も 行き当たりばったりな一日でした。
いつもそんなではありますが
見たかった出流原弁天池に
思いがけず良かった鑁阿寺の紅葉と
収穫まずまずの一日でありました。はせがわ珈琲店 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
足利(栃木) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
52