ガンダーラ行路　6日目

2025/02/22 - 2025/02/22

2025年2月～3月のネパール→インド→パキスタンの旅を記録します。インドのデリー3日目です。

エリア デリー(インド)

朝はストリートのチャイを飲む。チャイなら10ルピー、コーヒーなら20ルピー。

コーヒーは煮えたぎったミルクをインスタントに注ぐもの。甘くて美味しい。とにかくこの一杯だけはデリーでもほっとできる。

インドで鉄道チケットを手に入れるのは簡単ではないらしい。宿にはチケット手配代行カウンターがあるが「○○時にはいるよ」「まだ来ないな」「今日は来ないみたいだな」の繰り返しで時間だけが過ぎていく。
そこで「12go」という交通予約アプリを使って自力で取ろうと試みるも、クレジットが認識されないなどうまくいかない。
ありがたいことに同室のKさんが代わりに手配してくれ、ようやく昨日の夜におさえたのが、次の目的地アムリトサルへ向かう月曜の便。つまり土曜、日曜とあと2日、この喧騒の街で足止めとなる。

◎Kさんはほかに、ixigoやUberなど旅の移動にさまざまなアプリを活用している。実際デリーの空港から市街地までの移動はUberを使えばかなり安全とのこと。バックパッカーもスマホ必携の時代であり、ということは旅に関する各種アプリを使いこなすことも求められる。なるほど、ぜんぜんついていけてない……。

このデリーでの足止め時間は、「安らぎ」をテーマに過ごそうと思う。もちろんデリーでは不可能だろうが、少なくとも「観光地」には行かない。クラクションの喧騒から極力身を遠ざける。心理的負荷はおさえ、好きなものにお金を使う。
そう考えると多少の食欲も出てくる。やはりストリートフードは楽しい（そして安い）。地元のひとに食べ方を聞きながら食べるのがいい。観光地とか関係なく、こういうやりとりが一番楽しい。

ストリートで朝食を食べながら、デリー駅前交差点の混雑ぶりを眺める。あの喧騒にはもう参加しないぞ。

ほんのちょっと駅前から離れたところにある、ローカルな飯屋さん。

牛車も通る。このくらいの速度でいい。

パイナップルを売ってたので即買い。旅先でこういう馴染みの味に触れることでストレスを低減できる。

小綺麗なお菓子屋さん。こういう店では、うまくすると馴染みの味を見つけられる。

デリー駅周辺でも、少し路地を入れば多少は静かな通りがある。

八百屋さん。混雑する通りではあんまり見ない。

ヒンドゥーの礼拝所？　的な建物もいくつかあった。撮影は控えたが、なかにはインドらしい生々しい神の像がいくつもあって、地元のひとらしい参拝者が順に礼拝を捧げていた。

路地で遊ぶ子供たち。iPhoneを向けるとこっちに寄ってきてしまうので、どんな遊びかはわからなかった。

文具屋と、それを守る犬。いちいち撮らないが１日数十匹は見る。

静かな路地を歩いたあとは、ドミトリーを引き払って同じホテルの個室に移る。これは確実に得られる「安らぎ」だ。
2500ルピー（約4200円）とドミトリーの2.5倍で、旅の１日の目安予算をオーバーするが、旅はマラソンなので無理はできない。必要なことだ。

食事は地元のものでなく、ちょっとこじゃれたものにする。これはシャワルマといって、調べるとトルコ発祥の食べ物らしい。ソース？　が爽やかで、インド特有のこってり感がやや控えめなのがいい。

スムージー屋さん。オレンジをその場で絞ったジュースをいただく。やはり果物の味は概ね同じなので嬉しい。ここは明日も来よう。

買ってきたお菓子ジュースを個室でいただく。ジュースは日本のより少しもったり感があったがよくある果汁1%ジュースの味で美味しい。ポテチも最もスタンダードな味を選んだだけあってふつうにポテチだが、油分と塩分が濃く、あとに残る……。

こちらは今後用に。日本のものと同じ味ではないだろうが、多少の馴染みは期待できるだろう。

ちなみに旅先で服を買うのが好きなので今日上下をそろえた。あまりにも海外旅行者然として目立つのを避けたい≒その地域の存在に溶け込みたいというモチベーションなので、街なかを歩いているひとを観察しながら目立ちにくい色合いやデザインを選ぶ。
こちらは色合いが濃いめで彩度が低いのがポイント。上下とも有名ブランドっぽいロゴがついているのがアクセントだ。明日からこれででかけるのが楽しみ。あとは個室でネットを見ながらゆっくり過ごす。少しはMPが回復した気がする。