
2024/12/21 - 2024/12/22
428位(同エリア1095件中)
元杜鉄工さん
この旅行記スケジュールを元に
東京から見て松本・塩尻の手前、おっきな湖がある諏訪。
諏訪大社の門前町や旧街道の宿場町として栄え、明治期には養蚕、近年では東洋のスイスと呼ばれた歴史ある街を歩いてみました。
新緑とか紅葉とか雪の時期に行けばよかったのですが、完全にオフシーズン。。。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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特急あずさ79号で11時前に下諏訪に到着。
観光列車リゾートビュー諏訪湖が向かいのホームに止まっていました。
そして背後にそびえるニデック本社。下諏訪駅 駅
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諏訪といえば諏訪大社。
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諏訪大社といえば御柱。
駅のホームに実物が置いてありました。 -
下諏訪駅の改札を出て右に行くと観光案内があります。
サイン入りの「温泉むすめ」やファンによる関連グッズの"奉納品"もあって楽しい。下諏訪観光案内所 名所・史跡
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さらに中央本線関連の展示品もずらり。スーパーあずさの乗車案内もありました。
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駅を出て北へ向かいます。オルゴール通りの行灯がいい味を出しています。
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国道20号を西へ歩くと現れる高さ8.5mの春宮大門。
奥に見える倉庫は、かつて養蚕で使用された繭倉庫。 -
ここでお昼ご飯。
この建物も歴史ある「建ぐるみ」。雪が多く寒いこの地域で発展した母屋の中に蔵がある明治末期の建築様式です。萩月庵 グルメ・レストラン
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お蕎麦。大盛り+300円したらとんでもない量になった。
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諏訪大社に到着。ここは下社春宮。
諏訪大社は下社上社があって下社は春宮と秋宮があります。諏訪大社下社春宮 寺・神社・教会
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鳥居の足元のマンホールがこちら。
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お参り。
両脇に立つ白い木の柱が御柱。神社を囲むように4本立っています(残りの2本は奥にあるのであまり見えない)。
モミの木を山で切ってここまで持ってくるのが御柱祭。こんな大きな柱を人力だけで切って運んで建てるのは一大イベントですね。
ちなみに下社の神様は半年ごとに春宮と秋宮を行き来するので、この時の春宮は留守。 -
春宮の近くにあるスポット①。万治の石仏。
境内を出て川を渡った先にあります。ちょっとアジアンな感じの顔立ちが特徴で岡本太郎が絶賛したとか。背中側にノミの跡があります。万治の石仏 名所・史跡
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春宮の近くにあるスポット②。おんばしら館よいさ。
下社の御柱祭についてよくわかる展示施設。館内撮影禁止。ジオラマや木を起こす人力の起重機の模型もあって結構充実。
ここにしかないのが、御柱にのって斜面を駆け降りる(柱と一緒に落ちる)木落し体験。御柱を模した木にまたがると正面に斜面を下りる映像が流れそれに合わせて木が傾いたりします。
さらに実際の御柱に使われた木の一部にまたがることもできます。曰く、神事に付き女性は跨がれないのですがここだけはOK。おんばしら館 よいさ 名所・史跡
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なぜか鉄腕アトムのマンホールもあった。
手塚治虫の先祖が諏訪大社の神職だったらしい。 -
お散歩再開。長野県の内陸ですが、実は晴れていれば富士山が見えるスポット。
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春宮から秋宮に向かって歩きます。この通りは旧中山道。
当時の建物はあまり残っていませんが、一般公開されている建物もあります。ガイドのおじいさんが丁寧に解説してくれました。伏見屋邸 名所・史跡
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蔵も中が公開されています。養蚕の面影。
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秋宮が近づいてくると温泉街に入ります。歴史ある銭湯や旅館が立ち並びます。
道端にはこんな風にお湯が流れているところがちらほら。あったかい。
奥に看板だけ見える水準点は石が十字に並ぶちゃんとしたやつでした。 -
さて次は本陣。
中山道の宿場町、下諏訪宿の本陣が2023年から常時一般公開されました。下諏訪宿本陣 岩波家 名所・史跡
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当時の建物がきれいに残っています。いまの当主が第28代。それだけ長い間大切に維持されてきた賜物です。
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身分の高い公家は一筆書けば宿代タダだったの!?
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皇女和宮様が徳川家に嫁ぐために江戸へ向かう際にここに立ち寄った時に使用された器。
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さてここで一番の見どころはお庭。時期が微妙でしたが木や石を見事に配置した日本庭園。
この大広間から見ると屏風絵の様と評されますが、まさにその通りで屋根や床が枠になります。 -
御小休と書かれているところで明治天皇がおくつろぎになったとか。
実は一番庭がきれいに見える席はもうちょっと左なんだけど、下座に座るわけにはいかなかったんだろうな。
閑散期サービスということでお茶をたてていただきました。 -
本陣だった証。高札がたくさん置いてありました。
参勤交代などで宿泊するときの予約札みたいなものだそう。 -
本陣を出て秋宮へ向かう途中に甲州道中と中山道の合流の碑が立っています。
中山道は、現在は国道もJRもつぎはぎになってしまっていてどこを通っているのかイメージが難しいんですよね。ここに来て初めて知りました。甲州街道 中山道合流の地碑 名所・史跡
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そしてすぐ隣が秋宮。
春宮とそっくり。なぜなら同じ図面で建てたから。でも宮大工は違う人なので微妙に雰囲気が違うとか。諏訪大社下社秋宮 寺・神社・教会
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今日の最後は宿場街道資料館。中山道沿いの歴史ある建物が公開されています。
宿場街道資料館 美術館・博物館
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囲炉裏があったり箱階段があったり、当時の様子が残っています。
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当時の旅行道具などの展示のほかに解説も充実。
江戸と京都を結ぶ街道には中山道と東海道がありますが、内陸を行く中山道のアップダウンの激しさは大変。
それでも選ばれた理由があったみたい。 -
諏訪での年貢のシステム。
現代の給与の天引きがいかにひどいかは後世このように展示されるだろう。
ところで本陣もそうでしたが、冬の畳はとても冷たくここも立っているだけでも足の裏がしんどい… -
今宵は中山道に面する道から入ったところにある旅館奴で。
この周辺には脇本陣だった宿などもある。旅館 奴(やっこ) 宿・ホテル
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元は料亭とのことで料理は素晴らしかった。
ワカサギに始まって馬刺しやナマズといったご当地料理が並ぶ。
普段こんなお店行かないのであれですが、盛り付け、配膳まで一流をちょっと感じた気がしました。(左利きなのでちゃんと箸がその向きに置かれている) -
翌朝は近所のオルゴール記念館へ。
すわのね グルメ・レストラン
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ここにもいた!
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18世紀末の当時超高級品だったものから徐々に普及していき進化してきたオルゴールがたくさん並んでいます。
最初はシリンダータイプだったものが量産性の良いディスクタイプに変化。こちらは8枚のディスクから選曲できるという凝ったもの。 -
現代ではスマホでいつでも好きな音楽を鑑賞できますが、昔は当然生演奏しかなかったわけで。
そんな時代に機械で音楽を演奏できるオルゴールは、貴族や富裕層の間で広まり音楽の普及や発展の一助となったのでしょう。 -
こうして進化してきたオルゴールも終焉の時が。きっかけはエジソンの蓄音機です。
これには音声も吹き込むことができますからね。
ここに展示されているオルゴールはどれも演奏が可能。解説員の方にお願いしたら蓄音機も演奏してくれました。意外とはっきり演奏が聞こえました。 -
そしてここでは現代のオルゴールの製造販売を行っています。
一時は世界の9割をここで作っていたとか。一つ一つ調律して組み立てているそう。
ちなみに1階のショップでは何百曲のオルゴールを取り扱っていて♪推しの子や♪Bling-Bang-Bang-Bornもあってびっくり。
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旅館 奴(やっこ)
3.17
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