2025/01/02 - 2025/01/02
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しろくまさん
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【7】ポカラ
ネパール第二の都市ポカラ。カトマンズから飛行機で30分足らずの所にある。緯度が低いためか、年末年始であっても寒さを感じることはなかった。
ポカラのまちは人工湖のフェワ湖のまわりに栄えている。このまちの最大の魅力は、8000m級の山々をすぐ近くから見られること。標高800mほどのポカラから標高差7000mとなる。麓から見上げる富士山の実に倍の標高差である。
ポカラ観光の定番は、午後にポカラに入り、翌朝、サランコットの丘から朝日に染まるヒマラヤを見るパターンのようだが、日程的に余裕がなかったため、カトマンズから日帰りで強行することとした。
【ネパール旅行】
2024年末~2025年始め、ネパールで年越しをすることにした。
古い街並みや寺院の残る世界遺産やエベレスト遊覧フライトなどが目的である。ネパール料理も興味があった。約1週間の旅行となったが、そこで感じたことや旅の情報などをつれづれ綴っていく。
【1】バクタプル、チャング・ナラヤン
【2】ナガルコット
【3】ボダナート、パシュパティナート
【4】パタン
【5】エベレスト遊覧フライト
【6】カトマンズのダルバール広場周辺、スワヤンブナート
【7】ポカラ【このページ】
【8】その他(グルメ等)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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「せっかくネパールに行くのだから、ポカラにも行ってみたい。でも日程的に余裕はない。」そんな中、(カトマンズから始発で飛んで最終で帰ってくれば日帰りでもポカラに行けるのでは?)と考えるようになり、飛行機を予約したのでしたが…。
結論から言えば正解であり間違いでもありました。ネパールでは有視界飛行が原則で、仮に快晴でよい天気に見えても出発地か到着地のどちらかの空港付近の視界が悪ければ空港閉鎖となり離着陸できないこともよくあることのようです。
私たちの予約したポカラ便は12月31日大晦日の始発便となる8時の便でした。朝6時25分にタメルのホテルを出てタクシーでトリブバン空港に向かいました。7時ごろに国内線ターミナルでチェックインを済ませ、搭乗口で待っているとモニターに遅延の文字が。ポカラ空港周辺の天候が悪い空港が閉鎖となっているようでした。1時間遅れ、2時間遅れ、そして3時間遅れ。さすがにこれ以上遅れると、ポカラに着いてもすぐに帰ってこなければならなくなってしまうという判断から、ポカラ行きを断念することに。でもやっぱりポカラには行きたいので、チェックインカウンターで粘って1月2日の同便に振り替えてもらうことにしました。あとで調べると結局31日は6時間ちょっと遅れて飛び立ったようですし、予約していた帰りの便は欠航となったため、行ったはいいけど帰ってこられないということになってしまうところでした。ちなみに1月1日(私たちがエベレストフライトに行った日)のポカラ便は、4時間の遅延でした。
そして迎えた1月2日。この日も朝から視界不良でポカラ空港がクローズ。31日が6時間、1日が4時間、今日はきっと早く飛ぶと信じていましたが。時刻は10時。すでに2時間の遅延となっていたため、あと1時間待ってもも飛ばなかったらあきらめようと思っていました。そのとき、前日のエベレスト遊覧飛行で利用したツアー会社(サンシャイントラベル)の兄ちゃんからWhatsAppで「ポカラの空港が11時頃にオープンするらしいよ」という情報が入りました。聞くと、ポカラで兄弟がツアー会社をしていて、その筋の情報とのこと。その情報に賭けることにしました。
すると、予告もなく、突如11時を過ぎた頃、急に搭乗案内が始まりました!大げさかも知れませんが、あきらめかけていたところに光が見え、わくわくが止まりませんでした。
搭乗して離陸を待つ機内で、サンシャイントラベルのお兄ちゃんにお願いし、現地で彼の兄弟の会社にタクシーのチャータをお願いすることを決めました。帰りの飛行機もおそらく遅延するので、それに合わせてアレンジしてもらうということ、ポカラに降りた時から帰りの便のチェックインギリギリまで時間を有効に使うことができると判断しました。結果的にはこの選択は正解だったと思います。価格も6時間ぐらいで55ドルでした。2人分ですので、区間ごとタクシーを探したり、値段の交渉をしたり、待ったりすることを考えると、タクシー代の安いネパールであってもひょっとしたら破格だったのではと思います。トリブバン国際空港 (KTM) 空港
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カトマンズからポカラに向かう飛行機は、「絶対に右側の席」をリクエストするべきです。なぜなら、終始ヒマラヤが窓から見られるからです。「絶対に右側の席」です!
トリブバン国際空港 (KTM) 空港
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イエティ航空673便。定刻8:00が結局11:25に離陸。3時間ちょっとの遅れでした。
離陸するとまもなく、ヒマラヤ山脈が見えてきます。
前日のエベレスト遊覧飛行と進む向きが反対側(西向き)なので、それとは違う山々を見ることができます。8000m級のアンナプルナ連峰が次々と現れ、感激必至です。 -
一つ一つの山の名前は詳しくないので分からないのですが、その高さと美しさは分かります。
8000mを超えるマナスルやアンナプルナ、ダウラギリなどの名前は耳にしたことがあったので、マップと照らして、これからあれかなと思うのも一興でした。 -
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カトマンズを離陸して30分足らずでポカラに到着。どこが視界不良なのかと思うほどのよい天気でした。聞くところによると、カトマンズやポカラなどの盆地や窪地にある空港は、乾季であっても12月から1月ごろは朝方霧が出やすいそうです。
ポカラ空港 (PKR) 空港
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プムディコットの丘のてっぺんに最近できた巨大なシヴァ像です。
信仰の中心と言うよりも、新しい観光のランドマーク的な存在のようです。
ネパール人やインド人などがとても多く、欧米人や日本人はとても少なく感じました。 -
フェワ湖越しにヒマラヤのパノラマが広がっているはずでしたが、午後になると雲が広がりがちで見えないことが多いそうです。でも、ラッキーなことに、雲の隙間から時折8000m級の山々が顔を見せてくれました。
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プムディコットの丘もそこそこ標高の高い所だと思いますが、ヒマラヤは遥か高い場所にあります。
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ポカラの町の様子です。
手前の白い塔は、このあと行ったパゴダ(仏塔)です。 -
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プムディコットの丘、雲一つない日のパノラマは、検索すると出てくると思いますが、時折姿を見せる山並みを脳内ステッチすると、壮大な景観であることは容易に分かります。(帰りのポカラ空港に着いたころ、夕陽に染まるパノラマが奇跡的に見えましたが、それとほぼ同じイメージでした。)
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プムディコットの丘のシヴァ像ができる前は、こちらがフェワ湖を望むビューポイントとして有名でした。
日本人が建てたお寺のようです。日本山妙法寺 寺院・教会
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パゴダは、標高1100mを超える丘の上にあり、対岸のサランコットの丘も一望できます。
日本山妙法寺 寺院・教会
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日本山妙法寺 寺院・教会
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次々に増築されて高さを競うように造られたカフェ兼展望台です。
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ヒマラヤコーヒーは日本では、まだあまり流通していないのかも知れませんが、コーヒーの栽培に適した場所のようで、上品ですっきりとした味わいの豆となるそうです。
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このお店でお土産に200gほど買ってきました。
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1杯100円ちょっとなので、飲んでみました。淹れたてということと、この場所で飲んでいるということもあってから、とても美味しく贅沢な気分を味わえました。
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乾季なので水鳥はたいしたことないのですが、定番観光地、デヴィス滝へ。
メインストリートに面した入口から5分もしないで見ることができます。パタレ チャンゴ (デヴィス フォール) 滝・河川・湖
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パタレ チャンゴ (デヴィス フォール) 滝・河川・湖
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ヒマラヤではアンモナイトの化石がたくさん産出されます。
お土産に小さいものを買ってきました。 -
パタレ チャンゴ (デヴィス フォール) 滝・河川・湖
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グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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こちらは、デビス滝の向かいにある洞窟。想像以上に長く奥深くまで洞窟が続き、足がパンパンになります。
グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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先ほどのデヴィス滝が陸上で岩を削った水が地中に流れ込んで作られた洞窟のようです。
グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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なぜか鍾乳石がありました。
グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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巨大なアンモナイトの化石です。
グプテシュワル マハデビ洞窟 洞穴・鍾乳洞
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フェワ湖にも寄りました。
ボートに乗って湖でのんびりすることもできましたが、朝空港で軽食を取ったきり何も食べていなかったため、ポカラで遅い昼食を取ることにし、湖は湖畔から眺めるだけにしました。フェワ湖 滝・河川・湖
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湖畔のボート乗り場から、サランコットの丘が見えます。
フェワ湖 滝・河川・湖
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フェワ湖 滝・河川・湖
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サランコットの丘の右に、ポカラのシンボル的な山マチャプチャレ峰が顔を見せてくれました。マチャプチャレは6993mの高さですが、他の山よりもポカラに近いところにあるので、とても高く見えます。
フェワ湖 滝・河川・湖
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フェワ湖 滝・河川・湖
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サランコットの丘とマチャプチャレ。
サランコットの丘には、湖畔からロープウェイでアクセスできます。ロープウェイは、愛地球博で使われたもんを移設したそうです。フェワ湖 滝・河川・湖
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マチャプチャレの右にはアンナプルナⅢが見えました。
フェワ湖 滝・河川・湖
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マチャプチャレの山頂
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アンナプルナⅣの山頂
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フェワ湖 滝・河川・湖
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マチャプチャレとアンナプルナⅢ
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遅い昼食でダルバーとを食べたあと、ポカラ空港に戻って来ました。
遅延があることが分かっていたので、乗り遅れない程度の余裕を持ちつつ、ぎりぎりまで観光をすることができました。
空港に着く頃には、奇跡的にほとんどの雲が晴れ、8000mを超えるダウラギリからアンナプルナ、マナスル、そしてポカラのシンボルだるマチャプチャレまで見ることができました。ポカラ空港 (PKR) 空港
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夕陽に染まるマチャプチャレ
ポカラ空港 (PKR) 空港
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夕陽に染まるマチャプチャレ
ポカラ空港 (PKR) 空港
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ポカラ空港 (PKR) 空港
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ポカラ空港 (PKR) 空港
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ポカラ空港 (PKR) 空港
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ポカラ空港 (PKR) 空港
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ポカラ空港 (PKR) 空港
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左からアンナプルナⅣ(7525m)、アンナプルナⅡ(7937m)、ラムジュン・ヒマール(6986m)
ポカラ空港 (PKR) 空港
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中央がマチャプチャレ(6993m)、右がアンナプルナⅢ(7555m)
ポカラ空港 (PKR) 空港
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左から、アンナプルナサウス(7219m)、アンナプルナⅠ(8091m)、マチャプチャレ(6993m)
ポカラ空港 (PKR) 空港
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ポカラ空港 (PKR) 空港
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イエティ航空684便。定刻は16:40ですが、離陸したのは19:30でした。2時間50分の遅延です。行きが3時間ちょっとの遅れでポカラ着が11:50頃なので、現地滞在時間は7時間半ほどでした。12時にピックアップで空港に送ってもらったのが17時過ぎなので5時間程度の観光となりました。
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機内ではピーナツと炭酸入りアップルジュースが配れれました。
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帰りの便は、一般的なイエティ航空の緑色の機体とは異なるカラーリングでした。
ポカラ空港 (PKR) 空港
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カトマンズ上空です。
ポカラから約30分。あっと言う間です。
この時間だともう真っ暗なので景色は全く見えないのですが、日没前の便でカトマンズに戻る場合は、チェックインカウンターで「必ず左側の席」をリクエストするとよいと思います。
もちろん、ヒマラヤビューです。トリブバン国際空港 (KTM) 空港
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