2024/12/17 - 2024/12/18
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みーみさん
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奈良公園の中にある、明治40年創業の「江戸三」に泊まってきました。
行くまで知らなかったんですが、ちょうど、春日若宮おん祭の期間中で、
普段あまり体験したことのない雅楽の演奏や舞楽を見ることができました。
二日目は奈良県庁と高畑地区の志賀直哉旧居旧居を見学してから、奈良ホテル
ダイニングルーム三笠で、ユーハイムとコラボのクリスマス仕様のアフタヌー
ンティーをいただきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
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春日若宮おん祭は12月15日から18日にわたって行われるもので、1136年に藤原忠通が始めたのが起源で、900年近い歴史があり、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
春日若宮おん祭 祭り・イベント
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イチオシ
江戸三は、春日大社の一の鳥居近く、奈良公園の中にあるお宿です。このあたりは元々興福寺の塔頭が多くあったところで、明治時代、廃仏毀釈の影響でそれら塔頭も売り出されました。一方、江戸時代将軍御用達だった高級麻織物の奈良晒も明治時代になって衰え、その奈良晒の組合が新規事業として塔頭跡に開業したのが日帰り温泉施設・奈良遊園でした。
江戸三 宿・ホテル
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その後、奈良遊園の東半分を買い取って明治40年に旅館江戸三が始まりました。
奈良公園の中に離れが点在する形の旅館です。特に塀とかに囲われているわけではないので、窓の外を普通に観光客や鹿が通って行きます。江戸三 宿・ホテル
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いろいろなタイプの離れがありますが、宿泊したのは二間続きの比較的大きな離れでした。
建物は古くて風情がありますが、洗面所やトイレは新しく改修されて快適です。江戸三 宿・ホテル
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名物は若草鍋という10月~3月限定のお鍋で、このような専用の低い机でいただきます。
江戸三 宿・ホテル
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炭火でいただく若草鍋。
この土鍋も食材もすべて運んできてくれます。重たいのでスタッフの方は大変だと思います。江戸三 宿・ホテル
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ほうれん草を土台にこんもりと盛り付けるお鍋を「若草鍋」と命名したのは志賀直哉だそうです。はまぐりやエビなど、海産物も豊富でした。
江戸三 宿・ホテル
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ほうれん草たっぷりの若草鍋、おいしかったです。
冷たい水とお湯の入ったポットも何回も取り替えてくれました。江戸三 宿・ホテル
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イチオシ
夜になっても、旅館のまわりには鹿がいっぱいいました。
奈良公園 公園・植物園
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ここで寝るのかなあ。
奈良公園 公園・植物園
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夜の江戸三。
夜には宿のスタッフが雨戸を閉めにきてくれます。江戸三 宿・ホテル
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お風呂は別棟に、大小二つの浴室があります。
予約制ではありませんが、入る前に受付に電話をするシステムになっていました。
お湯の熱さがほどよくて、気持ちよかったです。江戸三 宿・ホテル
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太鼓の音が聞こえるので、宿の人に聞いたら、おん祭の舞楽が演じられているそうで、せっかくなので懐中電灯を借りて行ってみました。
参道は真っ暗でした。春日神社 寺・神社・教会
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イチオシ
奈良国立博物館の研究センターの横が御旅所で、そこで舞楽が奉納されていました。
春日若宮おん祭 祭り・イベント
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舞楽を見るのは初めてですし、生の雅楽を聞くのも初めてかもしれない。
しかも真夜中。とてもいい体験ができました。春日若宮おん祭 祭り・イベント
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おはようございます、朝ごはんです。
奈良といえば、茶粥ですね~。
だし巻き卵もすごくおいしかったです。江戸三 宿・ホテル
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朝、チェックアウト後、江戸三の離れを巡ってみました
江戸三 宿・ホテル
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散紅葉と、枝にもまだ紅葉が残っていました。
江戸三 宿・ホテル
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離れは公園の中に点在していて、建物はそれぞれ趣が違っています。
こちらは崖の下にある離れ。江戸三 宿・ホテル
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「八方亭」と名付けられた離れ。
江戸三 宿・ホテル
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塀があって門があって、一軒家のような風情の「魚鼓」
江戸三 宿・ホテル
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立派な沓脱石もありました。
江戸三 宿・ホテル
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藁ぶき屋根の離れ。
江戸三 宿・ホテル
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志賀直哉が宿泊した離れ「影向」はこじんまりとした建物でした。
ひとりで滞在するにはちょうどいい感じです。江戸三 宿・ホテル
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こちらがお風呂です。
江戸三 宿・ホテル
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お風呂の建物のすぐ横には小さな池がありました。
江戸三 宿・ホテル
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奈良県庁舎を見に行く途中、鹿が横断歩道を渡っていました。
たまたま横断歩道の上にいたのではなくて、人といっしょになって、ほんとに横断歩道のところを歩いて道路を渡っていました。奈良公園 公園・植物園
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奈良に来るといつも気になっていた建物・奈良県庁です。戦後モダニズムの建築で竣工は昭和40年。
真ん中の塔屋が特徴的ですね。奈良県庁 名所・史跡
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水平が強調されたシンプルでのびやかな印象の建物ですが、最上階の突き出た庇はな
んとなく寺院建築を思わせます。奈良県庁 名所・史跡
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その本館の建物自体は道路からは少し奥まったところにあって、通りに面しているのはこの廻廊で、とても開放的なつくりになっています。
奈良県庁 名所・史跡
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設計は当時建設省の近畿地方建設局の建築課長だった片山光生という方で、あの旧国立競技場も設計された方です。新国立競技場は誰のデザインが採用されるかで設計者が話題になりましたが、取り壊される旧競技場のことについてはあんまり報道がなかったですが、建設省が設計したんですね。
奈良県庁 名所・史跡
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廻廊から広い中庭、本館と、とてもゆったりとした、なんというのか贅沢な空間の使
い方です。奈良県庁 名所・史跡
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以前見たことがある前川國男の設計した岡山県庁も、奈良県庁のように回廊があって、そういったデザインが当時流行ったのかなあ。
奈良県庁 名所・史跡
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実このようにベンチが置かれて、特に県庁に用事がなくても誰でもウェルカムと言った感じ。
屋上も解放されているそうですが、今回は時間がなかったので、次回はもっとゆっくり見学してみようと思います。奈良県庁 名所・史跡
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志賀直哉旧宅へと向かいます。閑静な住宅街・高畑地区にあります。
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志賀直哉旧邸の隣の旧足立邸は画家足立源一郎が自分で設計した南プロバンス風の邸宅だそうですが、週末だけカフェとして開いているそうで、中も見てみたいですね。
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志賀直哉旧宅入口に到着。登録有形文化財のプレートが見えます。
志賀直哉が自分で設計し、1929年から9年間過ごした家で、現在は学校法人奈良学園が管理しているそうです。志賀直哉旧居 名所・史跡
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見学の順路はまず二階から。
階段を上がると広い廊下があって、天井は船底天井になっていました。志賀直哉旧居 名所・史跡
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イチオシ
二階からは若草山と三笠山が見えて、特に若草山の山焼きを見るのに特等席。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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家は全体的に数寄屋風の造りになっています。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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書斎は一階にありますが、北向きで冬は寒いので、この南向きの明るい2階の和室で
原稿を書くことが多かったそうです。志賀直哉旧居 名所・史跡
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こちらが一階にある書斎。机は志賀直哉が実際に使っていたものです。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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広い茶室。入口も広くて明るい感じのする茶室です。
志賀直哉自身は茶の湯は嗜まなかったそうですが、奥さんと娘さんのために茶室を造ったそうです。志賀直哉旧居 名所・史跡
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修繕をしてきれいになっていますが、当時の様子がよくわかるお風呂。
左の扉から焚口のところに出るようになっています。広くて夏はきもちよさそうですが、冬はちょっと寒そう。志賀直哉旧居 名所・史跡
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洗面所も修復されているようですが、
志賀直哉旧居 名所・史跡
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当時の洗面所の様子の写真が展示されていました。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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キッチンには造り付けの冷蔵庫があります。当時すでに都市ガスが来ていたそうなの
で、ガスコンロがあり、とてもモダンなつくりの広いキッチンです。志賀直哉旧居 名所・史跡
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イチオシ
広々とした食堂はみどころのひとつ。窓が多くて、しかも隣のサンルームの光がはいってくるので明るい。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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照明器具は民芸調。全体的には和風とアールデコがほどよく自然にまじったような感じになっています。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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造り付けの革製のソファがそのまま残っていました。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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イチオシ
南向きのサンルーム、大きな瓦張りの床、梁、天井の明り取りなども、この部屋もみどころが多い。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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クローバー型の机がかわいい。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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サンルームは夫人の間につながっていて、その入口は茶室の躙り口のようになっていて、手前には井戸型のつくばいが設置してあります。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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夫人の部屋から躙り口をとおしてサンルームを見た所です。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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夫人の部屋は南向きの一番いい場所にあります。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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夫人の部屋には造り付けの仏壇がつくられています。
直哉自身は無宗教だったので、仏間というのははこの家になかったようです。志賀直哉旧居 名所・史跡
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直哉の部屋、子供部屋、夫人の部屋へと続く廊下。廊下も広いです。
入口からは建物の全体が見えなくてわかりませんでしたが、部屋数も多くとても大きなお屋敷で、お部屋も廊下もスペースがゆったりとられています。志賀直哉旧居 名所・史跡
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左が子供たちの寝室、右奥が直哉の寝室。
子供部屋の押し入れが高くなっているのは 湿気を避けるため。志賀直哉旧居 名所・史跡
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子供の勉強部屋。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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奈良学園セミナーハウスとなっているので、実際になにかのセミナーにつかわれるんでしょうか?
順路としては室内は子供部屋が最後で、ここから、南側の庭、中庭、北側の庭と見て、見学終了となります。志賀直哉旧居 名所・史跡
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サンルームと子供の勉強部屋に面した南側の庭にある、掘り下げてある所は、子供のプール・水浴び場だったという説明書きがありました。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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中庭にはお茶席の待合もありました。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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北側の庭には池がありました。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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志賀直哉旧居外観。
志賀直哉旧居 名所・史跡
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志賀直哉旧居をあとにして、アフタンーンティーをいただくため奈良ホテルにやってきました。
奈良ホテル 宿・ホテル
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ロビーにはクリスマスツリー。
奈良ホテル 宿・ホテル
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イチオシ
今回のアフタヌーンティーはユーハイムとのコラボで、一番上にユーハイムのいろんなバウムクーヘンが載っています。
バウムクーヘンにも色々なメーカーのがありますが、私はこのちょっとかためのユーハイムのバウムクーヘンが好きです。メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン
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ウェルカムドリンク。
メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン
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セイボリーは別のお皿ででてきました。
合鴨のサラダ、スモークサーモンのカナッペ、海老としば漬けのタルタルオープンサンドなど。メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン
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さらにバウムクーヘンのワゴンサービスもあったのでおなかいっぱいになりました。
メインダイニングルーム 三笠 グルメ・レストラン
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