2024/12/13 - 2024/12/13
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kirinbxxさん
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明日からスクールホリディに入るという金曜日、アデレード近郊にあるCarrick hillを訪問しました。クリスマスイベントとして、 the Nutcracker Christmas Mouse Huntが開かれています。
ここは南オーストラリア州きっての名士だったサー・エドワード・ウォーターフィールド・ヘイワードの邸宅だったところです。彼は優秀なビジネスマンであり、軍人であり、スポーツマンでした。資産家令嬢であった妻の影響で、美術愛好家にもなり、夫妻は資産の多くを美術品の収集に注ぎ込みました。先に夫人を亡くしたヘイワード卿は、この広大な敷地と邸宅を州政府に遺贈しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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駐車場に車を駐めるとすぐに目につくのはこの建物。随分と現代的な、と思ったら単なるカフェでした。
カリックヒル 建造物
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Hillというだけあって高台にあり、海も見えます。ちょうど正面あたりが、アデレード空港です。広大な敷地ですが、有料なのは屋敷内の見学と、プロの撮影のみ。大がかりなイベントは許可が必要ですが、10人程度でのピクニックなら自由です。
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英国のドラマや映画に出て来そうなお屋敷です。
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うん?????
桃太郎???
すでに所々消えかかっている説明板があり、岡山県が南オーストラリア州に寄贈したとのこと。なんでまた?
調べてみると、岡山県と南オーストラリア州は、昭和59年11月に,水島港とアデレード港とが姉妹港縁組を締結したことから、交流を始めたそうです。そこで南オーストラリア州の150周年を記念して、この像が贈られたそうです。作者は岡本錦朋、1907年生まれ、東京美術学校(現東京藝術大学)彫塑科へ入学、1931年から3年連続日展入選。岡山駅前の桃太郎像もこの人の作品だそうです。 -
こちらが、この屋敷の所有者だったヘイワード夫妻。夫のサー・エドワード・ウォーターフィールド・ヘイワードはアデレードを拠点としていたデパート経営者の家に生まれました。36歳でオーストラリア軍に入隊して第二次世界大戦を戦い、そこでアメリカ人がコカ・コーラを好んでいる事を知ってアデレードでフランチャイズを設立。夫人とともに、オーストラリアきっての美術愛好家として知られると同時に、クリケット、ポロ、ゴルフ、乗馬を愛し、ナショナルチームにも入ったスポーツマンでもありました。
アデレードのクリスマスページェントは、1933年、大恐慌の影響に苦しむ子供たちのために彼が発起人となって始まったイベントです。 -
これが本館です。ヘイワード夫妻は新婚旅行で英国に1年間滞在し(!!!)、1135年から修道院や司祭宮殿として使われていたチューダー様式の邸宅が取り壊されて売りに出されたのを知り、使われていた大量のオーク材(その面積は1858平方メートル!)や、ドア、窓枠、暖炉、階段などの部品を買取ってアデレードに運ばせ、それを使ってこの屋敷を建てました。
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この日は素晴らしい青天、空と木々と建物、そして花々が鮮やかなコントラストを見せていました。
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子供たちに人気の撮影スポットです。
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これがハントの対象、ナッツクラッカーマウス。全部見つけると、ご褒美としてお菓子が貰えるので、子供たちは夢中で探していました。すべてのマウスは、住んでいる部屋にあった衣装を着ています。
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立派なグランドピアノがある、音楽のための部屋。左の写真はヘイワード卿夫人ですが、彼女の実家も資産家で、幼いときから美術に強い関心をもち、後に夫に大きな影響を与えたようです。この邸宅のある広大な土地は、夫人の父からの結婚祝いでした。
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玄関ホール、大きな階段のある空間です。この階段も、各部屋のドアも、あちらこちらに使われているオーク材も英国から運んできたものです。
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立派な書斎です。
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ここは庭師の作業室だったところです。
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立派なダイニングルーム。
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当時のクリスマスのセッティングを再現。
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ルネ・ラリックのガラス皿や、彼が若い頃に作った磁器、英国で夫妻が買ってきた牛の置物(夫人の父は著名な牧畜家でした)など。
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どの部屋にも必ず沢山の絵が飾られています。州立美術館を除けば、南オーストラリア州最大のコレクションです。
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マスターベッドルーム。
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マスターベッドルームと、もう一つのベッドルームの両方からアクセスできる広々としたバスルーム。
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バスタブの横にちゃっかりとマウスが。
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この家具も英国で200年ほど前に作られたものです。
ところで、このキャリック・ヒルはヘイワード卿夫妻が所有していた「四つの家のうちの一つ」だったというのだから、驚きです。彼らはポート・ウィランガにビーチハウスを持ち、デラミア郊外で牛やポロに使うポニーを飼育していました。そらだけではなく、ロンドンのメイフェアにタウンハウス(本来の意味の)を所有していましたが、その場所を選んだ理由は馴染みの美術商、骨董商の店が近くにあったから、だそうです。 -
英国の彫刻家サー・ジェイコブス・エプスタインによる彫刻。手前から、バーナード・ショー(脚本家)と、ウィンストン・チャーチル、そしてアルバート・アインシュタインです。夫妻は作者から直接多くの彫刻を買取っています。
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真面目にハントしたわけではありませんが・・・
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1930年代の最新型のオーブンです。煙突がついていました。
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広いキッチン。
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食器は専用の納戸があってそこにもしまわれていました。ヘイワード卿夫人は料理を全くしない女性だったそうです。まぁ、必要ありませんね。
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昔のオーストラリアの家庭に必ずあった、食品を入れる缶はもちろんのこと、こんなものも。ジンとはまた・・・探してみましたが、ウィスキーとかブランデーなどの容器はありませんでした。
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2階のギャラリーには建設時の図面のオリジナルも展示されています。3階は別のギャラリーになっていて、現代の作家の展覧会が開かれたり、結婚式に使うときのパーティスペースとして利用されるそうです。
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これから本格的な夏を迎えるアデレードですが、この日は晴天ではあってもそれほど暑くはなく、絶好の遠足日和でした。
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敷地内のいろんなところにテーブルやベンチがあったり、日陰を作ったりしてあって地元の人々が沢山憩っていました。こういう見事なものを自費で作り上げ、死後は地元に寄贈する。自由移民によって建設された都市アデレードには、大学や研究所なども含め、そういう場所が沢山あります。
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