2024葉月　オーストラリア　The Overlandで行くアデレードへの道

2024/08/28 - 2024/09/02

オーストラリア国内線も運賃同額でつけられるJALで購入した日本経由ヨーロッパ行きのチケットの戻り行程をいつもの中学校時代の同級生のおっさん2人で行って来ます。

今回はメルボルンinして、鉄道でアデレードへ行くというルート。
鉄道メインです。
そして初アデレードなので2泊して1日観光、と言っても近場を回る程度ではあります。

過去のオーストラリアでは、予約していた列車が災害で運休したり、スマホ失くしたり、帰国後にコロナに襲われたり、家族が病で呼び戻されたり、ちょっとばかり鬼門とも言えるような。しかしいつまでも過去の失敗などを引きずるわけでもなし、気分を改め、しかし注意しつつ楽しめるよう・・と出発します。


■スケジュール
8/28水　羽田－（機中泊）
8/29木　－シドニー－メルボルン（泊）
8/30金　メルボルン－アデレード（泊）
8/31土　滞在　アデレード（泊）
9/01日　アデレード－シドニー（泊）
9/02月　シドニー－羽田


■フライト
8/28 JL051 HND1920 SYD0610+1
8/29 QF431 SYD0930 MEL1105
9/01 QF740 ADL1255 SYD1515
9/02 JL052 SYD0815 HND1705

■航空券
・JL051~QF431　JALで購入
　PER/SYD/TYO/HEL/BUD/HEL/TYO/SYD/MEL
　今回は第7・8区間を使用
　運賃2,526AUD＋諸税

・QF740~JL052　JALで購入
　ADL/SYD/TYO/HEL/LIS//MAD/LON/TYO/SYD/HBA
　今回は第1・2区間を使用
　運賃2,526AUD＋諸税


■ホテル
8/29 Melbourne ibis Styles Kingsgate

8/30･31 Holiday Inn Express Adelaide City Centre

9/1 Holiday Inn Express Sydney Airport

エリア アデレード(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL カンタス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

8/28（水）

仕事を終えて羽田3タミへ。
シャワー浴びて、軽く食事をいただき、最後にデザート。

フルーツ2つとマンゴープリン、オーダー制になって品も良くなったけれども、微妙な量の調整ができないのが残念。

搭乗します。
いつものように少々出発が遅れ、でも到着は定時です。

座席はPY、JALのプレミアムエコノミーは座席こそエコノミーよりも広めになってはいるものの、機内食に関してはエコノミーと同等。まぁ、先に配膳されるので2種類のうちで品切れになることはないと思う。

あとは、カップラーメンのサービスがあるけど、それ食べないからなぁ。

8/29（木）

日本時間の4時に朝食出てくるものの、眠いし、食べなくてもいいかな。
そして、出発は遅延したけど、定刻に到着して、でも検疫官がどうのこうので機内でしばし待機させられました。

入国審査は日本パスポートは機械化されており、ものすごく簡単。
プラオイリティパスのレストランで朝食、とも思ったけど、マフィンなどを持ち帰ることにしました。

シドニー空港1タミ→3タミへはカンタスの乗り継ぎ用バスで移動します。
乗車前に保安検査があるので、到着は3タミに出発ロビー内です。

カンタスラウンジで軽く朝食。
オーストラリア人はコーヒー好きなのか、カウンターの列がなかなか途切れず、コーヒー飲み忘れてしまった。

B737カンタスの国内線に乗ってメルボルンへ。
国内線でもドリンクとスナックサービスあるんだけど、寝ていたらあたりまえのように飛ばされました。

お昼にはちょっと早いけど、ランチは空港で食べちゃいましょう。

ランチ限定のチキンと、アイスコーヒー。
お支払いはプラオイリティパスです。アライバルでも使えるか確認してから入りました。

メルボルン空港から市内まではSkyBusが直通で結んでいます。ただ運賃が高い（23.9AUD、往復購入すると40AUD）。
初めて渡豪した時は、あたりまえのように乗りました。

今回は路線バスと電車で行きます。
メルボルンも交通カードがあり、Mykiカードを最初に来た時に作りました。でも有効期限5年があるそうで、ネットでチェックしても失効していました。そんなに何度も来るわけでもないし、また有料でカード購入か、と思っていたらスマホのGoogle WalletにMykiを組み込めることがわかり、今回は10AUD加算しておきました。

空港から901系統のバス（1時間に2～3本発車しています）でBroadmeadows駅へ15分ほど。

スマホで位置を追いかけれいたけれども、乗客のほとんどがこの駅で下車しました。

待合室側から、2番線－1番線－3番線という変則の配置に気づかず、すぐに乗れると思っていた1番線（シティ方面）は、地下通路を大回りして行かねばならず、行く間に電車1本逃してしまいました。

サザンクロス駅まで、乗り換えに時間がかかってしまい1時間ちょっとかかりました。でも、運賃は5.3AUD、30分かからないSkyBusよりも時間は倍かかるけれども、お財布にはとても優しいと思います。

歩いて5分ほどのホテルはibisです。

ベッド2台、でも大きさが違うよね。
私の方が体格はやせ気味だし、小さい方でいいよ、と相棒にダブルを譲りました。

メルボルン市内中心部でお値段安いので、やや狭いのはしょうがないかもしれません。

シャワーやトイレもついています。

メルボルンでは特に観光の予定もなく、無料のトラムに乗って市内散策します。

新型のトラムと、いかにも旧型って感じのトラムなどいろいろと乗って、市内中心部は無料で乗れるなんて、日本でいう100円バスみたいなものですね。

さて、物価はやはり高く感じます。
500ペットボトルの飲料は4～5AUDします。でも、スーパー行くと、1本売りはそれなりのお値段するけれども、まとめ買いするとそれほどでもありません。

あまりケチケチしたくはないものの、それでも安い方がいいので、サザンクロス駅近くのスーパーで買い物。1.5Lの水、オレンジジュース、割引の入ってフルーツ2つで8AUD。

部屋に戻って、シドニー空港から持ち帰ったマフィンとスーパーで購入したフルーツで夕食代わり。

私も相棒もお酒飲まないので、夜の街へ・・はそんなに重要ではありません。
グダグダとしている間に、もう夢の中へ。

8/30（金）

朝のメルボルン　サザンクロス駅。
これから1日列車に乗りっぱなし、ちょっと武者震い（笑）

長距離列車の発車するホームは一番隅です。
1時間前にはすでに列車がホームに据え付けられていました。

改札口に案内係員が配置され、ホームでチェックインできると言われ、人がごちゃごちゃしているあたりでプリントした乗車券と名前を確認して座席をもらいます。

購入段階では、座席を選ぶことができません。
事前にネットで予約しました。

2クラス制で
・Red Premium（座席1-2、車内で食事つき）
・Red Standard（座席2-2）

車両に掲げられているエンブレムがこの列車専用と言えそうです。

とは言っても、相当くたびれた車両のようで、

・コンセントはない、Wifiは当然ながらない
・座席もガタツキがあり、テーブルもがたついている。

2人で申し込んでいるので、指定された座席は2人席。

窓枠と座席配置が合わないので、ちょっと懸念していたものの、やや前方から外が見える（窓側からも、通路側からも）ので、ベストとは言えないものの、全く眺望が開けないわけではなく一安心。

The overlandのミネラルウォーターが座席ポケットに入っていました。
まぁ、ごく普通のお水です。

さて、今回はRed Premiumで予約をしました。
メルボルン－アデレード間240AUD＋サービス料7AUD
1日乗って25,000円くらいです。

Red Premiumには食事がついています。
メニュー配布され、希望を聞かれました。

朝食、食後にコーヒー。

昼食

食後にデザートのケーキ。

3時のおやつで、またケーキとコーヒー。

飛行機よりは出歩けるものの、駅での停車時間は短くホームにおりる時間はなく、車内を歩きまわる程度で、食べては眠くなりうたた寝、って感じになってしまいました。

メルボルン8:05－アデレード18:05
時差が30分あり、途中で時計を30分戻しているので、実際は10時間30分かかっています。

こまめに停車するものの、途中駅での乗降はほとんどありません。
そして、窓ガラスもあまりきれいではなく、途中での写真がほとんど撮れませんでした。

昼行10時間の列車旅も久しぶり。
終わってしまえばあっという間です。

Adelaide Parklands Terminalに到着しました。
市街地のアデレード駅ではなく、ちょっと外れた場所にある駅です。

暮れなずむアデレード。
Uber呼ぶまでもなく、タクシーが駅前にいたので乗ってホテルまで。1人だったら、最寄りの鉄道まで歩くところだけれども、2人だと気軽です。

駅からタクシーで10分ほど、距離にして3kmちょっとだとおもうけれども、メータは20AUD、タクシー高いね。

ホテルはホリデーインエクスプレス
2泊で318AUD

ベッドは同じ大きさでホッとしました（笑）

どこでも同じクオリティなのは安心できます、というか面白くはありませんが・・。

列車内であれだけ食べたものの、軽く夕食を・・とホテル近くのベトナム料理店へ。

フォーガー　鶏肉たくさん入っていたし、美味しかったけれども、飲み物込みで19.71AUD（およそ1,970円）ってベトナムだったら何杯食べられるかしら。

8/31（土）

アデレード滞在日。
朝はゆっくり、8時すぎに朝食です。
ホリデーインエクスプレスは朝食付なので、品数などはともかくとして、お腹は満たせます。

ホテルから歩いて5分くらい、街中のアデレード駅。

中へ入ると、なんと形容したらいいのだろうか、駅とは思えないような素敵な造りに眼を見張りました。

交通カードを購入しても良かったのだけれども、スマホアプリBuy ＆Goで購入したQRコードで乗車しました。ただ、まだあまり普及していないようで、自動改札では入場できず、係員のいる通路から入ります。

そしてホームは頭端式にホームが斜めに並んで壮観です。

建物内なので、ちょっと暗かったです。

2両編成の列車、固定式のクロスシートが並びます。

30分弱でPort Dock駅へ。

運賃は土曜日は1日中ピーク運賃で4.4AUD、2時間までは乗り換え可能なので、遠方まで行くときはお得感ありますが、近場でのちょい乗りだと割高感は否めません。

1駅だけ支線のようになって行き止まりの終着駅です。
30分に1本走っています。

この雰囲気は、なんとなく富山港線の岩瀬浜駅に似ているような・・。

駅前には国立鉄道博物館があります。

入場料は1人17AUD、でも外見だけでわかるのか証明書の提示も求めずSeniors料金10AUDになりました、嬉しいやら悲しいやら・・。

数多くの機関車や車両が展示してあります。

移動販売車のような車両。
銀行の車両もあり、広大な国土で、列車が商店や金融機関などの役割を果たしていたのだろう。

流線形の機関車は、なんともユーモラスな顔つきです。

Train Ridesで無料（入場券に込み）で乗れます。
博物館の周囲を2周、いい歳のおっさんが子供たちに混じって乗って来ました。

つづいて、歩いて5分ほどで南オーストラリア航空博物館へ。

クレジットカードの機器が壊れているとかで、キャッシュオンリーでした。
1人10.5AUD、キャッシュを使ったのは唯一この時だけです。

体育館のような広い建物の中に航空機がたくさん展示してあります。

一部は機内へ入ることもできます。

鉄道も航空機も興味あるところは楽しいですね。

同じ線でアデレードに戻り、駅前の中華料理店でランチ。

しっかりとネギと玉ねぎを抜いてもらいました。
チキンフライドライス＝18AUD

食後は近くを散歩しながら
Migration Museum（移住博物館）

南オーストラリア博物館を見て回りました（いずれも入場無料）。

ちょっとして鉄分の展示もあって楽しませていただきました。

南オーストラリア州立図書館

公立の図書館なので遠慮なく入らせていただきます。

近代的な現在の図書館（上の画像）に比べて、旧館というのか隣接している建物内は真ん中が吹き抜けになり美しい佇まい。

デスクで熱心に調べものをしている方もちらほら、落ち着いた雰囲気で1日中でも書に没頭できそうな気分。

ついでに州立美術館も行こうかと思っていたけど、相棒は疲れたっぽいのでアデレード駅を見ながらホテルへ戻ることにしました。

最後の夜なので、ステーキでもと出かけたものの、
良さそうでね、と入ったレストランはネパール料理店でした。

生演奏もあって雰囲気良かったけど、料理は今一つかなぁ。
2人で54AUD

9/1（日）

相棒は6時にホテル出発、シドニー経由キャセイで先に帰ります。
1人で朝食を食べ、チェックアウト。
荷物を預かってもらいます。

アデレードも市内中心部のトラムはメルボルン同様無料で乗車することができます。

見た限りでは、古い車両はなく、みんな新しい車両ばかりでした。
日曜日ということもあってなのか、空いていました。

無料区間を乗ったり、撮影したり。

アデレード駅まで戻って来て、トラム小トリップおしまい。
特に目的もなく、乗っているだけなんだけど、いいよね（物好きに思われるかもしれませんが・・）。

ホテルで荷物を受け取り、近くのバス停へ。

アデレードは空港への加算料金がなく、日曜なのでオフピーク2.4AUDのチケット（電車もバスも共通、2時間まで）で乗車できます。

今さら、Welcomeでもないけど・・。

チェックインして、制限区域へ。
プライオリティパスで利用できるお店へ。

デザートのような品を持ち帰り、カンタスラウンジで昼食とともにいただきました。

スケジュールはADL12:55－SYD15:15

だったものが、メールで20分遅延のお知らせが来て、ラウンジでもその表示だったので、そのつもりでゆっくりとして搭乗口に行ったところ、

いつのまにか再変更で
ADL13:00発になり、もうファイナルコールだった。

B737、カンタスらしくない塗装は、旧塗装なのかしら。

シドニー3タミ到着後、制限区域内のプライオリティパスで利用できるレストランへ。前回来た時、営業前で断られたので、今回は利用してみたいと思っていました。

ビールでも飲めれば選択肢増えるのだろうけど、パッタイとペットボトル飲料でほぼ規定の金額へ。

このシュエップスは6.5AUD＝650円なので高いよねぇ。

もう1軒、さすがにお腹には入らないので、お持ち帰り。
プライオリティパスのオーストラリアは空港の飲食店が充実していて、さらにアライバルでも使えるのでありがたいことです。

宿は国内線ターミナル（2・3タミ）から歩いて行けるホリデーインエクスプレス。バスに乗るまでもなく、10分くらいで着きます。

空港からまともに電車乗ると市内までバカ高いので、歩いて行けるところは、特に市内まで行く必要もない時は、使いやすいかと思います。

ベッドがツインからダブルになっただけで、前日のアデレードと雰囲気全く一緒。

洗面所、シャワールームも同じです。

唯一、空港を意識してなのか、見づらいもののガラスには航空機の発着案内（ダミーのもの）が書かれていて、空港のホテルということを意識しているようです。

シドニー空港へ到着したのは、15時過ぎだけれども、パッタイ食べたりして、ホテルの部屋に入ったのは17時過ぎ。

これからマスコットまで歩いて行って、電車で市内まで行くのもかったるいし、もう部屋でゴロゴロしています。持ち帰ったパイを小腹に満たして、目覚ましかけて寝ることにします。

9/2（月）

5:30に起床、オーストラリアは夏時間なのでJAL羽田行きの出発も1時間早いので早起きが必要になってしまいます。

ホテルの送迎バスは、15ドルだったかな。
ケチって利用せずに、歩いて国内線ターミナルまで行き、そこから無料バスで国際線（1タミ）へ向かいます。これが最安、無料ですから。

チェックインもスムーズに済んで、出国します。
すべて機械化されていて、時間もかからないし、しいて言えばスタンプないのがさびしいかなぁ。

カンタスラウンジで朝食。
いつもエッグベネディクトなので、たまには別のメニューをオーダーしました。でも、エッグベネディクトの方が良かったな。

それより、ここはJAL便の出発だと朝食時間帯しか利用したことがないので、昼か夜の時間帯に利用してみたいものです。

機内食1回目。

お腹空いた頃、到着2時間くらい前に2回目の機内食。
行きは空いていたけれども、帰りのプレエコ35席（5列×7人）満席でした。

オーストラリアは鉄道の楽しみがまだ残っています、長距離列車はもとより、大都市近郊の鉄道も面白そうだし、機会あればまた乗りに出かけたいものです。