2024/12/09 - 2024/12/10
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まつこさん
この旅行記のスケジュール
2024/12/09
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昨年は順不同の乱れ打ち?お遍路をして、連れ合いだけが巡った札所もあったりする内に昨年は乱れ打ちで88ヶ所を終えてしまったのですが、実は今年も逆打ちで巡りました。
秋から始めて年内に終えるという時間の制約もあって私は時々しか参加しなかったのですが、連れ合いは11月までに88番から19番まで進み、このほど残り18番から1番に結願することができました。
私が初めて訪ねるお寺もあり、二度めのお寺もありますが、徳島県内1泊2日のお遍路旅です。
1日目は18番恩山寺から11番藤井寺までです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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冷え込んだ朝、明石海峡大橋を渡って、サービスエリアから神戸三宮方面を眺めて休憩。
今日は空気も澄んで、大阪湾までくっきり見えます。 -
「道の駅くるくるなる」とでトイレ休憩。併設の「産直市場えがお」でおやつ用に徳島産のミカンを入手しました。
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園芸コーナーの横で「前川清の錦鯉」なるものを売っていて、水槽を見ると、なるほど20センチ位の美しい錦鯉が泳いでいました。前川清さんは鯉の養殖してるの?
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第18番札所の恩山寺に上る途中の道端に弘法大師お手植えの「毘蘭樹(びらんじゅ)」という木肌の赤い木が生えています。木肌が剥き出しで身ぐるみ剥がされたように見えるため、この木に触ると勝負運が下がるので触らないようにと言われているそうです。
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小松島にある第18番霊場、恩山寺に到着です。
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本堂には彩色鮮やかな絵がかかっています。
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恩山寺は元は女人禁制のお寺でしたが、弘法大師の母君がこちらで剃髪して出家してから禁制も解かれたようです。
なお、こちらのお寺では「摺袈裟(すりげさ)」という一生物の御守を販売しています。全霊場の中でもここにしかない貴重な御守りです。普通にイメージする形とは違い、B5判くらいの紙のお札が入っているのですが、袋ごと持ち歩くかお仏壇にお供えしておくと良いそうです。 -
小松島市から徳島市に移動して、井戸寺に来ました。
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こちらが本堂。
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国の重要文化財に指定されている十一面観音像も安置されています。
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この地の水が濁りのあるのを哀れんだ弘法大師が錫杖で一夜にして掘った井戸が寺名の由来とされています。建物の中に井戸が見えます。
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建物の横にも由来が書いてありました。
井戸を覗き込んで自分の姿が映れば無病息災とか。 -
お腹も空いてきたのでこの辺でお昼にします。国道沿いの徳島ラーメンのお店、「くろすけ」さん。
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徳島ラーメン特有の色の濃いスープ。チャーシューがトロトロですが、不思議と脂っこさは感じませんでした。タケノコ(メンマというよりもっとパリパリと歯触りの良い甘めの味付け)が美味しかったです。
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昼食の後は16番札所、観音寺です。
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観音寺は聖武天皇の命により創立されたと伝わるお寺です。姑を虐待した女性がこの寺に来た時、着物が燃え上がったことから自分の過ちに気づいたという説話が残り、霊験あらたかな寺院として信仰を集めているそうです。
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第15番札所、国分寺。奈良時代、聖武天皇により全国に作られた国分寺のひとつです。
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本堂は重層入母屋造りでその華麗な建物に目を奪われるのですが、建物以外にも阿波の青石と呼ばれる徳島産の緑の石が土台をはじめ随所に使われた美しいお寺です。
拝観有料の重森三玲が設計した日本庭園もあり、青石を多用した庭園は独特の迫力でした。 -
現在の国分寺の近くで発見された七重塔の心礎石。環溝型という珍しい形式です。この礎石にも青石が仕様されています。
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第14番札所、常楽寺。境内は岩盤が露出したまま岩の間を土が埋めてある状態で、階段も石垣も基礎も、さぞかし平らに削るのが大変だったろうと思います。
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この通り、歩くの にも注意を払わないと凸凹だらけでつまづいてしまいそうですが、その分、山に宿る迫力のようなものを感じます。
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境内から注意しながら紅葉の美しい階段を下りると、
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静かな池に鴨が群れていました。
車で直接境内の浦から入って来たけれど、本当ならこの池を眺め、階段を登って凸凹の岩場に登って来るはず。 -
次は第13番札所、大日寺。
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道を挟んで阿波国一の宮神社。
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神社も紅葉が美しいです。
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本堂。
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合掌した掌の中に彩色された観音菩薩が立っています。
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大日寺から車を走らせること40分、標高約900メートル。
神山温泉よりも山奥に第12番札所、焼山寺があります。遍路転がしとも言われる険しい山道は車道も同じく車1台やっと通れるほどの幅の細い箇所もあり、ヒヤヒヤものです。
ようやく駐車場に車を停めて、駐車場からまたしばらく参道を歩きます。 -
参道の途中には寄進された壮麗な石仏が随所に並んでいます。
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山並のはるか向こうに徳島市街と海が見える。
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お寺の方は参道を歩いてやっと石段の下までたどり着きました。周囲は深い杉木立に囲まれて神々しいな雰囲気です。
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息を切らした先に更に石段。
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山門をくぐって行く
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花を象った手水鉢の下にみずみずしい苔が青々と生えている。
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正面に本堂。
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山の上は日没も早いです。麓はまだ日が射しているのに。標高が高いので空気も冷たく、今朝積もった雪の名残で所々積雪が残っていました。
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この鐘楼の鐘については国主蜂須賀氏が寄進し、後醍醐天皇からは国家鎮護の霊鐘と指定された鐘があるそうです。
たいそう良い響きで、麓の街まで鳴り響いていたそうです。ある時この鐘が徴用されそうになった際、「いかんいかん」と響いて徴用を免れて本物は大切に保存され、現在の鐘は別の物を使っていると横の札に書かれていました。 -
午後4時半を過ぎて本日ラスト、第11番札所、藤井寺。
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本堂に詣でる頃には辺りも薄暗くなってきました。
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本堂の天井に描かれた龍の絵がちょっと独特の躍動感があります。
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とっぷりと日が暮れてから徳島県庁前のホテルに着いて、バイキングの夕食にありつきました。野菜の煮物が数種類あり、どれも薄味だけど出しがきいて美味しかったです。
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