2024/12/10 - 2024/12/10
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まつこさん
この旅行記のスケジュール
2024/12/10
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逆打ちお遍路もいよいよ終盤です。
前日は吉野川の南側の霊場を回りましたが、今日は北側です。10番切幡寺から1番霊山寺まで。
吉野川に隔てられた徳島県の南と北を巡り、川幅が広大なのを実際に目にして、なるほど橋の掛かっていない奈良時代には弘法大師もこの順番でしか回れなかっただろうと納得しました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝食バイキングにはたいよう農園自家製の野菜をはじめとしてウインナーや卵も提供されています。瀬戸内名物のじゃこカツも発見。
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フレンチトーストはオーダーしてその場で焼いてもらいます。外はこんがり、中身はトロトロでした!
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徳島市内から10番札所に行くにはこの吉野川を渡る必要があります。けれど川幅が半端なく長いんです。四国にこれほど大きな川が流れている事に驚きます。
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さて、本日は第10番札所、切幡寺から始まりです。
駐車場からの坂道を登ってきて、長い石段に遭遇しました。333段あるようです。
実は階段を登れない方の為に一般の駐車場から更に急な坂を車で上れる道もあるようですが… -
この通り、「女厄よけ坂」「男厄よけ坂」もあるので、自分の足で登った方がご利益があると思われます。
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上りきると意外に広い平地に本堂や大師堂他の伽藍が建っています。
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しかし切幡寺の白眉はなんと言ってもこの大塔でしょう。
豊臣秀頼が大阪の住吉大社の神宮寺に東西二棟を寄進したものを明治になって切幡寺の住職が西塔を譲り受けてこちらに移築したものだそうです。
二重方形塔婆は桃山時代の様式で現存する唯一のもので、国の重要文化財に指定されています。
山の中腹に建って遠くからでも目立つので、お寺の目印にもなっています。 -
切幡寺を出て田園地帯を走ると12月だというのにコスモスがまだ満開でした。
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第9番札所、法輪寺です。
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涅槃像をご本尊としているのは88ヵ所の中ではこちらだけだそうですが、秘仏とされ5年に1度しか開帳されないようです。
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お次は第8番札所、熊谷寺。
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極彩色の仁王像が目を引きます。
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極彩色の塔の横を通ると朗々と御詠歌が響いており、木々の紅葉の美しさと相まって、気持ちまで恍惚とするような空間です。
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こちらが本堂。太子堂は左の階段を上った所です。
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第7番札所、十楽寺は農道からすぐに入った場所で車で行きやすかったです。
お寺の前で値段高騰中のキャベツの大玉を1玉200円で売られていたので、思わず参詣前に購入してしまいました。
キャベツはともかく、十楽寺は眼病に霊験あらたかなお寺として信仰を集めているそうです。 -
手水鉢がセンサーで蛇口から水の出る形だったので驚きました。う~ん、新しい!
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お寺の門を出る時に、左右に入口があり、右は縁切、左は結縁となっています。どちらに入ろうかと一瞬悩んでしまいました。
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十楽寺のすぐ近くに第6番札所、安楽寺があります。
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「温泉山安楽寺」の名の通り、この辺りはラジウム温泉の湧きん出る土地です。弘法大師がこの地を訪れ、初めて温泉の利益を伝えられたとされています。
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池を配した多宝塔の周辺が、紅葉と共に鮮やかで非常に美しかったです。
紅葉の時期に訪れたせいもありますが、日本て本当に美しい国だな、と改めて思いました。 -
右は聖徳太子が立ち寄られた際の駒繋ぎ石。
左は温泉井戸。 -
井戸の中にはお湯ではなくお賽銭が投げ入れられていました。
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第5番札所、地蔵寺。
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樹齢800年の大銀杏は黄金色に輝いて、下に銀杏がたくさん落ちていました。
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地蔵寺は嵯峨天皇の勅願により弘法大師が創建されたお寺です。ご本尊の胎内には弘法大師自作の勝軍地蔵が納められているそうです。
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今日中に帰らないといけないので、この辺りから時間が押して焦ってきました。
第4番札所、大日寺です。第13番も同じく大日寺でしたが、別のお寺です。 -
弘法大師自ら1寸8分の大日如来像を刻んだ事が由来となっているそうです。
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第3番札所、金泉寺。
参道に沿って小川が流れています。行基が開祖ですが、弘法大師が訪れた際に霊水が出てきたので金泉寺と改めたと言われています。 -
昨年参詣した折りには寺内のあちらこちらが修復の最中でしたが、今回すっかり整えられていて、以前は見られなかった仏像も拝む事ができ、良かったです。
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第2番札所、極楽寺。
山門横の願掛け地蔵もあります。 -
石段を登って
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本堂です。
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弘法大師お手植えの長命杉は樹齢1200年。何度見ても立派です。
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ついに第1番札所、霊山寺に来ました。
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霊山寺には「三錮の松(さんこのまつ)」という3本葉の松があります。通常の松は2本の針葉ですが三錮の松は3本あって、財布に入れておくとお金に不自由しないのだそうです。
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大師堂の前に池があって、大きな鯉が泳いでいます。境内に池のあるお寺は多数ありますが、88ヵ所の中では霊山寺の池が一番大きいと思います。
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本堂の中は金色の燈籠が天井から一面に下がって幻想的な美しさ。
また納経所ではお遍路を始めるに当たっての作法や準備などを丁寧に教えてもらえます。さすが第1番札所ですね。
ともかく、ここで逆打ちのお遍路の2巡目が結願しました。 -
門前に「あわくった」というお饅頭を売っていて、2巡目の終わった安堵から、自然と足が向かってしまいます。
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これが「あわくった」。焼きたてでホカホカです。
よもぎの皮に粒餡と、白い皮にこし餡。皮がもっちりして、特によもぎは香りが強く美味しかったです。 -
遅い昼食にしようと「道の駅くるくるなると」に向かっていると、大きな白い鳥が蓮根を刈り取った畑に降り立ったので、もしや?と思い双眼鏡で確認すると、なんとコウノトリでした。
豊岡のコウノトリ公園ならいざ知らず、まさか徳島県で見られるとは!念のためスマホの鳥類図鑑で検索しても、黒く長い嘴、白く大きな体に黒い尾羽、コウノトリに間違いありません。 -
道の駅くるくるなるとは四国一の規模の道の駅だそうです。野菜の「直売所えくぼ」も併設され、土産物多数、レストランも2ヶ所あり賑わっています。
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ふわふわのオムライスやシラス丼など魅力的なメニューにさんざん迷った挙げ句、ここにしかないであろう鳴門金時のふわふわパンケーキを選んでしまいました。
パンケーキ2段の間に羽二重餅が挟まれ、上は生クリームに鳴門金時をマッシュしたようなスイートポテトの塊とさつま芋アイス、バタークリームで固めたようなさつま芋クリーム?が乗っています。当然甘い。普段は辛党なのに、自分の中に女子を感じた瞬間でした。 -
連れ合いはシラスのペペロンチーノ。1口味見するとパスタが生麺でモチモチして、シラスは新鮮で塩分おさえ目で美味しかったです。
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こちらの鳴門ワカメ売場の人気No.1は「渦わかめ」。乾燥した細いワカメが渦のように巻いてあり、量もたっぷりなのにお安いんです。帰ってからサラダにしてみたら、シャキシャキで美味でした。
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帰りに渡る大鳴門橋で思いがけず渦が見られました!ラッキー!
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大潮の時ほどではないけど、車から見られただけで満足です。
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淡路島の西岸から眺める瀬戸内海は島が遠くて少し広々。
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上りの淡路サービスエリアは下りより高台にあり、同じ明石海峡大橋を見ても少し違います。
これは明石海峡大橋を支えるケーブルの断面の太さを体感できる模型です。 -
左は明石海峡大橋、右は瀬戸大橋のケーブルの太さを示したものです。
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明石から大阪まで、案内板と実際の景色と比較できる。よく晴れた日で良かった。
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橋の下を大きな貨物船が通って、対岸の明石の街に傾いた陽が射しています。
2巡目のお遍路が終わりました。
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