2024/11/29 - 2024/11/29
5930位(同エリア46467件中)
つららさん
毎年のことながら、紅葉のシーズンの京都市内はいつにもまして観光客でいっぱい。
だけど、京都市民だって市内で静かに紅葉を眺めて癒されたい。
そして、2週間くらい前からなぜか牛肉が食べたくなり、両方をかなえたい。
おりしも、私は今年は旅行に行き過ぎなので旅は封印中。今日はお散歩しかだめという条件をつけます。
遠足:多少距離はあってもいいが、日帰り旅というほどでもないところに行くこと
お散歩:京都市内から出ない
それを可能にするべく今回選んだのは、京都市右京区京北です。
かつては北桑田郡京北町でしたが、2005年に京都市右京区に編入されました。
狂想曲とも言える、京都のバス事情も少しだけご報告しましょう。
今回は鉄道は1mmも出てきません。
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11月23日(土・祝)京都駅前
この日は多くの観光客でごった返すことが予想された日。
これは普段は大原や嵐山、鞍馬などどちらかというと周辺部をカバーしている京都バスです。
京都駅前で、清水寺方面に行くバスのスポットで、こんなところになんで京都バスがいるの?と思ったら、なんと、市バスに化けてました。
青地に白の番号表示、そして清水寺方面に行く86系統は市バスのものです。観光路線が混雑しすぎて、京都バスから運転士さんも一緒に借りてきたん?←後から調べたら、共同運行ということでした。 -
左の500円特急バスの列も、右の「最後尾」となっている206系統(清水寺や八坂神社、平安神宮に行く循環系統)の列もいっぱい。「最後尾」プレートは駅弁大会の実演販売でよく見る。←その例えって
この日は人の多さを見てやる気を失い、帰宅しました。 -
京都バスの普段の表示はこんなの。
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11月29日 7:45 京都駅前
この日は金曜日ですが、有休をとりました。
京都駅前はすでに多くの人がいます。
タ「ようこそぉ」(私に対してではありません)
京都タワーさんはよそから来てくれた人を迎えるのが仕事で、しかも大好き。外面もいい。
お天気がいいし、自分は渋滞もバスが満員なのも関係ないので、絶好調です。 -
金曜日なのに清水寺、平安神宮に向かう206系統のスポットは長蛇の列。平日のこの時間だと通学の中学生や高校生もいますが、彼女たちも数本待たないと乗れない。バスの本数は十分あるのに、それ以上に人が多い。
表示は「渋滞知らずの地下鉄で(オススメ)」 -
この日に見かけた86系統は、市バスです。こっちが本来の姿。
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今日乗るのはこれ。
西日本JRバスの高雄・栂ノ尾・周山行き。 -
京都駅前に着いた時には、バスのスポットにすでに10人以上並んでました。この路線、この時間帯の利用はほぼ観光客だけと思われます。今日は私も観光客ですけどね。
発車時刻40分前なのにえらいこっちゃということで、フリー乗車券の購入は諦めて、お手洗いとATMだけ行って戻ってきたら、もう大変な行列。座るのは無理そう。
通勤通学はほぼ関係なさそうな路線の、平日の朝ですよ。 -
8:30 京都駅発 西日本JRバス 周山行き
「もうひとつの京都 森の京都」ラッピングでした。
京都駅発車時点でバスは満員に。途中からどんどん乗ってきて、車内は大都市のラッシュ時の電車のようにぎゅうぎゅうづめになりました。周山まで行くのは1時間に1本なので、満員通過はできず、どんどん押し込むしかありません。 -
京都市右京区梅ヶ畑
市街地を抜けると、絶賛育成中の北山杉が。
花粉症の方は、春は絶対に近づいてはいけません。 -
高雄地区に入ってきました。
車窓は山里に。 -
高雄バス停
ここまで京都駅から1時間弱ぎゅうぎゅうづめで大変でしたが、ここでかなりの人が下車。高雄には神護寺があって、紅葉で有名な観光地です。ハイキングらしき服装の方も20人くらいいました。ここで全員が座れる状態に。
高雄に来るということは、ハイキングの方は別として、神護寺に行くのが一般的。神護寺へはここから清滝川が流れる谷に下りてから、再び階段で山に登らないといけません。かなりきついですが、皆さんがんばってくださいね。←性格悪い -
栂ノ尾(とがのお)バス停
住所表記は栂尾。こちらも紅葉の名所で、鳥獣戯画で有名な高山寺があります。
ここまでは市バスも通っています。
ここで私以外の全員が下車。 -
中川トンネル
国道162号線はいったん京都市右京区から北区に入ります。
バスは集落に入る旧道へ。 -
京都市北区中川
北山杉生産の中心地。
北山杉は日本建築で重用され、皮を剥いて水で洗った後、磨いていきます。この独特な建築は、1階が木を洗ったり磨いたりする加工場、2階は木材を乾燥させる場だそう。 -
ざくっとした位置関係とバスの説明。
周山は旧京北町の中心地で、黒い線は国道162号線(周山街道)、緑の線は国道477号線です。
京都駅から出ているJRバスの京北高雄線は、周山行きが半数弱で、残りが栂ノ尾まで。京都駅ー周山は31km、1時間26分かかります。 -
桂川支流
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バスは貸切状態。
栂ノ尾で最前席に移動しました。
微妙に気まずい。 -
162号線はこのような細くてカーブの連続する道が続きます。狭いカーブや電柱が出ているところでは離合のため停まらないといけないこともしばしば。
私は乗り物酔いしやすいので、前がよく見える席必須。 -
笠トンネル
ここから旧京北町のエリア。
京北町は2005年に京都市に編入されたので、現在は京都市右京区です。 -
バス料金がとんでもないことに。
栂ノ尾までは、京都市内の均一料金(230円)ですが、栂ノ尾を過ぎるとどんどん料金が跳ね上がる。
往路は普通にICOCAで1,080円払いましたが、京都駅前ー栂ノ尾間は私が持っているフリータイプの市バスの通勤定期が使えることがわかり、復路は定期を見せて、周山ー栂ノ尾間の運賃850円を現金でお支払いしました。
市内の均一区間は、別に共同運行の系統でなくても市バスのIC定期で京都バスもJRバスも乗れます。利用客サービスというよりは混雑の分散を図っているのでしょう。 -
周山バス停
奥に見えるのは京北ふるさとバスの車両です。
バスは洗車機の横を通ってくるっと回ってスポットに着いて、到着となります。 -
道の駅の前にある交差点
次に乗るバスまで1時間近くあるので、付近を歩いてみました。
国道162号線は京都と小浜を結んでいます。北陸新幹線はこのあたりを通るということでしょうか。
道が狭くてカーブが多いのにそれなりに交通量のある162号線で、工事車両の通行とかどうするんでしょう。 -
国道の行き先表示をもう1枚
よく見たら、訂正シールだらけ。
五条天神川のところは元は「京都」になっていたのでしょう。今いる周山も京都市になったから京都とは表示できなくなって、便宜上162号線の起点(厳密には違う)を入れたのだとしても、五条天神川と書いてあっても、よその人はそれどこ?ですよね。五条天神川は高校駅伝や都道府県別女子駅伝の出発/ゴール地点である西京極陸上競技場のすぐ近くです。 -
道の駅 ウッディ京北
この時間帯は農作物を運んできた農家の方がおられました。
ここで、後から地元産の小芋(子宝芋)と美山牛乳たまごプリンを購入。 -
京北産の小芋「子宝芋」は選外品で安く買えましたが、煮崩れしにくく、しっかりしていて大きさもちょうどよく、味もよくしみます。どこが選外なのか全然わかりませんでした。得した。
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周山の中心部
これは旧道。 -
周山
北山杉と紅葉がいい感じ。
京都市内ですけど。
碁盤の目?上ル下ル?それ何? -
周山バス停の待合室
奥にあるパレットストーブ以外は、きっと昭和から生きてる。 -
では、これに乗ります。
11:05(のはずだった) 周山発 京北ふるさとバス 灰屋行き
京都駅から来るバス(私が乗ってきた1時間後のバス)が遅れて到着し、それを待ってから、11:11に発車。
旧京北町町営バスの運行事業は、京都市編入後は「公益財団法人 きょうと京北ふるさと公社」に引き継がれました。 -
乗車したのは地元の方らしきマダム6名、よそ者は私だけ。
均一料金ではないのに、バスの中に料金表はなく、しかもICOCAは使えません。両替はできます。
地元の人は料金はご存じなので、料金表はいらないということですね。観光で行く場合は事前にスマホで調べて小銭を用意しておき、降車時にモタモタしないようにしましょう。 -
周山から16分、山国御陵前バス停でバスを降りると、今日の目的地である常照皇寺への道があります。
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やっぱりね。
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結構な勾配も。
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常照皇寺
さらに階段を上ります。 -
黄色いもみじと赤いもみじ。
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常照皇寺
やっと門に着きました。
バス停からここまで、すれ違った人は3人だけ。
よしよし。 -
拝観入口までにこんなところを通ります。
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勅使門
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参拝はここから。
拝観料ではなく、志納金をお納めします。 -
常照皇寺 方丈
私が求めていたのは、このような空間で静かに紅葉を眺めることでした。
すばらしい。
誰一人いません。私だけ。
※撮影、掲載は許可をいただきました。 -
屋根の茅の葺き替え工事中。
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水鏡
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今度は畳に座って庭を眺めます。
庭は立ってではなく座った状態で見ることを前提に設計されているのでしょう。このほうが落ち着きました。 -
もう、ずっとここに座っていたい。
なんという居心地のよさでしょう。
本当は1時間くらいいたいのですが、帰りのバスを逃すと次は4時間半後までありません。 -
窓から見える黄色い葉と、横の廊下もいい。
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常照皇寺は桜の名所でもあります。
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絶対に乗り遅れるわけにいかないので、早めにバス停付近に戻ってきました。
紅葉の間から見えるのは上桂川。 -
上桂川
嵐山の渡月橋がかかっている、あの川の上流です。
ここからは西に向いて流れ、園部から亀岡、保津峡を経て嵐山へ。
京阪の石清水八幡宮駅の近くの三川合流(木津川、宇治川、桂川)から淀川となって大阪湾に流れ込みます。 -
山国御陵前バス停
この後、12:19発の周山行きの京北ふるさとバスで周山に戻りました。
復路のバスは行きに乗ったバスが折り返してきたもの。
山国御陵前バス停から観光客の男性2人組と私が乗車。次のバス停から外国人家族3名。
往路と異なり、京北ネイティブ率ゼロ。 -
登喜和
周山に戻り、昔からあるお肉屋さんへ。
併設のレストランが隣にあります。
ここでお肉を食べます。 -
登喜和
「周山で家族ですき焼きを食べた」と言っている人がいたのが謎すぎて、ずっと覚えていました。
3週間くらい前から牛肉が食べたくて食べたくて状態になり、常照皇寺とセットで念願の?ここを初訪問することに。
ちゃんとしたすき焼きだと、別のお部屋のようです。
すき焼きの一人鍋とヒレステーキは要予約とのことで不可。その時点でかなりヘタレて、サーロインステーキと焼きしゃぶとビフカツで散々迷った挙句、ビフカツ定食を選択。塩とレモン、ソース、お醤油と三種とも試してみたところ、意外に一番好みだったのはお醤油でした。お味噌汁に浮かんでいる白い小さなものは豚肉で、いいお出しが出ています。お肉屋さんならではですね。豚肉メインの豚汁とはまた違います。
ビフカツは中までしっかり火が通してあるタイプで、味は普通でしたが、お値段的にはお値打ちだと思います。
ここではやはり、一人鍋でいいのですき焼きを食べたいところです。しかしリベンジにはバスで周山まで1時間半・・・。 -
周山バスターミナル
京北ふるさとバスのナンバープレートは白です。
これは自家用有償旅客運送という制度によるもので、自治体やNPOなどが、通常の路線バスやタクシーでは運営が成り立たない条件下に限り自家用車登録の車両で有償運行ができるというものです。 -
14:05 周山発 西日本JRバス 京都駅行き
では、京都市中心部に帰りましょう。
帰りも同じ経路なので、ボーッと乗っていました。そして高雄からはぎゅうぎゅうづめに。 -
京都駅行きバス車内
高雄小学校バス停から5~6名の小学生が、後ろは満員のため前のドアから乗ってきました。
なんと、運転士さんに「あ、久しぶり」と話しかけていて、常連さんなんですね。
運転士さんは車内放送ではきちんとした標準語でしたが、子どもたちには「ちゃんとつかまっときや~」と話しておられ、和みました。
誰もいない静かなお寺でとても美しい紅葉と庭園を満喫でき、お腹いっぱいお肉も食べ、道の駅でお買い物もできて、楽しい1日でした。
ご覧いただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- Tagucyanさん 2025/04/07 23:56:24
- 魅力的な路線
- つららさま
こんばんは
お題を見て、大量の人に埋もれてしまってニッチもサッチも・・・という展開を想像してしまいました^^; 京都も場所を選べば、まだまだ静かなところがありますね。
というか実はこの路線、なにかのついでで京都周辺に行ったら乗ってみたい路線だったんです。どれくらい混雑しているのかなあ、という思いがあったので、参考になりました。途中まではやっぱりとんでもなく混んでいたのに、最後の方は貸切状態。京都市内のバス(京都市も広いですからね)でこんな光景を見るとは思いませんでした。
そこからバスを乗継いで、静かなお寺の境内を鑑賞する。わぁー、これが京都ですね。そしてのんびりしてそうなレストランでおいしそうなランチ。今や、京都の中心部では絶対にあり得ない光景となってしまいましたねえ。
ちなみに私が目をつけていたのは、そういう静かな光景というより、周山からさらにバスをいくつか乗継げば山陰線(具体的には日吉駅)に出ることができまして、それで京都駅まで一周、というプランなのでした。風情がなくてスミマセン(笑)
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Tagucyan
- つららさん からの返信 2025/04/12 15:17:25
- 「森の京都」なバス路線
- Tagucyanさま
こんにちは
大量の人に埋まってしまってにっちもさっちもというのは実は少しだけ当たっていて、バスがぎゅうぎゅう詰めで身動きがとれず、固定されてしまっていました。途中で奇跡的に目の前の席があいて事なきを得ましたが、あのまま立っていたら、電車と違ってあまり等速運動をせず、ヘアピンカーブもあるような不規則な動きのバス内で、危うく押し寿司みたいになるところでした。
ただ、ここまでの混雑は、おそらく紅葉や桜の時期だけだと思います。
常照皇寺はすいていて、紅葉も美しくて、短時間ですがゆったりとしたひとときを過ごすことができました。周山のお店ではできればすき焼きの一人鍋を食べてみたかったですが、ここも人は少なくてゆっくりご飯を食べることができ、帰りに隣のお肉屋さんで購入したステーキソースもスグレモノでした。
Tagucyanさまはこの路線を目につけておられましたか。もちろん日吉まで。(^^)v
京北ふるさとバスと南丹市営バスがうまく乗り継いで日吉駅まで行けることは、常照皇寺最寄りのバス停にあった時刻を含めたポスターが掲示で、この日初めて知りました。西日本JRバスも含めて会社をまたいだフリーパスもあるようですし、「森の京都」な山の中のマニアックな乗り継ぎは楽しそうです。
私ももう少し、京都の山間部のバスにも目を向けてみようと思いました。
つらら
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- まるきゅーさん 2025/04/07 14:11:54
- 京都のバスパンクしてますね...
- つらら様、こんにちは。
京都の観光客、コロナ前の3倍くらいになっているように見えます。
市バスも色々な対策をしているみたいですが京都バスやJRバスに分散しないのが気になります。高雄ならJRバス一択ですが...
ただ京都駅の右折(かな)は市バスがいいですね(そこ?)
僕も京都なら北野の方に行く時はJRバスをよく使うようになりました。市バスは混みすぎです...。
京都からそこそこ長い路線、とても気になります。いつか乗りにいきたいです。まるきゅー
- つららさん からの返信 2025/04/10 20:35:55
- 人は多い、運転士さんは不足
- まるきゅーさま
こんにちは
バスの混雑は京都市も対策は講じていて,京都駅から清水寺方面に行くバスを増やしたり特急バスを運行したりしていますが、それが追いつかないほど観光客が多いです。あとは運転士さん不足ですね。市内中心部のJRバスと京都バスは定期券でも市バス・地下鉄の1日乗車券でも乗れて、京都バスのほうはそれがバレてきて(!)結構混雑するようになりました。JRバスのほうは夜に京都駅発のバスだと必ず座れるので、見つけたらそちらに乗ります。まるきゅーさまは北野のほうに行く時にJRバスに乗られているのは上級者ですね。
高雄まではあるのですが、周山までのバスは初めてです。栂ノ尾から先は本格的に山の中に入っていって、貸切状態で運転士さんの華麗なテクを眺めて、贅沢体験でした。それにしても、それまでぎゅうぎゅう詰めだったのにいきなり私だけに。あの変わり身って…。
国鉄バス時代に小浜まで行っていたみたいで、この路線はとても興味深かったのでした。
つらら
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旅行記グループ 京都市内で無理難題
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