2024 秋・蛇窪神社を訪ねて

2024/11/01 - 2024/11/01

　令和７年（2025年）の年賀状に使う干支･蛇（巳）の写真素材を求めて，白蛇日本三大聖地の一つ、東京・品川区二葉四丁目にある蛇窪神社を訪問しました。60日に一度の「己巳（つちのとみ）の日」に当たり、縁日が立ち、吉福社中による白蛇の舞や獅子舞も見ることができました。

エリア 品川(東京)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

　品川駅で京浜東北線に

品川駅 駅

　大井町で東急大井町線に乗換え

東急大井町線 乗り物

　戸越公園駅に到着

戸越公園駅 駅

　蛇窪神社へ、ゆっくり歩いて約20分

　ひのみ広場には、火の見櫓の傍に消防署

　途中の大塚通りの戸越南公園の花梨

蛇窪神社

　鎌倉末期の元亨２年（1322年）、この一帯が大旱魃となったとき、古池のほとりにあった龍神社に雨乞いの断食祈願をしたところ、恵みの雨が降り、飢饉を免れることができたことに感謝し、神社を勧請したのが起源とされます。天照大御神を主祭神とし、天児屋根命及び 応神天皇を配祀とする神社で、正式名称は天祖神社といいます。本殿に祀られる三柱のほか、法密稲荷社、白蛇辨財天社及び蛇窪龍神社に祀られる全ての神様を総称して、「蛇窪大明神」と呼ばれます。また、山口県岩国市、群馬県沼田市老神温泉と共に、白蛇日本三大聖地の一つにもなっています。

　こちらの大鳥居は、蛇窪神社鎮座700年記念事業の一環として、令和元年12月26日に建立されたものです。

上神明天祖神社 寺・神社・教会

一粒万倍

　一粒の籾が万倍にもなって実るという意味を持ち、参拝者の願いが万倍にも実り大成することを祈願して、彫刻家吉村貴子さんから奉納された石像。こちらは向かって右側の石像

　こちらは向かって左側の一粒万倍の石像

　この日は、60日に一度の「己巳（つちのとみ）の日」という特に縁起の良い日に当たり、縁日が立ち、後述の白蛇舞が見られたり、限定の御朱印を授けていただけるとかで、多くの人が参拝していました。

　新型コロナの感染対策のため、手水鉢は花を浮かべた花手水になっていました。

本　殿

　行列に並んで、参拝しました。



　本殿の右脇から奥へ進みます。

撫で白蛇

　幸運と金運の宝珠を抱いている２匹の蛇の像で、向かって右側が男蛇、大きい左側が女蛇。願い事を唱えながら撫でるとかなえてくれると言われています。

蛇窪龍神社

　蛇窪神社創建前の元社で、千年以上の歴史がある蛇窪の守護神と称えられています。鎌倉時代に旱魃で苦しむこの地に雨を降らせ、大飢饉を救った龍神様と水恩に感謝するお社。７匹の白蛇と全長８ｍの白龍は、昭和50年2月5日、真鍋勝氏の手作りにより奉納されたもので、神様の使いである白蛇が８匹目の白龍になるという言い伝えを表しています。

白蛇辨財天社

　鎌倉時代、天祖神社の社殿の左横の清水が湧き出る洗い場に白蛇が住んでいたところ、その後洗い場がなくなり、やむなく戸越公園の池に移り住んだ白蛇が土地の旧家森谷友吉氏の夢枕に立ち、元の住みかに帰してほしいと懇願。森谷氏から話を聞いた宮司が池を掘り、辨財天社を建立して白蛇をお祀りしたのが起源です。

蛇　松

夢巳橋（右側）

夢巳橋（左側）

白龍の滝と龍神の玉

　こんなところにも白蛇の石像が

福活岩・親子岩

　悪運・悪縁・病吉気など不要なエネルギーを取り払うとされています。

吉福社中による白蛇舞

　蛇は、古くから神やその使いとされ、水神の象徴、特に弁財天の使いとして崇められています。2020年から、己巳の縁日に、財運向上の御利益を体現しためでたい舞として、吉福社中により「白蛇舞」が奉納されています。

　この日は、弁天様と共演して、飛んだり、見得を切ったり

獅 子 舞

　キツネやタヌキとも共演しての獅子舞

法密稲荷社

　雨乞ひが行われてから700年目の令和4年11月1日に建て替えられたものです。

土 搗 石

　この地域（武蔵の国、蛇窪村）に江戸時代から伝わる石で、村内で住居や納屋などの普請がある際に、村人が交代で手伝い歌を歌いながら、敷地を地固めしたときに用いたもの。大正７年頃まで使われたとか

　戸越公園駅まで戻ります。

　戸越公園駅まで戻ってきました。

戸越公園駅 駅