2024/10/31 - 2024/11/02
34位(同エリア442件中)
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れいろんさん
2024年10月下旬から11月初旬にかけて、久しぶりにスペインを旅しました。
最大の目的はプルピ晶洞の訪問。
加えて、今まであまり行ったことのない(※)バスク地方に行ってみることにしました。※ 訪問済みはビルバオのみ。
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私がムルシア、アギラスに滞在している時、ムルシア州内に大雨警戒警報や落雷注意報が出されていました。
プルピ晶洞は大雨時には閉鎖するとHPに記載されているので、気象情報には注意を払っていましたが、自分に関係のある場所ばかり気にして、200~300km北のバレンシア州内で「今世紀最大」とも言われている豪雨災害が発生しているとは思いもしませんでした。
200名以上の尊い命が失われた大災害が発生した同じ時にスペインに居ながら、自分も、また、スペイン国内の災害に関係ない人々も、平和な日常を過ごしている事、過ごせてしまう事に、改めて衝撃を受けました。
この災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、現地で復旧作業にあたっている人たち(ボランティアの若者達含む)に敬意と謝意を表します。
・テレビで水害の被害状況が放映されていた。→ バレンシア郊外の町で起こった小規模災害だと思っていた。
・ムルシアからマドリードのチャマルティン駅に着いた時、駅構内が人々でごった返していた。← バレンシア方面行の高速列車が軒並み遅延&運休していた。
・バラハス空港で軍服を着た集団を数組見かけた ←陸路での災害地入りが困難なことから、空路で現地入りする部隊だった。
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マドリードバラハス(MAD)空港から飛行機で70分、フランスとの国境に近いサン・セバスティアン空港(EAS)に到着すると、そこはしっとりとした空気感が、「スペインの大地」とは異なる、緑多き麗しき田舎でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- イベリア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イベリア航空でMAD~EASに飛びます。
イベリア航空は全便ターミナル4の発着で、チェックインカウンターは常時オープンしていますが、搭乗券の発券は全て機械で行い、その後荷物預け~各自で自分の荷物がセキュリティチェックを通過したことを確認するシステムでした。 -
飛行時間はわずか70分。
あっという間に、大西洋が見えて来ました。 -
おお、緑の大地だ。
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飛行機はいったん大西洋(ビスケー湾)の上に出て・・・
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反対側に向きを変えて、空港へ向かいます。
今、見えているのはフランスの Hendaye にある Rochers des deux Jumeaux でしょうか。 -
左手に Hendaye の街を見て・・・
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西・仏国境の ビダソア(Bidasoa)川の上を飛んで、左岸にあるサン・セバスティアン空港に着陸しました。
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降機した後は、徒歩で小さな空港ターミナルビルへ。
あっ、あの丘の上のお城がオンダリビアのパラドールだな。
オンダリビアにはこの旅の後半(2泊)滞在するので、お城にも行ってみましょう。 -
サン・セバスティアン空港(EAS)からサン・セバスティアン市内までは20kmほど。
公共バス(※)で移動します。運賃は2.75 ユーロ、乗車時間は30~40分ほど。※空港リムジンバスはありません。
このバス、いったんオンダリビアへ向かうんですよ。反対方向に走り出すので、一瞬、驚きました。
写真はサン・セバスティアンで宿泊したホテル・サラゴサ プラサの部屋からの眺めです。 -
スペインのバスク州、ナバーラ州、フランス領バスクでは、バスク語が話されていて、この旅で訪れたギプスコア県ではカスティージャ語と共に公用語になっています。そしてサン・セバスティアン(San Sebastian)はバスク語でドノスティア(Donostia)となります。
わかっている(頭では理解している)つもりでも、行き先が「Donostia」と書かれたバスがやって来ると混乱します。 -
そうそう体調はほぼ回復しました。前の旅行記、前の前の旅行記を読んで「頑張ったねぇ」と言ってくださった方々、ありがとうございました。
写真も少しは撮れるようになってきました(気持ちの余裕)。
「美食の街サン・セバスティアン」なので、ちょっとはバルなどに行きたいです。
サン・セバスティアンの宿泊費は高め。私の滞在したホテル・サラゴサ プラサは、海にも大聖堂にも近い良い立地ですが、狭いシングルルームの素泊まりが2泊で196.21ユーロでした。 -
先ほど、空港からのバスの終点、ギプスコア プラザ(Gipuzkoa Plaza)のバス停から、スーツケースをゴロゴロ転がしてホテルへ向かう時に目に飛び込んできた、アルデルディ・エデル公園(Parque Alderdi Eder)と ラ・コンチャ(la Concha)海岸が素晴らしく美しかったので、夕方散歩に出てきましたが・・・
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残念なことに、小雨が降り出してしまいました。
コンチャ湾にはサンタ・クララ島(Santa Clara/Santa Klara )という名前の小さな島が浮かんでいます。
その奥には、麓からケーブルカーで登れるというイゲルド山(Monte Igueldo/Igeldo mendiko)が見えています。 -
東側はモンテ ウルグル(Monte Urgull/Urgull Mendia)。
頂上に見えているのはモタ城、麓の旧市街から20分ほどで登れるようです。
まだ、砂浜で遊んでいる人たちの姿もありますが、 -
雨に濡れて、せっかく回復した体調を崩しては元も子もありません。
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数枚写真を撮ったので、大人しくホテルに戻ります。
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今夜のBAR巡りは明日に延期しちゃいましょう。
明日は良い天気になると良いなぁ~。 -
ふふふ、翌日です。
素晴らしい天気になりましたよっ! -
コンチャ湾に沿って遊歩道を歩いていきます。
ところで、この日、11月1日は諸聖人の日(万聖節)で祝日です。
明日(11月2日)は死者の日(万霊節)で、こちらも祝日。
明後日は日曜日なので、3連休になるのですね。 -
あのモンテ ウルグルに登って、そのあと、旧市街のバルに行ってみようかな?
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西側のモンテ イゲルドに、ケーブカーで登って行くのも楽しいかなぁ?
体調が良くなったし、お天気は良いし、サン・セバスティアンの街は美しいし、ウキウキします。 -
モンテ ウルグルの麓、旧市街に近い場所に綺麗に港(※)があるようです。
※漁港とプレジャーボート用のマリーナ併用。双方は埠頭に寄って仕切られている。
コンチャ湾はその名のとおり、帆立貝の貝殻にそっくりな形状です。 -
先述したとおり、この日は3連休の初日。
海沿いの遊歩道にはランニングや犬の散歩の人達が楽しそうです。 -
モンテ ウルグル の麓に横幅のある堂々とした建物は市役所です。
昨日、ギプスコア プラザのバス停から、西に進んでアルデルディ・エデル公園に出た時、クリーム色の美しい姿が印象的でした。 -
市役所は、当初(1882年)に市営カジノとして建設され、1947年に市庁舎に移行されたものだという事です。
市庁舎の後ろ辺りから旧市街になります。 -
右手は整備された緑美しい公園、左はコンチャ湾の青い海。
サン・セバスティアンは想像した以上に美しい街でした。 -
砂浜に枝で文字か絵を描いている人がいました。
随分、細いですが、何を書いているのでしょうか? -
もう一人、こちらでも。
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花なのかな? 違うかな?
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ビーチに沿って整備されたアルデルディ・エデル公園。
高い椰子の木や、タマリンドなど、南方系の木々が目立ちます。
花壇を眺めながら歩くのも、そこここに置かれたベンチに座ってゆっくりするのにも良き場所です。 -
公園の一角にはメリーゴーラウンドがありました。
この時点では、まだ(朝早いので)動いていませんでしたが、帰路には多くの子供たちが楽しんでいるのを眼にしました。 -
市庁舎の建物を正面から。
帰国してから知ったのですが、内部は一般公開されていて、19世紀のランプやそのほかの調度品などを見ることができるようでした。
もっとも、この日は「祝日だったので開いていなかった」と思うとしましょう。 -
港に立ち寄り、旧市街へ入ってきました。
石畳の両側に4~5階建ての建物が隙間なく立ち並び、薄暗いです。
BAR街ということで、朝が遅い感じですね。10時半、もしくは11時開店の所が多いようです。
ホテルスタッフにお勧めの店を聞いてきたので、張り切って行きます。 -
早い時間は比較的空いていて、店内に座ることができ、1軒目でビール(カーニャ)とピンチョス2つ、2軒目でカフェと有名な「バスクチーズケーキ」を食べました。
ケーキは1皿に2切れ盛られてきて、私には少々ボリューミ―でした。
12時近くなると、人も多くなってくるし、もう3軒目は無理だなぁ。
2軒のBARに立ち寄った後は、サンタ・マリア・デル・コロ大聖堂(Koruko Andre Mariaren basilika)に入場して、途中からミサに参加(話の内容は全くわからず)させていただきました。 -
そして、結局モンテ ウルグルに上ることもなく、再びアルデルディ・エデル公園に戻って、メリーゴーラウンドに喜ぶ子供たちを見たり、あちらこちらで行われている大道芸を見たり、散歩中の犬にちょっかいをかけたりして、ゆっくり過ごしたのですが・・・、撮影したはずの写真がありません。
これは、夕方、サンセットを見に海岸へ行った時の写真です。 -
多くの人達がビーチで日没を待っています。
11月ですが、海遊びをしている人たちもいますね。
今回のサン・セバスティアン、2泊の滞在で、結局、ホテル~旧市街を徒歩で回っただけになってしまいました。 -
次回はぜひ、コンチャ湾の「門」あたる東西の山(丘)にも登りたいし、観光シーズンに来て遊覧船に乗って島にも渡りたい。
また、ウルメア川の東側にも行ってみたいし、Renfeとバスク鉄道の各駅にも行ってみたい。 -
と、いうことで、再訪決定ですね。
でもBAR巡りにせよ、星付きレストランに行くにせよ、1人だと充実した食事は難しいので、誰かと一緒に来たいものです。
明日は空港のそばのオンダリビアへ移動して2泊します。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 夏への扉さん 2024/12/08 22:44:36
- バル巡り残念でしたね
- れいろんさん、
バレンシア地方の大洪水のときに行ってたんですね。
「ひゅうひゅう」さんも10月31日にロンダにいて大雨、翌日セビージャからバルセロナに飛んで、バルセロナ空港が水浸しになった11月4日に帰国便に乗ったそうです。
陸路だったら大幅な予定変更になるところでした。
オンダリビアのパラドールに泊まった人の旅行記見ていたら、サンセバスティアン空港への着陸便が間近に見えて最高の部屋だったとありました。私は中庭に面した部屋だったからなあ。
それにしても、れいろんさん、せっかくドノスティアに2泊したのに初日はバル巡り行かなかったし、2日目も2件しか行ってないし、山にも結局登ってないし・・病み上がりではしょうがないですが、お酒もいけるのに残念でしたね。
私が行ったのはもう10年も前になるので、またバル巡りしたいです。
次回は、ぜひ一緒に、と言いたいところですが、仕事を長く休める時期が限られているので安請け合いできないのが残念です。
私も先週、ひどい風邪をひいて仕事を2日休んでしまいました。
コロナのときは、全く風邪ひかなかったのに。やっぱりマスクしていたのが良かったのかな。久々の風邪で、れいろんさんの辛さがわかりました。
では、オンダリビアの旅行記お待ちしてます。
- れいろんさん からの返信 2024/12/12 09:50:16
- RE: バル巡り残念でしたね
- 夏さん、おはようございます。アゲイン。
バレンシアの大洪水の時は、その南200㎞~300㎞の場所にいましたが、あまり被害状況を深刻に考えていませんでした。
マドリードに入ってから、TVで見て、大変な状況に驚愕した次第です。
バレンシアの後、アンダルシアでも被害が出ていました。
普段、乾燥している地域の水害は、日本のそれとはまた違う感じで怖かったです。
サン・セバスティアンですが、自分的には「体調が回復してきて、有名BARにも行けた!良かったぁ。」です。
その前は「外食」って選択肢にもなかったですから。
それから一人でのバル巡りはもういいかなぁ。夏さんが一緒なら楽しいかも。
私の方が融通がきくので、夏さんのサンセバスティアン行の旅程が決まったら、教えてね。
オンダリビア、私はパラドールの周囲をくるっと回って、長目を楽しんだだけです。
夏さんの宿泊記を見てみよっと。
年末年始の旅行に向けて、体調管理をしっかりしてくださいね。
「旅に病んで・・・」は、私たちの年齢だと洒落になりません!
良い旅を!
れいろん
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