欧州とコーカサスの旅42※チュニスのメディナを歩き回る

2024/11/06 - 2024/11/07

64ヵ国目のチュニジアに初上陸。
11月に入り寒いヨーロッパから暖かくて晴天の国に行きたくなったという理由だけで来てみました。

【移動】●印が今回分
●11/6 Bologna 1135 ⇒ Tunis 1315 Nouvelair BJ613 9,690円(57EUR) Trip.com
●11/6 Tunis空港 ⇒ Tunis Marine バスC7501 1TND
●11/7 Tunis Ville 2115 ⇒ Gabes 0420+1 鉄道5/97DCｾｶﾝﾄﾞ 18.4TND
11/8 Gabes 0720 ⇒ Nouvel Matmata 0750 ミニバス 2.4TND
11/8 Nouvel Matmata 0755 ⇒ Matmata 0814 ミニバス 1.35TND
11/9 Matmata 0830 ⇒ Gabes 1017 ミニバス 2.6TND(Nouvel Matnataでバスに乗換え)
11/9 Gabes 0006 ⇒ Sousse 0422+1 鉄道5/90DCﾌｧｰｽﾄ 17.8TND
11/11 Sousse 1521 ⇒ Tunis 1815 鉄道ｾｶﾝﾄﾞ 8.1TND
11/11 Tunis Marine駅 ⇒ Tunis空港　バスC7501 1TND
11/12 Tunis空港 ⇒ カルタゴ　バス 2TND(Tunis Marine乗換え)
11/12 カルタゴ ⇒ Tunis空港　バス 2TND(Tunis Marine乗換え)
11/13 Tunis 1550 ⇒ Athens 1845 Aegean Air 6,253円(35.6EUR @175.64)
11/14 Koropi ⇒ Monastiraki メトロM3　1.2EUR
11/15 Megaro Mousikis ⇒ Koropi メトロM3　1.2EUR
11/17 Koropi ⇒ Syggrou-Fix メトロM3→M2　1.2EUR
11/18 Ampelokipoi ⇒ Koropi メトロM3　1.2EUR
11/19 Athens 1830 ⇒ Istanbul 2100 Aegean Air 7,734円(47.74EUR)
11/20 ISUTANBUL 1325 ⇒ SINGAPORE 0445+1 SQ391 ④
11/21 SINGAPORE 1405 ⇒ 羽田 2140 SQ634　⑤
11/22 羽田 0810 ⇒ 熊本 0955 NH641　⑥

【宿泊】
11/6 Nomads Hostel Tunisia 4人ドミトリー 17.2EUR

1チュニジア・ディナール(TND)≒50円

エリア チュニス(チュニジア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩 飛行機

ボローニャ空港。モバイルチェックインでは真ん中の席をアサインされたので保留にして空港カウンターに並ぶ。　
窓側をリクエストしてみたら１A席が貰えた。
Bologna 1135 ⇒ Tunis 1315 Nouvelair BJ613 9690円(57EUR) Trip.com
ここから出発するヌーベルエア便はチュニス行きの1便だけ。なのでヌーベルエアをなかなか見つけられず最初は不安に感じた。便数が多いのはRyanair, Wizzair,Neosの順。

ボローニャ ボルゴ パニゴーレ空港 (BLQ) 空港

ボローニャ空港の給水機の水は美味しい！

11:37 ヌーベルエアーに初搭乗。たぶん最初で最後になるであろう。

全荷物を足元に置くことにも慣れてきた。飛行中になんでも思いついたものを取り出せるのは楽。　

最初で最後なのでメニューも撮っておく。

13:23 チュニス・カルタゴ空港に着陸。

空港ではまず古くて状態の悪い1ドル札5枚を両替。その後、10ユーロを両替してバス用の小銭を確保。手数料は１％程度で許容範囲。

チュニス カルタゴ国際空港 (TUN) 空港

インフォメーションでバス停を教えてもらい外へ出る。

バス停はターミナルビルを出て駐車場を西に200ｍ歩いて空港敷地を出たすぐの円環沿いにあった。現地の人は陽の当たるベンチに座って待っていたが暑くてたまらんので僕は裏手の影で待った。

15:00 バスは20分ほどで現れ5分ほど停車した後に出発。運賃は一律１ディナールで前払い。10ディナール札を出してもお釣りは貰えた。

15:23 市の中心部までは10km弱。
着いた場所はTerminus Tunis Marineの外の道路。　

時計台と騎馬像の見える大通りを西へ歩く。

市内の両替屋もレートは空港とほぼ同じ。空港のほうが一か所で複数の店を比べられるのでかえって便利。

アール ヌーボー様式のチュニス市立劇場。1902年開館。　

市民劇場 劇場・ホール・ショー

15:54 チュニス駅に来てみた。

チュニス駅 鉄道系（地下鉄・モノレールなど）

明日に乗る予定のガベス行き列車をチェック。　

窓口は近郊列車と長距離で別れていた。
僕の前には一組だけカップルが並んでいて、なぜか彼らが譲ってくれたのですぐに買えた。
翌日21:15発ガベス行き二等列車が18.35ディナールだが18.4取られた。

店頭に唐辛子のようなものを吊るしているのを発見、撮影。直後に店主から文句を言われた。インドとは気質が違うようだ。
こういう店はチュニジアで珍しいのか、あるいはどこにでもある光景なのか分からなかったが、その後２，3回見たのみ。

チュニジア最初の食事はホステル近くの店でフリカーシというミニサンドイッチ。１ディナール。中にはゆで卵、ツナ、ポテト、オリーブの実が入っている。これは手軽で美味しい。

１ディナールは1,000と表示されている。1.5ディナールの方は揚げパンのサンドイッチらしい。

注文を受けてからその場で手際よく作ってくれる。

17:00 Nomads Hostel は裏通りにある三階建ての白い建物。チャイムを鳴らすとすぐにドアが開き、若い女性が流ちょうな英語で対応してくれた。宿泊費は17.2ユーロとヨーロッパ並みに高いが、その分フロントはちゃんとしている。

３階のドミトリーは二段ベッド無しの4人部屋でベッドが選べたので一番奥の窓側を選んだが後々出入りが不便でやや失敗。

同じ階にあるバスルームはバスタブ付きで久しぶりに湯舟に浸かってのんびり入浴できた。

ドミトリーの近くには素敵なオープンスペース。

屋上には広い干場があったので手持ちの服の大半を洗濯したのだが洗い終わったときにまさかの夕立ち。しかたなく部屋でロッカーのドアに掛けて干す。

二階のキッチンで中国人の男女3人としゃべる。彼らはここでも自炊していて外食は口に合わないそうだ。

翌日はチェックアウトの日。荷物を階段下の倉庫に預けて市内観光に出かける。
ここは常設っぽい蚤の市。店内の品物を路上に広げてるだけみたい。

カスバ広場まで来ると大型観光バスから降りたツアー客が歩いていたりする。

カスバ広場 広場・公園

この建物に入ろうとしたらガードマンに静止された。

カスバ モスク(Kasbah Mosque)
ここも警備が厳重で入れてもらえそうにないので素通り。

カスバ モスク 寺院・教会

Sidi Youssef Dey Mosque チュニスで最初に建てられた八角形のミナレットであり、ハフス朝によって建てられた。

シディ・ユセフ・モスク 寺院・教会

モスク礼拝堂の内部。奥にミフラーブ。

モスクのテラスから隣のビルの屋上にいるツアーグループが見えた。

メディナを適当に歩き回る。この雰囲気はエジプト以来。

たぶんオリーブモスクの入口。

ジャーミア ズィトーナ モスク (オリーブモスク) 寺院・教会

エジプトやモロッコに比べるとうざさ度合いは低めで声を掛けられない。

手作りボードゲーム。

カバ通りはファーストフード店が連なり学生や若いお客さんでいっぱい。

メニューの一番上にあったSalami＋Moza Chapati 2.3ディナール＝115円を注文。

チャパティと呼ばれる薄い生地に挟んで焼き立てを渡してくれる。
ややスパイシーで塩辛い味。これで腹６分くらいのボリューム。

ケレディン宮殿(Kheireddine Palace)はメディナの裏通りにひっそり建っていた。
オスマンとイタリア様式を融合した19世紀の邸宅。持ち主だったケレディン・パシャはオスマン帝国時代の政治家。　

内部は美術館として利用されていた。
なんだか東洋的な味のある作品。

美術館の奥のスークを進むと別の施設に迷い込んだ。
そこは多目的スペースか公民館のようであった。

洞窟住居のような談話スペース。

続いて入ったのは民家のような小さなモスク。

Sidi Brahim Riahi Mausoleum
中は期待をはるかに超える美しさ。暫く壁際に座って見とれる。
宝物を発見した気分。

モスクの中の初老の男性が静かな表情で受け入れてくれている様子なので、奥の空間も見せてもらう。

開けた集合住宅に出た。

モンジ・スラン通りにたくさん並ぶ古着屋を数軒ゆっくり見て回る。
チュニジアとは何の関係もないTシャツ(5ディナール＝250円)を１枚買った。

500円程度のワンプレートメニューが並ぶレストランを見つけた。
でもお腹が減ってない。次回来てみたいので営業時間を聞いたら16時で閉まるそうだ。このときは来る気満々だったけど結局再訪はしなかった。

セントビンセントデポール大聖堂が再オープンする15時に合わせてやってきた。　

セントビンセントデポール大聖堂 旧市街・古い町並み

正面は閉まっているので道案内に従い右側面のゲートから入る。

AVENUE DE FRANCE
フランス愛を感じる。台湾人が日本に持つ感情に似てるのかな？

バブ・エル・バール（アラビア語で海の門）。フランス保護領時代にはフランス門とも呼ばれた。チュニスのメディナと現代の市街地を隔てている。

フランス門 (バブ バハル) 建造物

フランス門をくぐるとすぐにある勝利広場の噴水。この辺りが一番賑やかな界隈。

聖クロワ教会　Sainte-Croix Church of Tunis

旧聖クロワ教会 寺院・教会

再びスークを歩き回る。途中でお菓子屋が並ぶ界隈では競って試食を勧められた。
申し訳ないけど甘すぎるので試食くらいで十分。

アル・ザイトゥナ・モスク

ジャーミア ズィトーナ モスク (オリーブモスク) 寺院・教会

礼拝堂の中央入口であるバブ・アル・バフとそのドーム（クッバト・アル・バフ）

中を見学していたら偉い人が来て「お前はムスリムか？」と尋問されたので、咄嗟に「アッサラーム・アライクム」と真顔で答えてその場を逃れた。

スーク沿いの住宅はどこも青い門。

ホステルに戻り荷物を回収。ついでにロビーのソファーで一休み。
向かいの壁にある世界地図には宿泊者のサインがしてある。九州にはまだ誰も書き込んでなかったので記入。勘違いして自分の名前を書くべきところに町の名を書いてしまった。
今夜はこれから駅まで移動。