2024 10月 2度目のトルコ1人旅①～セルチュク編～

2024/10/12 - 2024/10/19

2023年10月にギリシャ1人旅をした時よりもさらに円安ユーロ高が進み、今回もスペインやイタリアに行くのは無理かなと思っていたところ、トルコが安く行けると分かり、2013年以来11年振りの訪問となりました。

ここで、トルコのインフレについて触れておきます。
2013年訪問時は、1TL＝約48円だったのが、今回は1TL＝約4.5円でした。
対日本円でトルコリラが暴落したので、恩恵を受けられたかというとそんなことはなく、物価高により食費などは日本と変わりませんでした。

2013年の1人旅では、カッパドキア、アンカラ、イスタンブールを訪れています。今回はまずパムッカレは絶対と決め、どういうルートで訪れようかと考えたところ、セルチュクから十分日帰り可能だと分かりました。

イスタンブールは2013年に訪れなかったアジア側をメインにして、この2つを軸にして旅のルートを決めました。

①はセルチュク編で、最初はパムッカレへの起点とともに、到着日の10/13にエフェス遺跡を訪れるプランでした。
しかし、最新の入場料が40ユーロだということが分かり、どんなに素晴らしい所でも、約6500円は高すぎるので止めました。
代わりに、Bプランだったシリンジェを訪れ、結果的に良かったと思っています。

※1TL＝約4.5円です。

【スケジュール】
10/12：成田発
10/13：バンコク経由イスタンブール着
　ターキッシュエアラインズでイズミル着後にセルチュクに移動（★）
10/14：セルチュクからパムッカレ日帰り
10/15：イズミル
10/16：ペガサス航空でイスタンブールに移動
10/17：イスタンブール（アジア側）
10/18：イスタンブール（ヨーロッパ側）
10/19：バンコク経由で成田着

エリア セルチュク(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: タイ国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

10月12日
成田12時発のタイ航空で16時30分バンコク着。
僕はターキッシュエアラインズが好きで、毎回のようにイスタンブール経由でヨーロッパ各国を訪れています。
今回、久々のイスタンブールが目的地なのに航空券の値段が高く、それより約10万円安いタイ航空を利用したので、イスタンブール往復にターキッシュエアラインズを利用しないという、変な話になりました。

当然、イスタンブール直行より時間がかかり、特に行きはバンコクで7時間も待ち時間がありました。

革張りのソファーがあるエリアを見つけ、持参したおやつを食べたりして、ひたすら時間が過ぎるのを待ちました。

10月13日
早朝の5時35分イスタンブール空港着。
入国審査を済ませ、国内線は8時発ターキッシュエアラインズを利用してイズミルに移動。

フライト時間は短いながら、テキパキとパン、コーヒー、水が提供されました。

イズミルのアドナン・メンデレス空港着。

アドナン・メンデレス空港からセルチュクへは、トルコ国鉄TCDDを利用。
本数が少ないため、出発前に予約したかったのですが、クレジットカード情報入力のところではねられて、できませんでした。
そのため、現地で切符を購入することになり、これが切符売り場のブースです。

空港駅はTCDDと近郊列車のイズバンで共用され、この区間はレールも共用でした。
ただ、イズバンの方が本数が多くて勢力が勝り、TCDDのプラットホームは端の方にあります。

TCDDの車内。
全席指定で、基本的に男女が隣り合わないように配慮されます。

空港駅からセルチュクまでは約1時間で70TL。

セルチュク駅をホームから撮影。

駅を出てすぐに水道橋跡があり、歴史を感じます。

ホテルのチェックインは13時からのため、2～3軒ぐらい隣の OKUMUSLAR Pide というピデ屋さんでランチ。

一見、日本のファミレスの様な写真付きメニュー。

各メニューの右肩にマジックで料金が手書きされており、頻繁に値上げして、書き換えていると推察されます。

注文したのは、上の写真で左上、ピデの基本である Kiymali Pide クイマル・ピデ150TLとペットボトルの水（トルコ語で短くて覚えやすいSu）10TL。
700円弱なので、それほど安くありませんが、量が多くておいしく、サラダが無料なのが気に入りました。

ホテルは、多分セルチュク駅から最も近い Urkmez Hotel。
宿泊料はユーロ建てで予約し、2泊して朝食付き1泊当たり51.52ユーロ。

こじんまりした家族経営のホテルでした。

部屋もこじんまり。

窓からの風景。
歴史博物館のようです。

城壁も見えました。

ホテルから10分程度歩いたところにある、広場のようなオトガルからドルムシュに乗って、シリンジェ村へ。
約15分で到着、料金は40TL。

シリンジェは山の中にある素朴な村だったはずです。

しかし、見事に観光地化され、大変な賑わいでした。

トルコ名物のアイスクリーム屋も。

そこら中に、寝そべった大型犬がいた中で、珍しくしゃきっとおすわりしていた犬。

ワインを売る店がたくさんありました。
3SISE 500TL とは、3本500TLということでしょうか？
であれば、1本700円ぐらいなので、安いです。

これはワイン・ショップの前で売っているので、ワインのカップ売りのようですが、グレープジュースです。

坂道を上ると、ぐっと観光客は少なくなりました。

これはペンションのようです。

この辺りに来て、やっとシリンジェは良いところだと思いました。

そして、この建物が最も気に入りました。

コーナーに内階段があるのでしょうか？
中が見てみたいです。

またドルムシュで、セルチュクのオトガルに戻ります。
気温は32.1℃、10月中旬でも日本と同じく暑かった。

オトガルからホテルに戻る途中、遺跡のあるエリアに。

丘に登って遺跡越しに駅方向を撮影。

遺跡をバックに猫。

夕食は、ランチと同じ OKUMUSLAR Pide で。
選んだのは、写真左上のキョフテ、220TL。

お酒の提供はない店なので、ファンタオレンジ30TLと無料のサラダ。

小さなハンバーグのようなキョフテは熱々でとてもおいしかったです。
右の白くて大きなものは、無料で出されたナンとチャパティの中間のようなもので、シンプルなパンが良かったのですが、1/4ぐらいしか食べられませんでした。

明日のパムッカレ（駅はデニズリ）行きの切符をセルチュク駅で購入。
これで明日の朝ゆっくりできるので、メリット大です。
これが切符売り場で、いいところに猫がいますね。
②パムッカレ編に続きます。