2024/07/09 - 2024/07/11
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funasanさん
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コンスタンツは歴史的な旧市街とボーデン湖畔のリゾート地の2つの見どころがあります。1回の旅行記だけではとてもそれらの魅力を伝えきれないので、2回に分けて、まずはボーデン湖畔の夏のリゾート風景を紹介します。
ドイツ、スイス、そしてオーストリアの国境にまたがるボーデン湖(写真)は、長さ63km、幅最大14km、ドイツ最大の湖で、湖面の広さは琵琶湖の3分の2くらいあります。温暖な気候はバカンスにぴったりで、特に夏場は湖畔の町が多くの人々で賑わいます。
さんさんと注ぐ太陽に照らされた湖や湖畔のプロムナードは、どちらかというと地中海の様な雰囲気でマリンアクティビティも盛んです。「ここはドイツだっけ?」と錯覚するほどです。そんなボーデン湖畔の見どころをお届けします。
※新著出版しました。
『シドニー発着 魅惑のニュージーランド周遊クルーズ14日間:
ロイヤル・プリンセス(ジュニア・スイート)乗船記』
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私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
『第二の人生を豊かに』
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ホテル・ハルムの隣に宮殿のような威容をした建物(写真)があります。ホテル「アルテ・ポスト」(参考)です。アルテ・ポストは古い郵便局という意味で、かつての郵便局を改装して作られたホテルです。
参考:https://www.altepost-konstanz.de/en -
実はホテル・ハルムに2連泊したかったのですが2泊目の7/10は満室でした。そこで隣に建っている宮殿風ホテルに移動したのです。ここの方が宿泊料金は少し高めでした。
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ホテルの玄関ドアを開けると大理石の階段(写真)がお出迎えです。「お~、何だかここも凄そうだ!」期待感から重いスーツケース持参でも楽々階段を運び上げます。
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ところが…、フロント周辺は狭く特にインパクトなし。その横にカフェ・バーラウンジ(写真)がありますが、普通の感じです。期待感がちょっとしぼみました。
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この建物は1888年に建設され、コンスタンツの中央郵便局として使用されていました。20世紀後半に郵便局が他に移転した後、2000年代にホテルへと改装されました。
写真:アルテ・ポストの中庭(カフェ・レストラン営業中) -
改装の際には、建物の歴史的な価値と建築様式を尊重しつつ、現代的な快適さを備えたホテルへと生まれ変わりました。
写真:アルテ・ポストのカフェ・バーラウンジ -
古風な外観とは違ってホテル内は極めて現代的・機能的です。まるで画廊のような廊下(写真)を通って部屋に行きます。
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期待を込めて部屋に入ります。悪くありません。Goodです。しかし、前日のホテル・ハルムが凄すぎたので、イマイチの印象です。客室カテゴリーはスタンダード(18㎡)、コンフォート(21㎡)、スーペリア(26㎡)、デラックス(29㎡)等、各種あります。
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私はボトムの部屋ではなく、リビングスペース(写真)がしっかり確保された広めの「スーペリア・ダブル・ルーム」を予約しました。宿泊代金は2名朝食込で224.8ユーロでした。1ユーロ170円換算で38216円です。
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朝食レストラン(写真)です。これも「ホテル・ハルム」のレストランが凄すぎたのでまるで感動しません。
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驚いたことに朝食ビュッフェの食材がホテル・ハルムと全く同じなのですね。そのことをスタッフに尋ねると、経営が同じ、という返事でした。
写真:朝食オードブル類 -
そして、チェックアウトの時のスタッフはホテル・ハルムの時に世話になった女性でした。スタッフも共通なのですね。
写真:朝食ホットプレート -
朝から濃厚な味のチーズケーキとカプチィーノを頂きます。栄養満点、幸せ満点の朝食ビュッフェでした。
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アルテ・ポストの部屋の窓から外を見てみると、そこは「Konstanzer-Marktstatte」(コンスタンツ・マルクトシュテッテ)というコンスタンツの中心部にある美しい広場(写真:参考)でした。
参考:https://www.konstanz-info.com/attraktionen/konstanzer-marktstaette-61c3e0451b -
この広場には地元のお店や美味しいレストランがたくさんあります。お昼時になるとカフェ・レストランの前の白いパラソル(写真)が開き、お客でいっぱいになります。
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7月上旬でも暑くはありません。7月の最高温度で23℃、最低温度は16℃くらいです。直射日光の下では少し暑く感じますが、日陰に座ると実に涼しいです。湿気がないからでしょう。この夏のドイツの天気に救われます。
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この白亜の優美なビル(写真)の前には朝からパラソルが開き、多くの客が飲食を楽しんでいました。興味があったので突撃調査しました。
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1階には本格的なパン屋さん「Pano」がありました。朝から美味しそうな各種パン、サンドイッチ等が並んでいます。店内も広くここでカフェとクロワッサンで軽く朝食もいいですね。
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このパン屋さんの目の前にホテル「アルテ・ポスト」(写真)が建っています。しかも、私たちの部屋は広場に面した2階のベストなロケーションでした。狭いボトム料金の部屋を避け、広めの部屋を予約した効果でしょうか?
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カフェの前に地下道があり、それをくぐると「コンスタンツ駅」(写真)の湖側に行けます。ここからがボーデン湖の本領発揮です。
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ボーデン湖の方に歩いていくと、茶色の屋根が印象的な大きな建物(写真)があります。歴史的に重要なコンスタンツ公会議(1414~1418)が開催された建物「コンツィル(和議の館)」です。
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この建物は、1388年に建設されたもので、当初は港倉庫として使用されていましたが、現在ではレストランやイベント会場としても利用されています。この公会議については次回の旅行記にまわします。このコンツィルの目の前が港(写真)です。
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港の長い桟橋の先頭には高くそびえるインペリア像(写真)があります。高さ9メートルの巨大な彫像で、ゆっくりと回転しています。胸を大きく広げてマントを着ているだけの豊満で官能的な遊女の姿で表されており、彼女が掲げている両手の平には小さな男性が一人ずつ裸体で座っています。
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大きな胸やスカートからのぞく太ももなど、かなりセクシーな女性の像です。というのもこのインペリア像、公会議で集まった聖職者の間で絶大な人気を誇った高級娼婦がモデルとなっていました。右手に皇帝、左手に教皇を乗せ、「男性の性欲を利用して彼らを手玉にとる」姿が表現されているそうです。
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インペリア像は、コンスタンツ公会議を記念して建立されたそうですが、15世紀という古い時代に、男の権力の象徴たる「皇帝」「教皇」を手玉にとってあやつる「女性」を港(写真)の一番目立つ所に造った「女性尊重と自由さ」に驚きます。
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夏のボーデン湖はマリンスポーツが盛んで、トロピカルな雰囲気があふれています。実際、ボーデン湖の年間平均気温は約18.5度で、湖畔のドイツ、オーストリア、スイスの気温としてはかなり温暖です。
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ボーデン湖を巡るクルーズ船やヨットなどひっきりなしに船が発着します。クルーズ船についてはBSB (Bodensee-Schiffsbetriebe) という会社が運営していて、ボーデン湖周辺の観光や移動に便利な交通手段として利用されています。
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コンスタンツの港からクルーズ船で行ける主なボーデン湖畔の町としては、以下が挙げられます:
◎メーアスブルク (Meersburg)
観光ポイントは以下です。
・中世の雰囲気を残す魅力的な町並み
・7世紀にさかのぼる旧城(ドイツ最古の居住城)
・18世紀建造のピンク色の新城(現在は絵画ギャラリー)
・カラフルな建物が斜面に並ぶロマンティックな景観 -
◎マイナウ島 (Insel Mainau)
・「花の島」として知られる美しい庭園の島
・多様な花々や珍しい植物が楽しめる
・バロック様式の宮殿や温室などの見どころ
◎フリードリヒスハーフェン (Friedrichshafen)
・ツェッペリン博物館があり、飛行船の歴史を学べる
・飛行船に乗ることができる(季節限定)
これらの町々は、ボーデン湖の美しい景色を楽しみながらクルーズ船で訪れることができ、それぞれ独自の魅力を持っています。 -
湖畔にはちゃんとしたカフェ・レストラン(写真)があります。店の周囲には大きなパラソルの下に多数のテーブル席がセットされています。
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カフェでパンとコーヒーを調達して、お好きな席(写真)に座って、ひたすら美しいボーデン湖を眺める。
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あるいはグリーンの芝生(写真)に寝転がってお昼寝でもするか…。ここはボーデン湖に面した「シュタットガルテン(州立公園)」です。市民や観光客に人気の憩いの場所で、緑豊かな環境と湖の景色を楽しめます。
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公園内には小規模な植物園(写真)があり、様々な植物を観察できます。湖畔に沿って整備された遊歩道があり、散策を楽しめます。公園内にはレストランがあり、食事をしながら湖の景色を楽しむことができます。
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ピクニック、ジョギングや散歩、子供向けの遊び場、夏季の野外コンサートなどのイベント等、州立公園(写真)は、コンスタンツの自然と都市の調和を感じられる場所であり、リラックスしたひとときを過ごすのに最適なスポットです。
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いよいよボーデン湖で私が一番感動した場所に来ました。州立公園の北の端です。ここからはボーデン湖に浮かぶ「インゼル島」が目の前でコンスタンツの最高級ホテル「シュタインベルガー・インゼルホテル」(写真左)が輝いています。
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ボーデン湖の対岸に見える宮殿のような壮大な建物は「カジノ・コンスタンツ」(写真)です。ここはゲームを楽しむだけでなく、ボーデン湖の美しい景色を眺めながらエレガントな雰囲気を味わえる場所として知られています。
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ちょっと驚いたのですが、ここで多数の人が「カヤック」(写真)をやっているのですね。コンスタンツは夏のリゾート地として知られており、ボーデン湖は遠浅で泳ぐのに適しており、水上アクティビティ(カヤック、ボート、水泳)に適した環境だそうです。
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立ってパドルで移動する人達(写真)もいます。この水上アクティビティは「スタンドアップパドルボード(SUP)」と呼ばれ、サーフボードに似た板の上に立ち、長いパドルを使って水面を進みます。SUPは比較的新しいウォータースポーツで、近年人気が高まっています。
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1人用カヤック(写真)に乗って川下り!いいですね。カヤックからは美しい景色を楽しむことができます。晴れた日にはアルプスの山々も見えるなど、絶景ポイントが多数あります。
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ふと見るとカヤックで女性が一人でじっとしている姿が見えました。興味があったのでアップで写真を撮ると…
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どうやらカヤック上でスマホをやっているようです。湖面には涼しい風が吹いてくるので最高の避暑になります。
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ボーデン湖にはライン川が流れ込んでおり、ここからさらにドイツへと流出していきます。湖面をよく見てみると水の流れが速いようです。写真の左上がインゼル島で小さな橋を渡ると「シュタインベルガー・インゼルホテル」に着きます。
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シュタインベルガー・インゼルホテル(写真)は、ボーデン湖の小さな島「インゼル島」に建っています。この島はホテル専用の島となっており、まさに島を独り占めしているような贅沢な環境を提供しています。
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ホテルに一歩入ると…、いきなり長い回廊(写真)がお出迎えです。白いアーチ型の天井と、壁に描かれたフレスコ画が素晴らしいです。元々は13世紀に建てられたドミニコ会修道院の建物で、その後1875年にホテルに改装されました。
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このため、建物自体が歴史的な価値を持っています。コの字型のホテルの中庭に沿って同じような回廊があります。
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回廊の1つに白いテーブルクロスでおおわれた長いテーブルが設置されていました。何とテーブルの上にはコーヒー・紅茶、クロワッサン、デニッシュ、クッキー、プチケーキ等が置いてありました。ご自由にどうぞ召し上がれ、ただし、宿泊者専用。
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このホテルの敷地は、もともとツェッペリン家の先祖が遺産相続で入手した土地で、飛行船の発明で有名なツェッペリン伯爵がこの場所で生まれたのです。19世紀にこの場所でホテルが開業した際、初代支配人を務めたのはツェッペリン伯爵の弟でした。このことから、ホテルの運営にツェッペリン家が深く関わっていたことがわかります。ホテルのレストランの壁には、ツェッペリン家の家族写真が多数飾られています。
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シュタインベルガー・インゼルホテルの美しい外観(写真)、そして、湖に向かって広がるテラス席、私はこういう雰囲気が大好きです。ここで妻と2人で午後のコーヒータイムを楽しむためにわざわざここまで来ました。
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目の前に広がるボーデン湖(写真)の美しさは言葉に尽くせないほどです。テーブル越しに見える湖の青さに、日本からわざわざここまで来た甲斐を実感しました。
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湖に面したテラス(写真)では、ゆったりとした時間が流れ、見るからにシニア世代の人達が静かにくつろいでいます。大声でしゃべっている人はいません。実に静かです。
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お待ちかね、コーヒータイム(写真)です。クリーミーなケーキと香ばしいコーヒーを味わいながら、ふたりで過ごす静かなひとときは至福の時間です。甘いケーキは、人生の収穫期を味わっている私たちの気持ちを一層盛り上げてくれます。
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ムードを壊しますが、ケーキ1個とカプチィーノ2個の料金は合計14.2ユーロ、170円換算で2414円でした。普通の値段なので恐れず突入してみて下さい。
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私72歳、妻69歳、今のところ2人とも元気で遠路はるばるコンスタンツまで来れました。妻(写真)は静かに湖を見つめ、遠くの風景に思いを馳せているようです。ふたりで過ごす時間がこれほどまでに贅沢だと感じるのは、この場所の特別な力かもしれません。
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私:今まで沢山海外旅行してきたな~、もう思い残すことはなくなりかけてきた。そろそろ死んでもいいか~
妻:そうね、たしかに。でも、ちょっともったいないね。今、こんなに幸せだもの。
私:じゃあ、もう少し生きるか?
→コンスタンツ観光(その2)に続く
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