2024/09/22 - 2024/09/25
140位(同エリア585件中)
jokaさん
旅行二日目
今日はのんびり起きて雌阿寒岳登山。
正直阿寒湖観光のついでに登っておくか程度に思っていましたが、変化に富んだ素晴らしい山でいい意味で予想を大きく裏切られました。
下山後の温泉も完璧でさすが百名山の貫禄!
山頂までは燧ヶ岳。山頂付近は阿蘇山。トータルの印象は安達太良山という感じかな。
阿寒湖温泉に帰ってからはほぼ白紙。
わたしにしてはかなりめずらしい状況ですが、たまにはこんな行き当たりばったりもいいでしょう、というか、いいでしょうと思えるオトナになりたい!
その後釧路に移動して明日に大忙しの明日に備えます。
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5時50分起床。
旅先にしては異例ののんびり具合。それだけでもちょっと嬉しい。 -
今日登る予定の雌阿寒岳は公共交通機関でのアクセス不可で車かタクシー利用がほぼ必須。
“ほぼ”と書いたのは、温泉街外れから始まるフレベツ林道を使えばコースタイム三時間ほどで全部で三つある登山口の一つ、雌阿寒岳登山口に着くからです。
タクシーが埋まっていたら歩こうと思っていたのですが、今回は運良く予約が取れました。取れなければ4時起きになっていたところです… -
ただし地元に一社だけあるタクシーの営業時間は7時から。朝一で!と伝えたら7時10分を指定されました。
だからこんなにのんびりなんですね。 -
というわけで優雅に朝風呂をば。
-
運良く貸切でした。
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だそうです。
-
本日の朝ごはん
就寝前に飲み忘れたR-1がデザート代り。 -
のんびりし過ぎて最後はけっきょく大慌て…
お世話になりました。 -
チェックアウトのためフロントに向かうとすでにタクシーの運転手さんが。
ついでにホテル前で一枚撮ってもらいました。
今回の旅で一番気を遣ったのが服装です。
なにせいまだ最高気温35℃を超える東京から最高気温一桁の阿寒町に来るわけですから。
当然山の上はもっと寒い。下手すりゃ氷点下。
結論:春・秋用最薄のウール&化繊混紡の長袖ベースレイヤーの上に拳大に収納できるペラペラジャケット -
チェックイン時にホテルのベーカリー謹製、焼きたてメロンパンをいただきました。
気の利いたサービスですね。
行動食を買い足そうか迷っていたので余計に助かりました。
登山用買っておいた水500ml二本のうち一本をを飲んでしまったので、ホテルすぐそばのファミマで追加購入。
たぶん一本で足りると思うのですが。 -
予約時にうかがっていた通り約20分で雌阿寒温泉登山口着。
ほぼ信号のないほぼ一直線の道を往くわけだから時間も料金もほぼ一定なのも当然か。ちなみに片道7000円弱。
帰りは登山口すぐ隣の温泉前に迎えに来てもらう予定になっています。
予約時には13時半と伝えていましたが、迷った末に行きのタクシー内で13時15分に変更してもらいました。 -
活火山だけあって警告いろいろ。
-
7時32分、登山開始。
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さっそく松ぼっくり踏んで転びそうになりました。
落ち着け、自分! -
ずいぶん立派な標識です。
人気ぶりがわかりますね。 -
出だしは奥多摩も南アルプスも雌阿寒岳も変わりません。
-
案の定歩き始めて10分も経たないうちにペラペラジャケットを脱ぎました。
ついでに腕まくりもして半袖状態です。
まぁ、けっきょくこうなるんだよな。 -
景色が変わってきました。
この雰囲気好きだな。 -
先行者が見えます。
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五合目あたりから岩々しくなってきました。
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振り返ると湖が!
阿寒湖にしては小さいような。 -
おおっ!
燧ヶ岳からの尾瀬ヶ原が頭に浮かびました。
湿原ではないからよく見ると全然違うんだけど、やっぱり尾瀬っぽいんだよな。 -
八号目からいきなり標識が手抜き、もとい簡素に。
-
快晴まであと一歩。
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画像ではわかりづらいけど1m先は断崖絶壁!
耐性のある人ならギリギリまで近づけるんでしょうが、高所恐怖症のわたしにはこれが限界。
この距離からでも吸い込まれそうでめまいが… -
いきなりすごい風景が目に飛び込んできた。ポンマチネシリ火口です。
底の赤い水たまりは赤沼。 -
8時52分、雌阿寒岳山頂(1499m)。
今回の最高点です。
雲でほぼ隠れていますが正面には阿寒湖が横たわっています。
手前の大きな凹みは中マチネシリ火口。外輪をぐるっと一周できるみたいですね。
知っていれば計画に組み込んでもよかったな。
歓談中のお二人に挨拶すると少し驚き顔。
みんなが秋冬装備の中、一人だけ半袖男がやってくるわけですから当然か。
この反応、いつものことです… -
ガンガン登っている最中はいいけど、いざ山頂に着いてのんびり歩きに切り替えるとさすがに寒い。
ジャケットを羽織って移動再開。
登ってきた方向とは逆、オンネトー方面へと進みます。 -
火星?
中央の水たまりは青沼です。 -
ギラギラです。
-
おっと、忘れてた。
おやつタイム♪おやつタイム♪ -
迫力ある標識。
ここまでいくと逆にかっこいいかも。 -
山頂を振り返ると、一人立っているのが微かに見えます。
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左の斜面に目をやると登山者が一人。
方角からして雌阿寒岳登山口からでしょう。
阿寒湖温泉近くから始まるフレベツ林道の終点です。 -
あそこが噴煙の噴出口らしい。
-
この角度から見ると火口の大きさがよくわかります。
奥の一段へこんでいる部分が山頂直下で赤沼があったところ。
以前は小赤沼もあったのですが、干上がってしまったそうです。 -
死を想起させる美しさ。
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ど迫力!!
色合いも凄まじい。 -
いつの間にやら目の前には阿寒富士。
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おそらくこの辺りが噴出口の一番近く。
直線距離で50mほどしか離れていません。
知らず知らず少し早足になっていました。 -
一番苦手なザレザレの急斜面。
-
八号目のここが阿寒富士への分岐点。
実は最初分岐があることに気付かずオンネトー登山口方面へ二百メートルほど通り過ぎてしまい、慌てて戻ってきました。
あ~疲れた…
あらためて阿寒富士方面へと下りていきます。 -
ナスカの地上絵かな?
古代文明の神へのメッセージのような幾何学的な登山道。
これからあれを登るのか??
客観的に見ると頭イカれてると言わざるを得ない。 -
雌阿寒岳と阿寒富士の鞍部。
雌阿寒岳の八号目と七号目から続く道がここで合流しています。
山頂からは250mほど下ってきました。 -
ここから阿寒富士山頂まで200m以上登り返します。
-
幾何学文様ナウ!
見上げれば苦行僧の先達が確認できます。
斜面一面の黒い砂や岩はすべて雌阿寒岳の噴火で叩きつけられたもの。
そりゃあ草木も生えない死の世界になるのも当然。 -
足元ズルズルでまさに“3歩進んで2歩下がる”状態。
-
振り返ると雌阿寒岳。
ここからだと見下ろしているように見えますね。
まだ頂上でもないし、そもそも雌阿寒岳の方が高いのですが。 -
9時46分、阿寒富士山頂(1475m)。
ほとんど雲に隠れていますが、ここからでも正面には阿寒湖が薄っすらと見えています。 -
もう少し先まで行けそうです。
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これ以上は進みたくないな。
この手前で小休憩。 -
青空見えてる。
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絶景を眺めながらのおにぎりタイム。
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最高です♪
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そろそろ下りますか。
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ずいぶん山慣れした歩き方する人が登ってくるなぁと思っていたら、雌阿寒岳山頂で挨拶した方でした。首には大きな望遠レンズ付きカメラ。
会釈してすれ違おうとしたら「TJARの望月さんに似てるって言われませんか?」と。
ちなみに“山慣れた”というのを敢えて言葉で説明すると、ゆったり動いているように見えて速い感じというか。一定ペースを保ち、腕はどこかで固定状態でほぼ動かさない人が多い気がします。
伝わるでしょうか? -
実は言われたの4~5回目。ご本人と間違えられたこともあります。
そのことを伝えて、でもまったく自覚がないと言い添えると、「そっくりですよ」と笑顔で言われました。
う~ん、全然似てるとは思わないけど… -
阿寒富士と雌阿寒岳の鞍部から今度は七号目へ。
オンネトー登山口へと下山します。 -
けっこうなムリゲーですね。
-
登りでは雌阿寒岳の右側に見えていた湖が今度は左側に顔を出しました。
と、ここでやっと気づく。
オンネトーだ!! -
雌阿寒岳の反対側にあたる右半分には山頂近くまで緑が続いているのに対して、雌阿寒岳に面した左半分は見事に真っ黒!
あらためて噴火の凄まじさを感じる衝撃の光景でした。 -
六号目を過ぎたあたりで樹林帯に入ってこともあり、再度上着を脱ぎました。
正直山頂までは余計な荷物増やしちゃったかなと思っていたので役に立ってよかった。 -
親子四人連れが登ってきました。
父親が2、3才の幼児を登山用ベビーキャリアで背負っています。
樹林帯だと枝が当たりそうだし、開けた場所だと風や日光が直撃しそうだし、余計なお世話と思いつついつもヒヤヒヤしながら見ています。 -
文明の足音が聞こえる。
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見えたっ!
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11時19分、オンネトー登山口に着きました。
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登山口前の駐車場はそれなりの埋まり具合。
登山者に加えてキャンプ場の利用者や日帰り観光客が来ることを考えるとちょっと寂しい気もします。
駐車場を直進するとオンネトーやキャンプ場ですが、回れ右して反対方向へ。 -
わざわざ買い足したのに結局三口ぐらいしか飲みませんでした。
やっぱり一本で充分だったか。
もともと水の消費量が少ないタイプで、春先の登山だと五時間歩いて一滴も水分補給していなかったなんてこともありました。
よくないことはわかっているので最近は喉が渇いてなくても意識的に摂取するようにしています。 -
ホテルのフロントでいただいたメロンパンで歩きながらおやつタイム♪
久しぶりのメロンパンはほんのり甘くて美味でした。 -
5分ほどで湯の滝入口の駐車場。
広大なスペースに車は二台だけ。 -
目指すは左下の湯の滝。
マンガン鉱物を生成する世界で唯一の「生きている鉱床」だそうで、なんだかよくわかっていませんが面白そうなので立ち寄ってみようと思っていました。 -
湯の滝まではここから片道1.4km。
タクシーの送迎時刻を考えるとけっこう際どい時間ですけど、まぁなんとかなるでしょう。 -
200mおきに標識が立つ親切設計。
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行きは緩やかな登り基調。
歩きやすい散策路のような道が続きます。 -
ぱっと目の前が明るくなったと思ったら開けた場所に出ました。
爽やかな風が吹いて気持ちいい♪
森の中の秘密の広場のような雰囲気です。 -
少し急いで13分でした。
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おそらく生き物にとっては死の海なんでしょうが、“天才抽象画家の気まぐれ”みたいな魅力的な色合いです。
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酸化した岩のガンメタっぽい色合いと苔の鮮やかな緑との対比がいいですね。
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以前はもっと上まで登れたみたいです。
滝の真上まで行けたのかな? -
あんまり好きな言葉ではないのですが、パワースポットという表現がしっくりきます。
やけに明るく感じるというか、気分が高揚するというか。 -
湯殿山の御神体に参拝した時のことを思い出しました。
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滝下でもほんのり温かい。
上だとかなり熱いのでは? -
あまり時間に余裕はないけれど、休憩スペースの解説を大急ぎで一通り読んでみる。
昭和二十年代この辺りには大きなマンガン鉱山があり、成長中の非常に珍しい鉱床(世界でここだけ)だということはわかっていたにもかかわらず本格的な調査が始まったのは1989年と案外最近のことだそうです。 -
鉱床を育てているのはマンガン酸化細菌と糸状藻類という微生物で、両者が共同して温泉水中のマンガンを沈着させているのだとか。
“温泉水”と書きましたが、実はこの滝の真上には温泉の源泉があり、以前には天然の湯だまりを利用した露天風呂があったとのこと。
湯の滝が天然記念物に指定されてからは使用禁止となり、代わりに滝の横に新たな露天風呂が作られたのだそうです。
先ほどの階段はその名残だったんですね。 -
こちらの湯の滝が天然記念物に指定されたのは平成12年(2000年)。ということはほんの三十年前まで滝上の絶景露天風呂が存在してたということかっ!
あ~残念!暇を持て余してた大学生時代、旅に興味がなかったことが悔やまれる!!!
ちなみに滝下の湯だまりには昭和末期から平成後期までグッピーなどの熱帯魚?!が住み着いていたそうです… -
帰りは駆け足で。
行きに一人とすれ違っただけなのに、なぜか車は二台とも消えていました。
こんなにステキな場所なのにどうして人気がないのでしょうか。
個人的にはラッキーでしたけど。
帰りのタクシーで運転手さんが、湯の滝空いてたでしょう?と言っていたのでこれが平常運転なんだと思います。 -
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オンネトー駐車場の売店。
ソフトクリーム食べたいけど、その五分が命取りになるかもしれないのでスルー。 -
駐車場のすぐ横から野営場エリア。
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施設はかなり整っています。
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整備された湖畔の散策路を行く。
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オンネトーとはアイヌの言葉で「年老いた沼」「大きな沼」を意味します。
昨日阿寒湖で“トー”が湖を意味すると学んだばかりなのでわかりやすい。“オンネ”が古いとか大きいということか。
季節や天候、見る角度によって、澄んだ青、エメラルドグリーン、ダークブルーに色が変わる神秘の湖らしいですね。 -
ここで右折。
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オントネーから雌阿寒温泉登山口までは緩やかな登り基調が続く。
ボディブローのようにじわじわと効きました… -
あと少し。
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12時37分、オントネー登山口から30分ほどで野中温泉に到着。
出発地点の雌阿寒温泉登山口のすぐ隣です。 -
野中温泉
全十室の小さな温泉宿。
ほんとは昨日ここに泊まりたかったのですが満室で断念。何気なく前後の日程を見てびっくり。平日も含めてほぼ満室でした。
次があったら絶対ここに泊まってみせる! -
お世話になります。
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広い!きれい!
勝手に古い民家に毛が生えたような宿を想像していたのでいい意味で裏切られました。 -
休憩所のようなスペースもあって快適そのもの。
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温泉は長ーい廊下の先。
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暖簾も粋ですね♪
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がらんとした脱衣所。
この開放感、ありそうでけっこう珍しい気がします。 -
外から丸見えなのもなんだかいい感じ。
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おおっ!
素晴らしい♪
中央から激熱の源泉がドバドバ。 -
左の蛇口から水が出ているのでこの近辺が特等席。
それ以外の場所だといったん入ったら身動き取れなくなります。 -
洗い場もあります。
シャンプーもボディソープもあるのがなんだか違和感… -
白濁してヌメヌメ。
野趣溢れるいいお湯でした♪ -
体がほかほかでそのままだとまた汗をかいてしまいそうなので窓辺に移動。
はぁ、気分爽快♪ -
なるほど!換気のために窓を開けてたんですね。
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長ーい廊下の片側には雌阿寒岳の写真がずらり。
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反対側には有名人のサインがたくさん。
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そりゃ、来てますよね。
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レジェンド、バカボンもご来店。
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“土曜スペシャル”っていうのがポイント高い。
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オリジナルTシャツ!?
硬派な温泉旅館のイメージがあったので意外。 -
ここで昼寝したら気持ちいいだろうな。
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送迎時間5分前に玄関を出るとすでにタクシーが待っていました。
きっかり20分で阿寒湖温泉へ。
ランチ候補二箇所で迷った挙句アイヌコタンで降ろしてもらうことに。
お世話になりました。 -
昨日の反省を活かしてニシパセットでリベンジ!と思ったのですが…
-
コレクター気質の血が騒ぎ、昨日フラれたこちらへ。
奈辺久
蕎麦とわかさぎ・ヒメマス料理のお店。
タクシーの送迎時刻を15分早めてもらったのはこちらが念頭にあったからです。
営業時間は14時までですが、経験則上古き良き観光地のお店は繁盛した日は早仕舞いすることが多く、特にこちらはご夫婦二人体制ということで余計にその可能性が高いと判断しました。 -
わたしの前に二人連れが一組。
空席はあるのですが片付けが間に合っていないため10分近く待ちましたが、わたしの後にやってきた二人連れ三組はすべて断られていました。
ちなみにこの時13時40分。
前倒しにしていなければアウトでした。 -
というわけでまずは虹鱒といくらのハーフ丼。
-
ハーフとは思えないボリューム。
おそらく初めての紅鱒は見た目と違って淡白かつ新鮮でぷりぷり。
いくらは小粒で驚きの弾力。箸を入れるとポンポンとこぼれ落ちていくほど。ほんとにイクラなのか?
調べてみると虹鱒の卵は小粒かつ皮が厚くてプチプチ感がスゴいとのこと。疑ってすみませんでした… -
虹鱒といくら丼のハーフ&わかさぎ天丼のハーフ。
ハーフ単体だと漬物と味噌汁は付かないのですが、ハーフ二つだとサービスしてくれます。 -
わかさぎ天丼は安定の美味しさ。
阿寒湖温泉での食事場所を調べていた時に、どこでもわかさぎばっかじゃないか!と思っていたことを謝ります。 -
ごちそうさまでした♪
-
コレクター心をくすぐるなぁ。
さて、これから何しよう?
・御前水さん以外の日帰り温泉
・レンタサイクルまたは歩きでスキー場上の展望台へ
・昨日逃した滝口自然探勝路を行けるとこまで
などなど -
まずは日帰り温泉と考えていたのですが、野中温泉で満たされてしまいその気になれず。
ふらふら歩いているうちにアイヌコタンへたどり着いてしまいました。
そういえばネットで“アイヌアートの新たな発信基地兼アンテナショップ”があると読んだ気が。 -
連休中に休業?というより廃業??
昨日今日閉めたというわけではなさそうだけど。
更新頼みますよー
昨日から気になっていた店があったことを思い出してそちらへ。 -
実践工房
伝統的な木彫りのお店が並ぶなか、ここだけハイセンスな本気感を出してて覚えていました。 -
この時計いいなあ、と見ていたら「そのシリーズ、お気に入りなんですよ」とそばで作業していた店員さんが。
狼以外にも鯨なんかもありました。 -
この作品の作者さん(木彫り作家の岡田実さん)とのことで、いろいろお話を伺うことができました。
構造上、針を1.何mm以下にしないといけないらしく、最初のうちは十本中九本が折れてしまったとのこと。
「今でも十本に一本はダメにします」と笑ってました。 -
異色の造形家と呼ばれる故砂澤ビッキの作品。
二十代で阿寒湖畔に移住してお土産物屋を営みつつ創作活動に没頭したそうです。
年季が入っているせいもあるでしょうが、木彫りとは思えない重厚感、迫力があります。
ちなみに“ビッキ”とはアイヌ語でカエルのこと。山形や秋田の方言でも同じみたいですね。 -
こちらはナチュラルクラフト作家、石川良さんの作品。
値札は付いてないけど35万円くらいだそうです。
こういう作品大好きなんですよね。
置き場所に困らない大きさの家に住んでいれば、真剣に購入考えるかもしれません。 -
細かい作り込みが素晴らしい!
この家の中もちゃんと家具まであるんですよ。 -
こちらも石川さん作。
むちゃくちゃかわいくないですか?
とぼけたセンスが最高です! -
これ単体で売ってたのかな?
これなら場所とらないしと思うものの、実際はスペースではなく空間との調和の問題なんですよね。 -
狭苦しくて物で溢れた我が家に置いたら、どんなステキな家具だろうがオブジェだろうが本来の輝きを失くしてしまうというのがホンネ。
昔から銅版画が好きで、何度か購入を真剣に考えたこともあるのですが、けっきょく“どこに飾るんだ???”でおしまい… -
こちらの作家さんの作品は店内では一番実用的。
わたしともう一人女性の方とで器を手に取って見ていたら、展示していないものもすべて出してきてくれました。
手作りの一点ものなので形も大きさも材質もすべて違います。 -
この椅子にはさすがに座れないけど、これはこれでオブジェにしてもいいし、物を飾ったり置いたりしても良さげ。
でもどこに飾、以下省略… -
岡田さんの話を聞きながら店内あれこれ物色すること30分、これにするかな。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
ちなみに女性の方も器を購入していました。
個人的には阿寒湖温泉で本気のお土産ならここ一択だと思います。 -
昨日は閉館していたこちらへ。
-
サクラが盛大に咲いています!!
とりあえず二百円で釣られてみましょう。 -
これだけ?
数少ない展示品もそこらから拾ってきたような品物ばかり。
あまりのやる気の無さにちょっと笑ってしまいました。
観光地としてのアイヌコタンのためにはむしろ閉館した方が良いのでは? -
こちらはどうでしょうか?
入館料五百円です。 -
アットゥシ
オヒョウ等の樹皮の内皮からつくった糸を用いて機織りされた反物です。 -
近くで見ると植物由来の粗くて硬そうな感じがよくわかる。
頑丈で水に強く、さらには通気性にも優れているため、衣類として多くの用途に使用されました。 -
昔のアイヌな儀式や生活を再現した展示ですが、儀式そのものよりもデフォメルされた彫刻の力強さやどことなく漂うユーモラスな雰囲気に目を惹かれてしまう。
-
秋辺今吉さんというチセ(家)、丸木舟から民具に至るまで幅広い創作活動を行った作家さんの作品でした。
経歴を拝見するとアイヌコタンの創設に関わるなど、芸術家というよりもアイヌ文化の普及啓発に尽力した方だったようです。 -
サラニップ・カロップ
サラニップは植物性の素材(ハルニレの樹皮など)で、カロップは布を用いて作成した袋やカバン類のこと。
少し手を加えれば今でも商品として通用しそうなのにと思っていたら、某デパートのオンラインストアで作家作の一点ものサラニップが30万円近くで売られているのを発見してのけぞりました。
技術料&手間賃と考えれば妥当なのかもしれませんね。 -
懐かしの観光ポスターを集めたコーナー。
こういうの大好きです。 -
色合いが渋すぎる!
昭和前半独特の配色な気がします。
質実剛健、写実的なのが良しとされていたんですかね。 -
摩周湖の字体と色が素晴らしい。
わたし的レタリング部門優勝です。 -
これまた渋い。
ふつうなら主役として大きく扱うであろう丹頂鶴の控えめなところがなんとも。 -
世界観光ポスターコンクール優勝作品だそうです。
作家作品なので力の入れ方が違います。物語性もありますね。
西洋人好みの題材、画風が勝利の秘訣でしょうか?
エキゾチック東洋的な。 -
色遣いはもちろんなんですが、個人的には釧路と阿寒を結ぶ矢印が気に入ってます。
-
体重400kg。エコミュージアムセンターの大助くんには一歩及ばず。
-
大半の昔ながらの観光地と同様、緩やかに衰退しつつある阿寒湖温泉ですが、起死回生の切り札がカムイルミナでありロストカムイなのでしょう。
短い訪問の間に何度ポスターや看板を目にしたことか。
時間的な問題もあってここまで一切選択肢に挙げてこなかったのですが、せっかくならどちらか一方でも体験しとけばよかったかなと今頃になって思っています。 -
そろそろバスターミナルに向かう時間です。
-
知り合いへのお土産にマリモを購入するか迷う。
ご丁寧にエサまで売ってるし。
でもエサがなくなったらどうなるんだ?
代わりの栄養が口に合えばいいけど、そうでなければ緩やかに死に絶えるのか…
そんなシーモンキーみたいな運命を辿らせるのは忍びないし、う~ん…
考えるのが面倒になって買うのをやめました。 -
預けていた荷物を回収。
お世話になりました。 -
まだ16時前ですがすでに日は傾き始めています。
すっかり秋です。 -
十分ほど歩いてバスセンターへ。
-
実はここ二階に素泊まりできて日帰り温泉も利用できるという、冴えない見た目に反してとても便利な施設。
一階にはコンビニ完備だし。
もう少し中心部に近ければここでもよかったのに。
三連休ということで他の宿泊施設が軒並み高騰する中でお値段据え置きなのもがっついてなくて好印象。
単にやる気がないだけの可能性も大ですが… -
二階は宿泊者専用。
-
バスが到着して待合室が空になりました。
でも到着前、十人ほどの待ち客がいた時の方がもっと寂しい雰囲気に感じられたのが不思議。 -
切符もレトロでステキ♪
わたしが交通系オタクだったら額に入れて飾ることでしょう。 -
約二時間かけて釧路駅前。
18時過ぎですでに真っ暗です。 -
すぐ目の前が本日のお宿、スーパーホテル釧路駅前。
連泊できるビジネスホテルが案外少なくてここに辿り着きました。
釧路も他の多くの地方都市と同じく街の中心街(繁華街)と駅が離れていて、食べたり遊んだりを重視するか交通の便をとるかで選択が変わります。
今回は駅前からのバス移動が多かったので、結果的には正解だったのかもしれません。 -
まさに必要最小限。
いろんな所がちょっとずつ削られてて少しずつ不便。
でもギリギリ我慢できるという絶妙な設定です。
実際そういうコンセプトみたいですし、ある意味ホテル側の狙い通り。そういう場所だとわかって泊まるには快適なんだと思います。
個人的には…かなり落ち着きませんでした…… -
ホテルは寝に帰るだけでふだんはこだわりないのに。
どうしてそんなに落ち着かないのか自分でも不思議でした。
あと温泉利用時間も絶妙に噛み合わず。
外出してる時間ばっかだ! -
夕ご飯を求めて外出。
とことん人件費を切り詰めるためにチェックインのラッシュ時間帯をのぞいてフロントは基本無人です。 -
すぐ隣が阿寒バスのバスターミナル。
阿寒湖温泉と同じくなんだか物哀しい雰囲気が漂っています。
北国のバスターミナルという先入観がそう思わせるのでしょうか。 -
繁華街まで遠いこと遠いこと。
10分近く歩いたのですが誰ともすれ違いませんでした。 -
はい、釧路一の歓楽街到着!
誰も歩いていない… -
考えてみれば三連休最終日の夜なので、ある意味一番人出の少ない時間帯なのかもしれないけど、それにしてもこれはひどすぎる…
そもそも開いてる店があまりないというのもあるけど。
かく言うわたしも曜日を勘違いしていたことに気付き、ちょっとヤバいかもと焦ってます。 -
よかった~、開いてた!
と喜んだのも束の間、扉を開けたらぎっしり満席。
そりゃ、これだけ営業している店が少なかったらどこも混むよな。人気店ならなおさら。 -
近くの第二候補へ。
鳥松
ザンギ発祥の店といわれる人気店です。
ぎゅう詰めでも15人が限界の小さなコの字型カウンターのみ。 -
メニューはザンギ、唐揚げ、モツ煮込みとその応用編だけと至ってシンプル。飲み物はビール、日本酒、焼酎、ワイン、ウイスキー、ジュースなどそれなりに充実。
瓶ビールがないので生ビール。
そしてお目当てのザンギ。骨なしと骨ありを注文しました。
もつの野菜炒めはもつが売り切れでアウト。 -
まずは骨なしが到着。
ん?思ったより柔らかい。もっと歯応えあるもんだと。
でも元祖なんだからこれがスタンダードということか。 -
続いて骨あり。
骨を噛んでしまわないように慎重に口に入れたのですが、“あれっ?フツーに噛み切れる”
軟骨っぽい感触はあるけどそんなに硬くない。
せっかく出してくれた骨を捨てるための紙箱は最後まで必要ありませんでした。
人気店なので混むのは当たり前。
混むから満席でなくてもとにかくぎゅうぎゅうに詰めて座らせるのも仕方ない。
これだけメニュー絞っているのに注文忘れ頻発して提供間に合ってないのもご愛嬌。
その他もろもろ気にしなければ居心地いい店なのかもしれません。
ご馳走様でした。 -
このあと訪問予定のラーメン屋さんがわたしの曜日勘違いで休業と判明。
二軒目を探して彷徨う羽目に。
赤ちょうちん横丁の候補店を外から覗くと空席一つ。
ただし店一体で盛り上がってるような雰囲気なのが…
今日はそんな気分ではないかな。 -
こちらは扉開けた途端ぎっしりのお客さん。
失礼しました。 -
あちこち歩き回ってちょいと疲れてきました。
-
最後の砦、セイコーマートへ。
つまみと酒買ってかーえろっと!
客待ちのタクシーの列がいい味出してます。 -
まさかあの部屋を恋しく思う時が来るとは!
しかもこんな早く…… -
これはこれで良いかも♪
旅先にしてはけっこう遅めの23時に就寝ZZz
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