定年退職二人旅　アメリカ国立公園ドライブ：スピード違反？＋先住民住居跡のメサベルデ＆奇跡のアーチーズ

2024/09/14 - 2024/09/16

３回目の定年退職旅は、相方と二人旅です。（2024年9月11日-27日）
30年位前にも今回とほぼ同じルートをドライブしていて、「今度は子供と３人で回ろう」と話をしていましたが、再び二人旅となりました。
9月11日（水）：羽田空港→ロス経由ツーソン空港→フェニックス泊（アリゾナ州）
9月12日（木）：セドナ観光→フラッグスタッフ泊（アリゾナ州）
9月13日（金）：モニュメントバレー観光→ブラフ泊（ユタ州）
9月14日（土）：メサベルデ国立公園観光→モンティセロ泊（ユタ州）
9月15日（日）：アーチーズ国立公園観光→ブランディング泊（ユタ州）
9月16日（月）：移動日→チュバシティ泊（アリゾナ州）
9月17日（火）：グランドキャニオン国立公園観光→ヴァジェ泊（アリゾナ州）
9月18日（水）：グランドキャニオン国立公園観光→ページ泊（アリゾナ州）
9月19日（木）：ホースシューベント観光→ページ泊（アリゾナ州）
（後半に続く）
本編は、9月14日-16日編です。
メサベルデ国立公園のツアーの予約時間に遅れない様に少し急いでいたら、反対車線のポリスカーに緊急停止を求められました。
「スピード違反の罰金はどうやって支払うのか？、このまま旅行が続けられるのか？」と思っていたら、「アメリカは初めてですか、速度表示を確認して安全運転して下さい。」とgoogle翻訳越しに言われ、警告どまりでした。
やさしいお巡りさん、ありがとう。安全運転します。

エリア アーチーズ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: アメリカン航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

【9月14日（土）】
旅も3日目で昨日のモニュメントバレー観光の疲れで寝坊してしまいました。日本でメサベルデ国立公園のツアーを二つ予約していましたが、一つ目（10時30分）の開始時間に間に合いそうにありません。
自慢？のマスタングで少し急いで走っていましたところ、対向車線に停まっている車を横目に見た途端に青白のパトライトが光りました。
「ヤバい」と思った時にはもう遅く、ポリスカーがこちらに向かって走ってきます。「どうしよう、スピード違反の罰金はどうやって支払うのか？、旅行は続けられるのか？」などが頭をよぎりました。( ﾟДﾟ)
結果的に「今回は警告します。安全運転に気を付けて下さいね」と言われ何とか、旅を続けられることになりました。(^^♪

ポリスから名刺を渡され制限速度を守りながら、郊外で通信環境の悪い中でマスタングのGoogleマップ連携を使いながら、メサベルデ国立公園（コロラド州）に着きました。
メサベルデ国立公園は、標高約2,600mの断崖に古代プエブロ人の住居跡が残され、世界遺産にも登録されました。
メサベルデとはスペイン語で「緑のテーブル状の台地」の意味だそうです。

メサベルデ国立公園もとても大きな公園で、ツアー開始場所まで車で40分以上かかります。
ツアー集合場所も大変分かりにくい駐車場の片隅で、何とか一つ目のツアーに間に合うことができました。(;^_^A

クリフパレス（断崖宮殿）は4階建ての200以上の部屋を持つ集合住宅で、100人以上が住んでいたそうです。
当たり前ですがガイドさんの説明（歴史や生活に様子など）は英語なので、こちらもわかる単語をたどりながら想像を膨らませます。

丁寧な説明が1時間近く続きますが、理解できるのは20％位です。^^;
午後になって、段々暑くなってきました。

反対側の展望所からこちらのクリフパレスを望んでいる様子です。
先住民は断崖に身を寄せて、生活していた様です。

最後は、こんな急斜面を上がってツアー終了です。

開始時間に間に合わなかったもう一つの「バルコニーハウスツアー」にも空きがあり二、2時からのツアーに参加できました。（ツアーは、1日に数回実施されます）
https://www.recreation.gov/
初めにガイドさんから、メサベルデの成り立ちなどのレクチャーを受けます。
ガイドさんは手慣れたトークで参加者のテンションを上げていきます。

一通りの説明が終わると、断崖の中腹にある遺跡まで梯子を上りながら進みます。

儀式に使われたと言われているキヴァ（円形の地下礼拝堂）です。

ガイドさんの説明が終わると、ツアー参加者との質問コーナーが始まります。

1時間後位に、再び梯子を上りツアー終了です。
途中でかなり細い洞穴の道もあるので、100㎏を超える様な方は通れるのか心配になる程です。

今日は、モンティセロ（ユタ州）の「The Atomic Blue Motor-Inn」に泊まります。
アメリカらしい平屋のモーテルで、アーチーズ国立公園まで車で1時間弱の場所です。
モンティセロ（ユタ州）には1万人もいなくて、アメリカの田舎町の雰囲気にあふれています。

今回の旅行では、いずれも冷蔵庫と電子レンジのついたこんな感じの大きなベッドのツインの部屋を利用しました。

街の中心の交差点近くのコインランドリーで、洗濯します。
観光客だけでなく地元の方も利用していて、洗濯機や乾燥機は50台近く並んでいました。
ちなみに洗濯は5ドル、乾燥は2ドル程度でした。

スーパーマーケットで購入した冷凍食品（ハンバーグ/アップルパイ/チキンスープなど）をレンチンして晩ごはんです。（総額10ドル程度）

【9月15日（日）】
近くの公園に、朝の散歩に出かけました。
芝生が整備され、風も心地よく快適です。

ほぼ毎日、セルフでガソリンを入れました。
レギュラーガソリンで3.3ドル～4ドル/ガロン位なので、130円～160円/リットル程度でしょうか。
（ちなみにマスタングは、13km/リットル程度で走りました。）

途中の「レストエリア」（日本のパーキングエリア）で、アメリカらしい全長20ｍを超える様なトレーラーを見かけました。
ショップやガソリンスタンドは併設されていなくて、トイレとピクニックエリアがある程度です。
こんな車を追い抜いたりするのも、アメリカドライブならではです。

毎日、1度はスーパーマーケットに立ち寄ります。
棚いっぱいに並んでいるLay'sのポテトチップスは、650円位でした。

ケーキコーナーにもカラフルなケーキ？が並んでいます。（食べんけど）

巨大かぼちゃは、ハロウィン用でしょうか？

昼食用に購入したカットメロン（3ドル）は、アメリカ産？らしからぬ甘くやわらかくジューシーでした。(^_^)

アーチーズ国立公園への入園はWEBでの事前予約制で、予約した時間（1時間）内に入園できます。（15時～16時で予約）
ちなみに退園時間制限はない様で、20時近くでも帰り車が公道に出る交差点で行列をつくっていました。

30年振り位のアーチーズです、
当時と変わらない、巨石群が目に入ります。

公園内は車で移動して、いくつかの駐車場からのトレイルで見学します。
公園を丸ごと一回りしようとすると2～3日はかかるので、ポイントを決めて半日程度で見学しました。

バランスロックです。
モニュメントバレーとはまた違った趣です。

16時近いですが、まだまだメチャメチャ暑いです。
マスタングの温度計は華氏105度→摂氏40.5度を示しています。(;´∀｀)

公園内には「暑さ注意（水は2リットル以上持って）」の看板が、

見どころの一つ、「レイダース・失われたアーク」に取り上げられた「ダブルアーチ」です。
多くの人が近くまで行って、下から空を見上げています。

アーチーズの最終目的地「デリケートアーチ」に向かいます。
駐車場からこんな感じの道なき傾斜道を1時間程度ひたすら上がります。
ふたりの日本人はは、人目を気にせず日傘をさしながら黙々と上がります。(*´Д｀)

最後に、リアル断崖絶壁を進むと、・・・・

ラスボスの様に「デリケートアーチ」が現れます。(^.^)/~~~

30年位前に見たときは情報も少なく、自然のつくり上げた巨大アーチに本当にびっくりしました。

近寄ってアーチの下で記念撮影をする方もいます。
アーチの両側も断崖ですが、逆立ちする強者もいました。

夕焼けを見る方々が、静かにその時を待ちます。

日没時間は、19時頃です。
こちらは、暗くなる前に少し急いで先ほどの傾斜道を下ります。

真っ暗な道を制限速度いっぱい（106km/時）で走り、ブランディング（ユタ州）のホテル「ロードウェイ イン & スイーツ」に着いたのは、21時頃でした。

今日も、お疲れ様でした。(;´･ω･)

【9月16日（月）】
今日はグランドキャニオン国立公園近くまで280kmを移動して、チュバシティ（アリゾナ州）で宿泊します。
1日の始まりはコンチネンタル朝食で、パン/ベーグル/ジュース/コーヒーなどとともに何故か殻をむいたゆで卵が並びます。

朝は華氏70度（摂氏21度）位で乾燥していて、結構さわやかです。

一昨日に走った163号線を、モニュメントバレー方面に向かって戻ります。
道端でインディアンジュエリーのお店が「営業中」でした。
遠くにモニュメントバレーが見え、道の真ん中で観光客が写真を撮っています。

今日の宿泊は、チュバシティ（アリゾナ州）の「NavajoLand Hotel」です。

モニュメントバレーを含むこの付近は「ナバホ・ネイション」と呼ばれる、先住民族独自の法律/学校/警察がある地域だそうです。
又、サマータイムが適用されない地域でもあり、Googleマップも、現在時間よりも早い到着時間を示すことがありました。

敷地内のキャンピングカーサイトのランドリーコーナーで、3日ぶりに洗濯しました。

ドラム式の洗濯機と乾燥機は外観が似ていて（これは乾燥機）、間違えて洗濯前の汚れ物をカラカラに乾燥させてしまいました。(;´･ω･)

この旅行記へのコメント （4）

• ベリーニさん 2024/10/18 12:19:05

  アメリカ～ンな旅！カッコいい！私は2歳、若返りました。

  akkiiさん、
  
  凄～い、アメリカ～ンな旅ですね╰(*´︶`*)╯♡
  
  30年前にも行かれたとか…変わったところや変化しないところもあり感慨ひとしおだったことと思います。
  やっぱりアメリカの旅はカッコいい！
  
  ラグジュアリーホテルじゃなくてモーテルで…自分でランドリーで洗濯。洗濯機があんなにたくさん有って目が点。
  景色も素晴らしいけど、自分で運転して車で広大なアメリカ大陸を旅して行くのが、物凄くカッコいい！
  
  メニュメントバレー、おーわぁ！素晴らしいこんな景色を見てドライブなんて…これで２０歳に戻れますね…笑
  
  写真で見ただけですが、これで私も2歳は若返った気がします。
  
  ベリーニ

  akkiiさん からの返信 2024/10/18 17:24:09

  RE: アメリカ～ンな旅！カッコいい！私は2歳、若返りました。

  
  ベリーニさま
  書込みありがとうございます。
  あまり褒められたことがないので、恥ずいです(^^;
  少しベリーニさんの若返りに役立てたのは光栄です。
  
  今回のアメリカ旅行は円安とアメリカの物価高の影響でお金はかかりましたが、その分いろいろな体験ができました。
  セルフのガソリンスタンドで給油したり、コインランドリーで洗濯したり、スーパーでお惣菜などを購入してホテルで食べたり、スピード違反で警察に警告を受けたりしたのもよい思い出です。
  又、モニュメントバレーのスタックしそうな坂道やメサベルデの梯子登りなどは、日本では何らかの安全対策が求められる場所もアトラクションと思っています。
  こんなことしていると緊張感でアンチエイジングになっているかもしれません。(^^♪
  少し大きすぎるので、1日に200km以上移動したりするとさすがに疲れますが、・・・
  
  ベリーニさんもプラハで大変な出来事に遭遇した様なので、後でじっくり拝見してコメントします。
  
  akkii
  
  
  > akkiiさん、
  >
  > 凄～い、アメリカ～ンな旅ですね?(*´?`*)??
  >
  > 30年前にも行かれたとか…変わったところや変化しないところもあり感慨ひとしおだったことと思います。
  > やっぱりアメリカの旅はカッコいい！
  >
  > ラグジュアリーホテルじゃなくてモーテルで…自分でランドリーで洗濯。洗濯機があんなにたくさん有って目が点。
  > 景色も素晴らしいけど、自分で運転して車で広大なアメリカ大陸を旅して行くのが、物凄くカッコいい！
  >
  > メニュメントバレー、おーわぁ！素晴らしいこんな景色を見てドライブなんて…これで２０歳に戻れますね…笑
  >
  > 写真で見ただけですが、これで私も2歳は若返った気がします。
  >
  > ベリーニ

• ぴろろんさん 2024/09/29 10:58:54

  アメリカの国立公園

  akkiiさん、こんにちは
  
  アメリカ国立公園の旅、楽しく、そして懐かしく読ませていただいています。
  我が家も何度かグランドサークルに行きました。どこの国立公園も個性的で、圧倒される景色の連続ですよね。
  その中で遺跡の国立公園、メサベルデは異質かもしれません。その二つのツアー、私達も参加しましたよ。ハシゴの登り降りとか大変でした。
  遺跡以外は、広い園内、どこまでも森が広がっている大きな公園でしたね。
  アーチーズは大好きな公園の一つです。
  あのデリケートアーチ、実際に目の当たりにすると、圧巻でした。
  とっても懐かしいです。
  やはり、アメリカの国立公園はいいなー、また行きたいなー。
  洗濯機と乾燥機、そうそう、どちらもドラム式でよく似てますよね。私も旅先でよく洗濯しますが、アメリカではほとんどそんな感じだなぁ、と思い出しました。
  続きも楽しみにしています。
  
  ぴろろん

  akkiiさん からの返信 2024/09/29 20:57:41

  RE: アメリカの国立公園

  
  ぴろろんさん
  コメントありがとうございます。
  十数年振りのアメリカのドライブ旅で、レンタカーにでっかいマスタングが出てきたときは「どうしよう・・」と思ったり、3日目にメサベルデに行く途中でポリスに止められた時は「旅行が続けられるか」心配になったりしましたが、帰ってくるとどれもよい思い出です。
  アメリカの国立公園は日本とはスケールの桁が違い、どこに行っても間違いないと思います。
  
  メサベルデのツアーの、日本では見られないリスクの高い梯子登りや細い通路は楽しかったです。
  アーチーズのデリケートアーチもずっと残っていて欲しいです。
  
  拝見したザイオンの旅行記（ナローズ）では、こちらと同じ様なポイントで引き換えしていました。やっぱり特別な準備がないとあれ以上先には進めませんよね（笑）
  
  続編も公開したので、もしよければ覗いてみて下さい。
  
  akkii
  
  
  > akkiiさん、こんにちは
  >
  > アメリカ国立　公園の旅、楽しく、そして懐かしく読ませていただいています。
  > 我が家も何度かグランドサークルに行きました。どこの国立公園も個性的で、圧倒される景色の連続ですよね。
  > その中で遺跡の国立公園、メサベルデは異質かもしれません。その二つのツアー、私達も参加しましたよ。ハシゴの登り降りとか大変でした。
  > 遺跡以外は、広い園内、どこまでも森が広がっている大きな公園でしたね。
  > アーチーズは大好きな公園の一つです。
  > あのデリケートアーチ、実際に目の当たりにすると、圧巻でした。
  > とっても懐かしいです。
  > やはり、アメリカの国立公園はいいなー、また行きたいなー。
  > 洗濯機と乾燥機、そうそう、どちらもドラム式でよく似てますよね。私も旅先でよく洗濯しますが、アメリカではほとんどそんな感じだなぁ、と思い出しました。
  > 続きも楽しみにしています。
  >
  > ぴろろん