アルマトイは、秋の気配（カザフスタン）

2024/09/14 - 2024/09/15

カザフスタン、アルマトイ。
前日まで暑かったのに、こちらは、秋の気配でした。
しかも、街に観光地っぽさが全然ない。
ウズベキスタンのブハラなどとは対照的ですね。
何も無い街と言われるのは、なるほど。

でも、存外気に入ったのですよ、私は。
暮らしてたっけ？と錯覚しそうな、馴染みの良さ。
名残惜しいな…な一日です。

エリア アルマトイ(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

空港から配車アプリ・ヤンデックスで、ホテル到着。
今日一日、バタバタした、長かった。
はー。

ヴォヤージュ ホテル ホテル

お部屋。
特に広くも狭くもなく、普通で落ち着けた。
窓が、背後でも眼前でもなかったので、光を感じず、ぐっすりと眠ることができたのは良かった。

あ、ボディバッグに付けている太陽の塔、この写真ではわかる。
「おーい、ここ、ここー！」（by 太陽の塔）

すっきり清潔な浴室。
お湯も問題なし。

今日は、日本から着て来た普通のワンピースを着た。
うかれ観光客終了。
アルマトイは都会。
それで正解だった。

朝食ビュッフェの会場へ。

そこそこ、種類はあった。
野菜を中心に取った朝食。
この旅で好きになった、ドライフルーツのアプリコットも。

さて、ここで、欧州の女性から、話しかけられた。
どこから来たのに始まって、ここへは、どうやって来たのか、いくらだったか、と。
ヤンデックスで、と答えると、彼女は、空港に居たタクシーで来たのだという。
そのお値段が、20000テンゲ！
うそー！
私が2600テンゲだったから、それって、8倍ぐらいってコト？
わーお。
すごいぼったくり。
やっぱりぼったくられたのね！と彼女はおかんむり。
それはそうだろう。
ホテルに送迎を頼んでも、そんなにしないでしょう。

ということで、外へ。

タシケントはまだ暑かったけれど、アルマトイは既に、秋の気配。
まっさらで、少し硬質な感じの空気が、心地よい。

ソ連時代からあったのだろう建物。
こういうの、好きすぎ。

まずはやっぱり、バザールから。
バザール好きなのでござーる（死語）

衣料品が売られているところの地下は、食料品売り場だった。
アプリコット発見。
味見させてもらったら、うん、美味しい、美味しい。
1kg単位で言われたので、500gでも良い？と訊いてみたら、良いということで、500ｇ購入。

カスピ海の魚かな？
日本人から見ると、色味が若干グロく（←誉め言葉。なんとなく、アマゾンみ）、バックの絵とマッチして、イイ味を出している。

外へ出て、すぐ近くの大きな建物を見ると…
あれっ、緑のバザールって書いてるじゃん！
行こうと思ってたの、こっちだった。
間違えて買い物しちゃったけど、ま、美味しかったから問題なし。

中央バザール (緑バザール) 市場

中はこんな感じでとても明るくて、広い（これは、全体像じゃなく、一部の写真）

馬肉コーナー。
馬をとても大切に考えているトルクメニスタンの人が見たら、ギャッとなるだろう光景。
タシケントの時と違って余裕があったので、そこそこゆっくり観られて楽しかった。

結局、緑のバザールでは何も買わず、500gのアプリコットを背負って、老舗お菓子屋さんのラハトへ。
お土産のチョコを買いに来た。

カザフスタンと言えばこれ！のチョコ。
自分用には大きいの、お土産用には小さいのをいくつか購入。
帰国してから食べてみたら、スタンダードなお味で、美味しかった。
カード支払可。

ゼンコフ教会。
正面はアイスクリーム屋さんなども出て賑やかだったが、逆光なので、裏へ回ろう。

ゼンコフ正教会 寺院・教会

裏から。
とても可愛らしい配色の教会だ。

教会のある公園にあった、ナチスと戦った戦士を祀った像。

28人のパンフィロフ戦士公園 広場・公園

ここで写真を撮っていたら、一人旅らしき外国人の男性に話しかけられた。
写真を撮ってくれないかな？と言われたので、撮って、お返しに、私のも撮ってもらった。
ジャーナリストの方ですか？と訊かれる。
なんでそんな、限定して思うの。
大量のアプリコットとチョコを背負ったジャーナリストは居ないと思う。

いったん、ホテルへ戻る。
荷物預り部屋に置かせてもらったキャリーに、アプリコットとチョコを入れて、また外へ。
こういうことができるから、便利な位置にあるホテルは良い。

ヴォヤージュ ホテル ホテル

今度は、地下鉄に乗るぞ。
アルマトイの地下鉄は、タシケントみたいに、ピッ！で乗れるわけではない。

窓口でトークンを買って、中へ。
ところが、このトークン、反応しないのが結構あって…。
トークンがちょうど入るようなサイズの穴があったので入れようとしても入らないから、写真左上の白い〇のところに当てるの？と当ててみたりしても、シーン…
え？え？と困っていたら、現地の方も、え？え？となっていて。
その方が、トークン売りの女性に「これ、反応しないよ」と言いに行くと、「しようがないわね…」と女性が交換品を渡していたので、すかさず、「私も！」
交換してもらってさっきの穴に入れてみたら、今度はちゃんと吸い込まれた。

地下鉄駅構内。

ロシア地下鉄と同じで、美しい。
タシケントもそうだったから、旧ソ連らしさなのだろう。

さ、メトロに乗って、行ってみたいレストランへ。
お腹が空いたし。

駅からちょっと歩かなければならなかったので、ゆるゆると、地下道なんかも通ってみる。
お天気は良いが、涼しくて、いくらでも歩けそうな感じなのだ。
アルマトイでは、特に急いでいないし。

何か面白い地下道。

1キロほど歩いて、来てみたかった、ラクダ料理のお店に到着。

何を頼もうか迷ったけれど、結局選んだのは、ラクダ肉のラグマン（麺好きだから）
日本で言うと、ラクダうどん？
ラクダ肉は、臭みが全くないラム肉といった感じだった。
やわらかくて美味しい。
麺は、不揃いでコシのある、たぶん手打ち。

飲み物は、ラクダ乳などもあったが、1リットル、というのに怖気づいた。
一人だし、私はあまり飲み物の量が飲めないタイプなので、カザフスタン風ミルクティーというのをオーダーしてみた。

おお。
何と言うか…玄米茶にミルクが入っているような？
変と思われるかもしれないが、絶妙の味わいで、美味しかった。
食事中はそのまま、食後は画面中央のお砂糖の塊を入れて少しずつ溶かして飲んだ。
どちらもイケた。
大正解。

思ったよりすらすらと事が運んだので、時間が余った。
組んでいたスケジュール、プランAで時間が余ったので、プランBに移行。
ロープウェイで、コクトベ山に登ってみよう。

このロープウェイに乗り合わせた人の中に、韓国系の方かな？と思われる一人旅らしき女性がいらした。
きちんときれいにして、何度も何度も、自撮りに余念がない。
私と一緒でワンピースを着ていらしたので、あ、日韓ワンピース対決！とか脳内で勝手に思って楽しむ。
この女性とは、頂上でも再会することになる。

コクトベのロープウェイ 体験・アクティビティ

頂上。
清々しいー。
そして、楽しい雰囲気。

観覧車が。
これは別に、乗ってみなくて良いかな。
特に古い感じもしなかったし、それより何より、（私にとって）面白いアトラクションを見つけたから。

コクトベ 山・渓谷

テレビ塔。

お土産物屋さん。
街中ではこういうお店は見かけなかったので、ちょうど良かった。
一目惚れしたストールを1枚購入（右下のブルーのの色違い）

こちらが、私にとって面白いアトラクション、カザフスタンの民族衣装を着て写真を撮ってもらうコーナー。
お願いすると、こんなのが連れて来られてびっくり。
カタールでも乗せたことがあるから平気だけど、こんなふうにバササーッと羽を広げられると、ちょっと、おおっとなった。
結構重くて、腕がプルプルした。

ちなみに、私の後、ロープウェイの彼女が写真を申し込んでいた。
だよね！

またロープウェイで戻ると…
ああ、日が暮れて来た。
ちょっとスーパーマーケットだけ行って、空港へ向かおう。

スーパーでは、カザフ製のお茶などあれば欲しかったのだけれど、ウズベキスタンの物などが混じっていて、判別に時間がかかってしまった。
（小さい文字でだーっといっぱい書いてあるのの中から、どこ製かを探すの大変。キリル）

スーパーの近くに、露店がいろいろ出ていた。
で、ここで最前列に1匹分空いているところに居た、チェブラーシカ購入。
買う前に撮らせてもらえば良かったものを。
ジョージアのタコ、コロンビアの謎の生き物、と、各地で編みぐるみを買うのがパターンになっている（もういろいろ増やさないって言ってたの誰？）

ホテルに戻ってキャリーを回収し、空港へはまた、ヤンデックスで。
少し渋滞したところがあって、ドライバーがイライラとハンドルを叩いたりして、ちょっと怖かった。
たいした渋滞でもなかったけれど、そりゃ、早く降ろしてしまいたいよね。
わかるけど、頼むから落ち着いてね…。

アルマトイ空港は、キレイだった。

アルマトイ国際空港 (ALA) 空港

オリビエサラダをオーダー。
当面、これで繋ぎ。
機内食出るだろうし。

帰りはアシアナ航空で。
韓国風のお肉が美味しかった。
この後、仁川トランジットで帰国の予定。

この旅行記へのコメント （11）

• はたさん 2024/12/02 07:54:02

  充電機

  ラムロールちゃんさん
  こんにちは
  中央アジア　楽しそうですね。
  行って見たいなぁ。(最近は、近場ばかりだから、なかなか東アジア、東南アジアを脱出できません。)
  
  ACアダプタ接触不良？最近携帯が生命線って場合たくさんあるから、充電できないと困ってしまいますね。私の場合は、充電する機械が多いから、充電器2個ケーブル2本づつ持って行くことにしてます。
  通信手段は大事です。パスポートスラれてから特にそう思います。

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/12/02 20:16:56

  RE: 充電機

  はたさん、こんばんは☆
  
  中央アジアは、結構、はたさん向きのような気がします。
  なんとなくですが。
  
  ほんと、通信手段は大事ですよね！
  いざという時、何もできなくなってしまいます…。
  今回、充電器とケーブルを複数持っていたことが幸いし、最後までなんとか無事にやり過ごすことができました。
  ACアダプタがなくても、最近は、ケーブルだけで充電できるところがありますもんね♪
  あと、ACアダプタは、友人に驚かれるほど古かったので、買い換えます。
  
  ラムロール

• ももであさん 2024/11/30 16:17:37

  人を惑わす 果物＆チョコ

  やっとカザフスタンまで追いついた!
  
  あ～やっぱり
  大量のアプリコットとチョコを背負ってあの場所にいたら
  そ～りゃジャーナリストに間違えられるよ。
  ぼくはルーマニアのど田舎でロシア正教会を眺めてたら、
  司教さんに正教徒(orthodox)ですか？って訊かれました。
  その時背負ってのが、イチジクとポヤナのチョコ!!
  
  きゃ～ コクトベ山の文字通り頂上対決見たかったぁ♪
  あのご立派な鳥さんが、カザフスタンの国旗にも
  描かれているソウゲンワシさん?
  魚屋のあのでかくてグロい鯉でなくて良かった...。

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/12/02 20:06:57

  RE: 人を惑わす 果物＆チョコ

  ももであさんは、正教徒に間違えられましたか。
  しかも司教さんにとは、本格的な。
  やはり、背負っておられたものが違いますね(≧▽≦)
  
  魚屋さんのグロい鯉を抱いて…
  って、それ、金太郎ですやん！
  コクトベ山の頂上対決、やはり日本代表は、金太郎で行くべきだったかもしれません。
  ワシさん大興奮で、カオス！
  
  ラムロール

• tabinakanotaekoさん 2024/11/29 06:20:51

  参考にさせてもらおます

  　ジャーナリストですか？の声掛け、なんだかうれしいわね。それに対してのラムロールさんの心の声が傑作だったわ。アプリコット５００グラムと大量のチョコってところね。
  　キリル文字も読めるようにしてお出かけだったのですね。大したものです。英語事情はお困りにはなりませんでしたか。
  　まだガイドブックに付箋を貼りまくりの段階ですが、ついついアルマイトと読んじゃうし、プラハってメモったりしていますわ。
  　　　　　　　taeko

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/12/02 19:27:13

  RE: 参考にさせてもらおます

  taekoさん、こんばんは。
  ちょっと宮崎に行っていて、遅くなってすみません。
  
  おやつばっかり背負った偽ジャーナリストは、ロシア語、勉強中なんです。
  まだまだですが。
  一般には、英語は、あまり通じませんでしたね…。
  ブハラは、観光地なので別ですが。
  大きなホテルも、大丈夫だと思います。
  
  今はスマホの翻訳アプリもありますし、なんとかはなります、大丈夫ですよ。
  親切な人が多いので、周りに英語がわかる人がいると、通訳してくれたりということもありました。
  ぜひ、いらして下さい、異文化感が楽しいです☆
  
  ラムロール

  tabinakanotaekoさん からの返信 2024/12/02 21:01:19

  Re: 参考にさせてもらおます

  ラムロールさん、
  　お返事をありがとうございます。来年の5月くらいにと考えています。
  
  　文章の書き間違いがないように2回は読み返すようにしていますが、タイトルが間違えていましたね。我ながら爆笑しました。
  　　　　　taeko

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/12/02 21:08:06

  Re: 参考にさせてもらおます

  あははっ！気づきませんでした！
  意外と、雰囲気で読んじゃうものですね。
  5月、良さそうな季節で、楽しみですね☆

• @タックさん 2024/11/29 01:15:46

  そうなんだよね～アルマトイ

  カザフスタンやウズベキスタンの人たちは　なんか…良いよね～
  
  アタシも　アルマトイの人には優しくしてもらったから
  
  祖母とか祖父が　乗り移ってでもいるかのような　感覚になりましたわ。

  ラムロールちゃんさん からの返信 2024/12/02 19:21:07

  RE: そうなんだよね～アルマトイ

  タックさん、こんばんは。
  ちょっと宮崎に行っていて、遅くなってすみません。
  
  カザフスタンの人は、見かけも日本人に似ている人がいらっしゃいますよね。
  だから余計に、親しみを感じてしまいます。
  （ジョージアでは、カザフ人に間違えられましたし）
  
  ラムロール

  @タックさん からの返信 2024/12/02 19:52:08

  Re: そうなんだよね～アルマトイ

  【爆】