2024年夏 欧州紀行 Vol.4 ~偉人の足跡を訪ねてカウナスへ~

2024/08/13 - 2024/08/13

日本のジメジメした暑さに嫌気がさしたので、夏休みを使ってバルト三国避暑の旅を決行。
・気温20度前後の過ごしやすい気候
・オーバーツーリズムとは無縁の世界
・北欧エリアに近い割には比較的安い物価
・２１時過ぎまで明るいので活動時間も長く取れる
とても快適な滞在となった。

----------------------------------
旅行スケジュール
◇ 8/8：成田発→ソウル/仁川経由 機内泊【Vol.1】
◇ 8/9：アムステルダム経由→タリン着、タリン【Vol.1】【Vol.2】
◇ 8/10：タリン【Vol.2】
◇ 8/11：タリン→ビリニュス【Vol.2】【Vol.3】
◇ 8/12：ビリニュス【Vol.3】
◆ 8/13：日帰りカウナス、ビリニュス【Vol.3】【Vol.4】
◇ 8/14：ビリニュス→リガ【Vol.5】
◇ 8/15：リガ【Vol.5】
◇ 8/16：リガ発→パリ経由 機内泊【Vol.6】
◇ 8/17：ソウル/仁川経由→成田着
----------------------------------

エリア カウナス(リトアニア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝8時過ぎ、ホテルからBoltアプリでタクシーを配車してビリニュス駅へ。この日は日帰りでカウナスへ向かう。チケットは事前にリトアニア鉄道のwebサイトで予約しておいた。ビリニュス駅は無機質な感じで、一国の首都とはお世辞に言えない規模だった。

カナウス行きの電車は2階建ての４両編成。1等車と2等車で構成されており、価格差がそこまで大きくないので、1等車を利用した。ペットボトルの水を無料でもらえるのと座席指定制ぐらいしか違いはない。

列車に揺られること約1時間強、カウナス駅へ到着。
まずは駅舎の外壁に埋め込まれた、杉原千畝を顕彰するプレートを見学。
1940年、杉原千畝はカウナスを離れる時まで、この地でビザを発行し続けた。

カウナス駅の外観。ビリニュス駅と同様に無機質で少し威圧感すら感じる建築。
駅から杉原千畝記念館までは上り坂を徒歩で10~15分程度。

閑静な住宅地の中にある杉原千畝記念館へ到着。
開館時間を待っていると、何組か観光客が集まってきたけど、全員日本人だった。
バルト三国の旅でほとんど日本人に出くわすことかなかったのに、ここでは日本人率100%

まずは、杉原千畝の生涯に関する20分程度のビデオを鑑賞し、記念館の中を見学。
当時、ユダヤ人がどういうルートで日本まで辿り着き、その後どこに移動したのかよく理解できた。

杉原千畝の執務室には、写真と日の丸国旗が飾られていた。異国の地で見る日の丸もよき。

発行したビザのサンプルも展示されている。日本から遠く離れたこの地でユダヤ人の方々を救っていたのだなあ

記念館を後にしてBoltを使って旧市街地へ。日本語検索で行き先を登録してしまったらしく、運転手の方を困らせてしまったにもかかわらず、気さくに話しかけてくれてリトアニアのことも教えてくれたのでお礼のチップは多めに。

聖ペテロパウロ大聖堂。この名前の大聖堂は各地にあるのでしょうか？日本で言うところの稲荷神社的な感じで。

カウナス城は、イメージしていた城とは違うものだったけど、赤煉瓦造りの建物と芝生のコントラストがマッチしてた。

カウナスの旧市街地のメインストリートを散歩。
気温20度弱なのに快適でした

可愛らしい銅像もあったり

カウナス駅に向かってライスヴェス通りを歩いていくと、徐々に新市街地の方へ。お昼時なのでどのレストランに入ろうか調べつつぶらり。バルト三国、どこも観光客でごった返していないのがいい

オープンテラスのあるレストランで鴨胸肉のステーキとグリル野菜を注文。歯応えのある鴨と、甘みのある野菜がおいしかった。しかし、テラス席に座った結果、蜂が周りをうろちょろして、お皿の近くに寄ってくるので気が散ったよ…

ホテルメトロポリスには杉原千畝さんがカウナスを発つ直前まで滞在してビザを発行した場所として、写真のような記念碑がある

ライスヴェス通りの東端には大きく存在感のある聖ミカエル教会がある

カウナス駅に戻ってきました。先ほどの杉原記念館でお会いした日本人夫婦の方と再会し、お互いどんな旅をしているのか？これから行くところの情報交換をした。一人旅していると日本語で話すことがあまりないのでね。

再び列車に乗ってビリニュスへ戻る。
杉原千畝さんもこの風景を見ながらカウナスの地を去ったのだろうか。