モンゴルで草原と砂漠に抱かれる旅 4日目：草原の巨大チンギスハーン像・カザフ族訪問・モンゴル国立博物館

2024/08/26 - 2024/09/04

還暦を数年前に過ぎたおやじが、とある映画でモンゴルの草原を目にして一度この目で見てみたいとモンゴルに飛びました。家の事情で夫婦では1泊以上の旅行ができないためいつも通り一人旅です。ドラマVIVANTの影響で日本からモンゴルを訪れる人が増えているらしいのですが、TVをほとんど見ない私は旅行の手配を全部終えてからVIVANTのことを知ったという逆パターン。この旅行記中、ドラマに紐づけた紹介はしていませんがロケ地を見つけてみて下さい。旅の整理と備忘録を兼ねてウランバートル市内の観光と広々とした草原（写真では広さが伝わらないのが残念）、テレルジ国立公園、ヨリーンアム渓谷、ゴビ砂漠のホンゴル砂丘、バザンヤグ、ゲルキャンプ、ホースライディング、キャメルライディングの様子などを書いています。もしご興味あればご覧になって下さい。

4日目の旅程
・テレルジ国立公園からチンギスハーン像複合施設へ
・ナライハでカザフ族のゲルを訪問・昼食～ウランバートル市内へ
・チョイジンラマ寺院博物館とモンゴル国立博物館
・味噌ラーメンたけさんで夕食

現地ツアー：テレルジ国立公園ゲル１泊２日間ツアー

エリア テレルジ(モンゴル)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨晩の大雨とは打って変わって朝から快晴です。気持ちがいいなあ。

朝食を取りに行きましょう。

朝は普通の朝食。

ゲルが並ぶ風景は心が和みます。

今日でここのキャンプとはお別れです。

牛達ものんびりと草を食べています。

足元に注意しておかないとウ〇チが・・。

BENIBANA Campを出発。

今日の旅程はこんな感じ。キャンプを出てチンギスカーン像複合施設（ミュージアム）などに立ち寄り、ウランバートルまで戻ります。

近くのスーパーマーケットで買い物。日用品とか食料品、飲料とかいろいろな物が揃っていました。

この辺りは川が流れていて、水源があるためか小さな森林も所々にあります。

テレルジ国立公園の入口ゲートです。

また草原の中を車で走っていきます。

年間の降水量が少なく気温も低いステップ気候なので樹木が育ちにくく、この辺りでは山に木が見られません。山によっては反対側の日当たりのいい所に森林が見られることもあるらしい。今年は雨が多いので例年よりも緑が多いそうです。

チンギスハーン像複合施設にやって来ました。入場門の上にはチンギスハーンの9人の家臣の騎馬隊像が乗っています、

チンギス ハーン像テーマパーク 文化・芸術・歴史

かなり広い駐車場。チンギスハーン像が見えてきました。

世界最大の騎馬像です。これは大きい。ピカピカして威厳があります。馬の項（うなじ）の部分が展望台になっています。

入ってすぐの所で入場料を払います。ツアー料金に含まれているのでガイドさんが先に支払いを済ませてくれました。

チンギスハーンと家臣達にご対面。

これがチンギスハーンの肖像画。

これは先が反り返ったゴタルというモンゴルのブーツ。この世界最大のブーツはギネスに登録されており、制作費は2億MNT(≒1000万円）とのこと。

エレベーターに乗ったあと狭い階段を登っていくと、

展望台に出てきました。運悪くちょうど某国からの団体客とかち合ってしまい、押し合いへし合いで写真を撮るのに一苦労。

肖像画とちょっと違うような気もするけれど、近くで見るとますます迫力あるチンギスハーン像。

この展望台からの眺めが良いのです。草原のど真ん中にあるのが分かります。

柱にはVIVANTのシールが貼られていました。

下のフロアはこんな感じ。

ミュージアムではモンゴルの歴史や文化がいろいろ紹介されています。

陶器や武器なども。

美しい馬頭琴も展示されています。

モンゴルではこういう風景画をよく見かけます。モンゴルの人達の好みでもあるらしい。

モンゴル帝国の征服の軌跡が一目で分かるパネルがありました。ユーラシア大陸の大部分のみならず、鎌倉時代の日本にも攻め込んでいたんですね。元寇です。

1階にはきれいなカフェもありました。

売店では定番の土産品がたくさん。革製品が安かったので財布を購入しました。

ミュージアムを出ると広場に鹿？ありゃこれはトナカイではないですか。いくらか払うと一緒に写真が取れるようです。モンゴルの北部、ロシアとの国境近くにはトナカイ族という遊牧民がいるんですね。訪れてみたくなりました。

その隣にはイヌワシがいました。騎馬像をバックに素敵な雄姿をパシャリ。

10000MNT(≒500円)で腕に乗せてもらえます。皮手袋をはいてワシを乗っけるとかなり重たくて驚きました。腕を揺らすと羽ばたくので、ワシ使い？のおじさんから片言の日本語で「動かして」と何回も言われます。

フタコブラクダが横になるとコブが重たそう。ここでも馬やラクダに乗ることができます。

ミュージアム観賞を終えた後は草原を抜けウランバートル市内へ向かいます。

ウランバートル中心部から約30㎞離れたナライハという町にやって来ました。カザフ族のお宅を訪問します。

きれいな色使いです。カザフ族の刺しゅうは有名で、作品の輸出も行われているそうです。

昼食です。定番の食べ物が並びます。名前は分からないのですが、かりんとうみたいなのが美味しい。

モンゴル風の焼きそばが大量に出てきました。これも美味しいですねー。他のツアーの方々と数人で食べましたが、量が多くてお腹いっぱいです。

このゲルは夏の住居兼ショールームみたいになっていて私達の目を楽しませてくれます。冬はゲルを畳むらしいです。

馬の鞍にもきれいな刺しゅうが施されています。

家族のお母さんが刺しゅうを実演してくれました。鮮やかな手つきです。

カザフ族はイスラム教徒なので近くにモスクがありました。

ナライハを出た後は左手にボグド・ハーン山を見ながら宿泊ホテルへ戻ります。

今日のホテルはまたスプリングホテル。

スプリングス ホテル ホテル

ホテルから歩いて5分ほどの所にあるチョイジンラマ寺院博物館に来ました。入場料は10000MNT(≒500円)、展示品の写真撮影料は50000MNT(≒2500円）とのこと。見るだけにしておこうかな。

モンゴル最後の君主、ボグド・ハーンの弟のために建てられた寺院。

きれいな寺院です。

周りが高層ビルに囲まれた都会の真ん中にあります。

展示品はこんな感じ。

広場の近くにあるモンゴル国立博物館にも行ってみました。

モンゴル国立博物館(国立民族歴史博物館) 博物館・美術館・ギャラリー

入場料は大人1名20000MNT(≒1000円)、写真撮影料も20000MNT（≒1000円）です。博物館は写真撮影が寺院関係に比べると安いか無料です。これ位の値段であれば写真を撮らせてもらいましょう。

古代のモンゴルに関する展示。

モンゴル帝国の時代の展示。いろいろな民族衣装が展示してありました。

楽器の紹介とか近代化してゆくモンゴルについての展示。

きれいな風景画と売店の様子。

国立博物館のすぐそばには吉野家がありました。モンゴルだけのメニューがあるとかないとか。通りには他にもレストランやホテルが並んでいます。

夕方の通勤時間帯は日本と同じような光景ですね。

まだ1～2回バスに乗りそうなので、このお店でU moneyを1000MNT(≒50円）分チャージ。

夕食はホテル近くにある「味噌ラーメンたけさん」に行ってきました。

なぜか全部土鍋になってます。味噌ラーメンになぜか千切りキャベツが入っているのを除き、日本で食べる物とほぼ同じで美味しかったです。唐揚げも合格点。餃子は今一かな。土鍋味噌とんこつラーメンセットが33800MNT(≒1690円)とジュースが8800MNT(≒440円)でした。

すぐそばにあるシャングリラ・ホテルとシャングリラ・モール。大きなショッピングモールです。

隣には小さな遊園地もあり。明日はいよいよ南ゴビに向けて出発です。長時間の車での移動なのでしっかり寝ておこう。

5日目に続く→ https://4travel.jp/travelogue/11929142