モンゴルで草原と砂漠に抱かれる旅 1日目：出発～ウランバートル市内

2024/08/26 - 2024/09/04

還暦を数年前に過ぎたおやじが、とある映画でモンゴルの草原を目にして一度この目で見てみたいとモンゴルに飛びました。家の事情で夫婦では1泊以上の旅行ができないためいつも通り一人旅です。ドラマVIVANTの影響で日本からモンゴルを訪れる人が増えているらしいのですが、TVをほとんど見ない私は旅行の手配を全部終えてからVIVANTのことを知ったという逆パターン。この旅行記中、ドラマに紐づけた紹介はしていませんがロケ地を見つけてみて下さい。旅の整理と備忘録を兼ねてウランバートル市内の観光と広々とした草原（写真では広さが伝わらないのが残念）、テレルジ国立公園、ヨリーンアム渓谷、ゴビ砂漠のホンゴル砂丘、バザンヤグ、ゲルキャンプ、ホースライディング、キャメルライディングの様子などを書いています。もしご興味あればご覧になって下さい。

1日目の旅程：
・朝、関西空港からJetStar機で成田空港へ
・午後、成田空港からMIATモンゴル航空直行便でウランバートルへ。
・空港から乗り合いタクシーで市内ホテルへ。

エリア ウランバートル(モンゴル)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

早朝、関空から成田へ移動。MIATモンゴル航空は関空からの直行便もあるのですがウランバートル着が深夜になるため成田発を選択。成田から定刻通りに離陸すれば19時台に着きます。

離陸後すぐに左旋回して和歌山方面から成田へ向かいます。関空全体がよく見えますね。

軽食がセットになっていたみたいで、コーヒーとあんぱんが出てきました。美味しいあんぱん。

富士山を左に見ながら、

1時間ちょっとで成田空港T3に着陸しました。

シャトルバスでT2に移動。

チェックインカウンターが開くまで時間があるので成田空港のターミナル内をぶらぶらします。このお店では面白いステッカーやかわいいステッカーがたくさん売られていました。

Stylish Travel 専門店

T2の展望デッキにも行ってみましょう。ネットにはカメラレンズ用の枠が空けてあります。まあスマホなら網目の間からでも撮れますね。

近くにある制限区域外のカードラウンジへ。空いています。のどを潤して一休み。

IASS Executive Lounge 2 空港ラウンジ

Self Baggage Dropではないためキャリーバッグを預けに来ましたが、それほど混んでいなくて良かった。

保安検査のあと顔認証ゲートを抜けて制限区域内へ。2階のフードコートにある道頓堀くり田で朝食を取りましょう。フードコートは海外の観光客でかなり混んでいました。

鉄板焼 道頓堀 くり田 成田国際空港店 グルメ・レストラン

Priority Passを使って和風サーロインステーキを注文。3400円相当らしい。店員さんはほとんどが外国人でしたが日本語は上手でした。なかなか美味しい朝食でごちそうさまでした。

次は制限エリア内にあるラウンジでまた休憩。ここでもPriority Passを利用しました。

I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 虚空 -KoCoo- 空港ラウンジ

ラウンジは空いていてどこでも座り放題。静かで落ち着きます。

軽食や味噌汁、ソフトドリンク、ビール、ワインとかいろいろあり。機内食もあるので焼きそばと、かぼちゃのサラダみたいなのを少しだけ。味噌汁は美味しかった。

出発ゲートは一番端。運動のために歩きます。

MIATはモンゴルのフラッグ・キャリアです。成田からは毎日、関空からは週2回直行便があります。機体の色使いがきれいですね。

搭乗が始まりました。

ヘッドレストのカバーはMIATのマーク入り。翼の生えた馬をイメージしたものだそうです。

機体はB-737-800。主翼の少し後ろが好きなのでいつもこの辺りに座りますが、それほど狭くありません。

モニターはなく、Wi-Fiをつないでスマホで映画などを見ることができます。でも手順が悪かったのかつながらなかった（復路ではちゃんと見れました）。

ウイングレットにも馬のマークが描かれています。

さあ離陸。遠くにANAのホヌが見えます。

1時間ほどすると機内食が配られました。ビーフにしましたが美味しかったです。

高度を下げてきました。延々と続く草原と小高い丘しか見えません。

5時間ほど（時差 -1時間）でチンギスハーン国際空港に着陸。ここは日本政府の円借款を受けて2021年に開校した新空港で、ウランバートル市内まで約50㎞の所にあります。日本から入国するには基本ビザが必要なやや塩対応ですが、30日間までの短期訪問ならビザは免除されます。隣に見えるのはアエロ・モンゴリア機。

チンギスハーン国際空港 (ULN) 空港

久しぶりの対面の入国審査を無事通過しBaggage claimへ。なかなか荷物が出てこずやきもきしました。

到着ロビーにはたくさんの人がいました。中には白タクの運転手なんかもいて、キャリーバッグを持った人を見つけては何回も「Taxi、Taxi」と声をかけてきます。

MobicomとUnitelの2大通信会社が空港にありますが両方とも閉店していました。SIMカードがないと動けないので、明日一番で市内の店に買いに行こう。

到着ロビーの1階には日本食レストランやバーガーキング、観光案内所なんかもありました。

明朝から動きたいので空港で両替。

5000円の両替で112500MNT（トゥグルグ ）でした。トゥグルグを20で割るとおおよその日本円の値段が分かります。硬貨は流通していなくて、このチンギスハーンの肖像入り紙幣のみ。滞在先ではタッチ決済も含めほとんどの場所でカードを使えたので、両替はもう一度追加で1000円しただけです。

空港から市内への移動手段はシャトルバスか乗り合いタクシー、または普通のタクシー、白タク。両替所の隣に受付がありました。普通のタクシーや白タクは市内まで4000円～5000円位が相場のようです。モンゴルでは白タクが多く、ほぼ公認された移動手段になっています(観光客は多少ボラれるみたいです)。

シャトルバスは一番安いのですが日中しか動いていません。人数が集まるまで待つことにはなりますが50000MNT（≒2500円）の乗り合いタクシーに乗ることにしました。

幸い20分ほどで呼ばれタクシーに乗り込みます。行き先がうまく伝わらなくて困っていたら、一緒に乗り込んだ日本語流暢な現地のご夫婦が助けてくれました。車のフロントグリルには虫が入ってこないようネットがかけられています。

最初は近くの高速道路入口から。車も少なく快調に飛ばしていきます。

ところが市内の出入り口まで来ると大渋滞。なかなか進みません。330万人いるモンゴルの人口のうち半分位がウランバートルに集中している上、移動手段が車とバスしかないため交通が慢性的なマヒ状態らしいです。

途中でガソリンスタンドに入りました。一瞬レギュラー2390円！とびっくりしますが、単位はツゥグルク、L当たり約120円と日本よりも大分安いです。完全なセルフスタンドは滞在中見当たりませんでした。

空港から2時間ちょっと、23時前に市内のホテルに到着。市内中心部のすぐ近くで移動に便利な場所です。ホテルのフロントは英語とモンゴル語、食堂はモンゴル語しか通じませんが1階になぜか日本居酒屋みたいなのがあって、日本語ののぼり旗がたくさん立っていました。

スプリングス ホテル ホテル

ちょっと古い感じのホテルだけれども清潔です。Wi-Fiと電源もしっかりしていて充電も困りませんでした。ただこの部屋の空調が不調だったのか暑かったです。もともとが涼しいウランバートルでは、大きなホテルや商業施設を除くとクーラーがない所も多い印象でした。

アメニティはそれなりにあり、トイレのティッシュぺーパーも備わっていました。

さあ夕食をどうしようか、と考えていたら目の前にコンビニがあったので夜も遅いし今日は寂しくコンビニ飯に決定。モンゴルには日本のコンビニはなく、韓国系の「CU」と「GS25」がいたる所にあります。多くは韓国製の商品みたいで、弁当の品揃えは少なめ。カード決済可。値段は日本とあまり変わりません。

マトンスープのカップ麺があったのでチャレンジしてみました。すごく不味い訳ではないんですが、味は想像にお任せします。今日は疲れたので寝ます。おやすみなさい。

2日目に続く→ https://4travel.jp/travelogue/11927646