高速鉄道KTXで慶州からソウル、絶品プルコギ！お土産三昧＠免税店＆仁川☆世界遺産巡り初韓国の旅6

2024/06/13 - 2024/06/13

2024年6月13日（木）

ツアー4日目、いよいよ最終日。
早朝の5:50にホテルを出発して「純豆腐定食」の朝食。

そのあと「新慶州駅」から韓国の高速列車「KTX」でソウルへ移動。
でも、ソウルは通過するだけ。

「仁川」の免税店で大急ぎでショッピングして「仁川国際空港」に向かいました。

（旅行期間：2024年6月10日～6月13日）

エリア 仁川(韓国)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 観光バス 飛行機
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

5:50に出発のため、5時にモーニングコール。

5時半、窓の外を見ると、早くもツアーバスが停まっていました。
黒い服の男性は運転手さん。彼とは慶州でお別れです。
4日間、ありがとうございました！

コモドール ホテル ホテル

5:50、ホテルを後にします。
この日もピカピカのお天気！

出発してほどなく、塔の形がくりぬかれた建造物を見かけます。
これは「慶州タワー」。

「善徳女王」の時代に建てられた新羅最大の寺院「皇龍寺（ファンニョンサ）」にあった「九層木塔」を模して造られたものだとか。

地上82メートルの展望台に昇ると「普門湖」をはじめ、周囲の景色を一望できるそうです。

6時過ぎ、朝食の店に来ました。

この日は「純豆腐（スンドゥブ）チゲ」。

「純豆腐」とは豆乳に凝固剤を加えて固めたおぼろ状の豆腐のことで「チゲ」は鍋を意味するのですが、日本で「スンドゥブ」といえば、見た目が赤くて辛い豆腐のスープ料理。

だから、旅程表を見た時「朝からピリ辛…？」と思っていたけれど、写真のとおり、まったく辛くなく、優し～いお味でした。
こういう「スンドゥブ・チゲ」もあるんだねぇ。

トイレに行く途中で見かけた光景。
この店は、薪で料理するのかな。

店のご主人は韓国人でしたが、少し日本語が話せました。
奥さんが日本人とか。
朝の6時から団体客にご飯を提供してくれることに感謝です！

店のある場所は、緩やかな斜面に韓屋のレストランやらが並ぶエリア。
早朝なのでどこも閉まっていたけれど、雰囲気がよい。

この時はわかりませんでしたが、どうやら前日に拝観した「仏国寺」のすぐ近くだったようです。

朝食の店を後にして「新慶州駅」にやって来ました。
駅の周りには高層住宅群が林立しています。

「新慶州駅」は「慶州」の中心部からバスで40分もかかります。
かつて街中にローカル線の駅があったけれど、2021年に廃駅になったとか。

日本でも「新横浜」「新大阪」しかり、新幹線の駅は中心部から離れていることはある。
高速鉄道の専用路線の都合上そうなってしまうのは仕方ないものの、韓国は、なぜバスでしかアクセスできない場所に新駅を造ったんだろう…。

「新慶州駅」のコンコース、メッチャ広い。

新慶州駅 駅

飲食店や土産物屋が入っていました。

干支のレリーフに古都の雰囲気を感じます。

ホームに上がりました。
おぉ、屋根のフォルムが斬新！！

隣の線路を「SRT」が通過していきます。

「SRT（Super Rapid Train）」は、2016年に開通した韓国鉄道公社の子会社「SR社」の高速列車。
水西駅を起点に「釜山」「木浦」などを結んでいるそう。

ぶどう畑が乗るのは「KTX」。
7：58発の列車が入線してきました。

「KTX（Korea Train Express）」は、韓国鉄道公社が運行する高速列車で2004年の開通。
ソウルを中心に全国を結んでいるらしい。

でも、先ほど通過した「SRT」は、運賃が平均約10%安く設定され、座席はKTXよりも広めで、各席にコンセントが備わっていたり無料Wi-Fiサービスが利用可能だったりするそうな。

新慶州駅からソウル方面に行くのに「SRT」も「KTX」も両方の利用が可能。
それって、小田原から東京方面に向かう場合、新幹線で東京駅に行くか、小田急ロマンスカーで新宿に行くかに近いのかな。

でもさ、国鉄と私鉄とならわかるけど、親子会社なワケでしょ。
韓国の鉄道システム、駅のロケーションといい、なんか不思議…。

韓国は高速鉄道の技術供与を日本とフランスに求め、日本が断って、フランスが落札したとのこと。

そう聞くと、車体がフランスの高速列車「TGV」の旧型車両に似ていると感じたことに納得です。

車内は、車両の真ん中で座席が向かいあう構造。
高速を出すために車体を軽くせねばならないことから、TGVにならったとか。

でも今は技術が進んで、日本の新幹線同様、座席を回転させることができるようになったんだって。
この列車、外観もそうだけど、旧型だったのかもね。

日本と大きく違ったのは社内での過ごし方。
ほとんど、おしゃべり禁止に近い。

話し声がうるさいと感じたら、車掌さんに報告。車掌さんが乗客に注意を促すようになっていました。

ドイツの高速列車「ICE」は電話禁止の「サイレンス・エリア」があるけれど、「KTX」は全席サイレンス・エリアってことかな。
これにも文化の違いを感じました。

「新慶州」を出て10分ほどすると、大きな街が見えてきました。
「大邱」です。「BTS（防弾少年団）」のVとシュガの出身地。

「新慶州」から約2時間、10:16、ソウルに到着！
明るくて近代的な駅。

国鉄ソウル駅 駅

構内も綺麗♪
コンコースにはお店も並んでいました。

ソウル駅から出て、

黒い車の向こうに泊まっているバスに乗り込みます。
ソウル、都会だー！

初めてのソウルにワクワクしながら高層ビルを見上げたりしているうち、大きな川に差し掛かりました。

ソウルを流れる「漢江（はんがん）」で「麻浦大橋」を渡って「汝矣島（よいど）」に入ります。

橋を渡る時、川下に見えた赤い橋は「西江大橋」。

ドラマに登場する、薄緑のドームが特徴的な「国会議事堂」も目にすることができて感激！

このツアーはソウルは観光せず「仁川（インチョン）」に直行。
城山大橋、ワールドカップ大橋、傍花大橋を横目に、漢江沿いを走って行きます。

かつては、北朝鮮の工作員が漢江をつたって韓国に潜入するのを防ぐため、川沿いに鉄条網が張られ、夜は人による監視もしていたそうです。
でも今は監視カメラに替わり、鉄条網は撤去されたらしい。

そういう話を聞くと日本との違いをヒシヒシ感じます。

ソウルを出発してから1時間弱、「仁川」を囲む赤い干潟が見えてきました。
干満差が大きく、潮位の差は７～８メートルに達するんだとか。

幹線道路をそれたと思ったら、周りに畑や民家しかない場所でバスが停車。
そこが昼食の場所、お肉屋さんが経営するレストランでした。

韓国最後の料理は「プルコギ」。
すき焼きみたいな味付けで、旨いのなんの！！
ガイドさんの「ツアーで一番人気の料理」という言葉に大きくうなずきます。
ニラのチヂミも美味しくて、大満足のランチとなりました♪

いったい、ココはどこ？？？のレストランを離れ、12時半過ぎ、オフィス街の一角にある免税店にやって来ました。

与えられた時間が超短くて、焦りまくって買い物。

このツアー、土産物屋に寄ったのは、紫水晶の店と慶州の焼き物の店のみ。
買い物に時間が取られなかったのは嬉しい反面、ここだけはもっと時間が欲しかった…。（T-T）

13時半前、「仁川国際空港」に到着。
2001年に開港した空港だそうで、外観も新しい感じ。

仁川国際空港 (ICN) 空港

「これからは自動チェックイン機の時代」とガイドさんに促され、全員がマシンでチェックイン。
係の人が助けてくれるし、操作は簡単。

でも、荷物預けのマシンには難儀した…。
初期画面がハングルのみなのだ。
言語を変えたいのにそれすらわからず、インタフェースがよいとは言えなかったなぁ。（>.<）

本当はね、キャリーを機内持ち込みにしたかったんだけど「チャンジャ」に「ごま油」を買ってしまったから仕方ない。
なにせ初韓国だから、欲しい物は買わなくちゃ。

「仁川空港」では、70歳以上は優先レーンを利用できました。
また、シニア1人につき、介添え人2人が優先レーンを利用できるとのこと。

このツアー、なんと、参加者15名のうち70歳未満はぶどう畑含め3人だけ。（･o･）
ぶどう畑も介添え人としての恩恵にあずかることができ、14時過ぎ、出国エリアへ。

まずは搭乗ゲートを確認。
ここも広々して気持ちの良い空間♪

ツアー参加者に誘われて、カフェでお茶。
ハーブティーでノドをうるおす。（^｡^）

ノドの渇きが落ち着いたら、お土産を物色。
3000円程度両替したウォンがまだ残っているのだ。

ここは水産練り製品を売る店。
おでんを食べれられる一角もあって驚きます。（･o･）
それだけおでんが人気なのかしら。

「王家の散策」にも遭遇！
宮廷衣装を身に着けた朝鮮時代の王と王妃の行列でした。

朝鮮時代の王室の日常を再現するイベントだそうです。
仁川空港、楽しいね～！

フライトは15:45発のアシアナ航空。

旅程表に記載がなかったけれど、機内食が出ました。

成田には18:15着。夕日が迎えてくれました♪

初めてのお1人さまツアー、参加してよかった！
お1人さま同士だと、食事の時など、必然的にあれやこれやと会話します。
ツアー参加者との交流は刺激になりました。

また、韓国ドラマの話を交えながら説明してくれるガイドさんのおかげで時代背景がつながって、すんなり頭に入ってきました。

天気に恵まれ、名所・旧跡を巡って、韓国料理に舌鼓を打ち、参加者との会話を楽しんで、大満足の旅でした！！

これよりはお土産紹介。

「武寧王陵」から発掘された装飾品をかたどった薄い金属製の栞。
購入場所：国立公州博物館のミュージアムショップ、1つ3000ウォン

慶州焼きの一輪挿し
購入場所：慶州民俗工芸村、8700ウォン

リンクル・バルム6本入り（ブルーはコラーゲン入り）
購入場所：仁川の免税店、47500ウォン

韓国ドラマで見かける、スティック状ものを顔を塗っているのがコレ。
肌を柔らかくしたり、バリア機能を高めたりするそうで、顔の乾きやすい部分に塗るといいらしい。

薬菓25個入り
購入場所：仁川の免税店、13000ウォン

韓国歴史ドラマに登場する「薬菓」、どんなもんかなぁと買ってみました。
小麦粉、ごま油、はちみつで作られた生地を伸ばし、型抜きしたものを低温の油で煮るように揚げて作られそうで、ほんのり甘く、スパイシー。
小さい薬菓が個別包装になっていた。配り用のお土産に添えると良さそう。

タラの塩辛「チャンジャ」
購入場所：仁川の免税店、19000ウォン

タラの内臓（主に胃や腸）をニンニクや唐辛子、コチュジャン、ごま油などで漬け込んだ韓国の珍味。
コリコリとした食感で旨味と辛みが絡み合い、ご飯が進みます。
ただ、最初の宿泊地「大川」の海鮮レストランで出た「チャンジャ」が一番美味しかった。

韓国海苔
購入場所：仁川の免税店、20000ウォン

ごま油
購入場所：仁川の免税店、16000ウォン

日本のごま油より濃くて香りが良い。ちょっと高いけど。

フルナック12個入
購入場所：仁川の免税店、13000ウォン

薄くスライスされたドライオレンジをホワイトチョコでコーティングしたお菓子。
済州島のお土産ですが、ガイドさんのオススメで購入。
ほんのりとした酸味と甘みが絶妙なお菓子です♪

むき栗
購入場所：仁川国際空港、2ドル

コチュジャン3本セット
購入場所：仁川国際空港、14ドル

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ただいま「武寧王」の娘が主人公の韓国歴史ドラマ『帝王の娘 スベクヒャン』を観ています。
「武寧王」は百済の王様で、ツアー2日目に「国立公州博物館」で王陵から発掘された出土品を見学しました。
「武寧王」に娘はおらずフィクションですが、王族の装飾品に目が行き、王宮を見れば、当時は山城のあの「公山城」だったはずと思ったり。
また、百済を取り巻く国々との駆け引きに興味を引かれたりするのは、ツアーに参加したおかげ。

新羅が舞台の『善徳女王』を観返せば、前回は気づかなかったことが見えてきて、ドラマがさらに楽しくなりました♪

次は、李氏朝鮮王朝の都「ソウル」を観光したいな。
夢ふくらみながら旅行記を終わります。