関東三大山車祭り「佐原の大祭（夏）」と香取神宮の千葉県日帰り旅

2024/07/13 - 2024/07/13

「お江戸見たけりゃ佐原へござれ　佐原本町江戸まさり」と謳われ利根川の水運で栄えに栄えた千葉県香取市の佐原（旧佐原市）を訪問する旅行記になります

エリア 香取・佐原(千葉)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

７月の三連休初日、千葉県香取市の佐原に来ました。駅舎は随分重厚感あります

佐原駅 駅

駅前にはポケモンマンホール

駅の近くにあったコンビニで隣町の鍋店 「仁勇 純米生酒」を購入。お守り代わり。コンビニで生酒が売っていると嬉しくなる

今日は三連休初日でお祭りの日ですがまだ時刻は午前8時過ぎ

人がほとんどいないので写真が撮りやすい

県指定有形文化財の中村屋商店。ここは雑貨とカフェになっており、目の前で絞ってくれるさつまいもモンブランが名物

中村屋商店 名所・史跡

佐原はいわゆる「小江戸」というやつで、川越市、栃木市と並んで関東三大小江戸と言われていました

私の中では小江戸と聞いてパッと思い浮かぶのは埼玉県の川越市ですが、佐原は水郷という売りもあります

マンホールも水郷とあやめをイメージ。5月に「水郷佐原あやめ祭り」が開かれるそう

祭り用の臨時駐車場からシャトル船で移動することもできます（有料）

カラーコーンが無粋ですな

船は数隻でピストン輸送してるっぽい

この辺りは重要伝統的建造物群保存地区になっています

川の両岸には様々な像が設置されています

この小野川は、すぐ先で利根川に合流

大正3年に建設された川崎銀行佐原支店。千葉県有形文化財

佐原の大祭は夏と秋の２回あり、それぞれ参加する山車が変わります

今回は写真の八坂神社の例大祭。秋は諏訪神社の例大祭

八坂神社 寺・神社・教会

八坂神社近くの通りに山車が集まってきています。佐原の大祭はユネスコの無形文化遺産かつ国指定 重要無形民俗文化財となっております

佐原の大祭 夏祭り 祭り・イベント

木彫りが良すぎる。提灯にある佐原ばやし（囃子）は日本三大囃子です。他の２つは神田囃子と京都祇園囃子とのこと

武甕槌命（タケミカヅチノミコト）の山車人形

天鈿女命(アマノウズメノミコト)の山車人形

5年ぶりに新調された鯉の山車人形

さて、祭りはまだ先が長いので、40分ほど散歩して

下総国一宮である香取神宮に来ました

が、参拝より先に参道にある亀甲堂で

亀甲堂 グルメ・レストラン

だんごを。240円ぐらいだったかな・・・ちょっと高いかなと思いましたが大きさが普通のだんごの2倍ぐらいあったので相応。おいしかった

香取神宮 赤鳥居

香取神宮 総門

いつもの。日本盛は色々な神社に奉納していますね

香取神宮拝殿。参拝してバス移動します

香取神宮 寺・神社・教会

バスで道の駅 水の郷さわらに来ました

道の駅 水の郷さわら 道の駅

今日は日帰りなのでとうもろこしなど野菜を購入

おにぎりの種類がビックリするほど豊富でした

でもまあ酒も買いましたが。九十九里オーシャンビールのスタウトと馬場本店酒造のしぼりたて本醸造生酒。おにぎりもいただきます

ホールには前回までの大祭で使われていた先代の鯉が飾ってありました。この道の駅のすぐ脇が日本三大暴れ川である利根川（坂東太郎）なので2階には治水関係の資料展示がありましたが結構面白かった

道の駅の後は町並み保存地区に戻ってきて、さわら町屋館に

さわら町屋館 名所・史跡

無料の休憩スペースとしても趣があります

暑いので館内のCAFE NETAIMOにて

芋ぺちーの。芋の味が濃くてうまい。佐原のある千葉県はさつまいも生産量全国3位。利根川を挟んですぐ隣の茨城県は2位。千葉と茨城はもっと芋スイーツで売っても良いと思う。埼玉県ですが同じ小江戸の川越が芋スイーツを押し出してるんですよね

CAFE NETAIMO グルメ・レストラン

その後は佐原街並み交流館でうちわをいただきました

佐原三菱館 (佐原街並み交流館) 名所・史跡

お次は国の史跡、伊能忠敬旧宅。入場無料です

伊能忠敬旧宅 名所・史跡

伊能忠敬は17歳で伊能家に婿養子に入り、50歳までここに住んでいたそう

伊能忠敬銅像

佐原には酒造も2軒あります。最初は東薫酒造にきました

東薫酒造 専門店

お酒の小売りもやっていましたし小物も売っていました

500円でぐい飲み+選べる3杯。お盆がいい味出していますね。お酒もいい味でしたが

2件目は馬場本店酒造。東薫酒造のすぐ近くです

馬場本店酒造 専門店

日本酒もありますが、みりんが有名

外から眺めただけですが中もいい雰囲気ですね

さて山車の巡幸に戻ってきました

イザナギノミコトの山車人形

重要伝統的建造物群保存地区と山車。絵になります

小野川沿いの歴史的町並み 名所・史跡

山車に随行している水分補給用軽トラ。スポーツドリンクや水はもちろん、ビールやチューハイサーバーも搭載しているのが斬新

鷹の山車人形

太田道灌。それにしても太田道灌は関東では英雄視されてますね

ちょっと寄り道して伊能忠次郎商店に。農工具の商店だったものが屋号ごと譲り受けてクラフトビールブルワリーになっています

伊能忠次郎商店 グルメ・レストラン

佐原の街並みを見ながら外で飲むこともできます

昼の巡幸が終わり、年番引継ぎ行事のために山車が一列に並んで提灯などの取り付けが行われています

佐原の大祭 夏祭り 祭り・イベント

この時間は休憩時間でもあるため、山車の木彫りなどを近くで見られます

この時間がほんと好き

金太郎

題材がすべてわかればよいのですが

知識がなくて悲しい。羅生門？

飛竜。魚のような胴と翼のある龍は「和漢三才図会」の影響か

違う山車の龍

木彫り鑑賞、素晴らしい時間でした

さて、通りには夏の大祭に参加する山車10台が一列に並んでいます。先頭はここ3年の年番を務めた経津主神（ふつぬしのかみ）の山車。経津主神は香取神宮の祭神で、天孫降臨に先立って出雲に行き、大己貴命?(おおなむちのみこと)?を説いて国土を献上させたとあります

提灯に明かりが入り、年番交代の儀式が始まりました。先頭の山車が最後尾に移動します。その際は各地区から惜しみない拍手が送られます。３年交代なので次の年番は約30年後となります。この行事は3年に一回なので丁度良い年に来られました

まだ日が落ち切っていないですが、明日は神奈川県の江の島天王祭に行く予定なのでここらでお暇を

〆は駅に向かう途中にいた佐原猫。それにしても楽しかった。日帰りでここまで楽しめたら満足です。秋の大祭には泊りで来られたらいいな。鹿島神宮まで足を延ばすこともできますし。とまれ、ここまで読んでいただきありがとうございました。ではまた