2024/07/20 - 2024/07/28
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シャモニーの谷は雲に覆われ、町からは山々を望む風景は見られませんでしたが、エギュイーユ・ドゥ・ミディ展望台に上がって見ると、見事な山容が雲海に浮かび、青空と白い雪、黒い岩肌がまぶしい日差しの中で輝いていました。
アルプスの女王と言われるモンブランは、その優雅な容姿の山頂を見せてくれています。
その後のハイキングコースは終始雲の中でしたが、高山植物を楽しむことが出来、今回の旅行はこれで終わりだとしてもとても満足な一日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月22日6時40分
二日目の朝はどんより曇っています。
モンブランは雲の中。
エギュイーユ・ドゥ・ミディへのロープウェーは8時の便で予約してあります。
滞在4日間の天気は当初、晴/晴時々曇/曇/曇 だったので、初日にミディへの予約をしたのですが、今日が一番曇りの天気に変わっています。
雲の中の風景になりそうですがとりあえず行ってみます。 -
街中を流れるアルヴ川は、氷河が融けた水で、ここもグレーに濁っています。
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エギュイーユ・ドゥ・ミディへのロープウェー乗り場に到着しました。
ロープウェーでいっきに2,000m駆け上がり、富士山山頂より高い場所まで連れて行ってくれます。 -
日本で予約していた4日間のマルチパスをもらって、併せて8時のロープウェーの予約券を頂きました。
まだ7時過ぎで、人もまばら。
7時にロープウェーが動き始めると思ったら、今の時期の始発は6時10分の様です。 -
8時ころまでは人が少ないため予約券なしでも乗れるとどこかで聞いたので、8時まで待つ必要もなかろうと7時半のロープウェーに乗ります。
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気になるお天気は、どんより雲。
駅の表示も、山頂は日はさすが曇り。気温0度となってます。 -
中間駅(プラン・デゥ・レギーユ)まで出来るとシャモニーの町中は雲に覆われているのがわかります。
シャモニー谷の反対側の山は顔を出しています。 -
エギュイーユ・ドゥ・ミディへのケーブルは雲の中に隠れています。
右の白い山あたりがモンブランの様です。 -
晴れていればこう見える様です。
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ゴンドラに乗っている人は、半分以上がアルピニスト。
ザイルを担ぎ、カラビナを付けるハーネスを腰に付けてます。
確かに、スニーカーの観光客とこのような雪山装備の人が同じゴンドラに乗っている奇妙な場所です。 -
ミディに到着し最初の外に出る場所、橋です。
岩と建物の合間からモンブランが見えるようですが、ガスがかかって見えません。 -
この橋に出て左側に最初に見た景色。
雲海に浮かぶ山が見えました。
雲の上はいい天気。 -
見上げると、尖った岩山の上には展望台が建っています。
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あちこちに展望台がありますが、ロープウェー駅のすぐ上の展望台に移動し、東方面を望むと、躍動感あふれる雲海と頭を出している尖った山々。
今来た谷底へ氷河が流れる場所。
青い、そしてまぶしく輝く太陽の陽を浴びると、気温0度でも風がないので温かい。
晴れれば素晴らしい遠景が望めるのでしょうが、この雲に浮かぶ山の頂きはまた素晴らしい。
先ほど一緒に乗って来たアルピニストは、ザイルで繋がり雪の尾根を下っていきます。 -
10分程すると、雲は少し少なくなり、尖塔ははっきりし、真青な空になってきました。
太陽も眩しい、素晴らしい風景です。 -
ザイルを担いだ人が進む場所に来てみました。
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前方には、雲に浮かぶグランジョラス。
私も武装してここを歩きたい。
一人では危ないので、ガイドと歩く方法はきっとあるはず。 -
北方はずっと雲の下。
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最高峰のモンブランは、ガスが取れて来て、頭が見えるようになりました。
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しばらくすると雲が完全に切れてモンブランが姿を現しました。
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グランジョラスとその下の山肌も雲が切れてきました。
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別の展望台にくると、真青な青空に映える、真っ白なモンブラン(中央のなだらかな丸みを帯びた山)
雪に覆われた真っ白な山は、優雅な優しさを感じる素晴らしい山です。 -
雲海と氷河の白い世界に、雪も残らない山肌を見せる尖塔は、うねり変化する雲と良いコンビの風景です。
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尖った山の上に、よくぞこのような施設を作ったものだと驚かされます。
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エレベーターで、尖塔の一番上の展望台に向かいます。
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ここが標高3,842mの展望台デッキです。
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グランジョラスは直下の谷が雲海に覆われ、雲に浮かんでいます。
下に見えるのは広大なジェアン氷河 -
周りの低い(2,000m位)山までは雲に覆われていますが、モンブランは雲海に浮かんでいます。
このような雲の上の世界を見せてくれるのは3,800mにある展望台のおかげ。 -
高い山以外はずっと雲の中
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ここは、ガラスで空中に飛び出せる場所があります。
せっかくなので、私も行ってみます。 -
待ち時間30分 その看板がある場所まで並んでいます。
まだ9時前。このような天気の良い日の昼はすごい行列でしょうね。 -
ロープウェー駅が眼下に見えますが、本当に尖塔の上に浮かぶ要塞です。
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ガラスを傷付け無いようにスリッパをはきます。
雲海に浮かぶモンブラン山系が青空に映えます。 -
見飽きることの無い、ユーロっぱ最高峰の山姿は、日本の富士山の様です。
曇り空の上はこんなに素晴らしい世界が見える時もあるのです。
今回の旅行はこれで帰っても悔いが無いほど。 -
刻々と形を変える雲に覆われる山々は、ただただ見とれるばかり。
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雲海に浮かぶモンブランにお別れです。
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ロープウェーで降りる直前に通る通路に売店があります。
アルミのマグカップが気に入って、今回唯一の(自分への)お土産です。
軽いのに、厚みがあり、二重壁になって飲むときにさほど熱くならないような気がして。
また、シャモニーのどこでも買えるだろうと思っていましたが、このMini駅だけしか見ませんでした。13.6ユーロ -
2時間近く壮大な雲上の世界を堪能し、雲の下の世界に戻ります。
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中間駅(2,300m)に戻ると、時より青空を覗かせますが雲の中。
まだ10時前、駅隣のレストランで少し休憩します。 -
お店の入り口には、各国のメインマウンテンまでの距離が記されています。
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フランス語はわかりませんが、モンブランビールの白ビールを頂きます。
Weizenです。旨い。
曇(ガス)の中。視界は無いですが、雲上の世界に感動し、人がまばらな静かな場所で飲むビールは何とも言えない幸せ感を感じます。
さて、これから歩くハイキングコースをガイドブックで予習します。 -
ガスの中のテラスは朝早いこともあり人がまばら。
それゆえ、自分だけの時間を堪能できます。 -
ガスの中をハイキング出発。
進む方向を見誤らいように標識は必ず確認。
モンタベール駅を目指します。 -
景色が見えない時には、足元の高山植物です。
スイスアルプスでは見なかった、でかいレンゲのような、トリフォリウム・アルピヌム -
日本でいうチングルマ。きっとその仲間。
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悪魔の爪に似た、フィテウマ・ヘミスファエリクム
いっぱい写真をとったのですが、荷物を軽くするため重いカメラを持ってこなかったため、接写はピンボケ写真が多くなりました。 -
まったく風景が見えません。
進む道の先もわかりません。
人もほとんどいないので心配です。 -
雪解け水がせせらぎとして流れる沢には、大きな岩がゴロゴロしているのでここでお昼を頂きます。
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まだこれから咲くのでしょう。
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ロトゥス・アルピヌス
これまでは、黄色が多かった記憶ですが、これはオレンジがかった花びらが多い。 -
爪草の仲間でしょうか。
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小さな花が集まった花で。以前見た記憶ですが、どこで何に似ていたかを調べるにも記憶が定かではありません。
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少し雲が切れて、シャモニーの町が眼下に見えます。
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モンタベール駅までの道が、2つの道に分かれます。
ほとんどの人が上に行き、ハイキングガイドブックにもお勧めコースになっているので上に行きます。 -
シニャル・フォーブにやって来たようです。
何も見えませんが、何か絶景が見える場所なのでしょう。
ま、先をに進みます。 -
分岐から急登を上り、九十九降りの道の眼下には、メール氷河が見えてきました。
氷河はほぼ溶けて、周りからくずれ落ちる岩に埋まっているようです。 -
紫のカーネーションみたいな花
花の種類は本や写真で見比べても、似たようなものがありなかなか特定は難しいです。 -
氷河の奥が見えてきました。
こう見ると龍のようにうねる川ですね。 -
モンタンベールの駅が見えてきました。
このコース、ガイドブックでは約6Km
程良い距離でした。
雲の合間からちらりと見えるときの山は、すごく大きく見えます。
多分錯覚の一種なのでしょう。 -
登山鉄道にのってシャモニーに戻ります。
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シャモニー駅前には昔走っていた機関車が残っています。
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繁華街に続く目抜き通りは店外テーブル席で飲食を楽しむ人でいっぱいです。
傘の下とはいえ、暑いのに・・・ -
15時 といってもサマータイムなので、一日のうち一番暑い時間帯。
標高1,000mですが、ここヨーロッパでも暑すぎます。 -
モンブラン初登頂した、バルマとソシュールの銅像を見つけました。
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ポッソン氷河が町を襲うかのように見えます。
モンブランの山頂は天気がいいが、下界は曇り の天気は朝から変わらないようですね。 -
今日はいい景色が見られました。
雲の中を淡々と歩くのは気分が乗りませんが、花の中を歩いて一日満足でした。
チーズをおつまみに部屋でビールで一日の疲れをいやします。
エアコンが無い部屋はカーテンを閉めて飲んでいる間に疲れて寝てしまう。
いつものように、いつの間にかお休みです。
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