2024/07/14 - 2024/07/14
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ミズ旅撮る人さん
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2024年夏の北海道旅行を終え、フェリーで新潟に帰って来ました。そのまま高速道路に乗って帰っても良かったのですが、たまたま地図で「かぼちゃ電車」が保存されていると知り、寄り道することにしました。
旧新潟交通の電車線(白山前駅~燕駅)36.1㎞を走っていた車両が旧月潟駅に留置されています。なんと静態保存ではなく、イベント時に短い距離ですが動きます。
「かぼちゃ電車」はモハ11で、他に同じ塗装のモワ51と黒い雪かき車のキ116がいます。本物の駅に停まっているので展示品というよりも、日常の一場面のようで、すてきな場所でした。
旅行記は、北海道の最後、登別駅から始まります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 船 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
北海道をぐるっと一周して登別にやって来ました。
せっかくなので、JR登別駅を訪ねてみます。登別駅 駅
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無人駅が大多数のJR北海道の駅にしては、改札が開くのを待っている人も多く、比較的元気な駅のようです。
天井近くに備えられた神棚に鬼が祀られているのが登別らしいです。 -
ホームの端には赤いラッセル車が留置されています。
登別は北海道の中では比較的雪が少ないと聞きましたが、雪かきが必要な程度には降るのでしょう。
かつて北斗星で来て、函館駅で機関車の付け替え作業を見た時は、
周辺にいた作業員が雪に埋もれながら歩いていました。こんな雪の中で働いているのかと少なからずショックを受けたのを覚えています。地元の人の言う尺度は本州とはだいぶ違うかもしれません。 -
無人駅のように自由にホームには入れないので、駅の外から電車が来るのを待ちます。北海道では非電化区間が多いので滅多に「電車」という単語を使えませんが、室蘭から札幌の間は電化区間なので、登別では電車と言うことが出来ます。
ところが利用者が少ない区間では、電化区間なのに気動車運転する区間もあります。室蘭線の苫小牧から室蘭までは電化区間ですが、普通列車は気動車が走ることもあるそうです。
さて、あそこに姿を現した列車は「汽車」か「電車」か? -
ほんのり桜色の737系電車は、JR北海道の「電車」としては初のワンマン仕様で、そのため従来形式の3両編成ではなく2両編成になっています。2023年1月から試運転を開始、7編成14両が2023年5月20日から営業運転を開始しました。
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JR北海道にしては、珍しい薄いピンク色。かわいい電車です。
「札サウ 定員133」札幌運転所の所属です。 -
室蘭~苫小牧間の普通列車の約8割が737系電車となりました。
2023年4月、JR北海道発表によると「札幌直通の2本も含めた室蘭線のキハ143形すべてを置き換えるほか、H100形も一部を除き置き換えます。これにより、苫小牧~室蘭間の気動車列車66本のうち約8割が電車での運転となります。」 -
北海道周遊の旅が終わり、フェリーで新潟港に着きました。今回の旅は、行きは苫小牧港でフェリーを降りたのですが、その4日前に別航路のフェリーが港の入り口で座礁しました。大きな事故にはなりませんでしたが、驚かされました。夜中の到着便で、左右の防波堤の照明を見間違えたようです。往復フェリーを使うので、無事に新潟に着いてほっとしました。
新潟港から国道17号線を三条燕に向かって南下していくと中ノ口川の畔に旧月潟駅があります。 -
大正の末期、中ノ口川沿岸に位置する月潟村は、豊かな農産物に恵まれながら近代交通の花形であった鉄道の恩恵を受けられず、人や農産物の輸送を川蒸気船に頼っていた。そこで、沿岸住民の要望を受け大正14年7月に新潟、西蒲の発起人が中心となり、電気鉄道敷設免許の申請を行い、昭和3年2月に免許が下りた。
そして、鉄道敷設に向けた測量、設計工事が行われ、昭和8年8月15日燕~県庁間の全線35.8㎞が開通し、それに伴い月潟駅も開設された。以来66年間に亘り、通勤通学や、多くの住民に利用されてきたが、新潟交通電車線の全線廃止に伴いその役割を終えた。 -
この駅舎と電車は、電車線廃止当時(平成11年4月)のままで保存されています。
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確かに、今、電車がホームに入って来たような錯覚を覚えます。
「かぼちゃ電車」とは、営業当時、子供たちが緑と黄色の塗装からそう呼んでいたようで、保存会を発足するにあたり、命名したそうです。 -
現役さながらの状態に驚かされます。もちろん引退当時はかなり老朽化していました。それをこの状態にまで修復したのが保存会の人たちです。
同じ新潟県内にある「くびき野レールパーク(上越市)」で、10年ほど動態保存の運行に携わった人がいました。専門職や有資格者が会員にいて、保存のための作業に腕を振るっています。
保存会のHPです。修復や雪囲いの作業の様子などが詳しく掲載されています。
https://kaboden.jimdofree.com/ -
モハ10の後ろには、モワ51と雪かき車のキ116がいます。
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大失敗、斜めってしまいました。モワ51です。除雪板が付いています。
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キ116は動力が無くて自走できません。モワ51が押して行きます。そのため、キ116の車内から、モワ51の制御ができるように、制御器を取り付ける改造が施されました。
現役時に、屋根上に設置してあるエアタンク6本のうち中列の2本が間引かれて4本になっています。 -
保存当初より2020年頃まで点灯しなかった前照灯や車内照明は、一部LED化の上で2021年より完全点灯するようになりました
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雪かき車が活躍した新潟平野なので、冬季はすべて冬囲いシートで車体を保護しています。冬期間は、毎年11月~翌年3月下旬です。
補修作業や冬囲いの設置作業を詳しく掲載しています。
https://kaboden.jimdofree.com/%E3%81%8B%E3%81%BC%E3%81%A1%E3%82%83%E9%9B%BB%E8%BB%8A%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%81%AE%E8%A9%B1/
北海道や東北各地で冬囲いされた車両を見て来ましたが、これほどたいへんな作業なのだとは知りませんでした。 -
この先端部分を保護するために特別な囲いをするのだそうです。
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中ノ口川の土手に敷設されていた新潟交通電車線は、商店街よりも高い位置にあります。旧月潟駅の前の坂道を上がった所に駐車場があるので、路上駐車をしなくて済みます。実はその駐車場が、モハが走る線路になっています。イベント時は駐車場は閉鎖ですね。
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窓ガラスが凍って曇らないように付けられたヒーターなのはわかっているけれど、やっぱり顔に見えてしまって、可愛く見えます。
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鉄道省 大宮工場 昭和7(1932)年製造
1968年に新潟交通が国鉄より購入して、30年以上活躍しました。 -
キ116のドアが開放されています。HPには、普段は中には入れませんと書いてあったのですが、保存会の方が来ていたのかもしれません。
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大丈夫そうなので車内に入ってみます。大きな鉄管を跨ぐ木の渡しが目に付きます。
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所々白い文字で名称が書かれています。「手動ブレーキ」
木の橋を渡った所には、小さなまん丸いストーブがあります。その前のベンチに座って暖をとったのでしょう。蒸気機関車の時代は、大きなお釜が熱源だったから車内は暖かかったのかな? -
運転席は少し高い位置にあります。椅子の足が随分長いこと。
「フランジャ」「~ク取扱注意」「開」「閉」「作業灯」など様々な文字が書かれています。そして交通安全のお札も。 -
キ100形は、鉄道省・国鉄で1928年から1956年の間に
176両が製造された雪かき車である。機関車に押されて走行しながらくさび状になった前頭部で線路の雪をすくい上げ、左右に付いた翼で雪を跳ね飛ばして除雪する。
このキ116号は、1932年に鉄道省大宮工場で製造され、奥羽本線新庄駅に常備された車両であった。新潟交通には、それまで活躍していたキ1号雪かき車の後継として1967年に入線した。 -
上部の線路とハンドルのマークは新潟交通の社章です。
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モワ51にも同じマークが見られます。
1933(昭和8)年に、日本車輌製造東京支店で製造された電動貨車です。一般的な電車の客車部分が貨物室になっています。扉の脇に「荷物」と明記されています。
米や果物などを載せた貨車を牽引し、国鉄弥彦線と線路が繋がっていた燕駅で国鉄との貨車のやり取りをしていました。1982年に貨物営業が廃止。その後は雪かき車キ116の牽引機として1999年まで活躍しました。 -
モワ51の車内には駅名標やヘッドマークなどが置かれています。
そして古い駅にありがちな開かない金庫が・・・ -
新潟交通は、貨物の輸送量を多く見込まなかったため電気機関車は
使用されず、自車に貨物を積載できる電動貨車が使われました。 -
至って簡素な運転室。除雪作業時にはここでの操作をキ116で行っていました。
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国産車なのに、CONTROLLERと刻まれているのがハイカラ?
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かぼちゃ電車の由緒来歴
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新潟交通電車線の路線図
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旧月潟駅の駅舎。ホーム側の一角ではグッズが販売されています。
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「走れ!かぼちゃ電車2024」のポスターです。
体験乗車はWebからの完全予約制(抽選)です。抽選は8月11日に行われました。 -
抽選に当選したら、その画面を提示して参加費を支払います。
15時以降に発車する列車には3種類のヘッドマークを掲出して走行します。モワ51の車内にありましたね。 -
現在の駅舎入り口にある「月潟駅」の駅看板です。
これは2018年に作成したもので、月潟駅の隣にあった六分駅の駅看板を参考にして緑地に白文字となっています。元々、月潟駅には駅看板はありませんでした。六分駅の看板もモワ51の車内にありました。 -
本来なら、駅看板の後にこの駅舎内風景を写してホームの車両に行くのですが、車だとモハ11の先の駐車場に着いてしまうので、駅改札が一番最後になってしまいます。
とても1993年に廃線になった駅とは思えないほど綺麗で、現役のように見えます。 -
改札からホームを見ると正面はモワ51です。
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左を見るとモハ11が見えます。
手前にある鉄階段は、かつて路面電車区間で通学時間帯に増設された3両目が白山前駅のホームにかからなかったため、この階段から直線地面に降りたのだそうです。オリジナルはキ116の前にあり、こちらはレプリカです。 -
右側を見ると、キ116。ホームから見ると、月潟の小さな世界が視界のすべてです。
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祝保存25周年。それでこの状態だなんて素晴らしいです。
駅の周りの植物の世話や雑草取りをしている女性を見掛けました。
この列車に乗ったことのある人なのでしょう。 -
モハ11の車内です。車内灯はLEDになっています。
文字通りの「網棚」。ここに荷物を載せて、網目に引っ掛かったことがありました。網棚に荷物を載せて、何の心配もなかったいい時代でした。 -
モハ11 旅客電車
新潟電鉄が開業した1933年、日本車輛製造で製造された4両の旅客電車のうちの1両がもととなっている。製造当初は車体長12mの小型車体であったが、1966年12月に車体を新製して現在のモハ11となった。通称「日車標準車体」と呼ばれる。 -
運転席と料金箱。懐かしい扇風機。
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貸傘。「ご自由にお使いください。ご利用のお客様、次回乗車時にお返しください。」すごい!新潟の標準規格なのでしょうか。
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この線路を「走れイベント」の日には、動いて来るのです。残念ながら自走ではなく、アントと呼ばれる小さな動力車が牽引します。
保存会のHPには駅舎内や保存車両内は非公開で、立ち入ることはできません。(施錠されております)と書かれています。開放日はHPを参照とあるのに、どこを探しても見つけられませんでした。何故、この日は見学ができたのかは不明です。いつも、このようには見られないかもしれない事をお含みください。 -
さて、甚だ蛇足ではありますが、テレビで見て興味を持ったので、「公楽園」に立ち寄りました。看板だけはやけに新しくて本体との対比が強烈です。
公楽園 宿・ホテル
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「公楽園」です。外観は古いアパートのように見えます。看板に書いてあったように、「コインスナック/ゲームコーナー/自販機」「ホテル1泊3,300円、休憩1,540円」という施設です。
この外観ですが、御覧のように車やバイクがびっしり停まっています。公楽園 宿・ホテル
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2階がホテルになっていて、ここがフロント?のようです。
1階は左端に見えるドアから入ります。 -
レトロなゲーム機が並んでいます。
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入り口付近にはクレーンゲームがあって、大多数の人はそちらに興じているようです。
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私の目的は、こちらの自販機です。最近、昭和レトロの自販機がよくテレビでも出て来ます。たまたまここにもあるというので、立ち寄ってみました。
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レトロ自販機で、そば・うどん・ラーメンなら見ますが、トーストサンドは初めて見ました。ところがハムサンド・チーズサンドの2種類とも、売り切れの赤ランプが点灯しています。なんてこと!
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諦めきれずに店内をウロウロしていると、店員さんらしい人が銀紙の包みを抱えて歩く姿を目にしました。あれはトーストサンドの補充に違いない。早速自販機に戻ると、予想通り赤ランプは消えていました。
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出来上がるまでちょっと時間が掛かります。出て来た時は、銀紙がものすごく熱くなっているので、タオルなどを用意して素手で取り出さないようにした方がいいです。アツアツはなかなか美味しかったです。私の他ほんの数人ですぐに売り切れてしまいました。買えるのは運かもしれません。
今回の北海道の旅は新潟で終わりです。
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公楽園
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