シニアの2024 ANA4500マイルで温泉三昧＆B級グルメ旅（１）（花善鶏飯御膳・きりたんぽ・秋田犬・小坂鉱山事務所・後生掛温泉）

2024/07/20 - 2024/07/24

今回ANAの得旅マイルで秋田が出ていたので早速ポチッ。
色々と旅程を検討したが、秋田空港→大館→後生掛温泉泊→盛岡市内見学→駒ヶ岳温泉泊→横手市→秋田市内泊→男鹿半島なまはげ体験という時計回りルートで秋田を巡ることにした。
いつも早朝便に乗るため家を５時台とかなり早く出なければいけないのだが、僕自身いらちで、モノレールの遅さにイライラする。そのため今回は伊丹エアポートホテルで前乗りすることにしたが、これがとっても楽ちん。
またまた温泉三昧と食い気ばかりのいつものパターンで何の役にも立たず恐縮の限りですがよろしければご一読を。

エリア 湯瀬温泉・八幡平(秋田側)(秋田)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

７月２０日、旅行１日目
概要に書いたように早い飛行機に乗るのにいつも５時台に家を出るのが億劫で今回は前乗りで空港泊にした。前乗り泊なので旅行１日目というんだろうか？早く空港に行っても仕方が無いので梅田をぶらぶら。
土曜日で食事処は何処も長蛇の列。並んでなかった阪急の「美濃吉」で昼食

うな重
京都店でも梅田店でも安定の美味しさ

ヒルトンホテル裏から空港バスに乗り伊丹空港（大阪国際空港）着。
伊丹空港は国内航空会社４社（ANA JAL IBEX AMX）しか乗り入れていないのにINTERNATIONALとは、その文字が泣いてるぞ

大阪空港ホテル入口。全部で141室、横に長くこんなに部屋数があるとは今まで知らなかったな。

セミダブルがほとんど、これで十分と思っていたら・・・・
4トラのyumikenさんという方の旅行記を見ていたら、ホテルメトロポリタン羽田のスタンダードツインエアポートサイドのとっても綺麗な部屋が14620円だって、エーッ、好きな飛行機をたっぷり見れて広い綺麗な部屋でこの値段！
僕らの部屋は御覧の通り狭くて外は空港の武骨な建物裏で17000円でした。トホホ、大阪のホテル高騰してるんかな？

展望フロアに上がってみる
STARALLIANCE塗装のANA機Take off

万博イメージキャラクター、みゃくみゃく塗装のJAL機、最近急にみゃくみゃく塗装をあちこちで見るようになった
やっぱりANAやJALばっかり、飛行機好きには何か物足りなく寂しい

時間が十分にあるので空港内をぶらぶら
御土産処、関西旅日記

相変わらず５５１（空港内には２軒もあるのにどちらも）には長蛇の列、御土産の定番ですか、美味しいけれど臭うぞ～！

世界ではじめての、空港内ワイン醸造所。ガラス越しにワインの醸造タンクや醸造風景を眺めながらその場で醸造したワインをのめるそうな
一度試してみようーっと

今日は夕焼けが綺麗なので、夕方からは展望フロアーで飛行機の撮影
望遠レンズ持ってくりゃよかったなー

プロペラ機もTake off

昔PCのホーム画面には、夕刻に千里川から撮影したTake offする飛行機の画像を使っていたな。
やっぱりいつ見てもワクワクドキドキ、かっこいい！

夜７時頃、連なって着陸してくる飛行機のライトが見えると、あっという間に大きな機体が滑走路に飛び込んでくる（画面の二つの小さな点が侵入してくる航空機の光　多い時にはこれが４個くらい並びます）

この後は「美々卯」で夕食をとり後は寝るだけ

７月２１日（旅行２日目）
伊丹８時１０分発（ANA1651　DHC8-Q400）→秋田９時３５分着
あったりまえだけど、やっぱり空港内に泊まるとこんなに楽ちんなんだ！
事前チェックインでは2席しか空きがなくしかもばらばら。たかだか1時間30分ほどのフライトだが絶対当日は前の席が空いていると考えチェックインカウンターに行くとやっぱり一番前が空いていたので変更してもらう。非常口席だが窓もあり足元楽々！

上空から見た大阪国際、いや国際を名乗るのはおこがましい、伊丹空港。
この後はずっと雲にさえぎられて視界不良、折角大好きな低い高度を飛ぶプロペラ機なのに残念

秋田上空、雲は晴れてきたが天気予報では旅行期間中ずっと雨マーク、トホホ。
スマフォで撮るとプロペラが停止しているようでびっくりするよな
でも旅行後この旅行記を整理していると、松山行きのボンヴァルディア機がエンジン不良で伊丹に引き返し緊急着陸、片方のプロペラは停止していたそうだ、おーっ怖い。

秋田空港到着

何か最近飛行機に搭乗すると、CAさんからこのような搭乗証明書やステッカー、絵葉書などを個人的にいただくことがやけに多い（今年に入って３回目）。プロペラ機なので歩いて搭乗する前に写真撮りまくってるからかなー。
まぁー飛行機大好きだから嬉しいんですけど、７０を過ぎた後期高齢者ジジイとしては少しこっ恥ずかしい気もするんだけどなー

今回は見事にどこのレンタカー会社も空車がなく、やっとニッポンレンタカーでみつけた

車はホンダのFIT

秋田空港→秋田南IC→五城目八郎潟IC→285号線→道の駅五城目

「道の駅五城目」
普通の小さな道の駅で詰まらんなと思ったら、結構面白いかりんとうや煎餅の話題満載

NHK連続ドラマ小説「ひよっこ」に登場した伊藤菓子店の渦巻き状かりんとう
小麦粉にカラメルを練りこみ生地を油で揚げ、黒糖を煮詰めたたれを塗り乾燥させて仕上げたもの
有村架純演じるヒロインが同僚とお茶を飲み、その時寮長が「秋田のかりんとうなんだって」と差し出したものを「うっめえな」とみんなで食べる場面に登場

「萬治郎せんべい」。これを作る伊藤さんは、元は最盛期に350人を雇用した縫製工場の社長。町議会議員や県議会議員、町商工会会長も歴任。全てを退任した77歳で手焼きにこだわった煎餅職人を志し、80歳で夢をかなえた。凄いな、煎餅屋の店名は、自身の名前から「イトマン元気村」。

次に訪れたのが「道の駅かみこあに」。秋田杉の館が併設されている。

大館市駅前の「花善」に到着
いつも行列ができているそうだが今日はラッキーにも待ち時間ゼロ、駐車場係員も暇そう

店内

一番人気の大館のB級グルメ「鶏めし御膳」

曲げわっぱに入った甘辛く炊いたご飯と鶏の相性が良い

鶏飯弁当購入、JR東日本が主催する「駅弁大将軍」1位に輝いている。弁当売り上げではいつもトップ独走だとか
この花善、びっくりするのはパリ、リヨン駅構内に2021年「EKIBEN ToriMeshi Bento」として期間限定ショップをオープンさせ、今では常設店舗を構えたそうだ。
日本国内じゃなくパリとはねー、おもしろい！

次に「十字屋きりたんぽ店」

きりたんぽを焼く機械。本当は焼き立てが美味しいんだけど、今回はタイミングが合わず。

店内

味噌だれきりたんぽ、なかなか美味しい。８月娘や孫の帰省に合わせてきりたんぽ鍋１セット送ってもらうことにした。

次は「秋田犬の里」。大館駅前に立派な秋田犬を紹介する施設が建設されている。外観は東京の「二代目渋谷駅」をモデルにしたそうな。入口には忠犬ハチ公も頑張っておる
秋田犬は秋田県原産の日本犬の一種。国の天然記念物に指定されている。日本犬種のうち唯一の大型犬種

ここでは実際の秋田犬を見学できる。真っ白な秋田犬

なるほど、かわいーい（この言葉使うの嫌なんだけどな！）

大館から30分ほどで、重文、明治の近代化産業遺産「旧小坂鉱山事務所」着
全て天然秋田杉づくりの３階建て、３つのドゥマーウインドウが印象的

小坂に到着した技術者夫婦を想像した銅像、最盛期には約３万人の人々が暮らしたそう

正面のサラセン風バルコニー付きポーチ、三角形のペディメントつき窓
なかなか凝った華麗な建物です

けやきを用いたモダンな玄関入ってすぐの螺旋階段

館内は結構新しく整備されています

直ぐ近くの国重要文化財「康樂館」

幟が立ち如何にも昔の芝居小屋

勘亭流で書かれた過去に行われた出し物の記録
坂東三津五郎、尾上菊之助等の名前が見られる

少しだけ舞台を見学させていただく。
今日は「劇団ゆめいろ」の現代劇で、観客は少し寂しく５～６人位。元OSKのトップスター、桜花昇ぼるや若木志帆が出演（僕は全く知りませんが・・・）
常打「下町かぶき組」などの時代物公演には多くの観客が入るんだろう
残念ながら公演中で建物内部の撮影はできず

舞台中央の円形に切った部分を奈落、「ろくろ」仕掛けにより４人の人力で回す、百年を超えてなお現役です。

直ぐ傍には「小坂レールパーク」がある。鉱山事務所、康楽館などと共にすべて「小坂街づくり株式会社」が運営している
１等客室１泊７０００円ほどで宿泊ができるブルートレイン「あけぼの」、鉄道ファンにはたまらんだろうな
鉄道に詳しくない僕でも、昔九州まで乗車した寝台列車のわくわく感を今でも覚えているもんな

旧小坂駅

八幡平アスピーテラインを通り、八幡平ビジターセンター前、大沼。

ここ大沼では１７日～２４日の間に巡視員の方が回収したカメラには６か所２８回！！クマが出没。早朝や夕方の時間帯を中心にミズバショウを採食するクマがたびたびカメラに映っています。おーっ怖い、これは歩けない！

こんな感じだそうですよ（ビジターセンターHP、広報ツキノワグマ出没状況週刊レポートより）大沼の周り〇が付いた所が出没地点、かなり注意が必要のようだ

天気もいまいちだったので車から少し降りただけ、そそくさと後生掛温泉に向かう。ここの温泉バス停付近でも最近クマが出没したそうな。もぉー熊だらけ！

正面玄関

フロント

フロントロビー

本館廊下

ウエルカムビールを1杯

アサインされた本館１階１０６号室

まぁーすっきりシンプル、充分です

温泉三昧の旅なので早速ひとっ風呂
一番大きな内湯「神経痛の湯」、泥成分の為、お湯は灰白色の「にごり湯」
単純硫黄泉　源泉温度87.9度と高温のため加水、いーい湯だな。

火山風呂

泥湯

箱蒸し風呂

うたせ湯

露天風呂は狭い

夕食の時間（左上から時計回りに）
冷やし茄子と海老酒煮・前菜（炙りローストビーフ寿司、夏野菜のジュレ、焼枝豆）
牛しぐれ煮・鮪とアボカド和え
最近牛肉の握り寿しが出るところが結構あるが、どうしてローストビーフ寿司なんかにするんだろう、一つも美味しくない

左上から
きりたんぽ鍋・グリンピースの炊き込みご飯・八幡平ポークの塩カツ・鱸のピリ辛サルサソース・刻みいぶりがっこ・冷やししるこ
全体的に色々と工夫はしてあるが味は今一つかなー

料理はともかく、関西ではなかなか手に入りにくい「新政」がメニューに載っていた
ワイングラスで提供され１杯1700円～2200円（高っ！！）

飲んだ経験がないので、物は試しとオーダーしてみた。
陽乃鳥（1700円）・№６ X-Type（2200円）・Viridian（1900円）
なるほど今まで飲んだことの無い澄んだ軽やかな飲みやすい日本酒かな
日本酒度が少し低いからさっぱりするのか？2日後訪れた秋田市内の割烹の大将に
色々教えてもらうことになる

もう一度風呂に入って、おやすみなさい