2024/05/30 - 2024/06/03
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nichiさん
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この旅行記のスケジュール
2024/06/01
-
徒歩での移動
2分
-
電車での移動
10分
-
徒歩での移動
10分
-
ガッツレンタカー札幌中央店
-
車での移動
1時間10分
-
道央自動車道白老インターチェンジ
-
車での移動
30分
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この旅行記スケジュールを元に
以前、阿寒湖のアイヌコタンに伺ってアイヌ文化に触れ、白老にあるウポポイに行ってみたくなりました。
ウポポイ(民族共生象徴空間)は、アイヌ文化の復興・創造・発展のための拠点となるナショナルセンターです。
そもそもアイヌ文化について知識があまりなかった私たちシニア夫婦。
まずはヒット中だった映画「ゴールデンカムイ」を地元の映画館で鑑賞。
そして映画館で書籍購入。
私は、「我が名はシャクシャイン」。
相方は、「アイヌ文化で読み解くゴールデンカムイ」。
それぞれ購入して回し読みしてからこの旅行に臨みました。
アイヌ民族は北海道の先住民族で、固有の言語や文化、歴史を持っています。「アイヌ」という言葉は、アイヌ語で「人間」という意味なんですね。
そしてアイヌ文化を知るうえで無視できないのが、カムイの存在です。
動植物、生活の道具や家、山や湖などの自然など、それぞれに「神(カムイ)」が宿るとして敬い、人間も自然の一部であると考えています。
そしてそのカムイが生活の中で大きな意味を持っており、それが神秘的でもある固有の文化を生んだと思われています。
ココで様々な映像を拝見したり、様々な文化体験をすることができました。
アイヌ文化にまずます興味を持ちました。
博物館の売店でまたまた書籍も買っちゃいました。
自然とともに生き、すべてを神として敬い尊重し、必要な物だけ、感謝をささげてありがたく頂く。
大量生産、大量消費の経済の中で生きる私たちにとって、これはある意味究極のSDG'Sですね。
アイヌ文化、面白い。。。。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今日もいい天気です!
今日はアイヌ文化に触れるためにレンタカーを借りて南の白老にあるウポポイに行ってみたいと思います。
でも、南の方は天気予報は下り坂なんですよね~~札幌東急REIホテル 宿・ホテル
-
ビュッフェ形式のホテルの朝食です。
今日は洋食にしました。
ライブキッチンで本ズワイのカニサンドを作ってもらいました。
地元で有名な「おかめや」のふわふわな食パンのカニサンド。
美味しくてシニア夫婦ともにお代わりしちゃいました。札幌東急REIホテル 宿・ホテル
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すすきのから地下鉄に乗って大通駅で乗り換え、
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東西線のバスセンター前駅で下車。
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徒歩10分弱で格安レンタカーのガッツレンタカー札幌中央店に到着しました。
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予約は9時30分。
必要書類に記入して、いよいよ出発です。
今日一日お借りするのは、ダイハツのエッセです。
さあ出発です!
一路、白老のウポポイに向かいます。 -
道央自動車道に入ります。
車にETCが付いていないので、一般から高速に入ります。
新千歳を超えてさらに南下。
白老インターチェンジで降ります。
レンタカー屋さんを出て約1時間10分でした。 -
インターを降りて一般道に入ると、もう「ウポポイ」の表記。
-
一般道を走ること約30分。
ウポポイに到着です。 -
駐車場に車を停めて中へ。
このご当地キャラはな~に?
ネギ?
可と思ったら違いました。 -
中は広いぞ~~
-
このキャラクターは「トゥレッポン」と言うそうです。
ネギではなくトゥレプというオオウバユリなんですね。
オオウバユリは、ユリ科の多年草で、北海道で多く見られるそうです。 -
チケット購入
1200円×2名
これで中で見れる映画やイベントや文化体験。
すべて含まれています。
あとから考えるとメッチャ安い金額でした。 -
お邪魔します。
-
小雨が降ってきました・・・
中は広いですね~~ -
これはポロト湖。
この湖の畔にウポポイは広がっています。 -
様々な所で多くのイベントが開催されています。
タイムテーブルを見て、どれに参加するか? -
ここはアイヌ語で「ニタッ」というのですが、湿地のことなのですね。
アイヌにとってのニタッは、狩猟の場であり、植物採取の場であり、染色のために繊維を浸ける場でもあったのですね。 -
体験交流ホールで、11時30分に開演になる
伝統芸能上演 「シノッ」
を観てみましょう。
ここは300名のキャパがあるホールです。 -
これはその時に頂いたブロッシャーです。
-
入場は無料です。
11時30分の公園にエントリーしました。
指定席です。
席は100名ぐらい埋まってました。
撮影は禁止です。 -
一言でアイヌ文化と言っても、地域ごとに異なるようです。
それぞれの伝承者から受け継がれた伝統芸能をココで観ることができました。
ウポポと言う座り歌。
シントコと言う漆塗りの器の蓋を使って拍子を取り、歌を歌って輪唱していきます。
途中に愛の手や裏声などが入ってきました。
サロルン リムセ
鶴の踊りです。着物を左右に広げ、親鶴が子供の鶴に羽ばたきを教え、空に飛んでいく様子を表現しています。
フッタレ チュイ
嵐の日の松の木が揺れている情景を表現しています。
髪の長い女性が激しく動いて表現しているのが印象的でした。
シチョチョイ
豊作の踊りです。
種まき~収穫までの農作業が踊りになっています。豊作を願って収穫の喜びを伝える踊りです。 -
フッサ ヘロ
病魔払いの踊りです。コタンで流行り病があった時に、この踊りで病魔を払ったそうです。
病人に「フッサ、フッサ」と言って息を吹きかけて地面を踏み鳴らす踊りです。
エムシ リムセ
刀の踊りです。魔を払う踊りです。北海道東部のアイヌの間で踊られてきた、男性の代表的な踊りです。
ク リムセ
弓の踊りです。 狩りに出かけた男性が鳥を射ようとしましたが、あまりの美しさから射ることできなかった様子を表しています。
イヨマンテ リムセ
狩りで得た動物の魂をカムイの世界に送り返す儀式です。
祝いの席で踊られることが多い踊りだそうで、歌がドンドン変化し、それに合わせて踊りも変化。掛け声やお囃子も特徴的でした。 -
30分の公演でした。
タイムテーブルを見ると、1日に4回も公演があるのですね。
アイヌの伝統芸能を拝見するのは阿寒に次いで2度目ですが、神秘的で心に来るものがありますね。
広い園内では無料電気バスが走っています。
雨も降っているので、これに乗ってコタン広場まで行ってみます。 -
ここには、チセと言うアイヌの昔の建物が再現されています。
建物内では、アイヌの暮らしや文化を紹介するプログラムが行われています。 -
ウパシクマというプログラムを観に来ましたが、雨のため会場変更の表記がありました。
-
いくつか並んでいるチセの中で奥から2番目のチセで、ウパシクマというプログラムを拝見しましょう。
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ポロ チセという家屋です。
大きい家という意味なんですね。 -
靴を脱いで、中にお邪魔しました。
スタッフの方に。奥から詰めて座るように促されます。 -
20人ぐらいのお客さんが入って、プログラムが始まりました。
最初はこのアイヌの伝統的な建物であるチセについての説明から始まりました。
自然木を素材とした木造建築で、広いワンルームです。
部屋の真ん中には大きな囲炉裏(アペオイ)があります。
そもそもこのチセで唯一の暖房である囲炉裏ですが、冬は寒くないのかな~?
と思ったら、囲炉裏は土間に直接切ってあり、床暖房のような効果をもたらしており、部屋全体が暖かくなるそうです。 -
囲炉裏を中心とした空間は、祈りの場であり休息の場であり、作業の場でもありました。
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囲炉裏の上部にはサケが燻されています。
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その上の天井はこんな感じ。
ワンルームですので大きな梁が行き交っていますね。 -
これは動物を捉える罠です。
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仕掛けて動物が通過すると矢が放たれます。
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ゆりかごだ~
子守の道具ですね。 -
動物の皮を使った衣類です。
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いかにもアイヌの衣装ですね~
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これ、なんと鮭の皮で造った靴です。
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ウパシクマは15分ほどのプログラムでした。
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ここは弓矢体験が行われる所ですが、雨天で中止です。
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一番奥のチセにやってきました。
ポンチセと言うチセで、「小さな家」という意味だそうです。 -
真ん中に大きな囲炉裏。
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このチセにも模様のついたゴザで飾られた所に漆塗りの容器が置かれていますね。
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奥はアイヌの伝統的な着物ですね。
手前はガマと言う植物で編んだゴザです。 -
天井は高いですね。
よく再現しました。 -
綺麗に編んでますね~
-
ココはこの後、アイヌの衣装体験が行われるようです。
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イナウという先祖の霊と取り持つフサフサの供物がぶら下がっています。
縄で結ばれた丸いものは、オントゥレプというアイヌの保存食です。
オントゥレ?プは、発酵させたウバユリを臼でひき、ドーナッツ状に丸めて乾燥させたものです。 -
隣のチセにやってきました。
-
表側に廻ってみましょう。
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ココはシノッチセと言うチセです。
「遊びの家」という意味だそうです。 -
12時半からココで「ウポポ アキ ロ」という芸能体験に参加してみたいと思います。
なんと参加者は私たち2人のみ!!!! -
ウポポイとは大勢で歌うことを意味します。
アイヌの伝統的な歌「ウポポ」を教えて頂き、シントコと言う漆塗りの器の蓋を使って拍子を取りながらスタッフの方と3人で座ったまま歌いました。
旋律を1拍づつずらして歌い継いでいく輪唱もやったのですが、面白かったな~、楽しかったな~。
「チュプカ ワ カムイ ラン ♪」
独特の歌詞と旋律が頭に残ってるんですよね~ -
終わった後、スタッフがシノッチセの中を案内してくださいました。
先ほどポロチセで伺ったお話とほとんど同じ説明でした。
囲炉裏の火はほとんど絶やすことがなかったとのこと。 -
常に室内は暖かかったことと、煙でいぶすことでカヤに虫がつきにくく、また屋根の内側に付いたヤニが膜のようになり雨漏りを防いでいたのだそうです。
家を丈夫にしていたのですね。。。 -
奥から夫、妻。右手に子どもたち。正面のカムイのための窓に背を向ける席には大事なお客さんが座ります。
-
壁にはアイヌの伝統的な着物が掛かっています。
-
これは先ほども拝見した鮭の皮で造られた靴ですね。
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足の裏に背びれがありますが、これが滑り止めになっていたそうです。
なるほど~~~ -
アイヌの人たちは、夜になると「ラッコチャ」と呼ばれる、ミツマタの木にホタテの貝殻を乗せ、魚から採れる油に火を灯すランプを使って生活していました。
-
こにチセにも囲炉裏の上部ではサケが燻されています。
-
南側に玄関があり、東側に窓。
窓の左側は柄のついたゴザで飾られています。
本州との交易で手に入れた漆塗りの容器が置かれて、神具や大事なものを置いていました。 -
この東側の窓、カムイ(神のような霊的な存在)のための窓で、カムイのみ出入りができ、儀式のための道具の出し入れに使用されます。
ここから家の中をのぞくのは非常に失礼な行為なんだそす。
気を付けなければ・・・ -
外から眺めてみました。
-
隣は畑。
-
畑では、
ムンチロ(アワ)、ピヤパ(ヒエ)、シプシケプ(イナキビ)、エモ(ジャガイモ)などが育てられていました。 -
右は、プという高床式の食糧庫。
左は、ヘペレセッという熊の檻です。
この、ヘペレセッですが、春の猟で生け捕りにし、冬のイオマンテというアイヌの儀礼で天界に送るためのヘペレ(小熊)を飼うためのものです。
へ~~~そうなんだ~~ -
ピに上がる階段は、動物が上がらないように、必要な時だけ掛ける様になっています。
柱の上にはネズミ返しも付いてますね。 -
畑を囲むように建っていますね。
-
チセの窓から、ヘペレセッという熊の檻が見えるような配置になっています。
良くここまで再現したな~~ -
真横からチセを撮ったら、その前に物干しが写ってました。
これも昔の再現ですね。 -
最初に訪れたチセであるポロチセでウパシクマという文化解説プログラムが始まりました。
元来は野外で開催されるようですが、雨の為にチセの中での開催になりました。
すでに30名以上のお客さんが入っています。
一番奥の席に案内されました。
最初は、ムックリの演奏から。。。
ムックリ、生の音を始めて聞きました。
※撮影およびブログへのアップの許可を頂いております。 -
このムックリ、竹製の薄い板に紐がついてて、この紐を引っ張ると音が出ます。口の中で共鳴させることで、同じ音程のまま様々な音が出るのですね。
※撮影およびブログへのアップの許可を頂いております。 -
解説付きのアイヌコンサートです。
※撮影およびブログへのアップの許可を頂いております。 -
男性も入って輪になってアイヌの舞が始まりました。
リムセと言う、輪踊りです。
※撮影およびブログへのアップの許可を頂いております。 -
大自然に神が宿っていると考えているアイヌの歌と踊りは、自然や動物、そして神々とのかかわりを表現しているのですね。
神秘的であり、神々しくもあり、一度聴いたら耳に残るんですよね~~
※撮影およびブログへのアップの許可を頂いております。 -
心の奥底に響く音と、それが織りなす独特の空間を楽しむことができました。
この空気感、初めて味わいました。
いや~~~
めっちゃ楽しかったです!
※撮影およびブログへのアップの許可を頂いております。 -
ここはオタという砂浜です。
海や川を交通路として巧みに利用したアイヌの人々。
漁だけでなく物品の運搬や人々の移動の手段として船が利用されていました。
ここは丸木船を出し入れするための砂浜です。
テンキグサやハマナスが生えています。 -
丸木船実演は、雨天の為、中止でした。
-
ココは単なる水場かと思ったら、
メムという湧き水なんですね。 -
お腹が空いたので、レストランへ。
-
相方は、
ザンギカレー -
私は
行者山菜そば -
ランチの後は、体験交流ホールに戻って短編映画を2本観ました。
映像は画面だけでなく、床にも広がるダイナミックな演出でした。
「カムイを射止めた男の子」
カムイはアイヌにに恵みをもたらし、アイヌはカムイに感謝をささげ、共に生きていくストーリーでした。
そして「キツネに捕まった日の神」。
これもアイヌで古くから語り継がれた物語で、月の紙と太陽の紙が生まれたお話でした。
こうやってアイヌ文化を知るのも新鮮です、 -
シニア夫婦はまだまだタイムテーブルを見ながら、体験学習や文化体験をしたいのですが、時間も時間ですので、残念ですが雨降る中、国立アイヌ民族博物館にやってきました。
-
この立派な建物です。
-
お邪魔しま~す!
-
ココでも様々なプログラムがあります。
-
シアターで映画鑑賞です。
「アイヌの歴史と文化」
「世界が注目したアイヌの技」
2本とも拝見しました。 -
2階に上がると、目の前にはポロト湖。
その手前に屋外ステージが見えます。
雨で屋外イベントは中止になっていました。 -
雨は止みましたね。
池の奥に見える建物が、体験交流ホールです。
伝統芸能や、タンぺ寧画を拝見しました。
ウポポイが一望にできました。
ウポポイは素晴らしい立地なんですね~ -
2階は国立アイヌ民族博物館です。
入口で、「イタク」
イタクって何??? -
知里真志保という言語学者がアイヌ語を調べた記録カードです。
北海道大学の名誉教授だった方ですが、室蘭の役場勤務から東京帝大(今の東大)に進学し大学院まで進み、一度は三省堂に就職しています。
そして北海道帝国大学(今の北大)でアイヌ文化の研究に没頭し、初めてアイヌ語辞典を発表した方です。
自身もアイヌのルーツを持ってましたが、アイヌの方々と直接会って、言葉を調べ、このような単語帳カードを作って行ったのですね。
これは大変な努力ですね~
じっくり見入っちゃいました。 -
AI映像のアイヌの方が、AIの焚火の前でアイヌのお話を語ってくれました。
これ、ちょっと難解でもありましたが、なかなかよくできてる。 -
これな~に??
下に熊がつながっていますね。 -
樺太アイヌが、霊送り儀礼で熊をつなぐ太い杭です。
祭場で熊を守るカムイとして、杭にも祈りを捧げます。 -
枝分かれしたトドマツやエゾマツを素材とし、枝の先端にコケモモで着色したイナウを結んでいます。
よく見ると長い方と短い方があり、高い方のイナウが男性で低い方が女性なんだそうです。 -
これがイナウです。
カムイとは動植物や太陽、山や川、雷などの自然現象そして人間が作った道具類のことですが、このイナウは、人間からカムイへの贈り物、祈り言葉を届ける使者、人間の暮らしを見守る役目があります。
先ほど訪れたチセの囲炉裏に架かっていましたね。 -
多くの種類のイナウが展示されています。
-
アイヌの敷物の上のイナウです。
イナウはヤナギやミズナなどの木の表面を刃物で削り、薄い削掛けをたくさん作りだした祭具です。
形状も様々です。 -
これはな~に?
-
刀ではありません。
イクパスイという酒を捧げる祭具です。
先祖に酒などの供物をささげる際、人間とカムイの仲立ちをする役割を果たすものです。 -
酒を盛った漆器の椀にイクパスイを渡したうえで、イクパスイの先端に酒をつけて神にささげるのが儀式なんですね・・・
-
これは儀礼における男性の衣装です。
頭にはイナウをかぶるのですね。 -
男性の衣装を後ろから・・・
-
これは儀礼における女性の装いです。
頭に巻く布は、地域に寄って巻き方が異なるそうです。 -
女性の衣装を後ろから・・・
-
これはシントコですね。
先ほどチセで教えて頂きました。
食物を持ち運ぶために使われた漆塗りの漆器です。
和人との貿易で手に入れたものです。
各チセの北東の角にまとめて置かれていましたが、シントコの数が家の格を示すものとされていました。 -
これも祭具の一つです。
一つ一つじっくり見ていたらきりがない。。。 -
アイヌの方々の一生の紹介がありました。
子供は生まれてから数年後にその子の特徴をみて名を付けていました。
男の子は15歳で儀礼に携わり、男性の作法を覚えます。
女の子は15歳で刺青を入れ、女性の作法を覚えます。
父親が男の子に教え、母親が女の子に教え、文化や仕事が受け継がれていきました。
母親同士、父親同士が同じ家系の場合は結婚することができませんでした。
結婚式は儀礼に詳しい男性によって執り行われ、火のカムイをはじめとする多くのカムイにお願いの言葉を述べました。
多くの人々に囲まれる宴が行われ祝福される中、一つの鍋でつくった食事をひとつの椀に盛り、それを2人が食べることで結婚式は終わりました。
出産は火のカムイに守ってもらうため炉の近くの行われ、母方の家系や近隣の女性たちが出産を手助けしました。
人が死ぬと、近隣のコタン(集落)へ知らせを出し、別れを告げるために人々が集まりました。
あの世に行くときに道案内となる墓標をつくり、あの世での必要なものは、壊して持たせてやりました。 -
自然の素材を使ったゆりかごや子供の遊び道具です。
-
上のまじない用の紐や、真ん中の刀のつば、右はまじない用の刀。左はまじない用の矢筒です。
-
これは死者の装束です。
-
トリカブトなどの毒を使った仕掛け弓で捕えたクマ、キツネ、クロテンなどの毛皮は、重要な交易品でした。
しかし、明治になると毒矢で動物を捕ることが政府によって禁じられ、銃による狩猟に変化していきました。 -
春から秋にかけては、女や子供たちによって植物や木の実を採集し、このような網袋に入れて持ち帰りました。
冬の為の保存食にもなりました。
毒がある植物を見分けたり、調理方法、全部を採集しないで一部を残して再度採集できるようにしておくことなど、親から子に伝えられました。 -
これはアイヌが使用した板綴船です。
牡蠣を採集していたのだそうです。 -
いや~~
見どころ満載で見切れない・・・・
面白くて・・・ -
国立アイヌ民族博物館の2階からの景色です。
長時間博物館を拝見している間に雨は止んだようですね。 -
ポロト湖が綺麗に見えますね~
-
最後にミュージアムショップを見てあるいてウポポイをあとにしました。
この映画、俳優の宇梶さんのお母様の話です。
観てみたいな~
それにしても面白かった。
もっともっと「アイヌ語学習プログラム」や「丸木船体験」そして「調理体験」「楽器演奏体験」などの文化体験にもっともっと参加したかったです。
つづく
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