⑧オルヴィエートとチビタディバーニョレージョの絶景！！

2024/04/26 - 2024/05/06

2024GWイタリアトスカーナ、ウンブリア州ドライブ

使用車両　フィアットパンダMTハイブリッド
走行距離　1750㎞
燃費　19km/l
ナビゲーション　iphone map
使用データ量　４G

4月25日　フィレンツェ泊
4月26日　フィレンツェ　キャンティ街道ドライブ　アンティノリワイナリ　サンジミニャーノ泊
4月27日　サンジミニャーノ　ルッカ　ヴィアレッジョ　ピサ　サンジミニャーノ泊
4月28日　サンジミニャーノ　ボルテッラ　ボルゲリ　プンタアラ　モンタルチーノ泊
4月29日　モンタルチーノ　ブオンコンベント　アッシャーノ　サンジミニャーノ　アバツィアサンガルカノ　モンタルチーノ泊
4月30日　モンタルチーノ　サンタンティモ　マンチャーノ　カステリオーネドルチャ　サンクイーリコドルチャ　サンフランチェスコ　ピエンツァ泊
5月1日　ピエンツァ　パルコデルラーゴ　コルチャーノ　ペルージャ　アッシジ泊
5月2日　アッシジ　トーディ　モンテファルコ　スペッロ　アッシジ泊
5月3日　アッシジ　トレーヴィ　スポレート　オルヴィエート泊
5月4日　オルヴィエート　バニョレージョ　モンテプルチアーノ　コルトーナ泊
5月5日　コルトーナ　アレッツォ　カスッテリーナインキャンティ　グレーヴェインキャンティ　フィレンツェ泊　

ついに念願のイタリア本土の大地を堪能

キャンティ街道
狭くて曲がりも細かくアップダウンも多い　日本の田舎の峠道みたいなのに交通量は結構多い　しかもバイクは二人乗りなのに峠族みたいに走ってくる　センターラインもガンガン割り込んでくるし追い抜くし　ワイナリーとブドウ畑はたくさん通りすがるが景色を楽しむのは難しい

オルチャ渓谷
日本の最高の道たちをミックスした感じ　糸杉の並木はまさにここの景色　北海道大平原・阿蘇カルデラミルクロード・長野ビーナスライン・長野塩尻周辺・北軽井沢あたり　特に阿蘇カルデラにはよく似ていると思う　ワイナリーだらけ　どのルートに迷い込んでも美しい景色がみられる　道路の整備はよくない

ワイン
サンジョベーゼ系メイン　キャンティもモンタルチーノも酸味が魅力　ワイナリーの数は星の数ほどある
ボルゲリのカベルネメルロブレンド系は最高

食事
イノシシ＝チンギアーレラグーソース　手打パスタのピチ　熟成肉ビステッカ　サラミ　ペコリーノ　などが名物で文句なしにワインにマッチ　最高

エリア オルヴィエート(イタリア)

夕刻のオルヴィエート　ドゥオーモ。黄金色に輝き、荘厳でした。丘の上に築かれたオルビエートは、天空に浮かぶ絶景と歴史ある街並みから「世界一美しい丘の上の街」とも呼ばれているそうです。

オルヴィエート ドゥオーモ (カテドラーレ) 城・宮殿

オルヴィエートの大聖堂は、シエナとミラノと並び、イタリアゴシック建築の最高峰に数えられているそうです。ドゥオーモ前を走り去る赤いチンクエチェントを見て、この広場にクラシックカー並べられたら凄いだろうなと思っていました。

オルヴィエート ドゥオーモ (カテドラーレ) 城・宮殿

旅行を終えて2週間後に、イタリア　ミッレミリアが、このドゥオーモ前を走った事を知って、感慨深いものがありました。

オルヴィエートの夕食は、トラットリア　デル　モーロ　アローネ。

スターターは、アスパラガスのパイ。上に目玉焼きと黒トリュフがのっている。これが超絶美味！オルヴィエート　クラシコと合わせる。

デル モーロ イタリアン

これはウンブリアの郷土料理ポルケッタ。鶏肉にじゃがいもやきのこの詰め物。これはウンブリア　ロッソと。今宵も満足なディナーでした。

デル モーロ イタリアン

さて、翌朝、オルヴィエートのアンダーグラウンドツアーに参加です。紀元前９世紀頃、先住民族エトルリア人によって凝灰岩の丘の上に築かれたオルビエート。難攻不落の街が直面した食料と水の確保という弱点を克服するため、住人たちが掘り続けたのが地下洞窟だったそうです。井戸や食料の保存庫など地下にもうひとつの街をつくったのだとか。1970年後半、この断崖に亀裂が入り、街の地下に洞窟があることが発見されたそうです。これをきっかけに、地下洞窟の発掘が始まり、近年までに1,200以上の洞窟があることがわかっているとの事。

大聖堂前にあるオフィスでツアーを予約し、英語ツアーかイタリア語ツアーを選びます。ツアー開始時間に同オフィス前に集合すると、ガイドさんが引率してツアーがスタートです。いよいや洞窟の中へ。

ガイドさんの説明を聞きながら、洞窟を進んで行きます。洞窟の壁面は凝灰岩でできており、爪で強くこするとボロボロと崩れるぐらい柔らかさ。こんなに脆い土壌だから穴を掘るのも簡単だったのだろうと想像できます。

赤いのが地下洞窟。迷路のように張り巡らされています。

入り組んでいます。

エトリルア時代に掘られた井戸。

オリーブの圧搾機

さて、この穴が何かわかりますか。

この穴は、鳩の巣。「コロンバイオ」です。伝書鳩からも分かる通り、ハトの帰巣本能は卓越しています。そこに目を付けた中世のオルヴィエート人は、この洞窟内にハト小屋を作りました。朝目を覚ましたハトたちは洞窟の開口部から外に飛び出し、自ら食事しに行きます。そして夜にはきちんと帰宅。崖の上にあるオルヴィエートでは鳩肉が貴重なタンパク源で、現在でも鳩肉が名物料理にもなっています。ハト小屋には水盤を配備して掃除しやすくなっています。

地下から地上にもどる。

オルヴィエートは、ルイ14世が顧客だった「ロルヴィエタン」でも有名。25種類のハーブをブレンドし、1603年の誕生以来、秘伝の製法を守りつつヨーロッパ中で評判となったオルヴィエート発の薬用酒です。
その効用は胃の消化、鎮痛作用、腸内フローラの正常化、滋養強壮等があります。日本の養命酒みたいなものでしょうか。

ロルヴィエタンのお店。

なかなか魅力的なオルヴィエートの街を後にして、今回の旅行の目玉でもあるチヴィタに向かいます。インスタグラムで見て、なんじゃこれは～と気になっていた場所。それがウンブリア州から少し足を伸ばせば行けると知って、旅行に組み込みました。

それがコレです！チヴィタディバーニョレージョ！自分の目で見ることが出来ました。

チヴィタ ディ バーニョレージョ 散歩・街歩き

この長い道を渡って、街の中に向かいます。

チヴィタ ディ バニョレージョ 散歩・街歩き

入り口。

住民もおられるそうですが、多くは観光用のショップやレストランになってました。

こんな看板も。中国人も多く訪れるのでしょうか。

2500年以上前にエトルリア人によってつくられた都市ですが、台地辺縁部の崩落によってその上の建物が崩れる危機に常にさらされており、「死にゆく町」（il paese che muore）とも言われています。いずれ現在の街も崩壊して無くなってしまう悲しき宿命を背負った街でもあります。

再び、ウンブリア州に戻り。

トスカーナ州に再度入ります。

トラメズィーノ湖を臨むコルトーナに今宵は泊まります

ホテル　サン　ルーカ。

ホテル サン ルカ ホテル

とても眺めの良いホテルです。

キアーナの谷とテヴェレの谷を見下ろす高台に位置しています。

今宵の夕食はここ。ホテルで紹介してもらいました。

トラットリア　ダルダーノ。

賑やかです。

トリュフのタリアテッレ。香りが濃いです

ポモドーロパスタ。定番ですね。しっかり濃厚美味。

ミックスグリル。イタリア料理三昧もいよいよ明日で終わり。明日はフィレンツェに戻ります