空旅Short（もつ鍋の薫りに誘われて）福岡&太宰府の旅【４】１日目④ 取って返して「福岡」観光

2023/02/22 - 2023/02/22

大塚美術館・神戸の旅で一泊二日ながら充実した旅ができたことで味を占め、今回は飛行機で福岡・太宰府を旅することにしました。両方とも訪れたことがある地ではありますが、久々の再訪となるので過去の記憶との照合や新しくできたスポットの訪問など新鮮に楽しむことができました。また、いつもは見て回る観光が主な私ですが、今回は名物が目白押しの食処福岡へ「もつ鍋」を食べに行くという使命を課し、見事？果たすことができました。海外旅行では「食」を捨てていた私ですが、国内旅行は貪欲に美味しいものを食べて行こうという画期となった旅行となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（2/22）　羽田 ⇒ 福岡空港・・・博多・・・太宰府・・・福岡市内
2日目（2/23） 福岡市内・・・博多・・・福岡空港 ⇒ 羽田

エリア 福岡

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大宰府駅に戻って来ました。短い時間でしたが見どころを回れて満足です。

開店時に図らずも一番乗りで食べたラーメン屋には行列ができていました。やはり人気店だったようです。

さて福岡へ戻るとします。

行きと同様細面の西鉄電車に乗り、二日市乗換えで西鉄福岡へ。
（大宰府14:09 ⇒ 14:14西鉄二日市14:24 ⇒ 14:40西鉄福岡）

西鉄福岡から地下鉄空港線に乗り換えて．．．
（天神14:52 ⇒ 14:59西新）

4駅目の西新駅で下車します。

地上へ出ると通りには「サザエさん通り」という名が付けられ、サザエさんたちの銅像があります。何でも原作者長谷川町子がサザエさんのキャラを思いついたのが当時住んでいたこの辺りを散歩していた時だったとのことです。

さて福岡に戻り、まず来たのはこちら「福岡市博物館」です。
（福岡市博物館15:14～15:54）

ここに来た目的はこれ、志賀島で出土した国宝「漢委奴国王の金印」を見るためです。金印は暗い部屋に明るく照らされた状態で厳重に保管されていて、思っていたよりずっと小さなものでした。

印面の拡大がこちら。制作年は紀元前～紀元後あたりで正確には不明。出土したのは江戸時代、偶然志賀島の地元民が発見したというもので、大古のロマンを感ずる逸品です。

その他にも遣唐使船の模型や．．．

博多祇園山笠の山車などの展示があり充実しています。この後ミュージアムショップに立ち寄り土産に金印スタンプを購入しました。

福岡市博物館を出て次に向かうは百道浜に建つ「福岡タワー」です。ミュージアムショップの店員の方に福岡タワーの場所を訪ねると博物館を出ると直ぐ見えますよとのこと。確かに背が高いのですぐわかりました。
（福岡市博物館15:54 ⇒ 16:03福岡ﾀﾜｰ）

近寄るとでかいでかい。高さは234mあるそうです。

下から見るだけでは勿体ないので昇ってみます。入館料は800円、塔は高いが値段はそれほど高くはありません。
（福岡ﾀﾜｰ16:03～16:20）

高速エレベーターであっという間に展望台に到着。こちらは東側、人口減少時代の中福岡市は着実に人口を増やし、神戸市を抜いて5大市（東京特別区を除く）の一角を占めることになりました。高層ビル林立し、今朝ほど歩いた博多駅付近もそうでしたが、確かに勢いを感じる街です。

タワーの北の方角、海に付き出した菱形の建物群はMarizonという商業施設です。その先には海の中道の砂州と志賀島と思しき島影も見えます。

西側は室見川河口付近や郊外へ発展する市街地が見えます。

塔内にはラウンジなどもありますが先を急ぐのでひと回りしてすぐ降りてしまいました。
（福岡ﾀﾜｰ16:20 ⇒ 16:37元寇防塁）

続いて向かったのは「元寇防塁」、元寇の際造られた土塁です。市内に何か所か残っていますがとりあえず近場のところへ。西南学院大学の敷地に隣接したところにひっそりとありました。
（元寇防塁16:37～16:39）

不揃いな石垣が低く積みあがっています。実際はもっと高かったかもしれませんが騎馬部隊の侵略には多少歯止めにはなったかも。勉強したわけではないので解りませんが元軍が騎馬ではなく歩兵が主であったとすればそれほど役に立ったかどうかは微妙だと思います。

それでもこのような施設を作るのはお金、人足、時間もかかります。それでもこれらが短期間、しかも広域に造られたということは当時の為政者に元軍侵略の恐怖が刷り込まれていたからなのでしょうか。

一角には「元寇神社」もありました。合掌。

元寇防塁から途中ドンキがあったので夕食の酒つまみを購入し、西新駅から地下鉄で大濠公園駅へ。

言わずもがなですが、大濠公園は福岡城の外堀を利用した大濠池を中心とした都市公園です。大都市の中の水場は何とも落ち着くものです。
（大濠公園17:14～17:36）

大濠池を南北に分かつように島があり、それを石橋が結んでいます。

それでは渡っています。さすが福岡市の憩いの場、たくさんの人が散歩しています。

島の中から出っ張るように東屋が。とりあえず行ってみます。

和風というか少し中華風な感じもする東屋です。古代の人の気分になって池を眺めます。

細長い島はこんな感じで松の木が植えられていて歩きやすく整備されています。

大濠公園を北から南へ縦断し、福岡市街へ向かいます。