2024/05/02 - 2024/05/02
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迷い猫同好会さん
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ゴールデンウィークに東北をドライブしました。
東京脱出と帰還はピークを外したため、ほとんど渋滞にはあわず。
自分の行きたい場所かつ混んでなさそうな場所を巡っています。
そのせいか一部を除き大混雑には出会いませんでした。
初日は、
くりはら田園鉄道廃線跡
くりでんミュージアム
くりはら田園鉄道公園
栗駒山
須川温泉
横手(増田の町並み)
を巡りました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
夜、東京を出発。東北道を下り、東北地方のPAで仮眠。
朝8時過ぎに若柳金成インターを降ります。
金成は「かんなり」と読みます。
最初の目的地は、くりはら田園鉄道公園。
かつてこの地を走っていた鉄道の記念施設です。
開館は10時なので、それまで廃線跡を見ることにします。
探すまでもなく廃線跡は見つかりました。
スマホでグーグルマップと国土地理院の地形図を見れば何となくかつて線路があった場所が浮かんできます。
写真はかつて踏切だったであろう場所から撮ったもの。
レールまで残っています。
向こうには雪をかぶった山。栗駒山です。 -
次はどこか駅の跡でも見てみましょうか。
自分の頭の片隅にある記憶がわずかですが残っています。
記憶を頼りに駅の跡を目指します。
なんとホームも線路も残っていました。
駅の名は沢辺駅。
駅の反対側への道の確保のためか、駅の中に入れます。 -
ピカピカ過ぎて写真に映りにくいw
沢辺駅跡であることが記されています。
上のマークがかわいい。
栗が電車になって「くりでん」ということらしい。 -
頭の片隅にあった記憶というのはこれ。
駅前の中華料理屋さんです。
私は学生時代、仲間とともにこの線に乗ってこの地を訪れたことがあります。
そのとき、沢辺駅近くの飲食店に入った記憶があるんですね。
なにぶん昔のことなので断言出来ません。
あのときの仲間に写真を見せると思い出すかどうか。でもみんなもうろ覚えだろうなぁ…
と考えつつまだ見せていない。 -
くりでんミュージアムに向かいます。
入館料大人500円。くりでんミュージアム 美術館・博物館
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くりはら田園鉄道(くりでん)は、東北本線の石越駅と細倉マインパーク前駅を結ぶ路線でした。
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1921年開業、細倉鉱山の貨物輸送も行いましたが、鉱山の閉山、モータリゼーションの影響を受け、2007年廃止となりました。
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車両の展示もあります。
元名鉄の気動車です。
一時期は電化されていたこの路線ですが、1995年に気動車運行に切替えました。
「非電化化」って表現でいいのかな、変な感じだけど。
利用者減少→経費節減しよう→電化設備を廃し気動車に切替えよう、という理由だったかと思います。
もともと名鉄も同じ判断でこの気動車を導入したはず。 -
下に潜れます。
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車内に入れます。
自分はやりませんでしたがこんなのも。 -
反対側の運転台
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解説
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展示
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順路はいったん屋外に出ます。
貨車。
西武鉄道からやってきたとのこと。 -
屋外展示の後は屋内展示。
鉄道好きで知られるサクソフォン奏者の上野耕平さんのサインも見えます。
右下に何やら見えますが、ここ、くりでんミュージアムが登場するコミック(「初恋れーるとりっぷ」永山ゆうのん作)が掲載されています。
手に取って読んでみると…女の子同士仲良しうれしはずかし…(笑)
「まんがタイムきらら」ってそういうコミック誌なのか。 -
運転台
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硬券
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昭和28年のダイヤグラム。
鉱山発着のスジは貨物列車でしょうか。
どこで交換するのだろう…とかつい見ちゃいますよね。 -
平成7年のダイヤグラム。
「非電化化」された後のものです。 -
タブレット
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鉄道模型があります。
これがすごい!
くりでんの全線を模型にしています。
しかも春夏秋冬を描いています。 -
東北新幹線との交差部も
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pcの人は拡大してみてください。
ね、すごいでしょ -
係員の女性が模型が動くことを教えてくれます。
私がこの路線に乗ったことがあることを伝えると、たいそう喜んでくれました。
そしてこのモニタが面白い。
模型の車両からの前面展望です。 -
ミュージアムを出て、道路を渡ります。
そこにあるのは旧若柳駅。
こちらは無料で見学できます。若柳駅 駅
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若柳駅
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ポスター。
後藤久美子さんでいいんですよね? -
若柳駅
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ホームに入れます。
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駅名標
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車両が見えます。
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電車です。
電車運行時代はこういった車両が走っていました。
少し丸い前面の2枚窓。 -
ガラス越しに車内をのぞきます。
広告は「YAWARA」ですね。
谷亮子さん=ヤワラちゃんの元ネタはこのコミック、アニメだったはず。 -
側面。
M153の15は車体の長さ。 -
昔の電車はこんな扉もありました。
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こちらは気動車。
「非電化化」された後の車両。 -
エンブレム
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ナショナルって何!?って人も出始めているらしい。
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電気機関車。
凸型です。 -
最後にもう一度待合室。
広告のお店が存続しているのかとか、細けぇことはいいんだよ。(笑)
十分楽しめました。
車両も駅舎もこれだけ綺麗に維持管理するのは大変なことだと思います。
くりでんは動態保存もやっています。 -
これから秋田県へ向かいます。
太平洋側から日本海側への分水嶺越えです。
自分は鉄道ファンなので線路沿いのルートを思い浮かべてしまいますが、それじゃツマラン。
せっかくなので鉄道の並走していないルートをとってみます。
国道342号…陸羽東線の北、北上線の南と言えば鉄道ファンに分かるかな。 -
国道342号は部分的に酷道の表情を見せます。
もっともよほどのペーパドライバーでなければ問題ないでしょう。
登り詰めるとこんな景色が広がります。
ここが岩手と秋田の県境。そして太平洋側と日本海側の境目=中央分水嶺でもあります。
中央分水嶺は個人的なこだわりの一つです。
この峠は大きな駐車場が設けられ、栗駒山への登山口となっています。
そしてあちこちから湯気が上がってます。
ここは須川温泉。入浴しましょう。
県境を挟んで2つ日帰り入浴可能な施設があります。
秋田県側の温泉に入りました。
写真がそれです。須川温泉栗駒山荘。https://www.kurikomasanso.com/
綺麗な施設です。お土産屋も入ってます。
温泉に入ると…眺めは最高!
標高約1100mとのこと。
露天風呂に浸かりながら東北の山々を…
あ~来てよかった。須川温泉 栗駒山荘 宿・ホテル
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周辺をうろうろしましょう。
ここは以前も訪れたことがあります。
そのときは岩手県側の温泉に入りました。
景色を見るなら秋田側、素朴粗野な荒削りを楽しむなら岩手県側。そんな感じです。須川高原温泉 宿・ホテル
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温泉の匂いで包まれます。
ここは岩手県側。
さっき入浴した温泉の湯はやがて日本海に注ぎ、こちらの温泉の湯はやがて太平洋に注ぐのか…中央分水嶺マニアはそんなことを考えます。須川高原 自然・景勝地
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岩手県側の山の眺め。
須川ビジターセンター 名所・史跡
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国道342号を秋田県側に降りていくと、しばらく人家のない地を走った後、横手市増田に出ます。
町並み案内所「ほたる」に駐車場があります。
ここで資料をもらって町歩きをしましょう。
何軒かの古い家屋が公開されているので見学します。
以下、増田町観光協会のサイト内「まちなみと内蔵」より
https://masuda-matta.com/uchigura/
日本有数の豪雪地帯である秋田県横手市。その南東部に位置する増田は、成瀬川と皆瀬川が合流する地点に立地し、江戸時代以前より人と物資の往来でにぎわった地域です。両沢目で生産された養蚕や葉タバコのほか、様々な物資の流通に伴って増田は県内有数の商業地となっていきました。現在、商店街となっている「中七日町通り」は、明治の中頃まで「ホタル町」と呼ばれ、内蔵や裏庭など、家の奥にある施設に比べると質素な表構えの町並みであったといわれています。しかし、商業発展のゆえに、明治の中頃からは細部まで特徴的な正面意匠をもった大型の町屋が立ち並ぶようになり、秋田県内の商業地の中でも大型で特徴的な景観を見せるようになりました。町並み案内所 ほたる 名所・史跡
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倉庫
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こういうの好きです。
増田くらしっくロード 名所・史跡
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解説
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下のお二人は秋田県出身ですね。
特に真ん中の方はここ横手市出身。 -
薬屋さん
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薬屋さん。
象さんとカエルさんが同居。 -
書いてあるとおりフィギュアがありました。
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増田の町の民家は、それぞれ見どころがあります。
自分の印象に残ったのは、まちの駅福蔵(旧佐藤與五兵衛家)です。 -
倉につながってます。
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佐藤與五兵衛家
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佐藤與五兵衛家
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こ、これは…!?
歴史や地図が好きな人なら反応せざるを得ないでしょう。
私が説明するより見てもらった方が早いです。 -
ある時代の世界を記録していることは確かです。
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振り返ると階段の上には…
古い日本家屋って、陰影のせいか、置物や人形にハッとさせられることがあるんですね。
ちょっと怖いような楽しいような探検。
幼いころの田舎の親戚の家がそうでした。今じゃ建て替えて現代的な明るい構造ですが。 -
消える魔球だぞ!
使い過ぎると白けるから1回に何球までとかルールを決めておくんだぞ! -
こちらは喫茶店にもなっています。
お礼の意味も込めて、ぜんさいをいただくことにしました。
この神棚は、伊勢と月山とのこと。
待っている間に、お店の方が解説してくれました。
並んでいるのは珍しいらしく、文化庁の方が撮影していったそうです。 -
ぜんさい
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町並みを見ながら駐車場に戻ります。
この町は、山形新幹線、秋田新幹線のルートから外れ、幹線の高速道路からも微妙に外れています。
でも観光の候補から外してしまうのはもったいない。 -
今日の宿は、亀の井ホテル秋田湯瀬。
GWの谷間のせいか、あっさり予約できました。2食付き約12,000円くらい。そこを職場の割引で。
実は横手と湯瀬は同じ秋田県でも遠いのですね。そこは明日のスケジュールを考えて決めました。
もう一つ、湯瀬は東北自動車道とJR花輪線の通る狭い谷間にあるのですが、なぜか東北道のIC間距離が長い区間の間にあります。すぐ近くにPAがあるのに。
スマートインターくらい作れないのかな。亀の井ホテル 秋田湯瀬 宿・ホテル
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温泉はよかったです。
外気温も暑からず寒からず、露天風呂が気持ちよかった。
さて、亀の井ホテルは夜食の担々麺が名物のようです。
なかなか良かったです。
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