2024/03/19 - 2024/03/29
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ダイスケitさん
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4日目の朝食後、小さな島イソラ・ベッラを見るためタオルミナのホテルから10分程のベルベデーレ展望台まで散策。イソラ・ベッラはフランスの映画監督リュック・ベッソンの話題作「グラン・ブルー」の舞台となったことでも有名となっている。
ホテルを朝9時に出発して、世界遺産「シラクーサとパンタリカの岩窟墓地遺跡」の町、シラクーサへ。11時頃に到着後、まずはネアポリス考古学公園に隣接する考古学博物館を見学。公園内のレストランで昼食後は、同公園内のギリシャ劇場、天国の石切り場、ディオニュシオスの耳などを見物。夕刻早めのオルティージャ島根元のホテルにチェックイン後は、翌日の観光予定となっている黄昏のオルティージャ島をひと足早く散策した、長い一日となったが、盛り沢山の内容だった。
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シチリア島の世界遺産巡りへ。シチリア旅行は、新型コロナで行けなくなった4年前(2020年)のリベンジとなる。
2020年5月、個人旅行でマルタとシチリアを合わせて2週間の予定を組みフライトもホテルも予約済みだったが、すべてキャンセルを余儀なくされた。幸いにも、フライトもホテルもキャンセル料は発生せず経済的な打撃はなかったが、それ以来次のヨーロッパ旅行はシチリアと決めていた。4年経って歳を取ったからだけではないが、シチリアだけに絞ったツアーに参加することになった。その日程は以下の通り;
Day 1 : 羽田空港夜出発(イスタンブール経由)
Day 2 : 朝カターニア着、カターニア観光、カステルモーラ経由タオルミナへ、タオルミナ泊
Day 3 : タオルミナ観光、タオルミナ泊
Day 4 : シラクーサ観光、シラクーサ泊
Day 5 : シラクーサ観光、(フリータイム)ノート観光、シラクーサ泊
Day 6 : カルタジローネ観光、カザーレ別荘見物、アグリジェント泊
Day 7 : アグリジェント見物、モンレアーレ観光、パレルモ泊
Day 8 : トラーパニ観光、エリチェ観光、パレルモ泊
Day 9 : パレルモ観光、パレルモ泊
Day 10 : チェファルー観光、カターニア発
Day 11 : 羽田空港着
上記の日程で訪れる世界遺産は下記の6件となる。
・エトナ山
・ヴァルディ・ノートの後期バロック様式の町々
・シラクーサとパンタリカの岩窟墓地遺跡群
・ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ
・アグリジェントの遺跡地域
・パレルモのアラブ・ノルマン様式の建築群とチェファルー、モンレアーレの大聖堂
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- ターキッシュ エアラインズ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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朝食後の8時頃、ホテルを出て市民公園を通り抜けてベルベデーレ展望台へ。
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徒歩10分程で、ベルベデーレ展望台に到着。「ベルベデーレ」は、イタリア語で「美しい見晴らし」の意味とのことで、語感がいいこともあってウィーンの宮殿にもその名前が使われたりしている。
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その展望台から見下ろした光景。急な崖の下にある右側の突き出た小島がイソラ・ベッラだ。
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干潮時のみ島への通路が現れるとのこと。現在は文化財としての保護のため、島への立ち入りが禁止されている。
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展望台から振り返ると、タオル三ナの街並みの向こうにエトナ山が見える。
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朝9時にホテルを出発して、シラクーサ到着が11時頃。まずは、ネアポリス考古学公園に隣接する州立パオロ・オルシ考古学博物館の見学からとなった。
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モダンな建物だ。
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ガイドさん(シチリア在住の日本人女性)から案内パンフレットが配られた。残念ながら日本語版はないようだ。
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館内の案内板で、シチリアが紀元前8世紀頃からギリシャ植民都市として発展してきたことが述べられている。
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考古学地域から発掘された壺などが多く展示されている。
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発掘された壺。
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小さな彫刻群。
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いかにもギリシャ風の風貌の顔の彫刻(陶器?)。
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大理石のギリシャ彫刻像。
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これも大理石のギリシャ彫刻像。
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ガイドさんによると、ヒップアップの後ろ姿が美しいとのこと(笑)。
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馬の小さな青銅像。この馬の形は、シラクーサのシンボルとなっているとのことであった。
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これもギリシャ女性の趣きの彫刻(陶器?)。
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ギリシャの壺。
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ギリシャ神殿の模型も展示されていた。
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細かなレリーフが施された「アデルフィアの石棺」。
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横には、その石棺の詳しい説明板が置かれていた。
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博物館見学の後、ネアポリス考古学公園内のレストランで昼食のため公園へ。
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ランチの後、まずギリシャ劇場の見物へ。入口のオフィスも古代の建物の造りとなっている。
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ギリシャ劇場の見取り図。
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劇場内に入って行くと、立派な観覧席が目に入る。紀元前3世紀に作られたシチリア最大の規模を誇るギリシャ劇場(2番目は既に見物してきたタオルミナ)だ。今も現役の劇場で、公演のための舞台が設置されていた。景観的には少し残念(笑)。
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この観覧席は、石を積み上げたものではなく、斜面の石を階段状に削って作ったとのこと。
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残念なことにロープが張られており、これ以上先には入れなかった。
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観覧席の上方を見上げると、観覧席の後方に泉(水汲み場)が見える。
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観覧席と泉(水汲み場)の祠。
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劇場の最も高い位置まで上がって見下した風景。向こうにシラクーサの海が見えている。
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洞の中の泉は、豊かな水が流れている。この水は湧き水ではなく、水路で引いて来たもの。
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泉の前から見下ろしたギリシャ劇場。
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ギリシャ劇場見物の後は、天国の石切り場へ。シラクーサの町の城壁を作るために切り出された石切り場の跡だ。
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至るところ、広い洞窟になっている。
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洞窟の中には、現代風のモニュメントも作られている。
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天国の石切り場。
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天国の石切り場。
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天国の石切り場。
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「デュオニュシオスの耳」と呼ばれる、高さ25m、幅5~11m、長さ65mの石切り場跡の洞窟。シラクーサの僭主ディオニュシオス(「走れメロス」に登場する暴君)が捕虜をここに閉じ込め、上からその話を盗み聞きしたという伝説に基づいて名付けられているが、これは17世紀の画家カラバッジオの命名と言われている。
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「デュオニュシオスの耳」の説明板。
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「デュオニュシオスの耳」
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「デュオニュシオスの耳」
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最後に「ヒエロン2世の祭場」跡の横を通り、ネアポリス考古学公園の見物は終了となった。
この後、オルティージャ島の根元にあるホテルに向かう。 -
2連泊することになるグランドホテル・オルティージャのフロントデスク後ろの絵画。チェックインは夕方5時頃だった。
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夕食まで時間があったので、市内を散策した。バスターミナルに向かう時に見つけた馬の像。昼間、考古学博物館で見たギリシャ時代の発掘品で今はシラクーサの町のシンボルになっている像。数十倍の大きさに作られている。
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反対側から見た馬の像。
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一旦ホテルの前まで戻ってから、今度はオルティージャ島の方に向かう。
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海沿いにプロムナードが続いている。
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海の傍で湧き出ている「アレトゥーザの泉」。中に生えているのはパピルス。
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「アレトゥーザの泉」のすぐ横が海となっている。
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島の中央にあるシラクーサのドゥオーモ(大聖堂)。
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ドゥオーモ広場に面するサンタ・ルチア・アッラ・パディア教会。
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ドゥオーモ広場では、大道芸人のカップルがタンゴの曲に合わせてダンスを踊っていた。
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島内のメインストリート。
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通りの両側には、レストランやカフェの屋外席が並んでいる
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紀元前7世紀末の神殿の遺構、「アポロ神殿」。
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夕方7時過ぎから、ホテルのレストランで夕食。まずは、ビールから。モレッティというイタリアのビールの銘柄は、6年前に3週間のイタリアの世界遺産巡りを行った時に、良く飲んだ懐かしのビールだ。
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トマトクリーム仕立てのリガトーニ(ショートパスタの一種)。旅行中、毎食パスタが出て来たが、スパゲティはほとんどなくショートパスタが圧倒的に多かった。
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ポークのグリル。
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デザートのカッサティーナ(シチリア伝統のリコッタチーズのケーキ)。
翌日は、ガイドさんの案内でオルティージャ島の観光となっている。
(続く)
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