2024/05/17 - 2024/05/19
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nao520さん
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随分と前に行ったところの再訪。十三の王朝の都洛陽。恐ろしく人で混む牡丹祭の4月の時期は外し、夏はすごく暑くなるのでその前に行っておこうと思ってこの5月にしたのですが、既に昼間は35度を超えて夏並みに暑く土曜日午後の街歩きは不能に。午後の予定変更して涼しい屋内の古墓博物館へ。その後早めにホテルにチェックインして昼寝。夕方は龍門石窟の夜間拝観(夜遊)。日曜日は居心地が良かったホテルで若干ゆっくりして主にホテル近くの香山寺と白園へ。
龍門石窟の夜景拝観はとてもきれいで、ライトアップにより仏像がはっきりと陰影も深く良さが際立って見えてなかなかよいもの。夜間といっても特別な券があるわけでなく8時までに入場で9時までに延長しているだけです。ただ、龍門景区の構造上早く行きすぎても、一度景区を出ると再入場できないし、景区でやる事も限られる。気の利いた喫茶店があるわけでもなし。更に夏はかなり暑いと思われます。冬は逆にかなり寒い。
白園は漢詩白居易に興味ある人なら行って損はないでしょう。
5/17金 16:15 北京西 2021 洛陽龍門 泊 民宿一見客桟
5/18土 天堂明堂、洛陽古墓博物館、龍門石窟夜遊 泊洛陽東山賓館
5/19日 龍門石窟、香山寺、白園、16:25洛陽龍門 19:25 北京西
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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金曜日の夜 20:20 洛陽龍門駅着
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2本ある地下鉄が便利なので応天門駅まで。約40分弱
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駅を上がるとすぐ応天門で大撮影大会が繰り広げられていた。
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明堂天堂をバックに。
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応天門をバックに。
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応天門駅ごく近くの民宿。一見客桟。ほぼ寝るだけ。250元ぐらいでも評判のいいところ。
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イチオシ
ここの屋上テラスからは応天門、明堂天堂の夜景が間近に見えるというのがウリ。
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翌日朝の様子
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土曜日 09:50 まずは最も近い明堂から。宿から5分というのがいいね。
明堂天堂は洛陽に遷都した皇帝武則天時代に建築され執政、生活、信仰の場所であった。遺構発見が1977で発掘が進み2014年に再建されたので古いものではないが武則天の作った洛陽の都とその核心となる建築物がどう配置しているのかをみることができる。 -
10時前なのに、すでにとても暑い。向かいに見える応天門は武則天が皇帝を宣言したところ。中国で唯一の女性皇帝。近年中国ではその政治が再評価されていて武周の治という呼び名でその貢献が強調されている。
日本の遣唐使が唐にきた際はここで皇帝に謁見したという。 -
明堂の武后宝座
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ここで定期的に15分程度の表演がある。
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地下の基礎の中心部分。今あるこれらの建物は全て最近建てたもの。
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中には展示コーナーあり。武則天統治時に建築された。その後、玄宗皇帝が名前を変えたり紆余曲折、安史の乱を経て762年に完全に焼失。
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古代漢から清まで女性の口紅の塗り方がどう変化していったのかを示す面白い説明。
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武則天の時代(武周)の時代に国は大きく発展した。長安から684年に遷都した洛陽は650万人が住む大都会となった。
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これは併設の天堂。武則天が国庫をカラにしてまでして作った中国古代建築の最高傑作。この、建物が後世の中国建築に与えた影響は大きい。5階に見えるが実際は9階。北京の天タンより約1000年も前に建築されたと言うのはやはりすごいことだと思う。
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北京の天タンと違い内部は新しすぎて。まあ、これもあと1000年後には充分古いものになっているだろう。
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5階に見えたが、9階まで苦労して登ると洛陽の町が全て見渡せる。
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武則天が万国の客を接見した様子の図。高貴な出でもない武則天がどうやって皇帝になっていったか、その一生は極めてドラマチックなので何本も映画やドラマになっている。
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余りに暑いので向かいの応天門までも歩く気にならず。アプリで車を呼んで涼しいであろう洛陽古墓博物館へ。15分ぐらい。
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思ったより大きいのね。
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25の古墓を展示してある。思ったとおりひんやりしている。
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天井に描かれている様々な図柄
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河南省で出土発掘された古墓の壁画展もある。これらはオリジナルなので価値あるのではなかろうか。
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天界図っていうのは基本同じ柄なのだというのを知った。いつも鳳凰とカエル?と人物がいる。これは羽人というのか。
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西漢、つまり前漢のものなので2000年前って結構すごい。色が鮮やか。複製品とは書いていなかったので多分本物
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剥がして持ってきたのか。
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元の時代の古墓に描かれた夫婦図。墓の主お二人。
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楽隊も一人一人楽器が違って興味深い。この墓の主は音楽好きだったのだろう。壁画のほかにレンガに書かれた絵も多く展示されていたがそれは中国の多くの博物館で展示されている。当時の生活が偲ばれてついつい見入ってしまう。
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宋金時代の宴会の壁画の特徴は女子が非常に多いということ。宋以前、料理人は男性だった。宋の時代以降料理をはじめ給仕は女性が行うこととなり需要が増え、ここに女性重視の現象が起こり女の子が生まれるととても喜ばれたそうだ。
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副葬品以外、この辺りの遺跡からの出土品も多くはないがある。目についたのはこれで、かなり古い。BC2300-2600なので4500年ぐらい前。驚くのはこれは割れてない完全な形で存在している。
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敷地内にある元の景陵。
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深く潜っていく。
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墓室前の衛兵
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墓室
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もう午後2時。博物館前の参道というかつながっている道にある、程度のよさそうな飯屋で。ちなみにこの道は中国あるあるの、来る車と戻る車がぐちゃぐちゃになったカオスで酷い渋滞になっていた。食べながら眺めていたが20分は動かなかったと思う。もしそういう状態の場合は200mぐらい歩いた広いバス通りでタクシー拾うのをお勧めします。たくさんいます。
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この辺りで有名な涼皮と中華ハンバーガー。どこでもこのセットで食べる。
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暑くて歩く気もなくなり頭が痛くなってきたので予定を変えて予約済み龍門石窟近くの東山賓館にチェックインしてしまうことにした。古墓から直接タクシーで40分70元程度。洛邑古城、麗景門などはキャンセル。
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国際基準の5つ星でサービスもよかった。由緒ある一流ホテルの矜持を感じる。
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たくさんの免費サービス。こんなにもらっても。。きゅうりは暑い中歩きながら食べる用。
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テラスからは石窟が見える位置にある。
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涼しくなる日没前まで仮眠してホテルの電瓶車(カート)で石窟にアクセスできるところまで送ってもらう。5分。歩くと13分ぐらい。
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龍門橋から。18:30すぎでもまだ暗くならず日没は19:21分。
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ここも漢服コスプレ絶好の場所満載。太陽が山に隠れたので涼しくなってきた。
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石窟の開鑿は北魏時代の493年に始まった。その後約400年続き全部で2300の窟がある。北魏時代のもの30パーセント。唐のもの60パーセント。
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日没と同時に点灯
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昼間より中がよく見えると思う。
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対面の香山寺。今日は行けない。
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月がのぼる
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灯りがともると綺麗だ。みんな撮影に精を出す。
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ハイライトは盧舎那仏。
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右と左の像もなかなかの迫力で素晴らしいと感じた。
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夜の方が断然よかった。
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真ん中の盧舎那仏は武則天に似せて作られたといい、東大寺の大仏もこれをもとにしてあると団体ガイドが言っていたのを耳にした。もっとも、武則天は建築の半分の金額を寄付している。一方で前皇后と妃の四肢を切断して酒壺に入れて惨殺したりもしている。
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盧遮那仏を越えるともう石窟の階段を皆登らなくなる。
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イチオシ
漫水橋から
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対岸の観仏台から。
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石窟の景区を歩いて元の場所に戻ったのでホテルに電話して電瓶車に迎えに来てもらう。香山寺、白園は終了していたので見れなかったが、都合2時間以上はかかっている。
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10時に餐庁が閉まるというので急いで行ってオーダー。オススメの羊の酸辣湯はうまかった。ほうれん草が多すぎ。
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ホテルの4Fテラスは23時まで開いている。夜は暑くも寒くもないとても気持ちのいい気候でビールが美味かった。
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朝食棟
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朝食も食べ過ぎといっていいくらいに食べてしまった。
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今日も電瓶車で石窟の対岸まで送ってもらう。街中に出るつもりはもうなくそうすると時間に余裕があるので戻ってくるつもり。
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昨日は要領がわからず歩いたチケット売り場までの道を延々と歩いたが、今日は西北エントランスまでこれで行く。5分。歩くと35分。
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昨日夜来たので西山石窟地区は今日は流すだけ
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ホテルが見える
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盧舎那仏だけは登って見た。夜の方が魅力的だ。
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行ってわかったこと。景区の入り口は西北の服務区から入り龍門橋を左手に通り過ぎて真っ直ぐ1キロぐらい西山出口からこの景区を出る。すぐに漫水橋を渡り東山地区に行き、そのまま川沿いに歩いて香山寺、白園を見て東北服務区へ行くという一方通行が一般的。見学にかける時間により1時間から4時間。1時間では難しいかも。白園、香山寺の単独チケットはない。私が行った時は東山石窟区は開いていなかった。
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対岸から。
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香山寺。白居易、武則天もここを好んだ。
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階段を数百メートル登ると食べなくなる冷たいアイス。
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蒋介石の誕生日を記念して作られた別棟もある。
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鐘を着きたい人は20元払う。
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白居易の墓のある白園。白居易が晩年にかけて購入した洛陽履道里の邸宅は3000坪もあるもので、そこで彼は閑居と称して自適な生活を送った。竹林と池が特に好きだったのでこの白園もその趣向を組んで作られたのだと思う。
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何より樹木があるので涼しいのがいい。
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ここでお茶を飲みたくなるのは良くわかる。
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楽天台
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中にあるあまりかっこよくない白居易の像
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複製だけれども白居易が晩年洛陽履道里の居所で使用していたものということで興味あり。
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こういうのでお酒を飲んで詩を作っていたんだ。
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塚。
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白園は東山賓館の隣に位置しているので、また、電瓶車に迎えに来てもらいとりあえず麺を食べる。18元。
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16:25発の高鉄まで時間があるのでテラスティールームで石窟を見ながら休憩。15時まで。
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駅まではタクシーで20分。
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人口が多いのを実感するとき。イスは全然足りないイス取りゲーム。この国の生存競争の厳しさを感じる。奥ゆかしい民族では太刀打ちできない。
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この高鉄はちょうど3時間で北京に帰れる。20年ぶりの洛陽は前の記憶がほとんどないので比較できないが、観光地はコンパクトにまとまっていて周りやすいところで落ち着いた印象。タクシー料金も安い。行きそびれたところがあるのでまた来てもいいと思った町。
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