2023/01/24 - 2023/01/25
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からみもちさん
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ゼロコロナ政策転換以降初めての旅行。
登封→洛陽→開封の順で巡った。
どれも歴史ある場所で博物館も資料が豊富で、勉強になった。
春節休みだったので人が多く、普通の店も軒並み休みだったので、開いてる店がとても混んでて、貧相な食事が多くなった。
建物がどこも比較的新しいのが残念だったが、休みの雰囲気なんかは楽しめた。
春節の洛陽は博物館が予約でいっぱいで、大運河博物館なんかは3日先まで予約で埋まってた。洛陽博物館も翌日じゃないと行けなかった。観光客の多さに比べて観光スポットが少なめなのかもしれない。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
登封から洛陽へはタクシーで移動した。240元。
本当はバスで行こうとしたが、登封バスターミナルに12時ごろ行ったら、チケットがない、16時過ぎに登封経由で洛陽行きのバスが通過するからそれに乗れと言われた。
時間が先の上、通過するバスというので、4時間待って空席がないのを考えるとリスクが大きいので、とっととタクシーで行くことにした。 -
泊まったのはこの宿。
隋唐洛陽城公園と応天門の近くにあり、観光には便利。 -
泊まった部屋。春節価格で1泊300元くらい。
タタミ部屋。
中国の民宿ではタタミ部屋がよくあるが、井草で作った畳はなく、こういう一段高くなってて靴脱いで胡坐かいて過ごすスタイルになってる。 -
中庭にカフェもあって、おしゃれな感じを出してる。
しかしカフェには大した食べ物はなかった。 -
2階へ上がる踊り場で、どこかで見たような絵が。
毎度思うのだが、こういうのを見て、よーし来てみよう、となるんだろうか。 -
宿の近くにある応天門。
やたらでかいが再建されたものでとても新しい。
夜はライトアップされて奇麗。 -
隋唐洛陽城公園明堂天堂景区。入場料90元。
宿のすぐ西にある。 -
則天武后の時代に都が洛陽に遷都され、その時に建てられた。
ずっと地中に埋もれてたものを最近になって再建したらしい。 -
明堂。
武則天の時代に建てられ、わずか数年で焼失したらしい。 -
明堂の中。
ここでは、武則天の登庁の儀式を再現している。 -
明堂の基礎部分の遺構
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武則天時代の洛陽の都の再現ジオラマ
この時代の洛陽は、神都と改名され、区画も拡張されて最も繁栄していた。 -
当時の衣装を着て儀式をやってくれる。
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90元を払う意味がここにあると言っても過言ではない、というくらい他に何もない施設だ。
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登壇した。
時代劇であるような型通りのことを長々と述べている。 -
こちらは天堂。
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天堂に入ったところ。
奇麗な内装。
こういうところに金をかけてるから入場料が90元になるんだなあと思った。 -
天堂の基礎部分
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屋台もいろいろ出ていた。
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子供が太鼓をたたいてる。
休日感がある。 -
公園を出て、東へ向かう。
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麗景門。
応天門から地下鉄で2駅。歩いても行ける。 -
輪投げの屋台が結構出てた。
商品が独特。仏像なんかもある。 -
金魚とかハムスターとかまである。
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麗景門は周りの城壁まで含めてとても立派。
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「甕城」といわれる外門と内門の間の区画。日本でいうところの出丸。
四階建てのとても立派なつくり。
洛陽観光の名所で、人も多い。
この東には洛陽古城地区が続く。 -
麗景門にある三彩博物館。
博物館と銘打ってるが、ほぼ土産物屋。 -
2階には三彩焼が展示されてた。
唐三彩が有名だが、現代の洛陽三彩は、唐時代のと比べてだいぶ鮮やか。 -
モダンな感じで、これも洛陽三彩。
面白かったので、コースターあたりを買っていこうかと思ったが、手ごろなのがなかった。
というより、表面に凹凸が多くて実用的ではないなと思ってしまった。 -
門の内側。
古建築が並ぶ。食べ物屋とか土産物屋が多い。人も多い。 -
「不翻湯」という看板の店が多かったので、名物かと思って食べてみた。
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不翻湯と焼餅のセット。25元。
何故か昆布や小エビが入ってた。
味は美味しくない寄りの普通。 -
ひと際古そうな建物。
VR体験ができるとか看板が出てる。 -
横道には古物屋があった。
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鼓楼。
明清時代はここが城の中心だったんだろう。
やっぱり正月だからか、昔の服を着た女の子が多かった。 -
鼓楼の下から。
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馬の上半身が飛び出てる。
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こういう店がたくさんあって、昔の服のレンタルをしてる。
どの店もとても混みあってた。 -
さらに南東の方に、洛邑古城という観光地に行った。
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ここで昔の衣装を着て夜景をバックに写真を撮ることが恒例行事になってるようで、とにかく混み合ってた。これから夜になるとさらに混む。
有料区画は混雑で入れなかった。
明治神宮だと思えばこの混雑も納得できる。 -
とにかく写真撮ってる娘が多かった。
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洛陽古城の夜。
更に人が多くなってきた。 -
屋台の漢字で賑やかな看板。
どれも字を見ただけで味が想像でき、食べる気が起きない。 -
宿の近くまで戻ってきた。
応天門前の広場では、低い花火が上がってた。 -
提灯みたいな飾り物を売ってる。
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応天門。
綺麗にライトアップされてる。 -
明堂と天堂もライトアップされてる。
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新年廟会と書いてある。
お盆祭りの出店みたいに屋台が並ぶ。
でも夜は何の活動もなく、ただ店が並んでるだけ。 -
牛モツのしゃぶしゃぶを買ってみた。25元。
牛モツが串にささっていて、ごまだれにつけて食べる。 -
悪くはなかったが、ごまだれにつけないと味がなく、長い串で食べるのがとても食べにくい。
もっと浅い容器でたれと絡めやすい形であればまだましだった。
しかしそもそも味のない内臓を煮込まずにしゃぶしゃぶというのがよく分からない食べ物だった。 -
翌日は、まずこの古墓博物館へ行った。
アプリを使ってタクシーを予約したら、予約を受け付けただけで前の客を乗せたままグルグルしてるようなのに2回当たった。そういう状態でこっちからキャンセルするとキャンセル料取られるみたいだったので、本当に時間を無駄にした。
洛陽市街地は流しのタクシーもたくさん走ってたので、素直に手を挙げてタクシーを止めたほうがいいかもしれない。 -
春節を歓迎する飾り。
古墓博物館も基本的には再建した新しい建物ばかりだ。 -
洛陽周辺は古墳がたくさんある。
古墳の歴史説明や埋蔵品や壁画なんかが展示してある。 -
時代ごとの墓の構造とかも細かく解説してて、面白い博物館だった。
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洛陽近郊の古墓の玄室をそれぞれ再現している。
どれも似たような形で、素人目にはよくわからない。 -
婦人が扉の影から半身をのぞかせてる絵。
宋時代にこの絵を墓壁に描くのが流行ったらしい。
恩施の土司城でこの絵が出てきて、単純にユニークな絵だなと思って写真に撮ったが、まさかちゃんと由来のあるものだとはその時は思わなかった。
知らないことが多すぎて、変に知ったかぶりできない。 -
こんな風にして扉から半分出て写真を撮ってる。
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天界図。
前漢後期の墓から出土。
中が空洞のレンガに描かれている。
古代の壁画の題材には空想上の神獣なんかが多いらしい。
時代が新しくなるにつれ、世俗的具体的になる傾向があるようだ。 -
唐時代の壁画。
国際色豊かにラクダの壁画が描いてある。 -
墓の下り坂全体に大きな壁画を描くのが流行ってたらしい。
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坂に描かれてた壁画の切れ端。
サイズが結構大きく、地中にこんなのが埋まってたかと思うと壮観だ。 -
召使い女の図。九世紀の墓のもの。
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猫の絵。
宋時代にはこういう動物の絵が流行ったらしい。
やはり地上の流行と連動してる。 -
元時代の墓。
庶民の暮らしをレンガに描いている。 -
吉日高照壁画。
明時代のもの。 -
明時代の夫婦合葬墓。
生前の楽しかった風景を地中で再現して死後も楽しく過ごしたい思いが伝わる。 -
楽器奏者が描かれているレンガ。
賑やかな飾りだ。 -
宋時代くらいから、孝行息子のレンガで墓を飾り付けるのが流行ったらしい。
墓の中に入る人の願望で墓の中の世界が構成されてる感じはある。 -
展示はほぼ全て地下にされてて、地上は結構がらんとしている。
博物館の展示は他に類を見ないもので、新たな世界が知れたようで面白かった。
中原の地中は宝物だらけだな。 -
景陵。
北魏の宣武帝の墓。
この墓だけ本物、というかこの古墳の隣に作られたのが古墓博物館。 -
実際に下って墓の中の様子を見学できる。
整備されてて、壁画とかもなくてシンプル。 -
墓室入り口
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棺
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墓室から地上を見上げる。
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ゆっくり回って2時間弱で見終わった。
古墓博物館は敷地の広さのわりに、展示物は地味だった。
盗掘されて碌なものが残ってなかったのかもしれない。
しかし、壁画は当時の様子を伝えてくれていて、想像が湧いて面白かった。 -
帰りは路線バスで帰った。
百度地図に道路がないところに直線で案内が出てて、その通りに行ってみたら、道なき道があって、無事バス停に近道でたどり着けた。 -
その次は、洛陽博物館へ行った。
路線バスで南下し、洛河を渡った先にある。 -
向かいには植物園もあり、屋台も出てて結構にぎやかだ。
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臭豆腐と焼餅を食べた。
味はどこにでもある普通の味。 -
洛陽博物館。
予約が必要で、入場するのも列ができていた。 -
中は綺麗。
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特別提示は、永寧寺という6世紀に大火で焼失した寺院の発掘品だった。
史料にしかない伝説の寺院だったが20世紀にその遺構が発掘されたとか。 -
しかしその発掘品が地味だった。
本当に残骸みたいなものしかない。 -
最大の発掘品が、この仏頭の下半分だった。
さすがに専門家以外は興味を持てないような展示だった。 -
主催側も地味に思ったのか、唐三彩展を併設してた。
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常設展示は、洛陽周辺の出土品。
仰韶文化時代の土器。
歴史があるのでさすがに展示品が豊富だった。 -
西周時代の銅爵
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前漢時代の陶器の家の模型。
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後漢時代の陶器。
鮮やかな絵が描かれている。 -
曹休の墓の出土品も若干展示されてた。
曹休は、三国時代の魏の武将。 -
やはり盗掘されていて、大したものは残ってなかったらしい。
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西晋時代の人形。
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ここまで見て、閉館時間ということで追い出された。
まだまだ外が明るいのに。 -
追い出された人たちが一斉に出てくる。
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孫悟空と子供
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帰り道で寄った公園で、周公旦の像があった。
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横に回ってみると意外に奥行きがあった。
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公園には謎に男たちが集っていた。
中国ではままある光景。 -
周王城天子駕六博物館。
「天子駕六」とは、王だけに許された六頭立ての馬車のこと。
この広場で、周時代の六頭立ての馬車が今世紀になって発見されたらしい。
3000年以上も前のものだから本当にすごい。
時間が遅かったので見れなかったが。 -
宿に帰ってきた。
中庭のカフェでコーヒーを飲んだ。
残念ながら食事は大したものがなかった。 -
近くのスーパーで、カップ麺を買ってきた。
河南名物の麺のカップ麺。 -
モチモチしてて美味しかった。米麺なのかな。
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