2024/05/11 - 2024/05/11
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旅するんさん
この旅行記のスケジュール
2024/05/11
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ねじりまんぽ
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蹴上インクライン
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蹴上船溜
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旧御所水道ポンプ室
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南禅寺・三門
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南禅寺・水路閣
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最勝院
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とよ寿司
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琵琶湖疎水記念館
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京都市国際交流会館
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この旅行記スケジュールを元に
美しい新緑の季節、京都南禅寺の水路閣が観たくて、
蹴上駅からお散歩しました。
琵琶湖疎水の歴史が知りたくなり、
琵琶湖疎水記念館に立ち寄りました。
歴史の詳細や、先人の強い決意や、ご苦労などが忍ばれて
思い出深い一日となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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JR山科駅から東西線に乗り換えて、蹴上駅へ。
1番出口から出て、南禅寺へは右方向です。 -
歩いて行くと、すぐにこちらのトンネルが見えて来ます。
アーチの上には、、さすが明治遺産!
右から左に「雄観奇想」の文字が。
見事な眺めと思いも寄らない優れた考え という意味なんだそう。
明治2年、東京への遷都によって、
人口が減り産業も衰退していった京都。
未来を見据えて、京都を復興するために
琵琶湖から京都に水をひく、これは明治時代には思いも寄らない奇抜な
アイデアだったのでしょうね。
計画したのが、第3代京都府知事の北垣国道氏☆彡
疎水工事以前、京都と大津間の輸送と言えば、人馬によるもので、
大規模な輸送は難しく、
疎水工事によって、水路を開き舟運送を可能にすることが京都の発展に
欠かせなかった。
琵琶湖から長等山などを彫り、トンネルを抜け山麓を通って蹴上へ。
蹴上からインクラインで高さ35mの急勾配を下り鴨川経由で京都市内へ。
山々を貫いて20㎞を水路で結ぶ壮大な大工事。
舟運送、水道用水、灌漑、防火用水を担う総合開発でした。
知事に工事を任された土木技術者は田辺朔郎氏21歳。☆彡
若き技術者はアメリカの先進の技術を取り入れるために駆け回り
日本で最初の事業用水力発電を完成させました。
そして、トンネルの前には、「ねじりまんぽ」の立て札があります。
「まんぽ」とはトンネルの昔の言い方だそうで・・・ -
ここは、三条通りから南禅寺に向かう煉瓦の小さなトンネルで、
インクラインの下を直角ではなく、斜めに通されています。
斜めに通すことで、
舟の荷の重さでトンネルが崩れないようにしたのです。
さらに、強度を保つために煉瓦を斜めに積む、ねじりまんぽ技法が
使われているそう。田辺朔郎氏が製作。☆彡
確かにねじった様に積まれているのが、解ります。\(◎o◎)/! -
南禅寺側からみた「ねじりまんぽ」
こちら側の文字は長い年月が過ぎて、読み取れません。(+_+。)
興味深いので調べると、「陽気発處」と書かれていたらしく、
朱子の「陽気発する処・・・精神一到 何事も成さざらん」から用いて
いるそう。
すべては京都の未来のために・・・
なんとしても!と強い意志が感じられます。
読み取れる様に修復される価値があるのではないでしょうか。 -
「ねじりまんぽ」を出てすぐに、坂道を登ると、
こちらの蹴上インクラインに到着です。
琵琶湖疎水上流の蹴上船溜と下流の南禅寺船溜を結んだ傾斜鉄道で
582mの距離です。
舟運送の衰退で、昭和23年にインクラインの運行は休止されていますが
土木遺産として、京都の文化財になっているそう。
今ではレールの両側に桜並木が続く名所で、大人気ですね。
落差が30m以上あるため、
水路を繋ぐことが困難なため、レールを敷き舟ごと運ぶ傾斜鉄道に
なっていたのです。
この道は、後から行く琵琶湖疎水記念館(南禅寺船溜)まで続いています。 -
Uターンして、蹴上船溜の方へ歩いて行きます。
写真には撮りませんでしたが、近くには琵琶湖疎水の工事で
亡くなられた方の慰霊塔がありました。
明治の時代の疎水工事は、殆どが手作業、足場も危険な大変な難工事。
名前を残すことなく、奮闘され亡くなられた方の功績もあって、
一大プロジェクトの大偉業が、成し遂げられたのかと・・・
まさに、明治の「プロジェ○トX」
密やかに小声で読んで、エークスと伸ばして言ってしまいそう。
N○Kの感慨深い番組風に(^_-)
慰霊塔を見て、
名前も知られず大偉業を達成させた「無名の戦士たち」☆彡
のご苦労に思いを馳せました。
大きく輝く天空の星の様に名を残された偉人さんは勿論、
そうでなくても、奮闘された方々全てに感謝です。 -
蹴上船溜
水路と陸路のつなぎ目。
疎水を行き交った船が台車ごと疎水路に入る仕組みで、
荷下ろしする必要がなかったのですね。 -
インクラインの仕組み
直径3mのドラムにロープをつけて台車を引っぱる仕組みです。 -
更に奥の景色を大神宮橋の上から、パチリ。
ここは、琵琶湖疎水船の乗下船場になっています。
桜咲く頃には、沢山の観光客が利用するんでしょうね。 -
旧御所水道ポンプ室
防火用水を御所に送るための建物だとか。
高圧で送水するために、高所にある蹴上まで水を引いたのです。 -
もっと、アップにすると、煉瓦と石材仕様の平屋です。
屋根には明かり取りのドーマー窓があり、バルコニーもあって
なかなか素敵。桜の季節はさぞ美しや~。
赤坂離宮も手がけた片山東熊氏と山本直三郎氏が設計。 -
奥のトンネルもアップ。
大津までの水路の旅。
桜の季節に、いつか乗ってみたいものです。 -
橋の上から、インクライン方向を振り返りパチリ。
水陸の境目が見えます。 -
少しもどると、インクラインのそばに
水力発電の送水鉄管があるようです。 -
蹴上水力発電送水鉄管
遠方には、京都の街が見えていて、
京都の発展をもたらした明治時代の方々の偉業に感嘆。 -
「ねじりまんぽ」まで戻り、南禅寺・水路閣方面へ。
風情のある京都らしい通りです。
この時期の、一際目立つ赤い紅葉は 「ノムラモミジ」でしょうか。 -
途中に東照宮金地院の裏門が見えていました。
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さらに進むと、東照宮金地院のメインエントランスです。
今日は南禅寺を目指しているので、重要文化財ですが、
素通りしました。 -
南禅寺の三門に到着です。
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南禅寺三門
階段で登れるのですね。
歌舞伎で、ここから満開の桜を眺めて大泥棒の石川五右衛門が
「絶景かな、絶景かな。」と言った台詞は有名ですね。
桜咲く季節に登ってみたいものです。 -
南禅寺三門
立派な柱です。 -
南禅寺三門から。
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南禅寺 法堂
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南禅寺 法堂 天井の龍
龍は、空中を飛んで雲や雨を呼んで、稲妻を放ち
仏法を守護してくれるとして、崇められているそうです。 -
そして、南禅寺の南東方向にある水路閣へ。
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南禅寺・水路閣が見えてきて、感激。(☆。☆)
明治レトロな洋風の水道橋です。
青紅葉が美しい季節の水路閣☆彡素敵です。 -
南禅寺・水路閣
人が途切れたので、もう一枚。 -
このアングルは撮影中の人が絶えません。
なかには、座り込んでタイミングを待つ人も(~_~;)
なかなか無人にはなりません((^_^) -
南禅寺・水路閣
全長93.2m 高さ13m程の煉瓦造りのアーチ橋
こちらも、田辺朔郎氏の設計デザインです。
琵琶湖疎水の工事を任された若き技術者さんですね。
京都の復興、発展、近代化だけでなく、ローマの水道橋よりも美しい(笑)
美建築のアーチの水道橋を、遺して下さりありがとうございます。
そして水路閣の目的は、、、
京都御所専用の防火水路として、防火用水を高圧で送水出来るように
高所の蹴上まで汲み上げるために琵琶湖疎水の分線として、
完成されたなんて、流石です~。 -
南禅寺・水路閣
木々が日陰をつくってくれて、ヒンヤリした空気感。
この坂をまっすぐに登ると・・・ -
最勝院と書かれた寺院がありまして、
南禅寺の最も奥に位置しています。
ここは、人が居ません。
中には入らずですが、門前の青紅葉が美しくて、
良い季節を実感できます。
晩秋の紅葉も素晴らしいそうで、時間が許せば立ち寄りたかったです。 -
どこから眺めても、南禅寺水路閣は美しい。(☆。☆)
水路閣の上を歩きたいので、来た道を戻ります。
少し戻れば、左側に階段があります。 -
南禅寺・水路閣
階段が2カ所ほどあって、水路閣の上へ登れます。 -
登った所から見えた水路閣。
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回り込む様に登り、右側の水路閣の上の景色です。
水の流れを見ることができますが、柵があるので進めません。 -
南禅寺・水路閣の上
左側へは歩いて行けます。
実際に少し歩いてみましたら、水の音がしてとても涼やかな
心地良いがお散歩が楽しめました。そのまま行くと
お昼に行くお店が遠くなるので、お散歩は数分だけにして、戻りました。 -
来た道を戻り、水路閣再び。
階段を降りるときにパチリ。 -
下から水路閣をアップ
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青紅葉を入れてパチリ
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紅葉している木を見つけて、パチリ。
名残惜しさを感じつつ、お昼ご飯のお店へ。 -
岡崎公園の近くの「とよ寿司」さんで、海鮮丼を頂きました。
岡崎通りから1本脇道に入っているからか、並ばずに入れました!
岡崎通りのお店はどこも、20人以上並んでいました。 -
帰る時には、行列ができており、
海外の方もチラホラいらっしゃいました。 -
京セラ美術館を通りぬけると、日本庭園に金ぴかのオブジェが。
金ぴかのお花の親子で、なぜか、ルイ・ヴィトンの上にのっていました。 -
京セラ美術館
どんな催しを開催中なのかも確認せずに通り抜けました。 -
平安神宮参道の大鳥居
慶流橋の欄干も朱塗りで絵になります。 -
南禅寺船溜から流れてくる岡崎疎水沿いを歩きました。
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南禅寺船溜
噴水があり、奥は動物園です。 -
琵琶湖疎水記念館
南禅寺船溜にあり、見学しました。
琵琶湖疎水は大津~京都伏見までの20㎞の第1疎水。
第1疎水の北側のトンネルの7,4㎞の第2疎水。
蹴上から分岐し北白川までの3.3㎞の疎水分線があります。
第1疎水は5年間で完成したとのこと。
明治時代の手作業で大がかりな工事を短期間で行えたのは、
日本で初めて竪坑を採用しトンネルの両側に掘り進める方法を行ったからで、
掘り進む時の大量の地下水などの多くの苦難を乗り越えて成し遂げられました。
すべては京都の未来のために・・・
経済、産業、文化など今日の京都の礎となった壮大な一大プロジェクトに
京都在住ではないですが、京都好きなので、感謝、感嘆です。 -
琵琶湖疎水記念館 界隈の地図
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琵琶湖疎水記念館に展示されていた南禅寺・水路閣の設計図
使われた煉瓦の数は1450万個とか・・・ -
琵琶湖疎水記念館から南禅寺・船溜が見えています。
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琵琶湖疎水記念館の展示
高所の蹴上からインクライン(傾斜鉄道)が南禅寺・船溜まで
続いているのが解るミニチュア模型です。 -
水力発電に使われたペルトン式水車。
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スタンレー式発電機も展示されていました。
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インクラインの終点。
南禅寺船溜の噴水がみえます。
最初に行った蹴上の船溜からここまで、
桜の季節にお散歩したら素敵でしょうね。 -
次に訪れたのが、京都市国際交流会館。
ウクライナ支援が掲げられています。 -
今日は、14時半からお琴の演奏会があります。
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イベントホールはこちら。
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琴・三弦・十七弦・尺八の生音をゆっくりと楽しみました。
十七弦は初めて聴いたのですが、ハープに近い様な音色で新鮮でした。
雅やかな京都らしい邦楽の世界でした。
琵琶湖疎水の歴史に思いを馳せ、
先人のご苦労に感謝・感嘆したお散歩は1万3000歩、
健康的な一日でした。
最後までご覧下さりありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ホーミンさん 2024/12/16 13:05:08
- まさにプロジェクトX!
- 旅するんさん
こんにちは。(^o^)
びわこ疏水を眺めながら暮らして、半世紀近くになります。蹴上のこの辺りって、若い頃から大好きなんですよね~。特に初夏の水路閣が。
数年前にびわ湖から蹴上まで、舟に乗って下りました。都が東京に移されて、このままではいけないと一大奮起して造られたびわ湖疏水。旅するんさんがおっしゃるように、当時のプロジェクトXですね。うんうんそうだわ!と頷いてしまいました。( *´艸`)舟に乗ったとき、ガイドさんからいろんなことを学び、感動したのを覚えています。明治になってから岡崎に平安神宮が出来た理由も、後れ馳せながらあの時知りました。
和楽器の演奏会は、行ったことがないです。1度行ってみたいなと思いました。
- 旅するんさん からの返信 2024/12/18 16:57:52
- RE: まさにプロジェクトX!
- > 旅するんさん
>
> こんにちは。(^o^)
ホーミンさん
こんにちは!
>
> びわこ疏水を眺めながら暮らして、半世紀近くになります。蹴上のこの辺りって、若い頃から大好きなんですよね~。特に初夏の水路閣が。
ホーミンさんの地元でいらっしゃるんですね。
初夏の青葉の頃の水路閣は本当に美しくて感動しました。
桜や紅葉の頃も素敵でしょうね!!
>
> 数年前にびわ湖から蹴上まで、舟に乗って下りました。都が東京に移されて、このままではいけないと一大奮起して造られたびわ湖疏水。旅するんさんがおっしゃるように、当時のプロジェクトXですね。うんうんそうだわ!と頷いてしまいました。( *´艸`)舟に乗ったとき、ガイドさんからいろんなことを学び、感動したのを覚えています。明治になってから岡崎に平安神宮が出来た理由も、後れ馳せながらあの時知りました。
>
舟下りも素敵でしょうね!人気すぎて人が多すぎるのが心配ですが・・・
プロジェクトXに同感して頂き、嬉しいです(*^o^*)
> 和楽器の演奏会は、行ったことがないです。1度行ってみたいなと思いました。
お友達から頂いたチケットでの演奏会でしたが、とても風雅で素敵でしたよ。
返信が遅くなり、すみません。コメントやいいねを頂き、ありがとうございました。
旅するん
>
-
- たらよろさん 2024/05/20 20:55:53
- とても良いお天気ですね
- こんばんは、旅するんさん
この辺りの風景…。
私、大好きなんですよねー。
ねじりまんぼの一種独特な雰囲気も好き。
なんだか異国感もありますよねー。
そんな雰囲気を引きずっての水路閣も良いです。
一方で南禅寺や平安神宮の和な感じも素敵だし…。
最高のお天気の中、13000歩♪
楽しめて良かったー。
たらよろ
- 旅するんさん からの返信 2024/05/23 10:50:04
- RE: とても良いお天気ですね
- > こんばんは、旅するんさん
>
> この辺りの風景…。
> 私、大好きなんですよねー。
> ねじりまんぼの一種独特な雰囲気も好き。
> なんだか異国感もありますよねー。
> そんな雰囲気を引きずっての水路閣も良いです。
>
> 一方で南禅寺や平安神宮の和な感じも素敵だし…。
> 最高のお天気の中、13000歩♪
> 楽しめて良かったー。
>
> たらよろ
こんにちは、たらよろさん
この辺りの風景…。
>私、大好きなんですよねー。
そうなんですね!とっても、風情のある所があちらこちらに
あって、私も大好きになりました。
なんだか異国感もありますよねー。
そうですね。煉瓦やアーチ好きなので(笑)
以前から行ってみたかったんです。(*^o^*)
京都は行く度に好きになる、歴史に溢れる古都で、
大人気すぎて、インバウンドの方も増えすぎ?
なのが心配になってしまいます。
京都に住まれていると、大変な事もあるのかも、ですが、
旅行者としては、華やいだ気持ちにもなり、楽しめました。
コメント頂きありがとうございました。
旅するん
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