
2024/05/11 - 2024/05/17
112位(同エリア284件中)
すなふきんさん
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新疆ウイグル自治区の西、最も有名な街といえばカシュガル。パミール高原の麓にあり、イスラム文化色の色濃い美しき辺境の街。知り合いの駐在員に紹介されたカラクリ湖の風景に魅せられやってきたが、果たして天候に恵まれ目的を達成できるでしょうか。
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おはようございます。元気な一日の始まりは朝食から。ということで車内販売のモーニング弁当をいただく。
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ウルムチのホテルの部屋にあったUCCのドリップコーヒーを楽しみながら、荒涼な車窓を眺める。あんなローカルホテルに備えられていたことが驚きだがありがたい。
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なんとなく昭和レトロな趣を感じさせる食堂車。大して惹かれるようながメニューはない。
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もうすぐカシュガル。街の手前の線路沿いには葡萄畑が広がっている。
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カシュガルに到着。トルファンより心なしか涼しい。
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駅を出る時の検札がやや厳しかったが、「観光か?」「仕事は?」など大した質問ではなかったので楽勝で切り抜けることができた。
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とりあえずタクシーで翌日の辺境通行証をもらいに行く。ど田舎のはずだが、近代的なタクシープールが地下に設けられていてびっくり。
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通行証発行は昼間は休みらしく仕方がないので一旦ホテルでシャワーを浴びてから時間潰しで観光することに。カシュガルでは安心のメルキュールに滞在。
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香妃園にやってきた。正式名称は「アパクホージャの墓」ですが、清の乾隆帝に献上されたとされるウイグル族の妃、香妃にちなんで名付けられた。
香妃墓 (アパク ホージャの墓) 建造物
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その香妃の悲しき?人生を描いた歌劇を観賞する。
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ストーリーが面白かったが、ダンスはウルムチで見たショーと区別がつきにくく、見るのはどちらか一つで良かったな。
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ショーの後は公園内を見物。まずは屋上が展望台になっている博物館へ。
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中では当時の生活が垣間見える。
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中国各地の観光地にある蝋人形はどうしてこんなにリアルなのか。
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モスクではなくお墓。17世紀頃からこの地域の政の実権を握っていたイスラム教白山派の著名な指導者アパクホージャとその家族が眠る。
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左右にミナレットがそびえるイスラム式建築は本当に美しい。残念ながら入口は工事中。
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敷地内は保存されたイスラム建築が立ち並んでおり、なかなか見応えがある。
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こちらはモスク。モスクは全てスライムが建物が乗っていると思いきやそんなことはない。
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静かに見学したら社会見学の学生たちが現れにわかに騒がしい。
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天井には色鮮やかなイスラーム様式の彫刻が施されている。
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青いタイルが敷き詰められた門。これぞ中央アジア、イスラームの趣よ。
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しなった細竹で作られたアーケード。暑い日差しを避けるための伝統的な工夫だという。
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よほど暇なのか知らないが店員が売り物の絨毯の上で倒れ込むようにして寝ている。
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今度こそ通行証を!窓口が1つしか開いておらず、30分ほど時間がかかったが、欧米人たちと一緒に並んで無事に受領できた。
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タクシーでサクッと旧市街の広場へ戻ってきた。モスク観光の前に遅めの昼食を取ることにする。
カシュガル旧市街区 旧市街・古い町並み
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モスクの近くに何とも良さげな雰囲気のレストランが。ラグメン食べたい。入店しましょう。
エイティガール寺院前 ウイグル食堂 地元の料理
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バラの香りがする紅茶を飲みながらラグメンを待つ。
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見た目にも鮮やかなカラフルなラグメン。少し辛めのソースがまたたまらない。絶対ニンニク臭いんだけど、やっぱクセになる。
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カシュガルの中心にあるエイティガールモスクにやってきた。1442年頃に建てられ、新疆だけでなく中国全土でも最も大きなイスラム教の礼拝寺院として知られている。正門の高さは12m、左右のミナレット(尖塔)は18mで、壁面には細密な文様が彫り込まれている。
エイティガール寺院 寺院・教会
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門をくぐると本堂までは少し距離があり、その広大さに気付かされる。なんといっても南北140m、東西120m、面積1万6000mの巨大な寺院なのである。
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寺院内部には庭園や礼拝堂があり、イスラム教の祭日であるローズ祭やクルバン祭には、2~3万人もの者がここを訪れるという。
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なお、礼拝中は一般観光客の立ち入りが禁止されている。この時は礼拝前だったので内部も含めてじっくり見学できた。
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総面積は1万6000平方メートルで、3万人が一度に礼拝できるほどの広大な空間がある。
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モスクを出ると騒がしいので見に行ってみると楽しげなストリートパフォーマンスがをやっていた。
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銅製品を軒先で作る職人たち。急に爆ぜたりもするだろうし、火傷が絶えなさそう。
カシュガル職人街 散歩・街歩き
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キラキラと美しく凝った模様の銅製品は特産として売られている。
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カシュガルのコンビニは7ではない、8なのである。
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ナンだというが日本で親しむインドのそれとは違い堅焼きのパン。ジャムを塗ったり、調味料で味変して楽しむ主食のようだ。
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男前のニキたちが次々と生地を練り込み釜で焼いていく。
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散策していると街角で何やら美味しげなモノを作っているオジンを発見。
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カラフルでおしゃれなコーヒーショップを発見。ここで一休みすることに。カシュガルにはコーヒーショップが少なく希少なのだ。
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バリスタで淹れた瓶入りのアイスコーヒー。少し酸味があって爽やかな感じ。
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漢民族とは全く違う文化圏であることは色使いから感じられよう。
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あまり生活感を感じない路地も。反抗的な住民たちは移住させられてるのかと勘繰ってしまう。
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カシュガルでも肉包子はソウルフード。食べ歩きにも良いサイズ感。
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奇抜な模様のこの球体。カボチャではない、メロンである。食べてみたい。
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すっかり商業化されたカシュガル古城。バザールとは書いているが大通りには中華式サイズのエストランや商店が並ぶ。
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ただ通りの両脇に屋台が軒を連ねており、非常に賑やかしい。ウイグル文化圏にいるという雰囲気は十分に味わえよう。
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さっきの奇抜な模様のメロンも入ったフルーツポンチをいただく。まったり甘くてなかなか良いやん。
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ダチョウの卵が食用で売られている。どんな味がするのか興味はあるが、一人で食べる勇気はない。
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民宿の中庭でダンスに興じるスタッフ。ウイグルのダンスは陽気で良いね。
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もう夕暮れ。最後は観光地化され、取り壊しを逃れてかろうじて生き残っている高台民居へ。
高台民居 旧市街・古い町並み
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路地の雰囲気も何とも西域的である。
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住居の遺構が保存されている。土や石で作られた伝統的住居。衣装を着込み、入り込んで写真撮影をする不届者もやはりいる。ただそれを撮影業者が勧めるから何とも。
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遠く新疆の西の果てに沈む夕陽が美しい。
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焼物の工房があった。シンプルな色合いながらも中央アジアらしいデザインが素敵な窯。
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この道50年で焼き物を作り続けているおじさん。記念に一品購入した。
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美女を集めてカラオケをライブ発信している。MCはコタツに座りミカンを食べてながらであり自由過ぎる。誰が何を歌うのかでモメにモメ、グダグダだった。
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中国新疆にカシュガルあり。カシュガルに来なければ新疆に来たとは言えない。
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22時頃になってようやく夜の帳が下りてくる。そろそろホテルに戻って明日のツアーに備えるか。
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薄い空気で気分が悪くなった時に備えて酸素ボンベを2つ買っておく。雑貨屋で探していて中々見つけられなかったが、なんと薬局に売ってると教えてもらった。
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うむメルキュールのモーニングは安心感がある。元気な一日の始まりはやっぱり朝食から。
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目的地はバスに乗って3時間くらいの距離。自分以外は全員中国人。どアウェーのど辺鄙なところへ向けて出発。
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途中休憩。遠く雪山が見えてきた。ここから先はパミール高原の奥地、辺境そしてキルギスタンへと連なる道をいく。
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赤土の岩山をくぐり抜け、標高を上げながらどんどん雪山に近づいていく。
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荒々しく赤い岩肌が続く。岩の色は標高が上がるにつれだんだん黒っぽくなっていく。
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外国人は検問で一旦降ろされ通行証とパスポートチェック。かわいいガイドさんが付き添ってくれるがこれには外国人料金ということでいくらか追加費用を払っているからな。
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一つ目のスポット、白沙湖に到着。標高の高い場所ではあるが、一応レストハウスみたいなものもある。この辺りは露店やキッチンカーも充実しており酸素缶は標準価格で売られていた。何が充填されているかは分からないけど。
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柵を乗り越えるなと書いているのに、人の迷惑を考えない中国の田舎者。そこまでして写真が撮りたいのか、撮りたいんだろうなあ。
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砂漠のような白砂の中に現れる湖は絵画のような美しさ。これは人生で見た湖で最も美しいかも。
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相場の信頼感を保つため一応定価を設定しているが、やはり崩壊しており言い値である。
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ヤクに混じってラクダも。こんな標高が高いところでも大丈夫とは知らなかった。
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雲一つない晴天に、波が立たず穏やかな水面。大陸の真ん中でここまで碧を感じることがあるだろうか。
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標高7500mを超えるムズターグ・アタ山とコングール山の麓に広がる草原の中にある湖。ここの標高は3600mだからまだ倍もあるのか。
カラクリ湖 滝・河川・湖
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たくさんの旅行社がたくさんのツアー客が連れてきておりガヤガヤしている。中国人でも連れてきてもらわないと絶対辿り着けないような場所やからね。
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標高7546mのムズターグ・アタ山を背景に佇むカラクリ湖。我目的達成セリ。
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こちらは標高7649mのコングール山。万年雪を頂いた高峰を背にした青い湖は、美しいのひと言。ただ湖の周りはヤクやラクダやらの糞が散らばっており強烈に臭い。
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夏場はキルギス族の移動住居が出ていて、遊牧民の暮らしを垣間見ることもできるという。ただ、この時見れたのは暮らしというより観光客向けのヤクを連れて小銭を稼ぐ連中ばかりだった。
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民族交流を推進しようというスローガンと監視カメラ。
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こんなところにもキッチンカーが来ていてコーヒーだの軽食だのを販売している。
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疲れた身体にアイスクリームは沁みるわ。高山病反応が出てきた。糞臭さも相まって頭痛い。
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サービスエリアで休憩タイム。標高の低いところに下りてきて一安心。
→Vol.4に続きます
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旅行記グループ 新疆ウイグル 七日游
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