2024/05/11 - 2024/05/17
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すなふきんさん
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摂氏40度を超える気温。灼熱のトルファン。クムタグ砂漠の西端で干上がったロプノールに思いを馳せる。トルファンでツアーの参加したことであこがれの楼蘭があったという場所に最も近づくことができた。今回は一日だけの滞在となったが、次に来る機会があれば、別のツアーで古城遺跡などを巡りたい。
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おはようウルムチ。昨晩エリアの計画停電があって、朝になっても復旧しないもんだからひどい目にあった。高層階で階段で下りることもできず、電動制御のトイレは流れず、さらにはホテルから高鉄駅には送迎してくれるのだが運転手からは他の迎えの予定などもあってずっと急かされる始末。何とか間に合って良かった。
ウルムチ駅 駅
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気を取り直すためには飯だ。ウルムチを中心に店舗を広げる馬三元の牛肉ラーメン。高鉄駅の中にありながらデカい寸胴鍋で本格的なラーメンをやっている。
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11元のかけメンの近い老?牛肉面。刻んだ牛肉が少しは入っている。しっかり煮込まれたコクのある牛骨スープがたまらない。元気な一日の始まりは朝食から。
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ウルムチであろうが高鉄駅の雰囲気は何も変わらない。1時間弱高鉄に揺られてトルファンに向かう。
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道中果てしなく広がる風力発電設備を見た。一基一基は相当な大きさで、設置のスケールが日本とは違いすぎる。やはり国土の広さの違いだろうか。
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トルファン北駅に到着。この駅の北側にはトルファン空港があり将来的に直結しようとしているのだと思うが、まだ工事中のようだ。
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駅の周辺には思ったよりも何も無く荒涼とした大地に殺風景な街並みが広がっている。ここでトルファンツアーのガイドと合流。
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ツアーセンターには売店だけでなく、火焔山のジオラマなどが展示されており、この辺り地形について学ぶことができる。
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温度計は既に40度を超えている。まさに火焔山。
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灼熱の太陽に照らされる山肌がゆらゆらと燃えているように見えることから火焔山という名前が付いた。かつてシルクロードを東西に旅した人たちも見ていただろう景色。
火焔山 山・渓谷
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長安の都から天竺まで西へと旅をする三蔵法師の一行は、途中異常な暑さに遭遇する。火焔山を越えなければ西へと進めない。火を収めるには鉄扇仙人が持っている「芭蕉扇」という扇が必要だという。
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実はこの辺りは海抜マイナスなのである。山肌に海抜0メートルの印がされているという。砂漠の上、盆地になっているので異常に暑いのだ。
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あまりに熱いので昔ながらの新疆アイスクリームいただきます。
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焼けた砂でゆで?卵が作られている。面白い。
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砂漠の中に小川が流れ、その川沿いが緑地になっている。平地は灌漑され、葡萄を育てている様子。乾いた大地の中の癒しの風景。
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火焔山で温められたタマゴを食べる。土の塩分?が少し浸透し、じっくり熱が加えられた感じで美味。1個5元。
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なんかよく分からない色々な宗教をごちゃまぜにしたようなテーマパークがあった。かつて淡路島にあった「謎のパラダイス」のようなものか。
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ここでランチ。大型のレストラン。活気があり賑わっている。
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ポロとか烤包子など、あらゆる新疆料理が揃っている様子。ここの名物は黄面という素冷麺らしいがあまり惹かれないのでパス。
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何かよく分からないが魚が燻されている。この内陸の砂漠の街で魚を見るのは中々新鮮。
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ラグメン(25元)と羊肉串をいただく。これぞ新疆という家庭料理でこの店味は間違いない。羊のホルモンまでたっぷり贅沢に使われたスペシャルな一品!
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フルーツもいただく。特にメロンは特産なだけあって甘みが強くて美味しい。1つ2元。
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出発までフラフラ散歩。トルファンの家庭では軒先で葡萄を育てている。さすがオアシスの街。
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景区の地図。中国人旅行客には映える写真が撮れるとかなんとかで最近人気らしい。
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生活している人はほぼいないようで昔の集落の民俗村のような場所として解放されている。
吐峪溝麻扎村 観光名所
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清の時代に作られたモスク。今はもう使われていないが庶民的な趣を残す貴重な建物。
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周りに森林がほぼないので稾と土で作られた民家がデフォルト。作り方は大昔からあまり変わってなさそう。
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高台から眺める集落。かつての生活感は朧げに残るものの実に荒涼とした風景である。
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観光エリアの集落を抜けると、何やら遺跡のような一帯が現れた。この辺りは住居ではなく、お墓の跡地だった様子。
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誰も手入れしなくなり打ち捨てられた様子。生活が営まれていた頃は、祠ももっと色鮮やかな感じだったのだろうか。
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ラクダがクソだるそうにモグモグしている。おそらく45度くらいありそう。さすがに暑いんやろうな。
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ゴツゴツした岩肌が露出した渓谷。結構な高さがあるがこれも写真じゃ分かりにくいな。
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もうこの景色も食傷気味。この後は砂漠。同じような景色だったのかもしれないがミスって遺跡に行かないツアーコースにしたことが悔やまれるわ。
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そしてクムタグ砂漠にやってきた。他のツアー客はここがメインだったようでキャッキャ言っている。遺跡見学を逃した私は正直砂漠なんてどうでのいいのだが割り切って楽しむしかない。
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砂のテーマパークなので色々とアトラクションが揃っている。敦煌の鳴沙山と同じようなものか。
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エリア内は結構広いのでバスカートに乗って移動する。
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なぜかアメリカンバイクが置かれている。砂にタイヤが埋まって動けないやんか。
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砂漠もひとしきり眺めたら割と退屈になってきた。暑いし。一人でのツアー参加はこういう冗長的な時間が発生すると辛いものです。
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もうせっかくなので砂漠を爆走するバギーに乗ることにした。130元で砂山の上まで行くAコースもあるが、160元払って展望台まで行くBコースの方がオススメということでそちらにした。
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思いのほか爆走でスリルがあり楽しすぎた。ただ運転手のアドリブでちょいちょいコースアウトするのだが、砂山から転げ落ちそうで事故とか無かったのか気になるところ。でも、この危険極まりないバギーに乗れたことはある意味貴重な体験だった。
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Bコースの折り返し地点はこちら。繁忙期であればこの辺りに人が溜まって写真を撮りながら、折り返しのバギーの順番待ちをするのだろう。今は誰もいないので、乗ってきたバギーで帰るのみ。
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果てしない砂漠。この向こうに古代の国、楼蘭と消えた湖、ロプノールがあると思うと鳥肌が立つ。
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市街地側を望む。山と海の日本から出ることがなければ、こんな砂に覆われた広大な世界で暮らしている人がいるということを知らないまま一生終える人も多いだろうね。
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ツアーが終了し一路トルファンへ。マッサージ屋でシャワーを浴びて寝台列車に乗ろうとしたが、残念ながら市街地には行かないということ。仕方がないので駅前のちっぽけな食堂で冷えたポロを食べる。
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夕暮れのトルファン北駅。目論見が崩れてここで3時間程度、列車を待たないといけない。
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特にやることもないので待合室でスマホを充電しながら、ビール飲んで待つ。シャワー浴びたかったな。
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日付が変わる頃になってカシュガル行きの列車がようやく到着。
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そしてすぐ寝る。謝謝トルファン!
→Vol.3に続きます
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