2024/04/12 - 2024/04/20
156位(同エリア728件中)
stedさん
およそ3年半ぶりに長距離の旅に出かけました。
今回のツアーでは、タシケントで1泊した後、ウルゲンチ空港経由でヒヴァに入り、ヒヴァからはバスでブハラ、シャフリサブス、サマルカンド、タシケントと回りました。
アシアナ航空を利用し、往路は中部国際空港からソウル経由でタシケントまで、復路はタシケントからソウル経由で成田空港に帰ってきました。
ツアー参加者は20名で、タシケントの空港で合流し、成田空港で解散しました。
韓国の航空会社がタシケントまで飛んでいるのは、元々ウズベキスタンには韓国移民が多いからだそうです。
そう言われると、ウズベキスタンには韓国ブランドの車や建設機械など多く見かけました。
どの街も旧市街のイスラム教施設やキャラバンサライなどのシルクロードを偲ぶ建物がきれいに復元されていて、特に青いタイルを多用したモスクなど息をのむほどの美しさでした。
雨に見舞われたところもありましたが、概ね天候には恵まれ、青空にブルーのタイルが映えて、その美しさは一際目立ちます。
道中は殆どバスでの移動になりますが、道路事情が悪く、途中で立ち寄るトイレもお世辞にもきれいだとは言えません。その点は日本のトイレ事情が抜きんでてきれいなことから考えるとどこでも大きく変わらないと思えば、我慢の範囲内でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- アシアナ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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ブハラのホテルで朝食をいただきました。
メニューは豊富で野菜やチーズなど新鮮で美味しかったです。 -
ホテル前の風景です。歴史的な建物に囲まれた立地で雰囲気も良いホテルでした。
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ブハラからシャフリサブスに寄って、サマルカンドに移動します。
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ウズベキスタンで道路沿いに多く見かけるメタンガスのスタンドです。
メタンガスを使うエンジンの自動車も多くあるようですが、エンジンの傷みが早いそうです。 -
移動途中で、道路標識の上に鳥が止まって休んでいるのを見かけました。
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移動中に見かけた石油精製工場です。
日本なら沿岸部にあるのでしょうが、内陸国なので平原に忽然と現れます。 -
道路脇に牛が放牧されているのを随所で見かけます。
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日本でも見かける光景ですが、果実栽培などが盛んで、これは杏の畑のようです。
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ブハラからシャフリサブスまで途中で休憩しながら、およそ5時間かけて走り、まずは腹ごしらえで、昼食になりました。
こちらは前菜で、野菜やチーズが美味しかったです。 -
こちらは定番になりましたナンです。
パンのように厚みもあって食べ応えがあります。 -
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シャフリサブスは、14世紀に中央アジアの軍事的指導者だったアミール・ティムールの生まれ故郷です。
ティムールは支配者になった後、どこよりも大きな建造物を建てました。
夏の宮殿とも言われる「アク・サライ」です。
これは城門で創建当初は6本のミナレットがあり、現在38mの塔は倍以上の高さがあったそうです。 -
創建当時のタイルが残っています。
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アミール・ティムールの銅像です。
ティムールは建築家としても有名だったそうです。 -
シャフリサブスの遺跡群はきれいに整備された、とても広い史跡公園の中にあります。
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こちらは「瞑想の家」と呼ばれるドル・ティラワット建築群です。
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ドル・ティラワット建築群にあるミナレットです。
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ウルベルグが自分の子孫のために建てたグンバズィ・サイーダン廟です。
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タイルでイスラムの言葉が書かれています。
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グンバズィ・サイーダン廟には4つのお墓が並んでいます。
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修復したことがわかりますが、天井までとても美しい模様です。
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こちらはティムールが埋葬されるはずだったドル・サオダット建築群にあるハズラティ・イマーム・モスクとジャハンギール廟です。
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ジャハンギール廟の半地下になった部屋にティムールが埋葬されるはずだったお墓があります。
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ジャハンギール廟の周囲には墓地が残っています。
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ジャハンギール廟はティムールが息子のために建てたものだそうです。
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シャフリサブスからサマルカンドに向かって、デコボコ道を進みます。
道中に見える家々は乾燥煉瓦を積み上げた家がほとんどです。 -
標高2000mを超える峠道を進みます。
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サマルカンドが近づいてくると標高の高い山々が見えてきました。
トルクメニスタンからタジキスタンとの国境にある天山山脈の西端の山で冠雪も見られます。 -
シャフリサブスから7時間かけ、ようやくサマルカンドに到着しました。
まずは夕食を食べるため、レストランに直行しました。 -
ラストランの中はこのような感じです。
団体観光客の利用は少ないようです。 -
テーブルセットがこの旅行になかで一番豪華でした。
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野菜たっぷりのサラダです。
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パイ包み焼きです。
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マンティと呼ばれる小籠包のような食べ物でサワークリームを付けていただきます。
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ラグマンと呼ばれる麵入りスープです。ラーメンに近い食感です。
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ナンです。
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アプリコットのフレッシュジュースです。
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ベイクドチーズケーキです。
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夜9時過ぎにホテルにチェックイン。部屋は広くて快適でした。
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バスタブは浅かったですが、しっかりお湯に浸かることができました。
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サマルカンド・ブルーで有名なサマルカンドで最初に訪れたのはグル・アミール廟です。
ティムールの孫ムハンマド・スルタンのために建てられたそうですが、ティムール自身や孫のウルグベクなどもこの地に埋葬されています。
現存するミナレットは2本ですが、元々は4本あったそうです。 -
こちらはグル・アミール廟の門です。
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こちらの門から廟までは元々つながっていたそうです。
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門と廟の間は広い中庭になっています。
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アミール・ティムールの肖像画です。
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廟の中は金ぴかで、ダブルスキン構造になっています。
またドームは八角形になっていて、8つの扇を開けると天国に入れると言われているそうです。 -
棺がいくつも並んでいますが、ティムールの棺は真ん中の黒い小さな棺です。
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修復の跡がわかる壁面です。修復にも多くの金が使われたそうです。
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グル・アミール廟のタイル画です。
青さが際立つだけでなく、細かくてとても美しい模様です。 -
グル・アミール廟にある地下のお墓に通じる扉です。
残念ながらカギがかかっていては入れません。 -
外壁のタイルです。
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外壁全体を見ると見事なタイルの壁になっています。
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グル・アミール廟からウズベキスタンのシンボル的な場所とも言うべきレギスタン広場に来ました。
6つの主要な交易路が交わる中央アジアの中心的な場として、レギスタン広場を囲むように、左から順にウルグベク・メドレセ、ティラカリ・メドレセ、シェルドル・メドレセの順に3つの神学校が並んで建てられています。 -
こちらが17世紀に建てられたシェルドル・メドレセの全景です。
シェルドルとはライオンを意味し、正面のアーチには虎にしか見えないライオンがシカを追う様子が描かれています。 -
ティラカリ・メドレセの内部です。
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ドーム部分も本当に息をのむような美しさです。
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ウルグベク・メドレセです。右側のミナレットに上れます。
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自由時間にウルグベク・メドレセのミナレットに上りました。
こちらがミナレットに通じる通路です。 -
階段は狭く、大人一人がやっと上れる幅で手すりを握りながら上ります。
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ミナレットの上から眺めるサマルカンドの街並みです。
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ミナレットの階段にある窓から見たドームです。
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ウルグベク・メドレセの中庭です。
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こちらもウルグベク・メドレセの内側です。
サマルカンドブルーを物語る青さです。 -
お昼ご飯は「SIRIUS」というレストランでいただきました。
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こちらではナンではなく、バゲットでした。
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野菜サラダに生春巻きのようなものが付いていました。
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ひよこ豆の入った野菜スープです。
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メインディッシュは肉と野菜のソテーです。
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チョコレートクリームの入ったケーキです。
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午後はシャーヒ・ジンダー廟に行きました。サマルカンドにイスラム教の布教のために現れたムハンマドのいとこクサム・イブン・アッバースのために作られた霊廟です。
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こちらは門から廟群に向かって続く階段で、上りと下りの段数を数え、同じであれば天国に行けるという言い伝えがあるそうです。
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こちらはクサム・イブン・アッバース廟です。
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入り口の扉はかつて金・銀・象牙で装飾され、「天国の扉」と呼ばれていたそうです。
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廟の内部はとても細工が細かく、絢爛豪華です。
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こちらは廟の中にある木製の窓の細工です。
とても細かくきれいです。 -
一番奥がこの廟群の様式を決定したとされるフジャ・アフマット廟です。
左側はティムールのお気に入りのお妃の廟トゥマン・アカ廟、右側が先ほどのクサム・イブン・アッバース廟です。 -
こちらはティムールの妹のシリンベク・アカ廟です。
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二つのドームを持ち、ウルグベクの天文学の師と言われるカズィザデ・ルミの廟と言われています。
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1404年にティムールの命によって建てられたイスラム世界で最大のモスク「ビビハ二ム・モスク」です。
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ビビハ二ムという名前はティムール最愛の妃の名前に由来しています。
青いタイルがとても美しく、わずか5年で完成させたそうです。 -
ビビハ二ム・モスクの中庭にある巨大な書見台ラウヒです。
これは4代目の君主ウルグベクが贈ったもので、現存する最古のコーラン「ウスマン・クラーン」を置いたものとされています。 -
きれいなドームです。
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最後に「ショブ・バザール」でドライフルーツや陶器などの買い物をしました。
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観光客、市民の買い物の場になっています。
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陶器は模様が細かくて、色彩がとても美しく、目を奪われてしまいます。
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サマルカンド2回目の夕食は民家レストランでいただきます。
野菜はカットしていない姿のまま出され、驚きました。 -
サマルカンドのプロフ(ピラフ)です。
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サマルカンド2日目の午前中はアフラシアブの丘に向かいました。
バスを降りてウルグベク天文台の跡に向かう途中でパンを売っていました。
ツアーの皆さんと一緒にいただきましたが、温かくてモッチりしていてとても美味しかったです。 -
ティムールの孫ウルグベク像です。
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こちらは発掘された天文台の跡で、ウルグベクはここでの恒星観測を元に1年を365日6時間10分8秒と推測しました。現在は365日6時間9分6秒とされ、その技術が大変性格だったことを物語っています。
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こちらは天文台跡の隣にある博物館です。
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博物館には天文台跡にある六分儀の模型が展示されています。
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サマルカンド最後の訪問地はアフラシアブの丘にある博物館です。
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これは7世紀頃に描かれたフレスコ画です。古代ソグド人領主の宮殿跡から発見されたそうで、婚礼の行進や中国人や朝鮮人との交易の様子などが描かれているということです。
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これらは土器です。
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鉄器などです。
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アフラシアブの丘は13世紀のチンギスハーンの侵攻で破壊されるまでは街があった場所で、今もユネスコによる発掘が進められているそうです。
この写真の辺りからフレスコ画が発掘されたということです。 -
お昼ご飯はこちらのテラスレストランでいただきました。
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肉と野菜のソテーです。
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揚げ春巻きのような感じです。
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ナンとパンです。
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チーズと野菜のサラダです。オリーブも入っていて新鮮です。
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青菜とじゃがいも、ミートボールの入ったスープです。
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シシャリクと言われる炭火焼きの肉で、シシカバブとも言われます。
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チャイです。
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アイスクリーム添のケーキです。
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いよいよ最後のタシケントに向けて移動します。
これは途中で立ち寄ったトイレの周りにあるお店で見たドライチーズです。
塩辛く、いろいろな種類があります。 -
このような峠道を越えていきます。
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鉄塔に巣を作るコウノトリです。
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アムダリヤ川と並ぶウズベキスタンの大河「シルダリヤ川」です。
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サマルカンドから5時間かけてようやく最後の訪問地でウズベキスタンの首都タシケントに到着しました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- Takashiさん 2024/06/18 10:06:06
- 旅行先の一致にビックリ
- stedさん
おはようございます。
ウズベキスタン旅行に出かける前に、先達たちの旅行記を読ませて頂き、予習しました。stedさんの旅行記は情報が詳しく、写真が美しく、とても参考になりました。ありがとうございます。
帰国してから、また読ませて頂き、改めて感心しました。ウズベキスタンの前はどこへいっていらっしゃるのだろうとスクロールすると、コロナ明けの海外は台湾、コロナ直前の海外はアイスランドで、全く同じでした。しかも私たちが、いずれも少し後に訪ねています。
名古屋圏に住み、南極経験もある(私は大分後ですが)と、背景が同じですとこうなるのかもしれませんが、とにかくびっくりしました。このささやかな驚きをお伝えできればと、お便りしました。
突然のお便り、失礼お許しください。
Takashi
- stedさん からの返信 2024/06/18 21:05:04
- RE: 旅行先の一致にビックリ
- Takashiさん
こんばんは、stedです。
メッセージをいただき、ありがとうございます。
早速Takashiさんの旅行記を拝見しました。
ずいぶん辺境の地に行かれていることに驚きました。
私は60か国近く訪ねていますが、あまり辺境の地には行っておらず、
特に子どもが小さい頃は物見遊山の旅をやめて、ビーチリゾートばかり
訪ねていたので、メジャーなところばかりになっていました。
勤務先を定年退職する時期にコロナの感染拡大が重なってしまい、
この4年ほど旅行から遠ざかっていたので、再開したばかりです。
仕事を続けながらなので、あまり加速はできませんが、少しずつ
遠い国への旅をしていこうと思っています。
Takashiさんの旅行記も拝見しながら次の旅行を計画したいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。
sted
- Takashiさん からの返信 2024/06/19 12:35:09
- RE: RE: 旅行先の一致にビックリ
- stedさん
ご返信いただき、有難うございます。
私達の旅行先に辺境の地が多くなりましたのは、定年退職して、次の勤め先に移ってからで、完全退職してからは、辺境の地の割合がさらに増えました。stedさんの今後のご旅行先も、とても楽しみですね。
私たちはそろそろ海外よりも国内にとなっておりますが、どうぞ今後ともよろしくお願い致します。
Takashi
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