雨晴海岸と高山古城の桜／桜満開の北陸の旅①

2024/04/07 - 2024/04/08

北陸割を利用して富山と福井へ。

ちょうど桜満開の時期に当たり、旅行中どこに行っても美しい桜に出会えました。

えきねっとの30パーセント割引を使えば、富山までは名古屋より安く行けます。

東京から近い割に、インバウンド客がほとんどいなくて、快適に旅行できる地域です。

ただ、福井は福井駅に自動精算機がなかったり、ホテルが他の北陸の都市に比べて割高（同じ価格帯のホテルに比べて設備が劣る）のが難。

北陸新幹線が開通したばかりなので、これから期待したい県です。

まずは前半富山編から。

エリア 富山市(富山)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

10:48東京発の北陸新幹線で富山へ移動。
車内で東京駅で買った30品目弁当。

歳を取るとこのくらいのカロリーでも太るんですよ。
筋肉ないから。

左側の車窓から立山連峰が見えてきました。

富山駅に午後1時頃に到着し、駅前の宿泊予定のホテルに荷物を預けて、富山港線で岩瀬浜に向かいます。

富山港線の駅は、JR富山駅の北口側にあります。

富山駅 駅

路面電車の路線図。

富山駅から24分の岩瀬浜で下車。

岩瀬運河を渡って、旧北陸道を目指します。

初日は晴れていたので立山連峰がきれいに見えました。
この日に雨晴海岸に行っとけば良かったと後で後悔。

環水公園から水上バスでも来られます。

観光地の岩瀬エリアは、北前船で栄えた明治時代の建物が残っているエリアです。

写真は「森家土蔵群」。
森家は岩瀬の五大家のひとつの廻船問屋です。

北前船廻船問屋「森家」 名所・史跡

旧北陸道の街並。

旧北陸道(富山県小矢部市) 名所・史跡

五大家筆頭の旧馬場家住宅。

旧馬場家住宅 名所・史跡

旧北陸道を抜けて東岩瀬駅へ向かいます。

途上、いたるところに桜が咲いていました。

東岩瀬駅は大正13年に開業した駅舎で、かつての富岩鉄道の駅でした。
他の駅舎はライトレール創設時に取り壊されたそうですが、この駅だけ残されているそうです。

内部は待合室になっており、往時の写真が飾られています。

駅舎横の踏切を越えると、現在のライトレールのホームがあります。

富山市内に戻って町中観光。

写真は富山市ガラス美術館。

富山市ガラス美術館 名所・史跡

町中から立山連峰が見えました。

富山というと薬売り。

越中反魂丹（凄い名前）の池田屋安兵衛商店。１階は和漢薬やお土産を売っており、２階は薬膳料理のレストラン。

池田屋安兵衛商店 専門店

松川沿いに桜並木があり、満開でした。

松川辺り 公園・植物園

この日のお宿はダイワロイネットホテル富山駅前。

チェーン店の中ではダイワロイネットが一押し。

コスパがいいうえ、40インチのテレビを置いている所があるから（ふつうは32インチ）。

私はテレビ番組は見ないのですが、動画配信をよく見るので、fireTVを持参してtwitchやyoutubeを良く見ます。

ダイワロイネットホテル富山駅前 宿・ホテル

バスタブが広くて、トイレとセパレートなのもポイント高い。

今回は北陸割が適用されたので、半額で泊れました。ラッキー。

翌日は高岡へ移動します。

ホテルのチェックアウト前に、富山城址公園へ。

富山城址公園 公園・植物園

公園前から松川沿いを散策。

遊覧船も運行しております。

桜橋付近の路面電車。

あいの風とやま鉄道で富山から高岡へ行き、駅前のホテルに荷物を預けて、JR氷見線に乗り代えて雨晴海岸へ。

１車両でした。

あいの風とやま鉄道 あいの風とやま鉄道線 乗り物

雨晴駅で降りて、踏切を渡り海岸へ。

氷見線は１時間に1本くらいの本数です。
この日は11:32に雨晴駅到着。12:52発の電車で高岡に戻りました。

曇っていたー。

海岸から立山連峰が綺麗に見られる日は非常に少なく、宿泊したホテルに予報が出ていまして、昨日は◎だったのに、今日は△でした。

能登半島国定公園雨晴海岸 公園・植物園

反対側は晴れてるのにね。

せっかくなので、海沿いを歩きます。

女岩が見えます。

源義経が雨宿りした岩がありました。

義経岩 名所・史跡

義経社前の踏切を渡り、「道の駅　雨晴」へ。
中ではお土産やカフェがあります（割高）。

道の駅 雨晴 道の駅

芭蕉の碑。

わせの香や　分入右は　有磯海

肉眼だと、もう少し見えたんです。

晴れているとこんな感じ。

まあ、よく見えなくても景勝地は景勝地でした。

高岡駅に戻ってチェックインタイムまで高岡古城公園へ。

ここは桜の名所なので、公園中に何種類もの桜が咲いております。

高岡城は富山に隠居した前田利長が富山城内の火災に伴い、物資を移すため築城したそう。縄張りは高山右近。

高岡古城公園 公園・植物園

今は高岡の市民の憩いの場となっております。

一国一城令によりわずか5年で廃城になりました。

公園自体も素敵だし、なによりも桜が見事です。

高岡古城から山町筋へ向かう途中で、氷見うどん美濃屋広小路店で昼食。
味はフツー。

本当は高岡古城公園の東側にある「カフェミンピ」でランチしたかったのだけど、営業時間内にも拘らず、「食材おわりましたー」で食べられなかった。
人気店らしいので、次回は開店と同時に行きたい。

次回、チャレンジ。

氷見うどん 美濃屋 広小路店 グルメ・レストラン

山町筋（重要伝統的建造物群保存地区）。

前田利長が近隣から商人を集めて物資集散の拠点として発展した場所。
商業活動の中心なので土蔵とか多い。

建築物としても興味深いものが多かったです。
写真は菅野家住宅。

菅野家 名所・史跡

屋根に饕餮紋（とうてつもん）が！

ラーメンどんぶりの縁にあるやつですが、本来は饕餮紋と言います。
魔除けみたいなものですが、なぜこの文様を選んだのか興味が湧きました。

中も見学できたので入ってみましたが（見学料300円）、由来は不明だった。

豪勢な仏壇とか見せてもらいました。

屋根の棟部分のデザインは家によって違います。
写真は筏井家住宅。

筏井家住宅 名所・史跡

棟部分アップ。

この建物も素敵。

旧塩崎利平商店。

旧塩?利平商店 市場・商店街

高岡の宿は、駅のすぐとなりにあるホテルアルファーワン高岡駅前。

ホテルアルファーワン高岡駅前 宿・ホテル

自転車の貸し出しもしております。
素朴だけど、アニメティが豊富で、駅至近でもあり、使い勝手が良かった。

高岡古城公園の桜が見事だったので、もう一度見に行きます。
自転車を借りようとしたら、あいにくの雨。

急患医療センターまで路面電車で行って、そこから5分くらい歩きました。

公園西側のお濠。

本丸橋を渡ります。

公園の西側はほとんど人がおらず、桜を堪能。

上野公園や千鳥ヶ淵の桜も見事ですが、人出が半端ないですよね。

静寂の中で桜を愛でられる贅沢。

ホテルのフロントの方に教えていただいたのですが、古城公園には高岡固有の品種があるそうです。

名前は「タカオカコシノヒガシ」。

フロントの方は桜の位置は分からないとおっしゃっていましたが、私は見つけましたよー。

本丸広場の弓道場側にある歩道沿いにありました。

見た目は他の桜と同じ。

夜、本丸広場で桜祭りの屋台の明かりが灯りました。

すっかり日も暮れ、路面電車でホテルに戻ります。

誰もいない電停駅で電車を待っている時のエトランゼ感が良かった。

明日は福山へ参ります。