8・11歳児連れ、インド・ラジャスターン地方春休み旅行：ジャイサルメール編

2024/04/03 - 2024/04/05

春休みは母子でインドへ。子供達はインド初めて。暑い時期だけど、せっかく１週間ほど時間があるので、ずっと行ってみたかったラジャスターン地方へ足をのばし、ラクダで砂漠サファリをするのが目的。いろんな面で心配だったので、ホテルは移動はケチらずに安全、快適な旅行を心掛ける。航空券はANAマイル90,000マイル＋燃油税金等150,420円（３人分）で手配。ビザは無事５年マルチプルを取得。私は去年取得済み。

Day 1: デリーへ
Day 2: デリー→ジョードプル→ジャイサルメール
Day 3:キャメルサファリ
Day 4:ジャイサルメール→ジョードプル
Day 5:ジョードプル
Day 6:ジョードプル→デリー→
Day7:東京

デリー編
https://4travel.jp/travelogue/11896010

ジョードプル編
https://4travel.jp/travelogue/11897454

エリア ジャイサルメール(インド)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

8・11歳児連れ、インド・ラジャスターン地方春休み旅行：デリー編
https://4travel.jp/travelogue/11896010

の続き。

今回ジョードプルからジャイサルメールまで電車で行くか、バスで行くか悩んだのだけど、ジャイサルメールのホテルが空港からホテルまで車チャーターで6,500ルピー（1万2千円）というサービスをやっているのを知り、思い切ってそれを頼むことに。インドにしては高いけど、6時間もチャーターしてdoor-to-door、しかも空港送迎付き、3人分の値段と思うと安い気がして、出発前に送迎車の連絡も来て一安心。フライトは早着だったけど、本当に私の名前の看板を持ったドライバーが迎えに来てくれていて感動。もちろんA/C付きの車だし、貸し切りだから快適。こんなマハラジャツアーだから、ランチ休憩も宮殿みたいなところだった。とてもきれいで、インド1食目にはいいかも。しかもレビューもすごくよくて、実際、どの料理もおいしく、サービスも素晴らしかった。

ラジャスタンのカレー２種にチーズナン、ラッシーにチャイと豪華ランチが2,300円くらい。Gutta Curryという、ひよこ豆の団子が入ったクリーミーなカレーが絶品。辛さマイルドなので子供たちもOK。

お店の人がきれいに取り分けてくれた。リゾットみたいなものは、Rajasthani Khichdiという、ダールカレーにご飯が入ったもの。こちらもマイルド。

ラッシーは甘くてサフラン風味。

チャイは砂糖抜きが選べてありがたい。トイレもきれいでペーパー付！帰りはレストランの人が車のドア開けてくれた。インドにしちゃ高いけど、とっても美味しかったし、この値段でマハラジャになれるの最高！

ランチ休憩入れて約６時間の長旅。夕方ジャイサルメールに到着。ホテルはHotel Tokyo Palace。日本語ペラペラのオーナーは日本に今いるので、いなかったけど、スタッフは片言の日本語を話したり、とてもフレンドリー。ウェルカムドリンクにレモンウォーターをいただき、チェックイン。

ホテル トウキョウ パレス ホテル

スタンダードルームを予約してたけど、1000ルピー余計に払えばスイートにすると言われ、500なら払ってもいいと言ったら500になったよ。ということで、スイートルームが１泊2,500ルピー（4600円）。

素敵！ソファースペースはひとつエキストラベッドにしてくれたので、３人でゆったり寝られる。この間泊まったパース、ドミで5千円以上したことを考えると、それ以下の値段で３人マハラジャルームに泊まれるインドは最高だ。ホテルスタッフも感じいいし、ドライバーもインド人らしからぬ物静かな人で快適だった。

素敵なインテリア。

バスルームは簡素だけど、熱いお湯がたっぷり出て、清潔だし、文句なし。

このホテルの売りは、屋上のテラス。ここがレストランになっている。ジャイサルメール城塞が見渡せ、絶景！

あと、プールがあるので楽しみにしていたのだけど、ご覧の通りの濁り具合。よく掃除はしているようだったけど、水の色のせいなのかなあ。とにかくちょっと怖くて入らず。

ホテル外観。Haveli（お金持ちの邸宅）風。

早速街歩きへ。毛の長いヤギ。

インドあるある、野生牛。

露店。

城塞。今日は外から見るだけ。フォートに見惚れて牛糞踏まないようご注意下さい。息子はインド耐性ありそうだけど、娘は牛怖い、ハエ嫌、トイレ汚いの嫌、と普通の女子的反応を示していてなかなか面倒くさい。

ジャイサルメールの城 城・宮殿

晩御飯はホテルのレストランで。快適すぎる。昼は36度くらいと暑いけど、朝晩は22度くらいまで下がり、からっとしているので、過ごしやすい。

今回の旅行でお酒はのまなくてもいいかなと思ってたけど、隣の人が飲んでて、頼んでしまった。300ルピー（550円）の高級キングフィッシャー。あー、うまい！ホテルスタッフはムスリムらしく、ご馳走目の前にサンセット待ちしてて、罪悪感。

昼は快晴だったけど、夜になって雲が出てきてしまった。

ラマダン中なので、イフタールのおすそ分け。

私はターリーを注文。350ルピー（640円）。値段の割にはちょっとしょぼいかなあ。でも量はたっぷりあっておなか一杯に。

子供たちはそれぞれパンケーキ（クレープ）を。チョコバナナが180ルピー（330円）。インドの観光客向けレストランはたいていパンケーキがあるので、子供たち用に助かる。時差ボケもあり、食べきれず、持ち帰って朝ごはんになった。

夕暮れ。

夜の城塞。

遠かったけど、ずっと来たかったジャイサルメールに来れて感動。夜は早めにおやすみなさい。

昨日手洗いした服がもうカラカラに乾いてる。さすが砂漠。朝食は適当に昨夜の残りと、持参したオートミールなどで済ます。そしてジャイサルメールフォートへ。

城塞内には普通に住んでいる人もいるし、ホテルやゲストハウス、レストラン、お土産屋さんなどがある。客引きも多く、しつこくはないけど、日本語で話しかけてくる人も。白人観光客が多い印象だけど、日本人は見かけなかった。

お土産屋さん。

建物がとにかく素敵で、どこも絵になる。

無料で観光できるヒンズー寺院。

ガネーシャをはじめとし、神様の絵や像もあちこちにあり、ちょこっと勉強した子供たちは興味津々。

ジャイナ教寺院。入場はお金がかかるし、外観が立派なんで、外から見て満足してしまった。

ジャイナ教寺院 (ジャイサルメール) 寺院・教会

こんな街並み。迷路のような細い路地を歩くのが楽しい。

息子にインド服を買ってあげたいなあと物色していると、片言の日本語話すおじさんに捕まった。お店大きくていろいろありそうなので、捕まってみる。こんな感じでセットで着付けてくれた。でもスカーフはいらないかな。この上下だけお買い上げ。

私と娘はいいやと思ったけど、まんまと買ってしまった。最初かなりぼった金額を言われ、結局その半額くらいになったけど、それでもまだ高いかな。まあでもチャイ飲ませてもらいながら、小一時間あーだこーだ試着したりおしゃべりしたり、手間暇かけてもらっているのでいっか。子供たち二人この上下、私はパンツお買い上げで、1,200ルピー（約2200円）。

ランチにDesert Boyというお店に来てみた。テラスがあり、眺めがいい。

ラジャスタンのカレーが色々入った豪華ターリー、800ルピーを注文。1500円くらい。かなり高いけど、3人でもたべきれない量。昨日気に入ったGutta Curryも入っている。

子供たちのためにチーズナンも追加。こちらのナンは日本のようにふわふわしておらず、チャパティーの白いバージョンといった感じ。

食後はHaveli（邸宅）を見に行くことに。途中牛に阻まれる。

おお、これはすごいと写真を撮っていたら、それはただの家だよと周りの人に言われる。普通の家のレベル高すぎ！

で、こちらが一番有名なPatwon ki Haveli。

パトウォン キ ハーヴェリー 城・宮殿

あまり時間がないのと、お金がかかる＆子供たちがあまり興味ないので、外観だけ。

キンキラの部屋とかあって豪華絢爛らしく見てみたかったけど仕方ない。

何見とんねん！城塞の外旧市街のあたりもとても趣のある建物ばかりで見とれる。でも道は糞やゴミだらけなので、注意しながら歩かないといけない。

ホテル帰着。もう部屋はチェックアウトしているのだけど、午後参加する砂漠ツアーの前に、空いてる部屋でシャワーさせてくれてるという。いいホテルだ。この普通の部屋でも十分素敵だわ。

午後３時ごろ、砂漠１泊２日ツアーに参加。ホテルでアレンジしてもらい、一人2250ルピー（約4200円）。子供は2人目を半額にしてくれた。同じツアーにドイツ人母子がいて、8歳の息子さんとよく旅行してるらしく意気投合。そこもパパが旅行興味なくて行ってらっしゃい、という感じらしい。ママ同い年で職業同じ、根っからのバックパッカーで、子供小さい頃から一緒に旅行してて、同類もいいところだった。息子さんは41カ国行ってるらしい。うちは数えてないけど同じくらいかなあ。日本はまだらしく、来年行きたいと言っていた。来て来て！もう一人のツアーメイトは台湾人男子。若くてなかなかイケメンでなんと医者らしい。風力発電萌えな道を通り、 Bada Baghというお墓へ。

バダ バーグ 史跡・遺跡

王族の墓なのだけど、かなり巨大で映えるのだ。

風力発電とのコントラストが萌え。

このアーチ形の屋根が特徴的。

ここツアーとは別に入場料がかかるけど、すごく好きだった。

廃墟の村が見渡せる城塞へ。

城塞自体も廃墟。

そして車を走らせること約１時間、タール砂漠の入り口に到着。ここでラクダに乗り換える。

ラクダで砂漠泊、これが今回のインドのハイライトだったので、子供たちも楽しみにしていた。よって大はしゃぎ。私は娘と二人で乗る。

息子は一人で。

子供たちとラクダに乗るの夢だったのでうれしい！

１時間くらいと聞いていたけど、そんなにかからずに、ついちゃったよ。土獏の中に小規模な砂丘があり、携帯電波繋がるし、あまりリモート感はない。ラクダで砂漠は何度かやっているけど、モロッコの砂漠とかのほうがもっと砂漠感あったなあ。子供たちはほぼ初めて。娘は1歳の時に敦煌でラクダに乗っているけど。

敦煌
https://4travel.jp/travelogue/11177365

モロッコ
https://4travel.jp/travelogue/10528286

砂漠は子供たちドバイで経験済み。はだしで砂の上を駆け回るの楽しいよねぇ。

https://4travel.jp/travelogue/11460338

夕方雲が出てきてしまい、サンセットはいまいち。

まあでも雲があると夕焼けはきれい。

台湾人がドローンを持っていて、撮ってくれた。ラッキー。

私たちのキャンプサイト。周りに他の人はいないのだけど、観光客がよく来るらしく、よく見るとゴミがすごい。ここに限ったことではなく、インドってどこもゴミがすごいんだよね。町は行政のせいもあるけれど、砂漠は明らかにマナーのせいだよね。

台湾人からもらった写真。

ガイドさんがチャイを沸かし、スナックをふるまってくれる。

そしてキャンプファイヤで晩御飯作成中。

私たちの寝床。簡易ベッドの上にガイドさんが布団とブランケットを用意してくれた。全く寒くはなく快適な気温だったのだけど、蚊に刺されまくりでつらい夜だった。

シンプルなご飯だけど、ちゃんと砂漠で作ってるのすごい。野菜の煮込みはマイルドな味で子供でも食べられる。焼きたてのチャパティがおいしかった。ちなみに水も全部支給され、上げ膳据え膳で楽チン。トイレはどこでもトイレ。食後、私が持ってきた携帯ランプとUnoで、みんなで遊ぶ。しかしランプに大量の虫が寄ってきてキモイ…子供たちも時差ボケで眠いし、真っ暗なので早々に寝ることに。満天の星空を期待していたけど、なんと曇りであまり星も見えず残念。砂漠泊は何度かしてるけど、テントなし野宿は初めて。ワイルドな体験。この時期は寒くなく気温は快適だけど、夜蚊の来襲があり、寝苦しかった。

朝も曇りでサンライズはいまいち。

飛ぶ。

サンライズ。

ガイドさんが朝食を用意してくれている。

トースト、ジャム、チャイ。ジャムがおいしくないやつで残念。ゆで卵うれしい！クラッカーも。

インスタントヌードルもあったよ。勿論カレー味ｗ

帰りもラクダで。帰りは違う道を撮ってくれたのでよかった。

ホテルの車が迎えに来ているのかと思いきや、ガイドさんが車で送ってくれた。11時ホテル帰着といわれていたけど、10時くらいには戻ったかな。またシャワーを使わせてくれるというので、ありがたくシャワーさせてもらい、砂を流してさっぱり。

ホテルのレストランでお昼ごはん。子供たちはスパゲティナポリタン。うーん、悪くはないけど、だいぶナポリタンとは違った。トマトソースパスタって感じかな。300ルピー（550円）。

私はstuffed parantha, 150ルピー（280円）。中に香味野菜やスパイスが入った、ケサディーヤのチャパティ版みたいな感じでおいしかった。

午後1時に頼んでおいた車が来て、ジョードプルまでまた6時間の道のり。帰りは6千ルピーに割り引いてくれたけど、ジョードプルで、ジャイサルメールまで4500ルピーという値段を掲げた旅行会社を見て、だいぶぼられたなとショックを受ける。ま、それでも安いと納得して払ったのだから仕方ないけれど。途中トイレ休憩のレストランでラッシーを。

ジョードプル編へ続く
https://4travel.jp/travelogue/11897454

この旅行記へのコメント （6）

• らびたんさん 2024/05/01 20:30:15

  マハラジャになれる貴重な国

  wakabunさん、こんばんは。
  ジャイサルメールお待ちしてました！
  
  昔は東南アジアにいけば大学生でも王様になれる！
  って感じでしたけど昨今はもう無理ですもんね。
  貴重なインド、あんなに嫌だと思ってたのに行きたくなってくるから不思議です。
  
  褐色色の砂漠の町が大好きなので、ジャイサルメールはツボでした。
  ジャイナ教ってマイナーでピンとこないけど、イスラム文化圏の匂いがぷんぷんしましたぞ。
  チャイハネ的なレストランといい、ラマダンといい。
  
  そのうち一人で行ってみようかなと思います。
  砂漠ツアーは眠れなくてつらかったですね。。
  蚊がいることに驚きです！
  奴らに好かれる私は常に化学兵器を持ち歩いてますけど密室でないと効果がないので･･･
  一晩で64か所刺されたのが最高記録ですw
  
  らびたん
  

  wakabunさん からの返信 2024/05/03 02:47:56

  RE: マハラジャになれる貴重な国

  らびたんさん、こんにちは。
  
  東南アジアも最近すっかり高くなってしまいましたもんね。日本よりはまだ安くても、マハラジャにはなれません。むしろ、日本の方がビジホレベルでもアメニティ充実しているし、綺麗だし、お湯も安定して出るし、同じ価格でもレベル高いですよね。
  
  今友人がハイデラバードに行っていて、そこもまたとても良さげで、行ってみたいなあなんて考えています。インド広いから行くところたくさんあって、まだまだ通えそうです。
  
  褐色色の砂漠の町、私も大好きです！ジャイサルメールがgolden cityときき、絶対好きだといく前から確信していたのですが、まさにそうでした。アザーンとともにヒンズー教の鐘の音が聞こえて来た時は、これぞインド！と思い、涙が出そうなほど感動しました。
  
  砂漠で蚊が出たのは珍しいようです。普段は大丈夫かと。タイの強力な蚊除けスプレーしてたんですけど、ダメでした。インドにはインドの蚊よけがいいんですかねぇ。
  
  Wakabun

• gontaraさん 2024/05/01 19:50:40

  マハラジャ

  南部インドは未踏の地ですが、建物がどれも素敵と言うか、素敵な建物だから撮ってるんですよね。
  そのお値段でマハラジャルーム良いですね。
  調度品も豪華そうだし。
  露天泊の砂漠ツアーも素敵でしたね。
  何れこの地方を回る時には参考にさせていただきます。
  最後の写真のラッシー見たら飲みたくなった。
  明日、近所のインド料理屋さんに行こう。
  
  GONTARA

  wakabunさん からの返信 2024/05/03 02:42:26

  RE: マハラジャ

  GONTARAさん、こんにちは。
  
  この値段でマハラジャルームいいですよね。今までバックパッカー的なインド旅行しかしていなかったのですが、ちょっとお金をかけるだけでこんなに快適になるんだと驚きでした。物価上がって円安とはいえ、まだまだお得に旅できる数少ない国の一つですね。インド旅ハマりそうです。
  
  ラッシーは、正直日本のものの方が好みでした。sweetラッシーを頼んだせいなのか、やたら甘くてドロドロしていて。salt ラッシーを頼んだら日本のようなものが出てくるのかもしれません。今までラッシー屋さんで飲んだものは、日本のものに近くて、でももっと濃厚で美味しかったです。その時はsweetかsaltかは聞かれなかったのですが。
  
  Wakabun

• ねもさん 2024/04/30 19:40:13

  続けて失礼

  wakabunさん一家は、完全にインドに馴染んでいますね😅
  どうみても(画像からは)現地人！

  wakabunさん からの返信 2024/05/01 15:57:51

  RE: 続けて失礼

  ねもさん、こちらもありがとうございます。
  
  恰好はインドっぽい服と思いきや、バリバリ外国人とわかるヒッピー風だったようで、逆にやたら声かけられるようにｗでも息子のシャツは、いいね、と通りすがりの人何人かに褒められました。買ってよかったです。
  
  Wakabun