SWは特典旅行で1歳児連れ敦煌：砂漠で砂遊び編

2016/09/21 - 2016/09/25

最近中国の石窟を攻めている私。去年麦積山石窟に一緒に行った友人たちが、敦煌の莫高窟へ行こうと誘ってくれたので、ずいぶん前にUA特典マイルでシルバーウィークに手配していました。当初の計画ではNRT-PEK-DNH-PEK-ICN-GMP-HND-KOJで3万マイルという楽しい日程だったのだけど、出発当日山手線が止まって、なんと飛行機に間に合わず、泣く泣く成田でご飯だけ食べて帰ってきたという。旅人生、公共交通機関のせいで飛行機に乗れなかったのは初めて！幸い、無償で日程、ルート変更してもらえ、シルバーウィーク後半にリベンジできることに。同行予定だった友人とはバラバラになってしまったし、ルートもつまらなくなってしまった（ソウルストップオーバーがなくなった）けど、とりあえず敦煌の莫高窟と砂漠に行けて結果オーライ。

今回は1歳の娘が同行。娘のチケットは、大人運賃の10%ということで、変則ルートだった為、席なし乳幼児運賃が4万円強と恐ろしいことに。まあ私は40万円以上するチケットを、3万マイルで手に入れられてラッキーと思うことにしよう。

以下日程：

9月21日 NH955 18:20 NRT - 21:20 PEK、北京空港近くのホテル泊
9月22日　CA9629 10:15 PEK - 13:35 DNH、砂漠観光、敦煌泊
9月23日　莫高窟観光、敦煌泊
9月24日　CA1288 11:10 DNH - 13:55 PEK、北京泊
9月25日　CA1595 8:45 PEK - 11:00 HGH , NH930 13:40 HGH - 17:50 NRT

*11月にこの続きのHND-KOJを生かしてあります。

エリア 敦煌(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: タクシー
• 航空会社: 中国国際航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はせっかく時間通りに着いたのに、フライトは機材到着遅れで1時間遅延。ああ、これが先週だったら。まあ、そういうものよね。バシネットをリクエストしておいたけど、結構空きがあるということで、三席空いている所へ移ることに。シルバーウィーク後半の始まりなのにこんなに空いてるとは。空港も空いていた。時間はたっぷりあるので、まずはKALラウンジでビールと軽食。娘もおにぎり一個とパン一個を食べる。 その後プレイエリアで遊ばせてから搭乗。

18:15発、ANAで北京まで。787だし、モニターも電源もあるし、三席占領だし、CAさんは優しくて、やっぱり日系最高！と思う。羽田からCAという選択肢もあったけど、こっちにしてよかった。

うちでもたまに見るおさるのジョージがあって、しばらく見ていた。

ベビーミール。さっき結構食べたので、食べないかと思いきや、ヨーグルト、バナナ、瓶詰めのサツマイモを完食し、お粥と野菜の煮たのも半分くらい食べていた。さすが。

大人は鰻かカレーだったので鰻。前も食べた気がする、このメニュー。卵がふわふわなのがすごいよなぁ。

ご飯を食べ、歯を磨くとすぐに寝てくれ、残りはゆっくり映画を観れた。アリスの続編を見た。タイムかっこよかったな。タイムがらみのジョークも面白かった。音声は英語で字幕に日本語がつけられるのが嬉しい(もちろん吹き替えも)。

午後10時ごろ北京到着。イミグレはがらがらで、預け荷物もないのでスムーズに出られたのだけど、ここからが地獄だった。予約していたホテルにインフォメーションで電話してもらい、シャトルバスを頼むと、T2から乗れ、と言われる。T3から2って、バス移動でめっちゃ遠いんだよね。やだなぁと思いつつも移動。なんとか乗り場を発見し、割とすぐホテルの名前が書かれたバンが来たので、予約書を見せると、違う、と、言われる。インフォメーションで書いてもらった中国語のメモを見せると、okと言う。よく分からず、ああよかった、と乗り込む。でも実はここで嫌な予感はしていた。予約書のホテル電話番号と、メモの番号が違ったのだ。あとでわかったのだけど、インフォメーションの人は同じホテルチェーンの違う支店に電話していたのだ。メモの番号も違う支店の電話番号。ドライバーは予約書の支店名を見て最初断ったのだけど、電話番号を見てokといったみたい。結果違う支店に連れて行かれ、ここは違うから、自分でタクシーで正しいところまで行け、と翻訳機を介して言いはなった。ひどい！！受付も、ドライバーも、知らぬ顔。マジ日本じゃありえない。ゴネていたら、見かねた宿泊者が交渉してくれて、売店のお兄ちゃんが自家用車で連れて行ってくれた。どちらも空港近くとはいえ、結構離れてたよ、そこ・・・そもそも空港がでかいんだよね、北京。T1,2と３は9キロも離れているし。そんなこんなで、チェックインできたのは11時半頃。つかれた。参考までに泊まったのはSuper 8（速8酒店）というチェーンホテルの首都機場新國展后沙峪地鐵站店。ダブル朝食付きで173元。

http://english.ctrip.com/hotels/detail?hotelid=803800

部屋はなかなかきれい（翌朝撮影）。

昨日はすっかり遅くなってしまったけど、飛行機は午前10時15分だったので、朝は少しゆっくり。ホテルは朝食付だったので、会場へ。シンプルな中華のビュッフェ。味は全体的にいまいち。8時半の無料送迎バスで空港へ。

結構道が混んでいて、空港着は出発の1時間前になってしまった。でも子連れ優先セキュリティレーンですぐに抜けられた為、CAのファーストクラスラウンジに行く時間確保。ここでも2度目の朝食ｗ写真は娘と二人分です。

珍しく定刻出発で敦煌まで。所要時間4時間と、東京―北京間と変わらない。幸い3席占領することができ、娘も寝てくれたので快適フライト。

国内線だけど一応機内食も出る。味はかなりいまいちだけど、ホットミール。鶏肉の辛味炒め。

敦煌周辺は土漠が続き、シルクロードだなあと思う。着陸時に近くにある鉄道駅が見える。話には聞いていたけど、こんなに近いとは！

敦煌空港。割とモダンできれいな空港。一応国際空港。インフォメーションで空港バスの終点がどこかを聞くと、日本人ですか？と日本語で言われ、意外にも日本語で会話できた。市内地図を持ち出しあれこれ聞いた揚句に、今日はバスないです、と。なんだよ、最初からいえよ！この人がタクシー探すのを手伝ってくれるとのことで、お願いするけど、乗り合いなのに50元、と言われ、交渉が上手でなく、結局私が直接交渉して40元になった。言葉ができても仕事のできない人という印象。空港から20分ほどで敦煌市内へ。途中莫高窟数字展示中心や、市内チケット売り場の前を通り、途中下車してチケット買って行こうかとも思ったけど、まずはいったんホテルまで行くことにする。

ホテルはチェーンの7Days Inn Dunhuang Night Fair。ダブル2泊で374元。敦煌夜市にほど近く、便利なロケーション。しかしここもチェックインにやたらと時間がかかり、受付のお姉さんが困った顔をしてチッと舌打ちをしたり、上司を呼び出したりしてて、何なんだと思う。英語で聞いても通じないのか無反応だし。こっちは早くチェックインして莫高窟チケットを買いに行きたいのに。

部屋は狭いけどベッドが大きく、機能的。

バスルームも清潔。

ホテルには市内ツアーの広告があり、今日か明日の朝もし莫高窟いけたら、午後はヤルダンのほうに行くツアーに参加するのもいいなあなんて妄想。

チェックインして行動開始できたのは午後2時半くらいだろうか。とりあえず莫高窟の市内チケット売り場まで歩いていく。1.2㎞と微妙に遠く、しかも湿気はないものの、暑くて、12キロを抱っこしながら歩くのは大変だった。そんなこんなでやっとついたのに、なんと売り場はクローズ。中国語で、今日までシルクロード展覧会に伴い、莫高窟クローズらしきことが書かれている。明日は開くみたいだけど、明日行って明日のチケット取れるか微妙。莫高窟みれなかったら敦煌に来た意味がないので、急遽sunnyさんの中国在住の妹さんにお願いして、明日のチケットをオンライン予約してもらうことに。これ、中国国内決済できるクレジットカードがないと、予約できないのよね。結局明日の朝は満杯で、一番早くで午後1時半とのことで、それをおさえてもらう。200元。ヤルダンには行けなくなってしまうけど、莫高窟いけることになってよかった。今日は砂漠に行くか。

市場に売っているフルーツやスパイス、木の実の類などもウイグルとよく似ている。

まだ暑いので、少し市内散策。街路樹がシルクロードな感じ。ウイグル自治区を彷彿させるけど、敦煌はウイグルもすぐそばなんだよね。

小腹がすいたので、敦煌名物らしい王記鶏湯麺。歩き方に載っているけど、場所が微妙にずれていた。

シンプルなうどんといった感じで、香菜がアクセントになっていて、おいしい！しかも6元だったかな？安かった。辣油をよけて、麺を娘にあげると、おいしそうに食べていた。子連れで中国に行くようになって覚えたとりわけ用の小椀（シャオワン）という言葉が役立った。

午後4時過ぎ、敦煌市内から5キロのところにある砂漠の鳴沙山と月牙泉へ行ってみることに。ホテルのすぐそばからバスが出ているはずなのだけど、全然バスを見かけない。バス停にいた人に声をかけてみると、今天没有だという。どうやらその人たちも砂漠に行くようで、タクシーをシェアすることになった。5元だけ請求されて、安くてラッキー。道路から目の前に砂丘が見えたときは感動した。

砂漠なのに160元も入場料を取るのはさすが中国と思ったし、入り口の立派さに少々萎えたものの、鳴沙山は想像以上に素晴らしかった。かなり広大で、子供を抱っこしてのぼるのはかなり大変と思われたので、ラクダに乗ることにする。1時間くらいの往復で100元。子供は20元取られた。チケットを渡され、乗り場に行ってみると、ラクダ使い？が何やら叫んで人を呼んでいる。どういうシステムなのかよくわからず、チケットを見せても、みんな首を横に振る。どうしようかと思いつつ、観察していると、どうやら3ケタの番号を呼んでいて、チケットに番号が振ってあることに気付いた。中国語はできないけど、数字はかろうじてわかる。少し待って自分の番号が呼ばれ、無事乗ることができた。娘は抱っこひもで。片手に荷物を持ったまままたがる。ラクダには過去何回か乗っているので問題なかった。娘もラクダに興味津々で、怖がる様子はなく、一安心。

うわー、絵になるなあ！テンションあがる！

写真を撮ってもらうとお金がかかるので、影を自撮り？

とにかくすごい数のラクダで圧倒される。さすが一大観光地。

山に登ったところで、休憩。ここから徒歩で山頂まで登ることもできたのだけど、抱っこで時間内に戻ってくる自信もなかったので、娘を砂遊びさせることに。砂漠で砂遊びだなんて贅沢！お砂場道具持ってくればよかったなあ。入り口近くの売店でそういえばバケツとかスコップとか売ってたなｗさすが中国。ちなみに、みんな足に履く砂カバーをレンタルしていたけど、ビーサンの私はなくても全然平気。

絵になる足跡。

ラクダを降りたところから少し歩いて月牙泉へ。砂漠の中に沸く三日月系の泉で、枯れたことがないという。まあこれもあとで調べたら、最近水量が減ったので、人工的に水を足したらしいけど。さすが中国ｗ

こんな感じで砂丘の上まで登れる。私も登りたかったけど、この時点でもう午後7時。日本は8時で娘の就寝時間。かなり西なのに北京時間なので、うっかりしていたけど、そろそろ帰らなくては。

登るのは諦め、電動カート（片道10元）で入り口まで戻る。入場券は指紋を登録すれば3日間有効ということで、また明日のぼりに来てみようかなと思う。結局時間がなくてこれなかったのだけど。帰りはタクシー貸切で20元。

午後8時を過ぎるとようやく夕暮れ。ホテルのすぐそばが敦煌夜市なので、ここでご飯を食べることに。

乾燥していて、砂漠に3時間くらいいたし、喉からから。ビールのおいしかったことと言ったら！ちゃんと「涼」と書いて冷たいのをゲット。10元。つまみは羊串。10本1セットで20元。スパイスがきいていておいしいー！ビールに羊、最高だね。

青菜炒め。にんにくと油の量がはんぱない。30元。こんなにいらないんだけど、野菜食べたかったし、しょうがない。

卵炒飯は20元。娘もバクバク食べていた。これも量はんぱない。味はこれは普通。

周りのみんなが飲んでいたビールに見えたものを頼むと、ジンジャエールだった。よく見たら姜て書いてあるね。これもビールと同じ10元というのは高い。まあ全体的に観光地価格。でもアウトドアで飲むのは楽しい。

夜はかなりの賑わい。どの店もメニューや値段は大差なく、回族の店で、羊料理が中心。

帰りにヨーグルトを買い、ホテルで食べる。中国は各地に地のヨーグルトがあって楽しい。

この旅行記へのコメント （4）

• ムロろ～んさん 2016/10/25 19:09:42

  中国のチェーンホテルってΣ(ﾟДﾟ)？！

  wakabunさん
  
  こんばんは、ムロろ〜んです。
  中国へ行かれた旅行記を拝見しました。
  
  ガイドブックでチェーン店系列のホテルがあることを知って興味津々だったのですが、今もまだご縁ない状態です(;´Д｀)。泊まってみたいもののどんな感じかなと思っていました。
  きれいで快適そう！ただ、スタッフさんの対応がイマイチ？というか冷た〜いって思うのは私以外にもいるはず！
  宿泊サイトで探せれば泊まっては見たいと思っています。
  
  大きな砂漠で砂遊び、絶対贅沢な思い出がすでにここでできるってすごいと思ってしまいました。
  
  
  ムロろ〜ん(-人-;)

  wakabunさん からの返信 2016/10/25 23:19:18

  ハードは快適、ソフトが・・

  ムロろ〜んさん、こんばんは。
  
  敦煌旅行記ご覧いただきありがとうございます！
  
  チェーン系ホテル、部屋のクオリティはどこも大差なしというか、一定水準はクリアしているので、住宿とか、招待所よりはとても快適です。無料WiFiもあるのが当たり前ですし。トイレも洋式です。日本のビジネスホテルの感覚に近いですかね。
  
  しかし、ソフト面はご指摘の通り、質が低いです。英語もほとんど通じないですし。今は大抵どの町にでもあるので、便利なんですけどねー。
  
  私が莫高窟見たい、という自分勝手な理由で計画した旅行ですが、砂漠で砂遊びと、ラクダ体験はさせてあげられてよかったと思います！
  
  Wakabun

• tanupamさん 2016/10/11 12:47:17

  敦煌、私も行ってきました・・

  wakabunさん
  
  こんにちは
  
  電車遅延で、ヒコーキ乗り遅れ・・
  ってききましたけど、すぐに振替できて良かったですね。
  こんなにも、簡単にルートを含めて目的地まで行けるとは
  UA恐るべし・・なんて思います。
  
  私も遅れること2週間ほど、この3連休に敦煌へ、昨晩帰って
  きました。朝晩冷えて、もうコートを着ている人もちらほら
  冬が近づいてきているようです。
  
  先にエキサイトブログを拝見して、ルート等参考にさせて
  いただきました、ありがとうございます。
  
  北京の速8は、kanaさんに聞いて私も泊まりました。
  私は北京で時間があったので、地下鉄駅から歩いて行きました
  けど、フロント係員、数字さえも英語わからないんですかね・・
  教育水準高そう、頭よさそう、なのに、できない人は全くできない
  おもしろい国家、だと思います。
  
  莫高窟へ行った翌日
  豪華バス
  の文句に惹かれ、雅丹（ヤルタン）やらへ延々と行ってきました。
  敦煌から3時間近くも、バス代はケチるものではない、と改めて
  実感、でした（笑）
  
  
  
  また、次の旅行記も楽しみにしています！
  
  tanupam

  wakabunさん からの返信 2016/10/12 16:17:20

  現地合流したかった！

  tanupamさん、こんにちは！
  
  なんと、tanupamさんも敦煌だったんですね。
  私も日程変更でそうしていた可能性ゼロではないので現地合流できなくて残念です。でもこんな直前、しかもシルバーウィーク真っ只中に日程変更できてラッキーでした。
  
  敦煌もうそんなに寒くなってきているんですね。
  夏はかなり暑そうだし、ベストシーズンに行けてよかったなと思います。
  
  
  速8、地下鉄駅からやっぱり近かったんですね。私もまだ電車が動いている時間だったので、それも考えましたが、せっかく無料シャトルがあるのだからと甘えてしまいました。ただより恐ろしいものはない！？を実感しました。まあkanaさん達はちゃんとピックアップしてもらえているので、私が運が悪かったんですけどね。
  
  中国って英語が義務教育じゃないと聞きました。今もそうなのかな。
  英語が苦手な日本人ですらまだもうちょっと英語わかりますよね。
  
  雅丹行かれたんですね！！うらやましい！どうでしたか？旅行記楽しみにしています。
  
  Wakabun