2022/04/04 - 2022/04/06
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西のマーガレットさん
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2020年12月に鳥取、岡山を旅した時の最後に津山城址を訪れました。12月で日暮れも早く、帰りを急いだために津山城址には入場できずじまいでした。観光案内所そばの階段を上がり、立派な石垣を眺めただけで帰りました。その時に必ず桜の頃に訪れると決め、今回の桜を見る旅となりました。
他にも、真庭市の醍醐桜や国宝の明王院五重塔に感動し、湯原温泉の砂湯、友人から紹介してもらった原田マハの小説に出てくる鞆の浦の素敵なホテルで楽しい時を過ごしました。
一日目は、津山城の桜、津山藩別邸の衆楽園、出雲街道のがいせん桜と回りました。がいせん桜はまだ咲いてなかったけれど、津山城や衆楽園で桜鑑賞をすることができました。宿泊は美作三湯のひとつ、湯原温泉でした。
二日目は、真庭市の神庭の滝や勝山町並み保存地区、そして圧巻の醍醐桜。広島県福山市の国宝五重塔を見学して、鞆の浦温泉で宿泊です。
三日目は、鞆の浦を散策し岐路に着きました。
ここでは、二日目最後の訪問地、明王院五重塔と鞆の浦温泉、三日目の鞆の浦の散策について綴ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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岡山県真庭市の醍醐桜を鑑賞後、広島県福山市の明王院に到着しました。道を挟んですぐ近くに無料の駐車場があります。
明王院 寺・神社・教会
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明王院には国宝の五重塔があり、それを尋ねて訪問しました。
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入るとすぐにある焔魔堂(十王堂) 閻魔大王と十王が祀られています。1990年に再建されたもようです。
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山門 県指定重要文化財で慶長19年(1614年)再建されたそうです。
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山門から見た本堂
明王院本堂(国宝) 名所・史跡
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明王院は真言宗大覚寺派古刹で、中道山円光寺明王院と称し、本堂も国宝です。
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本堂も国宝だということはここに来るまで知りませんでした。
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本堂内部には入れませんが、写真を見るととてもきらびやかです。
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本堂の隣に建つ五重塔。朱色が美しいどっしりとした国宝五重塔です。貞和4年(1348年)に建てられた、南北朝時代を代表する建築のひとつと言われています。
明王院五重塔(国宝) 名所・史跡
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内部は精麗な壁画と文様があるそうですが、見ることができないのが残念です。
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また、心柱が二重目から立ち上がる特異な構造とあります。内部の特別公開時に見てみたいです。
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山の緑をバックに朱色が映えます。
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国宝の五重塔と本堂
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境内を歩いて、少し離れたところから五重塔を眺めてみます。
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桜と共に建つ五重塔
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ここから見るのが一番美しいように思いました。
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とてもどっしりした美しい塔です。
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あちこちに咲く桜、良い時期に来ました。
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山門と本堂と五重塔 屋外に建つ国宝の五重塔は日本に9つあるのですが、この明王院五重塔に来たことで全部訪れることができました。自宅からは二番目に近いのに一番最後になるなんて、、、さて、どれもそれぞれ特徴があり、美しいですが、私が好きだなと思うのは、瑠璃光寺五重塔と羽黒山五重塔です。どちらもどっしりというわけではなくて、すっと優美な感じがします。2塔とも屋根が瓦葺ではないせいかもしれません。人もそれぞれ個性があるように、五重塔にもそれぞれ個性があります。何百年と立ち続ける五重塔に心から敬服します。
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駐車場まで帰ります。
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明王院の石垣には扇型や丸型やひょうたんの形があるようです。
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探してみました。
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確かに、丸型、その上にひょうたん型の石がありました。
今から本日の宿、汀邸遠音近音に向かいます。明王院の前を流れる芦田川に沿って海の方に車を走らせます。 -
汀邸 遠音近音(みぎわていをちこち)に到着です。昔のままの建物という感じです。
最高級のおもてなし by 西のマーガレットさん汀邸 遠音近音 宿・ホテル
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この辺りは路地が狭く、駐車場も狭いため、姉妹館である「ホテル鴎風亭」に車を止め、宿のスタッフにここまで連れてきてもらいました。
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玄関に足を踏み入れて驚きます。古い建物のはずなのに、内部は磨き抜かれた黒光りする床板、柱、長押などなど。
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昔の建物が美しく再生してあり、靴のまま上がるのがもったいないような玄関です。
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靴のまま上がり振り返った一枚
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1階の天井を取り除いてあり、屋根裏の見事な梁がむき出しです。
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この建物を改築するときに出てきた軸だそうです。
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最後の方に「遠音近音」と書かれています。「をちこち」と読み、宿の名の由来だと案内してくれた宿の方から説明がありました。
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この額の向かいの部屋は、リラクゼーションルーム「座忘」
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覗いてみると、心地よさそうなソファやロッキングチェアーが置いてありました。
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玄関棟からロビーにつながる渡り廊下を進みます。両サイドはお庭です。
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左側の庭
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左側のお庭に美しく積まれているのは、瓦です。大正時代に使われていた瓦を青海波のイメージに積み上げてあるのだそうです。
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渡りきって振り返ったところ
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この先のロビーラウンジでチェックインの手続きをするようです。
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まっすぐ進むと、この景色。もう少し、近づいて写真を撮らなければいけませんでした。額に入った絵のような景色がありました。向こうに見えるのは弁天島と仙酔島です。
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ここでお茶とお菓子でおもてなしされながら、チェックイン手続きをしました。
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こちらのコーヒーなどの飲み物は自由にいただけます。ここのオリジナルブレンドだそうです
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私たちのお部屋は502号室でした。
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部屋の入り口にはお風呂に行くときのかごバッグが2つ置いてあります。
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中に入ると、
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畳敷きでツインベッド
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ぐっすり眠れそうなベッド
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広くはありませんが、我々には十分です。
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入り口方面
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向こうに海が見えます。左側が浴室です。
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ベランダに出ると椅子が2つ。
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ここに座ってゆったりと海を見ながら過ごせます。
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下を見ると、仙酔島に渡る「平成いろは丸」の船着き場がありました。
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瀬戸内海の島が見えます。小さな弁天島とその向こうの仙酔島です。
仙酔島 自然・景勝地
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部屋の浴室
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洗面・脱衣室。何回も入れるようにタオルは十分に用意してあります。
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化粧品類
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アメニティ
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冷蔵庫の中にはいろいろと入っています。全て無料でいただけます。
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豆を挽いてコーヒーを楽しめます。オリジナルブレンド「潮待ちの港ブレンド」
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館内
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夕食会場へ
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素敵な設えです。
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お品書き
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「春の海と山の幸」ちらし盛り
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御造り 雪洞飾り 赤西貝殻盛りや、広島杓子に小鰯や、鯛桜葉包みなど
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これは、地穴子薄造り大皿盛り
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鮑のバター焼き、肝ソース添え
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桜鯛しゃぶ鍋
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黒毛和牛黒胡椒焼き
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鯛釜飯
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鯛釜飯は土瓶仕立てで、お茶漬けでいただきました。
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最後のデザートは斬新です。奥が、新順菜とブルーベリーの黒蜜ソース。手前は、しまなみ柑橘と抹茶ムース ライムジュレ
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新順菜って何だろう?ジュンサイみたいでしたが。なんか、凝った料理が多かったな。もちろん、どれも皆、大変美味しかったことは言うまでもありません。
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遠音近音には貸切風呂が「南風(はえ)」と「東風(こち)」2つあります。
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予約制で、私たちは朝の6時から45分間、南風を予約しました。
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私たちの502号室からすぐのところに、2つ並んでいます。
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なかなか広いです。
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カランは2つ
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弁天島の真正面
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露天ではありませんが、いい眺めです。
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仙酔島の向こうからちょうど朝日が昇ってきました。最高のロケーションです。
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cado cuaura (カド―クオーラ)のドライヤー、すごく扱いやすかったです。
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翌朝の朝食 洋食と
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和食
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お腹いっぱい頂いて、荷物を預けて鞆の浦の街の散策に出かけます。
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船が行き来しています。
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すぐそこに市営渡船乗り場
鞆の浦 自然・景勝地
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建物遠景
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宿泊等です。周りをまわってみます。
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すぐ前が海で、すべての部屋がオーシャンビューになっています。
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街の探索に出かけます。
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港町らしい狭い通り
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こちらは県営桟橋側
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向こうに見えるのが鞆のシンボル常夜橙
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鞆ノ津の力石
力石 名所・史跡
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江戸時代、船積荷物の陸揚げや積み込みなどをした労働者が、力自慢を競い合った石で、230kgから118kgあるそうです。
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のどかな港の風景
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国の重要文化財の太田家住宅 明治に入って廻船業を営んでいた太田家に継承されたが、元々は、江戸時代中期から後期にかけて、「十六味地黄保命酒」として漢方薬酒の製造販売をしていた中村家のものであったそうです。
太田家住宅 (鞆七卿落遺跡) 名所・史跡
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説明板 幕末の政変で都落ちし、長州にやってきた三条実美ら尊王攘夷派の公卿7人が鞆に立ち寄った際に太田家に寄ったそうです。
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いろは丸展示館まで来ました。
いろは丸展示館 美術館・博物館
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常夜灯
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なぜ坂本龍馬といろは丸展示館があるのか?の説明板
1867年に海援隊の「いろは丸」と紀州藩の船「明光丸」が沖合で衝突し、いろは丸は沈没。両者の談判が鞆の浦で4日間行われたが決裂。その後、龍馬は万国公法に基づいて紀州藩から多額の賠償金を得たことによるものです。 -
常夜灯
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昔ながらの風景の通りが続いています。
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鞆交番も街並みに合わせて建っています。
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おしゃれなガラス戸
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昔のままの商家
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岡本家長屋門の説明板
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岡本亀太郎本店 今まで見たこともないような昔のままの看板が。
岡本亀太郎本店 グルメ・レストラン
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浄土真宗 明円寺 門には白象 4月8日のお釈迦様の誕生日に展示されるそうです。
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お寺の中も桜満開
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綺麗です。寺内にある鐘楼と銅鐘は市重要文化財に指定されているそう。
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鞆の浦の絶景を見に、医王寺に向かいます。医王寺は山裾にあり、少し坂を上らないといけません。
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お寺へと続く階段 医王寺は826年弘法大師による開基と伝えられる真言宗の寺院です。ご本尊の木造薬師如来は県の重要文化財。
医王寺 寺・神社・教会
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医王寺はオランダ人医師シーボルトも訪れ、「江戸参府紀行」の中に記載があるそうです。
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満開の桜と共に仙酔島がよく見えます。
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梵鐘
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彼方に常夜灯も見えました。ここからさらに山を登り「太子殿」まで行けば、もっと素晴らしい絶景が待っているそうですが、私たちはここまで。
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満開に咲く桜を
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十分に愛でて、
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下まで下りてきました。
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玄関前で記念写真を撮ってもらってこことはお別れです。とても素敵な宿でした。紹介してくれた友人に感謝です。
最高級のおもてなし by 西のマーガレットさん汀邸 遠音近音 宿・ホテル
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帰る途中、尾道市の高見山に寄りました。
高見山 自然・景勝地
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瀬戸内の島々がよく見えます。ここも橋でつながってはいますが、向島という島です。
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車で一気に上がれて、駐車場もあって眺めがよい。
高見山展望台 名所・史跡
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展望所があります。
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展望台へ上がると、
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橋が見えます。とても眺望が良いです。
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因島大橋でしょうか。
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桜満喫の岡山・広島の3日間の旅でした。
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