2024/03/19 - 2024/03/21
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ココ&ナッツさん
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エジプト・トルコ8日間
ギザ3泊、カッパドキア2泊、イスタンブール1泊の旅
古代エジプト、ヒッタイト(トルコ、シリア)、ミケーネ(ギリシャ)、メソポタミア(イラク)と古代文明発祥の宝庫の地の一環を訪れることができてとても嬉しい
エジプト
ギザの3大ピラミッドとスフィンクス
・一番大きなクフ王のピラミッド
・メンカウラー王のピラミッド 3つの中で一番小さい
・カフラー王のピラミッド 3つの中で保存状態がよい
・スフィンクス 頭は人間、体は獣の姿をした
・3つのピラミッドを眺めるパノラマポイント
・ラクダライド
メンフィス博物館
サッカラ
・ジェセル王の階段ピラミッド
ダハシュール
・屈折ピラミッド
・赤ピラミッド
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
TKO-IST(イスタンブール)-CAI(カイロ)
ターキッシュエアラインで、イスタンブールまで直行便
東京ーイスタンブール間の航路はどのようなものだろうか
ロシアの戦争のためシベリア上空経由が使えないので、モンゴルあたりの上を飛ぶのかな、と興味深々
シートバックのモニター上では、東京ーソウルー北京を通り、西安の北を通るようだ
ちょうど黄河が直角に蛇行するあたり -
モンゴル、カザフスタン、カスピ海、黒海を横切りイスタンブールまで行くルート
シルクロードルートとも言えるね
シベリア上空が飛べないためフライトタイムも1,2時間増え、時間もケロシン(燃料)もムダ、CO2も増える、不毛な戦争は早く止めてくれ -
13時間40分の超ロングフライトの末、イスタンブール空港で乗り換え
今回初めて、日本発から添乗員付きの団体旅行に参加した
飛行機、ホテルの手配、空港から宿までのアクセス、観光地を回る手配
皆おまかせ、なんてラクちん
反面、無駄な時間が多い、行きたくない土産店など強制参加、行きたい観光地には行けない、自由度がなさすぎというデメリットもある
旅程には明記されているので承知の上で参加しているけど
しかしなんといっても、エジプトなど言語がわからない、治安に不安があるところは、ツアーなら安心感がありストレスも少ない
さて私事になるけど、今回の旅行はもともと私はトルコに行きたい、娘は一度はピラミッドを見てみたい、ということでツアーを探したらあるではないか、エジプトとトルコ両方に行くツアーが、まるであつらえたように(笑)
それに3月は気候的にエジプト旅行にはさほど暑くなく最適
昨年10月ラスベガス、グランドサークル旅行で、ラスベガスでのピラミッドを模したルクソールホテルを訪ねたのだが、娘はそれでは満足してなかったみたい
これがラスベガスにあるルクソールホテル↓ -
ラスベガス ルクソールホテル
オベリスク、スフィンクス、ピラミッドをそっくり模したホテル
なんとピラミッドの中に客室がある
あ、話が横にそれてしまった・・ -
イスタンブール経由で、とうとうカイロ国際空港に到着
長~いフライト
エントリーVISA代金$25 立派なシールを張ってくれる
添乗員さんが皆手配してくれるので楽だ -
アッサラームアライクム、こんにちは
やっとエジプトの地に着いた
ホテルのカウンターの上には巨大なツタンカーメン
ああ、本当にエジプトにいるんだ
ちなみにホテルの入口はX線によるセキュリティチェックがあり、日本とのテロ意識の違いも感じた
また翌日からのツアーバスにも、小銃携帯した私服の観光警察官(ツーリスト・ポリス)が同乗していた
過去イスラム過激派によるテロにも何度か見舞われているから、観光大国のエジプトにしてはなるべく安心してもらいたいところだろう
やはり平和ボケした日本と違って、日常にちょっと緊張感があるよねピラミッズ パーク リゾート カイロ ホテル
-
ロビー内、こちらには黒猫のキリリとした像、バステト神
その間にはツタンの黄金マスク -
ホテルのホールもエジプトっぽくて良かった
-
このホテルはカイロではなく、お隣のギザにある
だから喧噪もあまりなく静か -
部屋は落ち着いた感じ
-
朝食のビュッフェ、エジプトの朝食
ライブキッチンで卵を焼いてもらったが、本当に円く焼いただけ、トロリともしていなく、むしろパサっとしていた、私が作った方が間違えなく美味しい(笑)
味もついていないのでテーブルにある塩を振って食べた
豆の煮たシチューも目新しかった
パンが意外に美味しい、美味しいパンと発酵バターがあれば、私は満足
バスに乗りピラミッドへ向かう途中、車窓からその姿を初めて見たとき、バスの中は「わぁ~ピラミッドだ!」という感じになる
(2日目になると見慣れちゃう) -
ギザのピラミッド群
いよいよ「本物の」ピラミッドとご対面
さすがは世界一有名な世界遺産、朝から色々な国から観光客が殺到していた
画像はチケット売り場ギザのピラミッド 建造物
-
プラミッドエリアの入場券
540LE 約1900円
ツアーの場合は行列に並ぶことなく入場できるのがメリット
まず目の前にそびえ立っているのが・・・ -
3つのピラミッドの中で一番大きいクフ王のピラミッド
馬車やラクダなどがのんびりと横切る
圧倒される大きさ
ピラミッドに関しては今でも謎に包まれていることが多い、というか謎だらけ
いつ作られたのか
どうやってつくられたのか
なぜ作られたのか
今のところ誰もわからない、記録がないから
ピラミッドはお墓というのが通説だけど、それも特に記録に残っていないし、副葬品らしきものもない
ひとりの王が複数のピラミッドを作っている、もしお墓だとしたら一つで十分でしょう、というのがお墓と断定できない理由クフ王のピラミッド 建造物
-
それにしても一つの石が大きい 1~2tあるとか・・・
4000年前、重機、電気どころか、金属の道具もない時代、1~2tの石を148mの高さまで石を積み上げる、一体どうやって?
実際目の当たりにすると、ミステリーはますます深まってくる
古代エジプト人は偉大だと心から思った
同時に造営に駆り出された庶民、奴隷の汗と血と涙の労力の結晶だし、ピラミッド内に生き埋めになった人もいるかもしれないと思うと、心情的には複雑な思いもある
それから現在までの長い間、うちの娘のようにピラミッド目当てで世界中から観光客が来訪し、そのおかげでエジプトは観光収入を得られている、ご先祖様さま -
さらに当初は石灰岩の化粧石に覆われていてピラミッドは白かったという
その片鱗が少し残っている・・きれいな状態なので当時のものではないかもね
それにしても・・陽に輝く白い巨大ピラミッド
想像すると、卒倒するほど美しいものだったにちがいない -
クフ王のピラミッドの中へ入ろう
入場チケットは別で900LE、約2900円 -
ちなみにピラミッドのことを現地では何というのか、ガイドさんに聞いてみたら
HARAMと言うそうだ
世界中がピラミッドと呼んでいるのに、現地だけハラム、面白いことだ
ところでエジプト旅行に行く前には、吉村作治氏の古代エジプト不思議物語を一読するのがおすすめ、とてもわかりやすい
ここに書かれているウンチクも本書から得たものが多い
終了した「世界ふしぎ発見」の最終回特集にも出演していらした -
いよいよ一辺が230m、高さ148mのこの偉大な四角錘の中に入れるのだ
中はどのようになっているのだろうか
盗掘のために開けられた入口から入っていく
初めは入口は大きく楽に入れる
しかしどんどん狭くなる、行き帰りの道が同じなのですれ違いが大変
以前は内部の写真撮影は不可だったようだが、2024年現在はそういった注意はガイドからはなく、係員も何も言わない、皆パシャパシャ写真を撮っていた -
入口から少し下り、途中女王の間に行く分岐点を経て登りが続く
屈みながら狭い通路を登っていくと・・・なんと! -
突然、視界が開け、高さ9mの大回廊に出た
-
高さ9m、これが47m続いている
何度も言うけど4000年前に、ピラミッドの内部にこんなものを作ってしまうとは、どれほど高い技術を持っていたのか
松明の明かりの中で先頭に立って堀り進めた職人さん、怖かっただろうなぁ -
行きつく先は王の間
そして観光客には公開されていないが、この真上は5層の重量軽減の間があり、王の間を保護しているという念の入れよう -
王の間には石棺が一つ置かれているだけ
赤褐色の花崗岩 -
壁を見ると、やはり赤褐色の花崗岩のような堅い岩を加工し、かみそり一枚入らないほど緻密に積み上げられていて、ここでも驚くしかない、しかもピラミッドのど真ん中での作業
玄室に人が滞らないように、係員が早く戻るようにと観光客に促している
狭い玄室に大人数が入ったら酸欠になりそうだ
それにしても、仕事とはいえこんなうす暗く狭いところにずーっといるのも怖いような・・・地震が起きたらどうしよう、と地震国から来た観光客は思う
反対に、職場は「クフ王のピラミッド内の王の間」だと言えるのは、ちょっとした自慢になるかな -
王の間まで往復して帰ってくると、坂だったり、狭かったり、中腰になったり、結構疲れる、筋肉痛とか運動不足で足がガクガクと言っている人もいた
出入口から外を見渡したところ
すぐそばまで街が迫っていた
ギザのピラミッドは砂漠の中にポツンとあるわけではない
そしてかなりの高台にあることがわかる、ナイル川の氾濫時に沈まないように
今はもちろん護岸工事しているので氾濫はしない -
それにしてもピラミッド前には犬がたくさんたむろっていた
どこでごはんをもらっているのかな -
少し移動して、3つのピラミッドが眺められるパノラマポイントへ
左から、クフ王、カフラー王、一番小さいメンカウラー王のピラミッドカフラー王のピラミッド 建造物
-
ここでは、ラクダがたくさん待機していて、観光ラクダライドができる
何十年か前、ピラミッドでラクダに乗った時、だんだん離れて行ってチップを出さないと帰れなそうな勢いで要求された怖い思い出がある、このせいでピラミッドのことは覚えてなく、ラクダの怖い思い出だけしかなかった。
でもここは一律$10、チップはご随意に、という感じだった、5分間もなかったけど -
こんな高さ、しかも前後左右に揺れる
馬よりも高いし揺れるので、特に乗り降りするときはしっかり捕まっていないとね
落ちて顔面痛打した人もいるそうだ、ラクダライドしようという方はお気を付けを
気を付けるといえば、ラクダは独特のウイルスをもっているので、唾やくしゃみをかけられないように -
3つのピラミッドを背景に、ラクダ引きのおじさんが写真を撮ってくれた
2ダラーとうるさかったが(ふたりだから)、楽しかったので1ドルチップ
思いのほか楽しかったので、前の悪い思い出を上書きできてよかったPanorama Pyramids Inn ホテル
-
移動中にバス車窓から撮影した一枚、斜めだけど
3ピラミッドと大スフィンクスが一緒に写ったショット -
大スフィンクスはカフラー王のピラミッドの参道脇にある
人が立っている場所が、背後にあるカフラ-王のピラミッドから続く参道
画像の左にあるピラミッド
元祖、神社の狛犬のようなものかスフィンクス 建造物
-
スフィンクスそばにある河岸神殿
カフラー王が亡くなるとここ河岸神殿でミイラ作りが行われ、ミイラは参道を通って運ばれて、ピラミッドのふもとにあった葬祭殿で儀式がおこなわれたといわれている
つまり、ピラミッドは単体で造られたものではなく
ピラミッド・葬祭殿・スフィンクス・河岸神殿の4点セットなのだ
ギザで4点残っているのは、カフラー王のこのピラミッドコンプレックスのみ -
こちらはクフ王のピラミッドをバックで
-
この角度から、スフィンクスとチュという図を撮っている人多い
-
さてエジプト初ランチだー
どんなものが出てくるかな? -
石窯でナンのようなパンを焼いている
-
クレオパトラも飲んだというモロヘイヤのスープ
ニンニクが効いていて美味しい、これは自分でも作ってみたい
そしてマンゴジュースが美味し過ぎる
そのまま絞ったような濃厚さ、そのままの果実を食べているみたい -
グアバのジュースも絶品(左上)
こんなに美味しいグアバジュースは初めてだ
チキングリル 味が濃い
今思うとエジプトで美味しいと思ったのは、
マンゴジュース、レモンジュース、アボカドジュースなどのフレッシュジュース
これらはレストランでUS$3~4
どれもしぼりたて100%の、まるで果実を食べているようなフレッシュジュース
でも生ものはお腹こわすかも、という心配もあるので推奨しているわけではない
注文している人は多かったけど、結果、腹痛でツアー参加できなくなった人はいなかった
氷、カットフルーツは避ける、というのは昔からよく言われていることだけど
いくら対策していてもお腹をこわす時はこわす
健康状態、体質、耐性、運などもあると思う
まぁ日本大手ツアーでの参加レストランなら、ある程度のレベルは行っていると思う
ランチの後はメンフィス、サッカラ、ダハシュールのピラミッドまで移動 -
車窓から見ていると、建築途中で放置されているビルがとても多い
鉄筋が屋上からむき出しのまま、しかもそこに人が住んでいる
不思議な国だ -
古王国時代の首都のメンフィス、カイロから南に30㎞ほど
車窓から見た限りは、古代都市の面影は感じられない
メンフィス博物館へ
ラムセス2世の巨象が横たわる
ラムセス2世は最強のファラオ 一番多い遺跡があることでもその力は計り知れる 3000年前に92才まで寿命を全うした
50人以上のお妃、130人以上のお子がいたという
ラムセス2世の最初の正妃はネフェルタリ王妃
本当に力のあるファラオだったんだね
この後は近隣にある世界最古のピラミッドへメンフィス博物館 博物館・美術館・ギャラリー
-
ジェセル王のピラミッドコンプレックス
神殿とピラミッド -
規模は小さめだけどとても緻密にできている印象
-
世界最古のピラミッド・ジェセル王の階段ピラミッドはギザのピラミッドより約100年ほど前のもの
当時主流とされていた台上の墳墓(マスタバ墳)を積み上げて階段状(6段60メートル)にした -
このあたりの砂のアップ
とても細やかな砂粒でサラサラしている
砂嵐になるとさぞかし大変だろう
カメラの機材なども砂がかまないような注意が必要だと思った
私の石砂コレクションへ -
ここからは、ダハシュールの屈折ピラミッド、赤ピラミッド、黒ピラミッドが見渡せられる
ピラミッドというと、まずはギザの3大ピラミッドを思い浮かべるだろうけど、ピラミッドはエジプトでは100基以上作られたという -
そしてダハシュールの砂漠の彼方に見えてきた、屈折ピラミッド
屈折ピラミッド 建造物
-
一角は崩れているも、ピラミッドを覆う化粧石が結構残っている
54度の角度で作ったが、この角度で作り続けるのはムリだと思ったのか、途中から43度に変更していいる -
もともと化粧石で表面は滑らかだった
この完全な姿で見てみたいものだ、ギザの3ピラミッドも -
赤ピラミッド
今度は43度のなだらかな角度で作った、最初の真正ピラミッド
最終的にこの後に造った最大のクフ王のピラミッドは51度なので、試行錯誤して建設したんだろうね
右奥には屈折ピラミッドが見える
階段ピラミッド
屈折ピラミッド
赤ピラミッド
クフ王などギザのピラミッド
という順で進化していく形態が良くわかった赤のピラミッド 建造物
-
日本からのツアーにもれなく付いてくるお土産店めぐり、パピルスのお店
奥にみえるのがパピルス
エジプトのパピルス、paperの語源にもなってる・・世界史などで習うところだからちょっと興味はある
パピルスの茎の断面は三角形(ピラミッドのみならず)
それを削ぎ縦横に組み合わせて紙を作る、簡単には破れないぐらい丈夫だ
紀元前から作られてというから、ピラミッドや神殿など、本当に古代エジプト人は偉大
中国の竹簡が使われるようになるのもだいぶ後だもんね
その頃の日本のは記録さえ残っていない -
香水のお店では、ローズ精油なども購入した
購入量に合わせて香水瓶もつけてもらえる
さらに精油の種類に合わせてバザールでも、香水瓶を購入した
家で色々な香りを楽しんでいる -
もう5時半ぐらいで夕食の時間
-
ピラミッドを間近に見ながら、シーフード
ちょうどラマダン月に当たっていた、日の入りとともに断食が解除され、隣テーブルのエジプト人グループはとても嬉しそうに飲み食いを始めた、そりゃ嬉しいよね、昼間は日の出から水1滴飲めないのだから
あれだけ混んでいた道路も6時以降はガラガラというか、車は見事に皆無
エジプトは熱心なムスリムさんが多い、同じムスリムでもこの後行くトルコはゆるいようだ、ラマダン中でも普通に飲み食いしている人も結構いるそうだ -
とある日、しばらくストリートウォッチング 後ろにはギザのピラミッドの頭が見えている
白いバンのドアが思いっきり開いている・・でも決して停まっているのではない、普通に走っている車だ
観察しているとドア開けっ放しで走っている車多い、7,8割ぐらいは開けているだろうか・・信じられない
その後ろには馬車がのんびり走っている -
公共のバスでさえも開けっ放し・これも走行中
閉開するのがメンド―なのか、風通しよくしているのか・・本意はわからない -
これはどこまで積み上げているのか・・・上が切れちゃうぐらい高い
法規はあるのだろうか、あってもないのと同じなのか・・・ -
車に乗り切れなかったのだろうか、後ろに立っている人がいるよ
馬車の御者みたい -
ピラミッドをバックに、ロバ車やラクダも通る
街中で見るピラミッドのある風景は、こちらではごく日常の風景
道路の真ん中に寂れた感じの遊具があることもさることながら、見飽きない光景
本当に不思議の国、エジプト
この後はカイロの見どころ、カッパドキア、イスタンブールへの旅行記と続きます
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