2023/07/01 - 2023/07/10
6位(同エリア78件中)
こあひるさん
ディナン2日目。
ちょっと郊外の・・薔薇咲く修道院へ。
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7月4日(火)。
このホテルLe Merveilleuse by Infiniti Resortsは朝食付き。
回廊に囲まれた明るいパティオで頂きます。 -
ごくフツーのホテルの朝食ですけれど十分。
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海外旅行では、タクシーで郊外に行きたい時とか、何ヶ所かを巡りたい(見学中の待ちも含む)時とか、次の町へ移動する時とか、いつも宿泊先にタクシー手配と見積もりをお願いして、手配してもらってきました。
今回のベルギー旅行においては、タクシー会社の電話番号を教えてくれるだけで手配をしてくれないようでちょっと困惑しました(2つのホテルでそういう対応だったので、そういうスタイルなんだろうと思いました)。
なのでネットで調べてタクシー会社にメールしてみましたが、タクシー会社数はかなり少ないし、返答はフランス語だし(こちらの英語は通じるし、フランス語を翻訳すればメールなら問題ないですが)、おまけに全額または一部前金と言われ(クレジットカードではなく)・・・ちゃんとした相手なのかわからないし、前金ってのも不安があったので、タクシーでの外出や移動の予約は、現地で自力で確実に手配できる範囲のみ・・に絞ることにしました。 -
当初この日は、Floreffe Abbey とMaredsous Abbeyと2つの修道院を、見学中の待機を含めて巡ろうと計画したのですが・・。
このエリアのタクシー会社はひとつ位しかなく、そこが前金と言ってきたので・・。
どちらかひとつの修道院にしようと思い、HPの写真等を見てFloreffeの方を選びました。
Floreffe Abbey1ヶ所にすれば、ホテルのその場でタクシーを呼んでもらうことはできるだろうし、帰路については、Abbeyの醸造所でタクシーを呼んでもらえると確認しておいたので・・。
しかしながら・・フロントでタクシーを頼むと、1時間くらい待つと言われました。
で・・外のお庭で待つことに・・。
タクシーを電話で呼び出してもなかなか来ずかなり待たされたという口コミをたくさん見かけたので、やはりね・・と思いました。 -
わが家が遅出ってこともあるんですが(笑)、正午ちょっと前にタクシーが来て、12:50位にFloreffe Abbeyに着きました。
ついでにドライバーさんに、フランス語に翻訳した文章を見せると(Dinantに戻りたいので16時に迎えに来てくれるか?)OKしてくれたので、帰りの手段の確保ができひと安心。醸造所Brasserie Du Moulinに頼まなくて済みました。 -
さてと・・醸造所Brasserie Du Moulinってどこかな?
醸造所Brasserie Du Moulinで所定のリーフレットを買って、それを持って修道院の庭の噴水あたりにいれば(1日6回の所定時刻に)、修道院教会内部の見学を案内してくれるということで、せっかくなので中も見たいから、次の所定時刻13:30までに何としても醸造所を見つけないと・・。 -
メインの赤レンガの優美な建物は18世紀のものです。
醸造所Brasserie Du Moulinはメイン建物とは別の離れとわかっているのですが・・どっちにあってどうすれば行けるのかわからない。
メイン建物に入ってうろついていると、女性が声を掛けてくれて場所を教えてくれました。ありがとうございました。 -
修道院の庭の一辺から階段を上った向こうに、もっと古そうな・・というか寂れ感満載の建物があって気になる。
・・でもそれはあとにして探さなきゃ。 -
メイン建物のエントランスを出て道路に戻ると、少し先に下へ降りる階段がありました。
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あ~!あれかぁ!
醸造所Brasserie Du Moulinも13世紀の建物だとか。 -
醸造所Brasserie Du Moulinで所定のリーフレットを購入。
見学が終わったらビールを飲もうね。 -
修道院へ至る道路は緑豊かな並木道。
下った先に門があります。外壁と共に18世紀のものだそう。 -
修道院のお庭に戻りました。ここが待ち合わせの噴水・・だよね。
あまり水、キレイとは言えない噴水だな。
・・にしてもだ~れも見学者いない。 -
この修道院は1121年に、ナミュール伯爵とプレモンストラテン派Premonstratensianの設立者・クサンテンのノルベルトNorbert of Xantenによって建てられました。
渓谷と川を見下ろす丘の上に建つ修道院は、近隣諸国からナミュールを守る上で重要な戦略的位置を占めています。
13~14 世紀にかけては、略奪や相続戦争の勃発など動乱がありました。
18 世紀になってやっと平和が訪れ、修道院を管理していた修道院長は、今日の修道院を構成するほとんどの建物を再建することができました。 -
1750年のバロック様式のファサード。
この後ろに、12世紀~17世紀の修道院教会が隠れています。
後方にちょこっと塔が見えますが、16世紀に造られた修道院教会の塔です。 -
全て修復するにはなかなか手が回らないのでしょうね。
でもかえって良い雰囲気を醸し出しています。 -
赤い薔薇が満開でとてもキレイ~。
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庭の一辺からは、サンブルSambre川と渓谷が見渡せます。
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サンブルSambre川がU字に孤を描く底のあたりの丘に修道院があり、ここからは見えない角度だけれど、修道院側にFloreffe村があります。
今、見えているのは川向うのモディティエンヌMauditienne村です。
時間が余ったら、近隣の村をぶらついてもいいな・・と考えていたのですが、この修道院と村とではかなり高低差があるので、やめとこうと思いました。 -
13時半までヒマなので、薔薇と修道院とのコラボ写真を楽しみました。
メイン建物は、いくつかの異なる築年とデザインとで構成されています。
このファサードは1750年。 -
道路への出入口のある建物は1780年。
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一番豪奢な部分は1750年。
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13時半近くになっても・・だ~れも集合する様子が無い・・ホントに案内してくれるの?ここでいいの?って思っていたら、一人の女性が我々を見つけてくれました。
ツアーガイドというわけではなく、修道院教会The Abbey Churchまで連れて行ってくれて、見終わるまで待っている(見張っている)って感じでした。
こちらが修道院教会です。
先ほど庭で見た1750年のファサードの後ろ側・・塔のある建物・・庭からは見えない教会本体になります。 -
真っ白さが印象的な修道院教会。
こちら側の壁の向こうが1750年のファサードということかな。 -
12世紀や13世紀の部分がどこかしらには残されているようですが、17~18世紀にかけて身廊が増築されたり、装飾が改装されたりしているようです。
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シンプルだけれど上品で美しい教会です。
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翼廊。
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ほかに誰もおらず貸し切り状態。
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19世紀に購入されたバロックオルガン。
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細長い身廊の中央あたりが、そもそも12世紀に造られた最も古い内陣部分。
その後、13世紀や17世紀になって身廊が増長されたり、塔が造られたりしました。
目に見えている装飾等はさほど古くなさそうなので、17~18世紀に改装されたものになるのでしょうか。 -
さて・・・主祭壇の方へ。
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主祭壇へ至る手前に、かなり見事なバロック様式の聖歌隊席が。
身廊のこのあたりは17世紀に増築された部分になります。 -
とてもフォトジェニックなので、見張りも気にせず夢中で・・。
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主祭壇。
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かつてあったバロックの祭壇の赤大理石の柱(ネジネジのやつと思われます)を再利用し、それを真似て造られた柱等と組み合わせて新たな祭壇を造ったようです。
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祭壇脇の小さなチャペル(だったと思う)。
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20分ほど、修道院教会を貸し切り状態で(笑)見学させてもらい、外に出てきました。
修道院内の他の部分をもっと見たいならば、日時・人数の制限がありますが特別な予約visitもあるようです。
メイン建物のある敷地にも、飲み物などを売っているカフェ(?)みたいな棟があり、最初、ここがBrasserie Du Moulinかと思って入ってしまいました。 -
さて・・連れ合いは噴水あたりのベンチに座ってもらって、一人、メイン建物からちょっと離れた朽ちかけたような建物の方へ。
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17世紀のバロックの塔。
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そして庭を見渡せる・・アーチのあるテラス。
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アーチ回廊の後ろは窓もない壁で・・何のための建物だったんだろう?
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正面にメイン建物が見えます。
アーチ回廊からの眺めは計算されているみたい。
リーフレットには、フレンチスタイルの庭と書いてあるから、手前に花やカットされた植木なんかが配置されていたのかもしれない。
そうしたらもっと絵画っぽいステキな眺めでしょう。 -
こんな涼し気なところもあります。
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大体見学が終わって・・まだ14時を過ぎたところ。
タクシーのお迎えは16時なのでだいぶ時間が余っちゃった。
とりあえず修道院のビールを頂きにBrasserie Du Moulinへ。
この醸造所Brasserie Du Moulinの建物の裏手には、修道院の農場があった頃、納屋だった建物などいくつかがあるようです(そちらまで見に行っていませんが)。 -
道路から醸造所Brasserie Du Moulinまで、こんな階段を上り下りしなければなりません。高低差がかなり・・。
醸造所の隣は学校でした。 -
タクシー、16時より早めにちゃんと迎えに来てくれました。
今日は修道院ひとつだけのプランだったから、後はホテルでまったりして過ごしました。
そして18時頃・・特にどこと決めずに夕食を食べに街へ。
お店が閉まっているっぽいので(時間が早すぎるのか、休日なのか、閉店しているのか不明な飲食店が多い)開いていてそこそこの雰囲気ならどこでもいいかな・・って。
通りがかりのA la Ville de a Brugesというレストランに入りました。 -
ベルギーではやっぱりビール。
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トマトサラダ風なもの・・野菜を摂りたい。
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ビールは、今まで何を飲んだかわからなくなってしまったけれど、もう1本。
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連れ合いは・・・何だったかな・・・肉?
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わたしはミートボールのようなもの。
サイドについてきたポテトがとっても美味しい。
フライドポテトは、日本でもわざわざほとんど食べないので、フリッツ(フライドポテト)のお店でフリッツを買って食べる機会はなかったけれど、確かにフライドポテトは美味しかったです。 -
連れ合いはブリュッセルタイプのワッフルがお気に召したようです。
見かけがデカいのでビックリしたけれど、クリームはそんなに甘ったるくないし、ワッフルも、サクッとしながらも口に入れると溶けちゃうみたいな軽さなので・・意外にペロッといけちゃうんです。 -
わたしは・・ウィンナコーヒーだっけかな?
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食事が終わって20時をまわってもまだまだ明るい。
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上り坂をてくてく・・・。
川面が静かで映り込みが完璧。 -
ホテル前庭の紫陽花には、相変わらずテンション上がる。
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1日1ヶ所だとかなりゆっくりできていいな。
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夜景撮りのために、坂を上り下りして出かけるのが億劫で・・今夜はホテルの窓からにしよう。(←横着者)
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今日はホントに移り込みが見事。
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今日も、7分袖1枚くらいのちょうど良い気候でした。
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22時をまわって・・やっと暮れてきました。
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22時半くらい。
リフレクション、今日はキレイなので、やはり橋まで行って撮ったら良かったのかな。 -
しかし・・部屋からの撮影ですら、23時近くになっても切りなかったので、日没時間が遅すぎるこの季節は辛いな。
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部屋の正面。
なんか・・田舎町ってせいもあるんだろうけれど、ホントに静かなんだよね。 -
午前2時過ぎ(←まだ起きてんかい?)・・すっごい雷鳴と、ものすごい勢いの雨が・・。
窓の外は雨のカーテンで真っ白(建物をライトアップする照明のおかげで良く見えた)。怖ろしい位の勢いの雨でした。
翌日、強烈な雨のせいで、紫陽花がほとんどぐったり地べたに倒れていました。
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